日本学生支援機構(JASSO)とは?元教員が給付型・第一種・第二種奨学金などを解説

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大学や短期大学、専門学校、大学院などへの進学を考えるとき、学費や生活費の負担を支える代表的な制度が、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金です。

JASSOには、返済不要の給付奨学金、無利子で借りる第一種奨学金、有利子で借りる第二種奨学金があります。さらに、国内進学と海外留学、進学前に申し込む予約採用と進学後に申し込む在学採用に分かれているため、自分がどの制度を利用できるのか分かりにくいこともあります。

このページでは、日本学生支援機構の役割から、給付型・第一種・第二種の違い、国内進学・大学院・海外留学で利用できる制度、家計急変や災害時の支援、申込方法、卒業後の返還までをまとめて解説します。個々の奨学金についても、対象者や支援内容、申込時の注意点を確認できます。

奨学金は、進学後に探し始めるのではなく、利用できる制度と申込時期を早めに把握しておくことが重要です。博士号を持つ元教員・塾講師が、複雑な制度の違いを整理し、自分に合う支援を見つけるための考え方を分かりやすく説明します。

目次

セクション1|日本学生支援機構(JASSO)とは

日本学生支援機構は、奨学金、留学生支援、学生生活支援を行う文部科学省所管の独立行政法人です。英語名「Japan Student Services Organization」の頭文字を取り、JASSO(ジャッソ)と呼ばれています。

国内では、返済不要の給付奨学金や、返済が必要な第一種・第二種奨学金を扱う公的機関として広く知られています。

日本育英会の奨学金事業を引き継いだ機関

日本学生支援機構は、2004年4月に設立されました。

前身の一つが、長年にわたって学生への奨学金貸与を行っていた日本育英会です。日本育英会の奨学金事業に加えて、当時の複数の機関が行っていた留学生支援や学生生活支援などの事業を整理・統合し、日本学生支援機構が発足しました。

そのため、「日本育英会がJASSOに名称を変更した」と説明されることがありますが、厳密には単純な名称変更ではありません。日本育英会の奨学金事業を引き継ぎながら、留学生支援や学生生活支援も担う、より幅広い学生支援機関として設立されています。

国の奨学金制度を実務面で支える中核機関

日本学生支援機構は、国が設けた奨学金制度について、募集、審査、採用、奨学金の支給・貸与、在学中の継続手続き、卒業後の返還管理などを担っています。

ただし、奨学金を希望する学生が、必ずJASSOへ直接申し込むわけではありません。国内進学向けの予約採用は在籍する高校等、在学採用は進学先の大学・短期大学・高等専門学校・専門学校等を通して申し込むのが基本です。

JASSOの奨学金には、返済不要の給付奨学金、無利子で借りる第一種奨学金、有利子で借りる第二種奨学金があります。このほか、大学院生向けの貸与型奨学金や授業料後払い制度、家計が急変した学生への支援、海外留学向けの奨学金などもあります。

対象者、支援額、申込時期、返済の有無は制度によって異なります。「JASSOの奨学金」という一つの制度があるのではなく、進学先や学年、家計状況、必要な支援に応じて利用する制度を選ぶ仕組みです。

奨学金以外の学生支援も行っている

日本学生支援機構の事業は、大きく奨学金、留学生支援、学生生活支援の3分野に分かれています。

留学生支援では、海外留学を希望する日本人学生への情報提供や奨学金、日本で学ぶ外国人留学生への支援、日本留学試験(EJU)の実施などを行っています。

学生生活支援では、障がいのある学生への支援体制に関する調査や情報提供、大学等の担当者を対象とした研修、キャリア教育・就職支援に関する情報提供などを行っています。

このように、JASSOは奨学金を支給・貸与するだけの団体ではありません。国内進学、海外留学、外国人留学生の受入れ、学生生活上の課題を幅広く支援する公的機関です。

このページでは、そのなかでも日本人学生に関係の深い、国内進学と海外留学の奨学金を中心に説明します。

セクション2|日本学生支援機構の奨学金は基本的に3種類

日本学生支援機構が国内進学者に提供する奨学金は、返済不要の給付奨学金、無利子で借りる第一種奨学金、有利子で借りる第二種奨学金の3種類に大別できます。

給付奨学金は、受け取ったお金を原則として返す必要がありません。一方、第一種と第二種は学生本人が借りる貸与型奨学金であり、卒業後などに返還する必要があります。

種類返済利息主な特徴
給付奨学金原則不要なし家計基準と学業等に関する基準を満たした人に支給される
第一種奨学金必要無利子利息は付かないが、家計基準と学業基準が設けられている
第二種奨学金必要有利子第一種より選択できる貸与月額の幅が広い

ただし、この3種類は主に国内の大学・短期大学・高等専門学校・専門学校等へ進学する場合の基本的な区分です。大学院生や海外留学を希望する人には、対象者や支援内容が異なる制度もあります。

返済不要の給付奨学金

給付奨学金は、経済的な理由で進学や修学が難しい学生を支援する返済不要の奨学金です。大学、短期大学、高等専門学校、専門課程を置く専修学校などのうち、国や自治体の確認を受けた学校・学科が対象になります。

採用には、世帯の所得や資産に関する家計基準と、学修意欲や成績などに関する基準があります。支給額は一律ではなく、世帯の所得区分、進学先が国公立か私立か、自宅から通うか自宅外から通うかなどによって異なります。

給付奨学金の対象者は、高等教育の修学支援新制度による授業料・入学金の減免も受けられる可能性があります。ただし、給付奨学金として毎月受け取る金額と、学校へ納める授業料・入学金の減免は別の支援です。

また、多子世帯に対する授業料・入学金の減免では、給付奨学金の支給額が0円となっても、授業料等の減免だけを受けられる場合があります。そのため、給付奨学金の振込みがないことだけを理由に、修学支援新制度の対象外とは判断できません。

無利子で借りる第一種奨学金

第一種奨学金は、卒業後などに返還する必要がある貸与型奨学金です。借りた金額に利息は付きません。

大学、短期大学、高等専門学校、専門学校、大学院などが対象ですが、学校種や入学年度などによって選択できる貸与月額が異なります。申込みには家計基準と学業基準があり、基準を満たしても必ず採用されるとは限りません。

給付奨学金と第一種奨学金を併用することもできます。ただし、給付奨学金や授業料等減免を受ける場合は、第一種奨学金の貸与月額が減額されたり、区分によっては0円になったりすることがあります。これを併給調整といいます。

第一種は無利子ですが、借りた元金の返還は必要です。「利息が付かないから多く借りても問題ない」と考えず、卒業後の返還額まで確認して月額を決めることが重要です。

有利子で借りる第二種奨学金

第二種奨学金も、卒業後などに返還する貸与型奨学金です。第一種との大きな違いは、貸与終了後の返還額に利息が加わることです。

第一種より選択できる貸与月額の幅が広く、第一種だけでは学費や生活費が足りない場合にも利用できます。第一種と第二種の両方を借りる併用貸与もありますが、併用すれば卒業後に返還する総額も大きくなります。

第二種では、毎月借りる金額だけでなく、貸与期間、利率の決まり方、卒業後の返還月額、返還が終わるまでの期間を確認する必要があります。月額では負担が小さく見えても、4年間や6年間借り続ければ、貸与総額は数百万円になる可能性があります。

まず給付型を確認し、不足額だけを借りる

進学費用に不安がある場合は、最初に給付奨学金と授業料等減免の対象になるかを確認します。そのうえで不足する金額を計算し、貸与型が必要なら、無利子の第一種を優先して検討するのが基本です。第一種だけでは不足する場合や第一種の基準に該当しない場合に、第二種を検討します。

給付奨学金、第一種、第二種は、条件を満たせば組み合わせて利用できます。ただし、利用できる制度をすべて上限まで申し込むのではなく、進学に必要な金額と家庭から準備できる金額を整理し、将来返還できる範囲で貸与額を決めることが大切です。

セクション3|自分が利用できる奨学金を3つの区分から探す

日本学生支援機構には複数の奨学金があり、同じ給付型や貸与型でも、進学先や申込時期によって対象者と条件が異なります。

自分が利用できる制度を探すときは、次の3点から整理すると分かりやすくなります。

  • 国内進学か海外留学か
  • どの学校段階で利用するか
  • 進学前か進学後か
現在の状況最初に確認する制度
高校等に在学し、国内の大学等へ進学する予定予約採用
国内の大学・短大・高専・専門学校等に在学中在学採用
国内の大学院へ進学する、または在学している大学院生向け第一種・第二種、授業料後払い制度
在学中に家計が急変した家計急変採用、緊急採用・応急採用
海外大学で学位取得を目指す学部学位取得型、大学院学位取得型、海外向け貸与奨学金
国内の大学等から交換留学する海外留学支援制度(協定派遣)
高校生または大学生等が独自の留学計画を実行するトビタテ!留学JAPAN

国内進学か海外留学か

国内の大学等へ進学する場合は、給付奨学金、第一種奨学金、第二種奨学金が基本になります。進学先や家計状況によっては、授業料・入学金の減免や入学時特別増額貸与奨学金も利用できます。

一方、海外留学向けの制度は、国内向けの奨学金をそのまま海外用に置き換えたものではありません。

  • 海外大学を卒業して学位を取得する場合:学部学位取得型・大学院学位取得型
  • 国内の大学等に在籍したまま交換留学する場合:協定派遣
  • 学生自身が留学計画を作成して応募する場合:トビタテ!留学JAPAN
  • 海外大学・大学院への進学に利用できる貸与型奨学金もあり

そのため、海外留学の場合は「海外の学校を卒業して学位を取得するのか」「国内の学校に在籍したまま留学するのか」まで確認する必要があります。

どの学校段階で利用するか

国内進学向けの奨学金は、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)、大学院などが対象です。ただし、すべての学校段階で同じ制度を利用できるわけではありません。

  • 給付奨学金・授業料等減免:大学・短大・高専・専門学校等が対象(大学院は通常対象外)
  • 大学院生:第一種・第二種の貸与型奨学金、授業料後払い制度が選択肢
  • 高専:対象になる学年が限られる
  • 通信教育課程:対象になる場合があるが、支給額や貸与方法が異なることがある

高校生が予約採用に申し込む場合、奨学金を高校在学中の学費に利用するわけではありません。予約採用は、進学後に利用する奨学金を高校等を通して進学前に申し込む仕組みです。

進学前に申し込む予約採用

予約採用は、国内の大学、短期大学、高等専門学校、専門学校等へ進学する前に申し込む制度です。原則として在籍する高校等を通して手続きを行います。

予約採用で採用候補者になっても、その時点で奨学金の支給・貸与が始まるわけではありません。進学後に「進学届」を提出し、必要な手続きを完了してから振込みが始まります。

また、予約採用で採用候補者になっても、進学しなかった場合や対象外の学校へ進学した場合は利用できません。

進学後に申し込む在学採用

在学採用は、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校、大学院などへ進学した後に申し込む制度です。予約採用へ申し込まなかった人や、予約採用で不採用だった人も、条件を満たせば在学採用へ申し込めます。

申込みは在籍する学校の奨学金担当窓口を通して行います。募集時期や締切は学校によって異なるため、学校からの案内も必ず確認する必要があります。

予約採用で不採用になった人が、在学採用でも必ず不採用になるとは限りません。所得情報や本人の状況、申込み年度などが変われば、選考結果が変わる可能性があります。

家計が急変した場合は通常募集を待たずに相談する

生計維持者の死亡、病気、非自発的な失業、災害などによって家計が急変した場合は、通常の予約採用や在学採用とは別の制度を利用できる可能性があります。

  • 給付奨学金:家計急変採用
  • 第一種奨学金:緊急採用
  • 第二種奨学金:応急採用

制度によって申込期限や審査方法が異なるため、家計が急変したときは次の定期募集を待たず、在籍する学校の奨学金担当窓口へ早めに相談することが重要です。

セクション4|国内の大学・短大・専門学校等で利用できる奨学金

国内の大学、短期大学、高等専門学校、専門課程を置く専修学校へ進学する場合は、返済不要の給付奨学金、無利子の第一種奨学金、有利子の第二種奨学金が主な選択肢になります。

給付奨学金の対象者は、授業料・入学金の減免も受けられる可能性があります。第一種と第二種は毎月一定額を借りる制度ですが、入学時に限って一時金を追加できる入学時特別増額貸与奨学金もあります。

制度返済主な支援
給付奨学金原則不要毎月の給付金と授業料等減免
第一種奨学金必要無利子の月額貸与
第二種奨学金必要有利子の月額貸与
入学時特別増額貸与奨学金必要入学後に受け取る有利子の一時金

給付奨学金と授業料等減免

給付奨学金は、家計基準と学業等に関する基準を満たす学生に支給される返済不要の奨学金です。

対象は、大学、短期大学、高等専門学校の第4学年以上、専門課程を置く専修学校のうち、高等教育の修学支援新制度の対象として確認された学校・学科です。進学先が対象校でなければ、家計基準を満たしていても利用できません。

給付月額・授業料等減免・家計基準を確認する

給付奨学金では、世帯の所得や資産に基づいて支援区分が決まります。単純な年収だけで判定するのではなく、本人と生計維持者の住民税情報、家族構成、資産などを使って審査されます。

給付月額

大学、短期大学、専門学校の通常課程に通う場合の月額は、次のとおりです。

支援区分国公立・自宅国公立・自宅外私立・自宅私立・自宅外
第1区分29,200円66,700円38,300円75,800円
第2区分19,500円44,500円25,600円50,600円
第3区分9,800円22,300円12,800円25,300円
第4区分(多子世帯)7,300円16,700円9,600円19,000円

生活保護を受けている生計維持者と同居している人や、児童養護施設等から通学する人は、自宅通学でも別に定められた月額が適用されます。

自宅外通学の金額を受け取るには、生計維持者と別居し、学生本人または生計維持者が家賃を負担していることなどの要件を満たし、証明書類を提出する必要があります。一人暮らしをしていれば自動的に自宅外月額になるわけではありません。

高等専門学校の第4学年以上では、大学等とは異なる給付月額が設定されています。

支援区分国公立・自宅国公立・自宅外私立・自宅私立・自宅外
第1区分17,500円34,200円26,700円43,300円
第2区分11,700円22,800円17,800円28,900円
第3区分5,900円11,400円8,900円14,500円
第4区分(多子世帯)4,400円8,600円6,700円10,900円

通信教育課程では月額ではなく、原則として年1回支給されます。年額は第1区分が51,000円、第2区分が34,000円、第3区分が17,000円、第4区分の多子世帯が12,800円です。

授業料・入学金の減免

給付奨学金の対象者は、進学先の学校で授業料・入学金の減免も受けられる可能性があります。給付奨学金は本人の口座へ振り込まれますが、授業料等減免は学校が行う別の支援です。

学校種国公立・入学金国公立・授業料年額私立・入学金私立・授業料年額
大学282,000円535,800円260,000円700,000円
短期大学169,200円390,000円250,000円620,000円
高等専門学校84,600円234,600円130,000円700,000円
専門学校70,000円166,800円160,000円590,000円

第2区分は原則として全額支援の3分の2、第3区分は3分の1が目安です。多子世帯は、所得にかかわらず上表の金額を上限とする授業料等減免の対象になります。実際の授業料や入学金が上限より低い場合は、学校へ納める金額までが支援対象です。

入学金の減免には、入学後の一定期間内に申し込むことなどの条件があります。給付奨学金の申込みとは別に、学校で授業料等減免の手続きが必要になる場合があるため、進学先への確認が必要です。

多子世帯の条件

多子世帯支援は、単に3人きょうだいであれば利用できる制度ではありません。

原則として、生計維持者が扶養する「子ども」の数が3人以上であり、奨学金を申し込む学生本人も生計維持者に扶養されている必要があります。判定には、申込時の申告内容と住民税情報に記録された扶養親族の数が使われます。

2026年度住民税を用いる判定からは、一定の条件を満たす学生年代のきょうだいについて、税法上の扶養親族から外れていても「子ども」として数えられる場合があります。ただし、きょうだいの収入や年齢によって扱いが異なり、別途申告が必要になることもあります。

多子世帯の「所得制限なし」は、給付奨学金が所得に関係なく毎月支給されるという意味ではありません。収入が第4区分を超える場合や、本人と生計維持者の資産合計が5,000万円以上3億円未満の場合は、授業料等減免の対象になっても、給付奨学金の振込額は0円になります。

給付額が0円でも、給付奨学生としての在籍報告などの手続きは必要です。

学業等に関する基準

給付奨学金は、採用時だけでなく、採用後も学業等に関する基準が確認されます。単位の取得状況、出席状況、学修意欲などによっては、支援が警告、停止、廃止となる可能性があります。

成績不振の程度によっては、それまでに受け取った給付奨学金や授業料等減免分の返還を求められる場合もあります。ただし、災害、病気、その他のやむを得ない事情がある場合は、その事情を考慮して判定されます。

第一種奨学金

第一種奨学金は、利息が付かない貸与型奨学金です。借りた元金は返還する必要がありますが、第二種のような利息は加算されません。

給付奨学金より家計基準の範囲が広い一方、第二種より学業基準と家計基準が厳しく設定されています。

第一種奨学金の貸与月額・選考基準・注意点を確認する

第一種奨学金の貸与月額は、学校種、国公立か私立か、自宅通学か自宅外通学かによって異なります。

2018年度以降に大学へ入学した人が選択できる月額は、次のとおりです。

大学自宅通学自宅外通学
国公立20,000円、30,000円、45,000円20,000円、30,000円、40,000円、51,000円
私立20,000円、30,000円、40,000円、54,000円20,000円、30,000円、40,000円、50,000円、64,000円

自宅外通学者は、自宅通学者向けの月額を選ぶこともできます。ただし、申込時の家計収入が一定額を超える場合は、表中の最高月額を選択できません。

短期大学と専門学校では、国公立の月額は大学と同じです。私立の自宅通学は20,000円、30,000円、40,000円、53,000円、自宅外通学は20,000円、30,000円、40,000円、50,000円、60,000円から選びます。

高等専門学校では、本科1~3年生と本科4・5年生・専攻科で貸与月額が異なります。本科4・5年生と専攻科では、大学等に近い月額が設定されています。

第一種では、家計基準と学業基準の両方を満たす必要があります。基準を満たしても必ず採用されるわけではなく、学校からJASSOへ推薦された後に選考が行われます。

給付奨学金と第一種を併用する場合

給付奨学金と第一種奨学金は併用できますが、第一種の貸与月額には併給調整が行われます。支援区分や学校種、通学形態によっては、第一種の貸与月額が減額されたり、0円になったりします。

第一種の採用者であっても、給付奨学金を受け始めたことで第一種の振込みがなくなる場合があります。一方、給付奨学金の支援区分が変われば、第一種の貸与月額も変更される可能性があります。

無利子でも返還は必要

第一種は無利子ですが、返済不要の奨学金ではありません。

例えば、月額50,000円を4年間借りると、貸与総額は240万円になります。利息は付きませんが、卒業後に240万円を返還する必要があります。無利子であることだけで判断せず、必要な金額に月額を抑えることが大切です。

第二種奨学金

第二種奨学金は、利息が付く貸与型奨学金です。第一種より選択できる月額の幅が広く、第一種だけでは学費や生活費が足りない場合にも利用できます。

一方、卒業後は借りた元金に利息を加えて返還するため、貸与総額と返還総額を分けて考える必要があります。

第二種奨学金の貸与月額・利率・返還総額を確認する

大学、短期大学、高等専門学校の本科4・5年生と専攻科、専門学校では、月額20,000円から120,000円まで、10,000円刻みで選択できます。

高等専門学校の本科1~3年生は、第二種奨学金の対象外です。

私立大学の医・歯学課程では、月額120,000円に40,000円を加え、最大160,000円にできます。私立大学の薬・獣医学課程では、月額120,000円に20,000円を加え、最大140,000円にできます。

在学中には利息が付かない

第二種は有利子ですが、在学中は利息が付きません。適用される利率は、貸与を開始したときではなく、貸与が終了した月に決まります。

そのため、申込時点で卒業後に適用される利率を確定することはできません。

利率の決まり方

第二種では、次のいずれかを選びます。

  • 利率固定方式:貸与終了時に決まった利率が返還終了まで適用される
  • 利率見直し方式:貸与終了時に決まった利率をおおむね5年ごとに見直す

基本月額の利率は年3%が上限です。利率の算定方法は申込時に選択しますが、貸与終了年度の一定時期までは変更できます。貸与終了後は変更できません。

返還額の例

月額100,000円を4年間借りると、貸与総額は480万円です。

これを20年間で返還する場合、JASSOの試算では次のとおりです。

  • 適用利率 年2%:毎月24,478円、返還総額 5,874,754円(利息約107万円)
  • 適用利率 年3%:毎月26,914円、返還総額 6,459,510円(利息約166万円)

第二種は月額を高くすると在学中の負担を補いやすくなりますが、その分、卒業後の返還額と返還期間が大きくなります。希望する月額ではなく、必要最小限の月額を選ぶことが重要です。

第一種と第二種は併用できる

第一種と第二種の両方を同時に借りることを併用貸与といいます。併用貸与では、それぞれの奨学金について選択した月額を受け取れます。

ただし、第一種と第二種の両方に採用されるには、併用貸与の家計基準を満たす必要があります。また、卒業後は第一種の元金と、第二種の元金・利息をそれぞれ返還します。

例えば、私立大学へ自宅外から通い、第一種を月額64,000円、第二種を月額120,000円として4年間借りると、貸与元金だけで883万2,000円になります。

実際には家計基準や併給調整によって最高月額を選べない場合がありますが、併用貸与では返還総額が大きくなりやすい点に注意が必要です。

第一種で足りない金額を第二種で補う場合も、先に年間の不足額を計算し、必要な範囲だけを第二種で借りるのが基本です。

入学時特別増額貸与奨学金

入学時特別増額貸与奨学金は、第一種または第二種に加えて、入学した月の奨学金に一時金を上乗せして借りる制度です。

名称に「入学時」とありますが、合格直後や入学手続き前に受け取れる制度ではありません。

貸与額・利用条件・振込時期を確認する

貸与額は、次の5種類から選択します。

  • 100,000円
  • 200,000円
  • 300,000円
  • 400,000円
  • 500,000円

貸与は1回だけで、第一種または第二種の初回振込みに加算されます。入学時特別増額貸与奨学金だけを単独で利用することはできません。

対象になるのは、原則として、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」へ申し込んだものの利用できなかった世帯の学生です。ただし、家計状況によっては「国の教育ローン」への申込みが不要になる場合があります。

最大の注意点は、入学前には振り込まれないことです。大学等へ支払う入学金や前期授業料の納付期限に間に合わない可能性があるため、入学手続き費用を準備する方法として、この奨学金だけを当てにすることはできません。

入学時特別増額貸与奨学金は有利子です。基本となる第二種の利率とは別に、増額部分には原則として上乗せされた利率が適用されます。必要額を超えて借りると、その分だけ卒業後の返還負担も増えます。

セクション5|国内の大学院生が利用できるJASSOの奨学金

国内の大学院に進学する場合、JASSOの支援は貸与型が中心です。

大学・短期大学・専門学校などの学生を対象とするJASSOの給付奨学金や授業料等減免制度は、大学院生には適用されません。

国内の大学院生が検討できる主な制度は、次の3つです。

制度対象利子主な支援内容
第一種奨学金修士・博士・専門職大学院など無利子毎月一定額を借りる
第二種奨学金修士・博士・専門職大学院など有利子毎月一定額を借りる
授業料後払い制度修士課程相当・専門職学位課程無利子授業料と生活費の一部を借り、卒業後に返還する

いずれも、原則として返還が必要な制度です。

ただし、大学院の第一種奨学金には、在学中の業績によって返還額の全額または半額が免除される制度があります。

大学院の第一種奨学金

第一種奨学金は、無利子で借りられる奨学金です。

大学院で利用する場合は、修士課程相当と博士課程相当で貸与月額が異なります。学力基準と家計基準があり、申し込めば必ず採用されるわけではありません。

大学院の第一種奨学金の貸与額・条件を見る

第一種奨学金の貸与月額は、次のとおりです。

課程選択できる月額
修士課程相当5万円・8万8,000円
博士課程相当8万円・12万2,000円

修士課程相当には、修士課程、博士前期課程、専門職大学院、法科大学院、一貫制博士課程の前期相当分などが含まれます。

博士課程相当には、博士後期課程、医学・歯学・薬学・獣医学の博士課程、一貫制博士課程の後期相当分などが含まれます。

たとえば、修士課程で月額8万8,000円を2年間借りた場合、貸与総額は211万2,000円です。

博士課程で月額12万2,000円を3年間借りた場合は、貸与総額が439万2,000円になります。

第一種奨学金は無利子ですが、返還が不要になるわけではありません。返還免除の認定を受けた場合を除き、貸与終了後に借りた金額を返還します。

大学院の家計基準は、原則として申込者本人と配偶者の住民税情報をもとに判定されます。学部段階の奨学金とは異なり、原則として父母の収入を基準にする制度ではありません。

申込みは大学院を通して行います。進学前の予約採用を実施するか、入学後に募集するか、どの時期に申し込めるかは大学院によって異なるため、進学予定先の奨学金窓口を早めに確認してください。

大学院の第二種奨学金

第二種奨学金は、利子が付く貸与型奨学金です。

第一種より選択できる金額が多く、家計基準も第一種より広く設定されています。ただし、貸与月額を高くするほど、卒業後の返還負担も大きくなります。

大学院の第二種奨学金の貸与額・条件を見る

大学院の第二種奨学金では、次の月額から選択します。

  • 5万円
  • 8万円
  • 10万円
  • 13万円
  • 15万円

法科大学院で法学を履修する課程では、月額15万円を選択した場合に限り、4万円または7万円を増額できます。増額後の貸与月額は、19万円または22万円です。

たとえば、修士課程で月額10万円を2年間借りた場合、貸与総額は240万円です。実際の返還額には、これに利子が加わります。

第二種奨学金は、在学中には利子が付きません。貸与終了時に適用される利率によって、その後の返還総額が決まります。

大学院の第二種奨学金も、申込者本人と配偶者の収入をもとに家計基準が判定されます。第一種と第二種を同時に借りる「併用貸与」も可能ですが、併用貸与には第一種のみ、第二種のみの場合とは異なる家計基準があります。

第一種と第二種を併用すると、毎月受け取れる金額は増えます。一方で、卒業時の借入総額が大きくなりやすいため、研究費、授業料、生活費を分けて計算し、本当に不足する金額に合わせて貸与月額を決めることが大切です。

大学院の授業料後払い制度

授業料後払い制度は、修士課程相当または専門職学位課程で学ぶ人を対象とした貸与制度です。

在学中の授業料負担を抑え、卒業後の所得に応じてJASSOへ返還する仕組みです。名前に「後払い」とありますが、授業料が免除される制度ではありません。

授業料後払い制度の対象・支援額・返還方法を見る

対象となるのは、修士課程、博士前期課程、一貫制博士課程の前期相当分、専門職学位課程などです。

博士後期課程など、博士課程相当の学生は対象になりません。

支援は、授業料に充てる「授業料支援金」と、在学中の生活費に充てる「生活費奨学金」に分かれています。

授業料支援金の上限

大学院の区分年間の上限額
国公立53万5,800円
私立77万6,000円

実際に借りられるのは、大学院が指定した授業料の金額までです。授業料が上限額より少ない場合は、実際の授業料が貸与額の基準になります。

生活費奨学金

  • 月額2万円
  • 月額4万円
  • 利用しない

授業料支援金と生活費奨学金はいずれも無利子です。

ただし、授業料後払い制度では機関保証の利用が必須です。授業料支援金では保証料相当額が貸与額に加算され、生活費奨学金では保証料が差し引かれた金額が本人の口座に振り込まれます。

授業料支援金は、JASSOから大学院へ直接振り込まれるのが原則です。ただし、大学院とJASSOの契約状況などによっては、本人の口座へ振り込まれる場合があります。

授業料後払い制度の申込資格、学力基準、家計基準は、大学院の第一種奨学金と同じです。

第一種奨学金との併用はできませんが、一定の条件を満たせば第二種奨学金とは併用できます。

卒業後の返還方法は、所得に応じて毎月の返還額が決まる「所得連動返還方式」に限られます。

返還開始から最初の9月までは月額2,000円で、その後も年収が300万円程度になるまでは、原則として最低返還月額の2,000円となります。

ただし、毎月の返還額が少ない期間が続けば、その分だけ返還期間は長くなります。所得が低ければ借りた金額が減るという制度ではありません。

第一種と第二種は併用できる

大学院では、第一種奨学金と第二種奨学金を同時に借りることもできます。

ただし、併用貸与は受け取れる金額が大きい一方で、卒業時の借入総額も大きくなります。

たとえば、修士課程で第一種の月額8万8,000円と、第二種の月額10万円を2年間借りると、貸与総額は451万2,000円です。このうち第二種には、貸与終了後の利子も加わります。

併用できるかどうかだけで判断せず、卒業後の収入見込みと毎月の返還額まで確認したうえで利用する必要があります。

第一種には返還免除制度がある

大学院で第一種奨学金を借りた人には、「特に優れた業績による返還免除制度」があります。

第一種奨学金の貸与期間中に特に優れた業績を挙げたと認定された場合、第一種奨学金の全額または半額が返還免除になります。

評価の対象は、研究論文や学会発表だけではありません。発明や発見、授業での成績、研究活動、専攻分野に関係する文化・芸術・スポーツでの実績、ボランティアなどの社会貢献も評価対象になることがあります。

申請は、原則として第一種奨学金の貸与が終了する年度に、在籍する大学院を通して行います。大学院から推薦された人をJASSOが審査し、返還免除の対象者を決定します。

第一種奨学金を借りた大学院生全員が免除される制度ではありません。また、第二種奨学金は、この業績による返還免除の対象外です。

返還免除を前提に借入額を決めるのではなく、免除されなかった場合にも返還できる金額に抑えておくことが重要です。

大学院独自の給付支援も確認する

JASSOの国内大学院向け支援は貸与型が中心ですが、大学院によっては独自の給付奨学金や授業料免除制度を設けています。

このほか、民間財団の給付奨学金、地方公共団体の奨学金、TA・RAによる給与、博士課程学生向けの研究支援制度などを利用できる場合があります。

返還不要の支援を先に確認し、それでも不足する金額について、第一種奨学金、授業料後払い制度、第二種奨学金の順に検討すると、卒業後の負担を抑えやすくなります。

セクション6|海外留学に利用できるJASSOの支援

JASSOの海外留学支援は、「給付型・第一種・第二種」という三つの区分だけでは整理できません。海外の大学で学位取得を目指すのか、日本の学校に在籍したまま交換留学するのか、自分で計画した探究・実践型の留学に挑戦するのかによって、対象となる制度が異なります。

まずは、留学の目的から利用できる可能性がある制度を確認しましょう。

留学の目的利用できる可能性がある制度
海外の大学で学士号を取得する海外留学支援制度(学部学位取得型)、第二種奨学金(海外)
海外の大学院で修士号・博士号を取得する海外留学支援制度(大学院学位取得型)、第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)、第二種奨学金(海外)
日本の学校に在籍したまま交換留学する海外留学支援制度(協定派遣)
自分でテーマや活動を設計して留学するトビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム
国内の奨学金を利用しながら短期留学する第一種・第二種奨学金の継続、留学時特別増額貸与奨学金

海外留学向けの給付型奨学金は返済する必要がありませんが、採用人数が限られており、語学力、学業成績、留学計画などによる選考があります。

第一種奨学金と第二種奨学金は、卒業後に返還が必要な貸与型奨学金です。海外留学では、授業料だけでなく、住居費、保険料、渡航費、ビザ申請費、為替変動による負担も発生します。奨学金だけで全費用を賄えるとは限らないため、留学全体の資金計画を立てることが大切です。

海外の大学で学士号を取得する人

海外の大学に正規学生として入学し、学士号の取得を目指す人には、「海外留学支援制度(学部学位取得型)」があります。

交換留学や語学留学のための制度ではありません。海外の大学を卒業して学位を取得することを目的とした長期留学が対象です。

海外留学支援制度(学部学位取得型)の詳細

海外留学支援制度(学部学位取得型)は、海外の大学で学士号を取得する日本人学生などを対象とした返済不要の奨学金です。

対象となるのは、海外の大学の学士課程に正規学生として入学する人です。コミュニティカレッジなどに入学した後、四年制大学への編入を目指す計画は原則として対象になりません。

日本の高校卒業資格だけでは海外大学に直接入学できない場合は、大学進学に必要なファウンデーションコースなどが支援対象に含まれることがあります。ただし、英語力を高めることだけを目的とした語学コースは対象外です。

支援期間は、原則として学士号の取得に必要な標準修業年限です。一般的な四年制大学の場合は、最長4年間が目安になります。

2026年度の支給額は、留学先の国・地域によって月額13万9,000円から35万2,000円です。アメリカ、カナダ、イギリスは月額35万2,000円、オーストラリアとニュージーランドは月額29万7,000円、フランスやドイツなどは月額19万4,000円、台湾は月額13万9,000円となっています。新規採用者には、別途、渡航支援金が支給されます。

2027年度の支給額は国の予算成立後に決まるため、上記と同じ金額になるとは限りません。また、留学先大学の授業料が別に全額支給される制度ではないため、奨学金で不足する費用は自分で準備する必要があります。

2027年度募集の主な応募条件は、次のとおりです。

  • 日本国籍または日本への永住資格があること
  • 応募時に日本国内に居住していること
  • 応募期限時点で大学などの高等教育機関へ進学した経験がないこと
  • 高校などを卒業してから一定期間以内であること
  • 5段階評価で3.7以上を目安とする学業成績があること
  • JASSOが定める語学力を満たしていること
  • 家計支持者全員の2025年の収入合計が2,000万円以下であること
  • 海外大学で学士号を取得する明確な計画があること

英語で授業を受ける場合、2027年度募集ではIELTS 6.0以上などが基準です。TOEFL iBTは、2026年1月20日以前に受験した試験では80点以上、同年1月21日以降の新しいスコア表示ではOverall 4.0以上が求められます。

2027年度の個人応募は、2026年9月24日13時が登録期限です。応募書類の提出期限は同年10月1日13時です。このほか、対象となる高校生には、都道府県を通じた推薦枠が設けられる場合があります。

募集時期、語学力の基準、対象となる学校、提出書類は年度によって変わるため、必ず応募年度の募集要項を確認してください。

海外の大学院で修士号・博士号を取得する人

海外の大学院で修士号または博士号の取得を目指す人には、「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」があります。

返済不要の奨学金ですが、学業成績や語学力だけでなく、研究計画、留学の必要性、将来性なども含めて選考されます。

海外留学支援制度(大学院学位取得型)の詳細

海外留学支援制度(大学院学位取得型)は、海外の大学院に正規学生として入学し、修士号または博士号の取得を目指す人を対象とした返済不要の奨学金です。

支援期間は、修士課程が原則として最長24か月、博士課程が最長36か月です。ただし、留学先大学院の標準修業年限を超えて支援を受けることはできません。

2026年度の支給額は、留学先の国・地域によって月額17万7,000円から38万8,000円です。アメリカ、カナダ、イギリスは月額38万8,000円、オーストラリアは月額33万5,000円、フランスやドイツなどは月額23万円、タイは月額17万7,000円となっています。新規採用者には、別途、渡航支援金が支給されます。

2027年度の支給額は国の予算成立後に決まるため、上記と同じ金額になるとは限りません。また、授業料の実額が別に全額支給される制度ではありません。

2027年度募集の主な応募条件は、次のとおりです。

  • 日本国籍または日本への永住資格があること
  • 海外の大学院で修士号または博士号の取得を目指すこと
  • 修士課程は2027年4月1日時点で35歳未満、博士課程は40歳未満であること
  • JASSOの計算方法による成績評価係数が3.00以上であること
  • JASSOが定める語学力を満たしていること
  • 留学目的や研究計画が明確であること

英語で研究や授業を行う場合、2027年度募集ではIELTS 6.5以上などが基準です。TOEFL iBTは、2026年1月20日以前に受験した試験では95点以上、同年1月21日以降の新しいスコア表示ではOverall 5.0以上が求められます。

日本の大学または大学院に在籍している人や卒業した人は、原則として在籍校・出身校を通じて応募します。取りまとめを行う大学がない場合などに限り、個人応募が認められます。

2027年度募集では、応募登録が2026年10月1日13時まで、応募書類の提出が同年10月8日13時までです。

通常枠とは別に、世界トップレベルの大学で理系分野の博士号取得を目指す人を対象とした特別枠もあります。特別枠では、審査を経て、奨学金などを含む年間約1,000万円までの支援を受けられる場合があります。

日本の学校に在籍したまま交換留学する人

日本の大学などに在籍したまま、学校間の交流協定に基づいて海外へ留学する場合は、「海外留学支援制度(協定派遣)」の対象になる可能性があります。

学生がJASSOへ直接申し込む制度ではありません。まず大学などが留学プログラムをJASSOへ申請し、採択されたプログラムの参加者の中から、学校が支援対象者を選考します。

海外留学支援制度(協定派遣)の詳細

海外留学支援制度(協定派遣)は、日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校などに在籍する学生が、学校間の交流協定などに基づいて海外へ留学する場合に利用できる返済不要の奨学金です。

対象となる留学期間は、8日以上1年以内です。交換留学だけでなく、一定の要件を満たす研修、研究活動、実習などが対象になる場合もあります。

2026年度の奨学金は、留学先の国・地域に応じて月額8万円、9万円、11万円または12万円です。

このほか、家計基準などの条件を満たす学生には16万円、一定の派遣期間などの条件を満たす学生には1万円の渡航支援金が支給される場合があります。

主な条件は、次のとおりです。

  • 日本の大学などに在籍していること
  • 在籍校の交流協定などに基づく留学であること
  • 学業成績が優秀で、人物面でも適当と認められること
  • 経済的な理由により、自費だけでは留学が困難であること
  • 留学終了後、日本の在籍校に戻り、学業を継続または卒業すること
  • 他の奨学金を受ける場合は、併給条件を満たしていること

JASSOの第一種奨学金または第二種奨学金と併用できる場合があります。一方、JASSOの国内向け給付奨学金、海外留学支援制度(大学院学位取得型)、トビタテ!留学JAPANなどとは併給できません。

募集の有無、学内選考の時期、対象となる留学プログラムは学校によって異なります。希望する人は、在籍校の国際交流担当窓口に早めに確認してください。

自分でテーマを決めて留学する人

「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」は、学生自身が留学の目的、活動内容、渡航先などを考えて応募する返済不要の留学支援制度です。

文部科学省とJASSOが、民間企業などからの寄附を活用して実施する官民協働のプログラムで、大学生等向けと高校生等向けがあります。

語学学校に通うことだけを目的とした留学ではなく、インターンシップ、フィールドワーク、研究、ボランティア、探究活動など、現地での実践を含む留学計画が重視される点が特徴です。

大学生等向けは、日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校などに在籍する学生が対象です。高校生等向けでは、生徒自身が興味のあるテーマや解決したい課題を設定し、海外で探究活動に取り組みます。

支援額、募集コース、対象学年、留学期間などは募集期によって変わります。応募は原則として在籍校を通じて行うため、希望する人は最新の募集要項と学校内の申込期限を確認してください。

大学生等向けの支援内容や応募条件については、次のページで詳しく説明しています。

▶トビタテ!留学JAPAN(大学生等)新・日本代表プログラムの詳細はこちら

高校生等向けの支援内容や応募条件については、次のページで詳しく説明しています。

▶トビタテ!留学JAPAN(高校生等)新・日本代表プログラムの詳細はこちら

海外大学院向けの第一種奨学金

海外留学向けの第一種奨学金は、海外の大学院へ進学する人なら誰でも申し込める制度ではありません。

現在の制度では、JASSOの「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」に採用された人のうち、給付型奨学金だけでは修学が困難な人が対象です。

第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)の詳細

第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)は、海外留学支援制度(大学院学位取得型)の採用者を対象とする、返済が必要な無利子の奨学金です。

海外の大学院へ進学する人が、給付型の海外留学支援制度とは関係なく、この第一種奨学金だけへ申し込むことはできません。

貸与月額は、修士課程が5万円または8万8,000円、博士課程が8万円または12万2,000円です。

無利子ですが、貸与された元金は卒業後に返還します。海外留学支援制度の給付金と混同せず、将来の返還額まで確認して利用を判断する必要があります。

大学院で特に優れた業績を挙げた人は、JASSOの審査により、貸与額の全額または一部の返還が免除される場合があります。ただし、第一種奨学金を利用すれば自動的に免除されるわけではありません。

海外の大学・大学院向けの第二種奨学金

海外の大学や大学院で学位取得を目指す人は、「第二種奨学金(海外)」を利用できる可能性があります。

返済が必要な有利子の奨学金ですが、海外の学士課程、修士課程、博士課程を対象としており、海外向けの第一種奨学金よりも対象が広い制度です。

第二種奨学金(海外)の詳細

第二種奨学金(海外)は、海外の大学または大学院に正規学生として進学し、学位取得を目指す人を対象とした有利子の貸与型奨学金です。

海外の大学の学士課程に進学する人は、月額2万円から12万円まで、1万円単位で選択できます。

海外の大学院に進学する人は、月額5万円、8万円、10万円、13万円または15万円から選択できます。

利息は在学中には発生せず、貸与終了後から発生します。利率は貸与終了時に決まり、年3%が上限です。

進学前に申し込む予約採用と、海外の大学や大学院へ進学した後に申し込む在学採用があります。申込時期や必要書類が異なるため、進学前から確認しておくことが重要です。

一定の条件を満たす場合は、入学時特別増額貸与奨学金として、10万円、20万円、30万円、40万円または50万円を追加で借りられることがあります。ただし、国の教育ローンに申し込み、利用できなかった世帯などが対象となる制度です。

第二種奨学金は返済不要の支援ではありません。借りられる上限額ではなく、卒業後に無理なく返還できる月額を基準に選びましょう。

短期留学で国内の奨学金を継続する場合

国内の大学などに在籍しながら交換留学や短期留学をする場合、現在利用している第一種奨学金または第二種奨学金を、一定の条件で継続できることがあります。

一方、短期留学向けに設けられていた「第一種奨学金(海外協定派遣対象)」と「第二種奨学金(短期留学)」は、2024年度から新規募集が停止されています。

そのため、これから短期留学をする人は、在籍校を通じて、国内で利用している奨学金を留学中も継続できるか、協定派遣の給付金を利用できるかを確認することになります。

留学時特別増額貸与奨学金の詳細

留学時特別増額貸与奨学金は、国内の第一種奨学金または第二種奨学金を利用しながら、3か月以上海外へ留学する人が、通常の月額とは別に一時金を借りられる制度です。

貸与額は、10万円、20万円、30万円、40万円または50万円から選択します。

原則として、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」に申し込んだものの、利用できなかった世帯が対象です。希望すれば誰でも追加で借りられる制度ではありません。

申込みは在籍校を通じて行います。原則として留学開始月の前月までに申し込みますが、一定の期限内であれば留学開始後に申し込める場合もあります。

貸与された金額には利息が付き、卒業後に返還する必要があります。一時金であっても、通常の第二種奨学金などと合算すると返還総額が大きくなるため、必要額を確認して申し込みましょう。

海外留学の制度を選ぶときの注意点

海外留学では、同じ「留学」という言葉を使っていても、学位取得、交換留学、語学留学、研究留学、インターンシップなどで利用できる制度が異なります。

まずは、次の点を整理しましょう。

  • 海外の大学・大学院を卒業して学位を取得するのか
  • 日本の学校に在籍したまま一定期間だけ留学するのか
  • 学校間の交流協定に基づく留学なのか
  • 自分で計画した探究・実践型の留学なのか
  • 給付型だけを希望するのか、貸与型も利用するのか

給付型奨学金同士は併用できない場合があります。民間財団や留学先大学の奨学金についても、他の奨学金との併給を制限していることがあるため、それぞれの規定を確認してください。

奨学金の月額だけで判断せず、授業料、住居費、食費、保険料、ビザ申請費、航空券、現地交通費などを含めた留学費用の総額を計算することが大切です。為替相場の変動によって、出願時より必要な日本円が増える可能性も考えておきましょう。

セクション7|家計急変や災害時に利用できる制度

JASSOの奨学金は、春や秋の定期募集だけではありません。生計維持者の死亡、病気、失職、災害などによって家計が急変した場合は、在学中でも年間を通じて申し込める制度があります。

利用できる制度は、返済不要の支援を希望するのか、返還が必要な貸与型も検討するのか、住宅が被災したのかによって異なります。

現在の状況利用できる可能性がある制度
家計が急変し、返済不要の支援を受けたい給付奨学金の家計急変採用
家計が急変し、無利子で借りたい第一種奨学金の緊急採用
家計が急変し、有利子でも借りたい第二種奨学金の応急採用
学生本人や父母等の住宅が被災したJASSO災害支援金
児童養護施設や里親家庭などで生活し、大学等を受験する児童養護施設等の生徒への受験料等支援

家計急変に関する制度は、通常の奨学金より申込時期が柔軟ですが、家計が苦しくなったという理由だけで採用されるわけではありません。家計急変の原因を証明する書類に加え、各制度の学力基準や家計基準などを満たす必要があります。

返済不要の給付奨学金には家計急変採用がある

給付奨学金の家計急変採用は、予測できない出来事によって家計が急変した学生を対象とする制度です。

通常の給付奨学金は春と秋に募集されますが、家計急変採用は年間を通じて申し込めます。大学、短期大学、高等専門学校、専門学校などに在学している人が対象で、大学院生は対象になりません。

給付奨学金の家計急変採用の詳細

家計急変採用の対象になるのは、次のいずれかの事由が発生した場合です。

  • 生計維持者が死亡した
  • 生計維持者が事故や病気により3か月以上就労することが難しくなった
  • 生計維持者が非自発的な理由で失職した
  • 震災、火災、風水害などにより、生計維持者の収入が大きく減少した
  • 学生本人が父母等からの暴力などを理由に避難した

単に収入が減少しただけでは対象にならず、JASSOが定める家計急変事由に当てはまる必要があります。たとえば、失職については、原則として本人の都合による退職ではなく、解雇、雇い止め、会社の倒産などの非自発的失業が対象です。

家計急変採用では、急変後の給与明細、休職証明書、離職票、罹災証明書などを使って、今後1年間の収入見込みが判定されます。家計基準だけでなく、通常の給付奨学金と同様に、学力基準、入学時期、在留資格などの要件も満たさなければなりません。

採用後は3か月ごとに収入状況が確認されます。その結果によって、支援区分や支給額が変更されたり、支給が停止されたりする場合があります。

家計急変採用の支給開始月は、原則として申し込んだ月です。家計急変が発生した月まで遡って支給される制度ではないため、対象になる可能性がある場合は、早めに学校の奨学金窓口へ相談してください。

進学前に家計急変事由が発生していた場合は、進学後3か月以内に申し込むことで、進学した月から支給対象になる場合があります。

給付奨学金と授業料・入学金の減免は、高等教育の修学支援新制度に含まれる別の支援です。授業料等の減免を受けるには、給付奨学金の申込みとは別に、在籍校での手続きが必要です。

貸与型には緊急採用と応急採用がある

家計急変後の収入では給付奨学金の基準を満たさない場合や、給付額だけでは学費や生活費が不足する場合は、貸与型奨学金の緊急採用・応急採用を利用できる可能性があります。

緊急採用は無利子の第一種奨学金、応急採用は有利子の第二種奨学金です。いずれも返還が必要ですが、通常の在学採用の募集時期を待たず、年間を通じて申し込めます。

第一種奨学金の緊急採用・第二種奨学金の応急採用の詳細

緊急採用・応急採用の対象となる主な家計急変事由は、次のとおりです。

  • 生計維持者の死亡
  • 生計維持者や同一生計の家族の事故・病気
  • 生計維持者の失職、会社の倒産または廃業
  • 震災、火災、風水害などによる収入減少や支出増加
  • 父母等による暴力などからの避難
  • 生計維持者との離婚や行方不明などによる離別

貸与型の緊急採用・応急採用は、給付奨学金の家計急変採用よりも対象となる事由が広く、病気になった家族のために支出が増えた場合や、生計維持者との離別なども対象になる可能性があります。

大学院生の場合は、本人や配偶者の失職・病気、学業へ専念するための本人の休職など、大学学部生等とは異なる家計急変事由が認められています。

対象となるのは、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校などに在学している人です。通信教育課程は対象外で、大学院の授業料後払い制度にも緊急採用はありません。

進学後に家計急変事由が発生した場合、申込期限は原則として事由発生から12か月以内です。進学前に事由が発生していた場合は、進学後3か月以内に申し込む必要があります。

貸与月額は、通常の第一種奨学金・第二種奨学金と同じ範囲から選びます。第一種奨学金は無利子ですが元金の返還が必要で、第二種奨学金には貸与終了後から利息が付きます。

給付奨学金だけでは不足するからといって、最初から第二種奨学金を選ぶ必要はありません。緊急採用の第一種奨学金を利用できるか確認したうえで、それでも不足する場合に第二種奨学金を検討する順番が基本です。

住宅が被災した学生にはJASSO災害支援金がある

JASSO災害支援金は、自然災害や火災などにより学生本人または父母等が住んでいる住宅に大きな被害を受けた場合に、10万円が支給される制度です。返済する必要はありません。

対象となる主な被害は、次のとおりです。

  • 住宅が半壊、半焼、半流出などの被害を受けた
  • 住宅が床上浸水した
  • 自治体からの避難指示等が1か月以上続いた

対象となるのは、日本国内の大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校などに在学している学生です。JASSOの奨学金やほかの団体の経済的支援を受けている人でも申し込めます。

一方、入学前や休学中に発生した災害は対象外です。同じ災害について申請できるのは1回に限られ、成績不振によって留年している学生も原則として対象になりません。

申込みは在籍校を通じて行います。学校からJASSOへの申請期限は、災害が発生した月の翌月から数えて6か月以内です。ただし、学生が学校へ書類を提出する期限は、それより早く設定される可能性があります。

申請には、自治体が発行する罹災証明書などが必要です。罹災証明書の発行に時間がかかる場合でも、申請期限を過ぎる前に学校へ相談してください。

児童養護施設や里親家庭の生徒には受験費用の支援がある

JASSOは、児童養護施設、児童自立支援施設、児童心理治療施設、自立援助ホーム、ファミリーホーム、里親家庭などで生活する高校生等を対象に、大学等の受験に必要な費用を支援しています。

2026年度の支援額は、生徒1人につき20万円です。大学、短期大学、専門学校、高等専門学校の第4学年への編入学を受験する場合が対象となります。

主な対象は、2027年3月に高校等を卒業する予定の人、高校等を卒業してから2年以内の人、高卒認定試験について所定の条件を満たす人です。大学等へ進学する意思があり、実際に受験することが条件になります。

生徒本人がJASSOへ直接申し込む制度ではありません。児童養護施設等の長、里親、ファミリーホームの養育者などを通じて申請します。

2026年度の申請期間は、2026年7月1日から2027年2月26日までです。申請期間内であれば、大学等を受験した後でも申し込めます。ただし、すべての受験を取りやめた場合は、支給された20万円を返還する必要があります。

家計が急変したら学校の窓口へ早めに相談する

家計急変採用、緊急採用、応急採用、JASSO災害支援金は、原則として在籍校を通じて申し込みます。

家計急変が起きた直後は、収入の見通しが立たず、必要書類もそろっていないことがあります。しかし、書類がすべてそろうまで相談を待つと、支給開始が遅れたり、申込期限を過ぎたりする可能性があります。

生計維持者の死亡、失職、長期療養、離婚、災害などが発生した場合は、まず学校の学生課や奨学金担当窓口へ状況を伝え、利用できる制度と必要書類を確認しましょう。

セクション8|JASSOの奨学金に申し込む流れ

JASSOの奨学金は、原則として在籍している学校、または進学予定の学校を通して申し込みます。

進学前に申し込む「予約採用」と、進学後に申し込む「在学採用」では、手続きの流れが異なります。また、学校が設定する申込期限は、JASSOの期限より早いことがあります。利用を考え始めたら、まず学校の奨学金担当窓口に確認しましょう。

どこから申し込むのか

申込時の状況主な申込区分申込窓口
大学・短期大学・専門学校などへの進学前予約採用在学中または卒業した高校など
大学院への進学前大学院予約採用進学予定の大学院
大学・短期大学・専門学校・大学院などへの進学後在学採用現在在籍している学校
家計が急変したとき家計急変採用・緊急採用・応急採用現在在籍している学校
海外大学・海外大学院へ進学するとき海外留学向けの各制度制度ごとに異なる

大学・短期大学・専門学校などの予約採用は、原則として高校などを通して申し込みます。高校を卒業した人は、卒業後2年以内であれば、卒業した学校から申し込める場合があります。

高等学校卒業程度認定試験の合格者や合格見込みの人などは、学校を通さずJASSOへ直接申し込む手続きがあります。

海外留学向けの奨学金は、制度によって申込窓口や手続きが異なります。海外大学への進学、大学間の協定に基づく留学、トビタテ!留学JAPANなどでは、それぞれの募集要項を確認してください。

予約採用の基本的な流れ

予約採用は、大学などへ進学する前に申し込む方法です。

高校3年生など、進学する前年に申し込むのが一般的ですが、募集時期は学校によって異なります。高校によっては春の早い時期に校内の申込期限を設定しているため、早めの確認が必要です。

基本的な流れは次のとおりです。

1.高校などの奨学金担当窓口に相談する

最初に、在学している高校、または卒業した高校へ相談します。

学校から申込関係書類と、インターネット申込みに必要なユーザーID・パスワードを受け取ります。

2.希望する奨学金を決める

給付奨学金、第一種奨学金、第二種奨学金のうち、どの制度を希望するかを検討します。

給付奨学金と貸与奨学金、第一種奨学金と第二種奨学金を併せて申し込める場合もあります。ただし、併用した場合でも、希望したすべての奨学金に採用されるとは限りません。

貸与奨学金を希望する場合は、毎月必要な金額だけでなく、借りる総額と卒業後の返還額も確認しておきましょう。

3.申込内容と必要書類を準備する

本人と生計維持者の情報、進学希望、収入や資産に関する情報などを整理します。

生計維持者は、原則として父母です。ただし、家庭の状況によって誰が生計維持者になるかが異なるため、判断に迷う場合は学校へ確認してください。

外国籍の人、児童養護施設などで生活している人、海外に居住する家族がいる人などは、追加書類が必要になることがあります。

4.スカラネットから申し込む

学校から交付されたIDとパスワードを使い、JASSOの申込サイト「スカラネット」に申込内容を入力します。

入力を完了すると受付番号が表示されます。受付番号はその後の手続きで必要になるため、必ず控えておきましょう。

5.マイナンバーと関係書類を提出する

本人と生計維持者のマイナンバーを、JASSOが指定する方法で提出します。

現在は、マイナンバーを専用サイトから提出し、あわせて「奨学金確認書兼地方税同意書」などの書類をJASSOへ郵送する方法が基本となっています。

一方、学校へ提出する書類もあります。提出先を間違えないように、学校から配付された案内を確認してください。

申込方法や提出書類は年度によって変更されることがあるため、必ず申し込む年度の案内に従います。

6.学校から結果を受け取る

申込内容をもとに、学業、家計、資産などの基準について審査が行われます。

採用候補者に決定した場合は、高校などを通して「採用候補者決定通知」が交付されます。

ただし、予約採用で採用候補者になっただけでは、奨学金の振込みは始まりません。

7.進学後に「進学届」を提出する

大学などへ進学したら、進学先の学校へ「採用候補者決定通知」の進学先提出用書類を提出します。

その後、進学先から受け取ったIDとパスワードを使い、スカラネットから「進学届」を提出します。

進学届を提出して、はじめて正式な採用手続きが進みます。提出が遅れると、奨学金の初回振込が遅れたり、採用候補者としての資格を失ったりすることがあります。

在学採用の基本的な流れ

在学採用は、大学、短期大学、専門学校、大学院などへ進学した後に申し込む方法です。

原則として春と秋に募集されますが、すべての学校で同じ日程になるとは限りません。予約採用で不採用になった人も、進学後に在学採用へ申し込むことができます。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. 在籍している学校の窓口に相談する
  2. 申込書類とスカラネットのID・パスワードを受け取る
  3. 希望する奨学金と貸与月額などを決める
  4. スカラネットから申し込む
  5. マイナンバーと必要書類を提出する
  6. 学校を通して審査結果を受け取る
  7. 採用後に必要な書類を提出する

在学採用でも、学校が独自の申込期限を設定しています。学校の案内を見落とすと、その募集回には申し込めないことがあるため注意してください。

貸与奨学金に採用された場合は、採用後に「返還誓約書」などの提出が必要です。期限までに手続きを完了しないと、奨学金の振込みが止まることがあります。

給付奨学金と授業料等減免は手続きが別

国の「高等教育の修学支援新制度」では、JASSOの給付奨学金と、学校が行う授業料・入学金の減免を併せて受けられる場合があります。

ただし、給付奨学金へ申し込むだけで、授業料などが自動的に減免されるとは限りません。

授業料等減免については、進学先の学校で別途手続きが必要です。給付奨学金に申し込むときは、学校の授業料等減免の申請方法と期限も確認しておきましょう。

申し込む前に確認しておきたいこと

  • 予約採用と在学採用のどちらに申し込むのか
  • 給付奨学金、第一種奨学金、第二種奨学金のどれを希望するのか
  • 貸与奨学金を毎月いくら借りるのか
  • 卒業までに借りる総額と、卒業後の返還額はいくらになるのか
  • 第一種と第二種を併用する必要があるのか
  • 保証制度を機関保証と人的保証のどちらにするのか
  • 本人と生計維持者のマイナンバーを準備できるか
  • 学校が定める申込期限はいつか
  • 給付奨学金とあわせて授業料等減免の手続きが必要か

JASSOの奨学金は、申込期限を過ぎてしまうと、その募集回では申し込めないのが原則です。

特に予約採用では、「高校の卒業後に考えればよい」と思っていると、申込時期を逃す可能性があります。進学費用に不安がある場合は、進路が完全に決まる前でも、早めに学校の奨学金担当窓口へ相談しておきましょう。

セクション9|貸与奨学金の返還ルールと返還が難しい場合の制度

JASSOの給付奨学金は原則として返還不要ですが、第一種奨学金と第二種奨学金は、卒業後などに返還する必要があります。

貸与奨学金を借りるのは保護者ではなく学生本人です。卒業後の返還義務も学生本人が負うため、申込時には毎月受け取れる金額だけでなく、貸与総額、返還月額、返還期間まで確認しておくことが重要です。

第一種奨学金と第二種奨学金の返還額

奨学金の種類利子返還する金額
第一種奨学金無利子原則として借りた元金
第二種奨学金有利子借りた元金と利子
給付奨学金返還不要原則として返還なし

第一種奨学金には利子が付かないため、原則として借りた金額をそのまま返還します。

第二種奨学金は有利子ですが、在学中には利子が付きません。適用される利率は貸与開始時ではなく、貸与終了月に決まります。

基本月額にかかる利率の上限は年3.0%です。ただし、実際の利率は貸与終了月によって異なります。申込時点では、最終的な利率と返還総額が確定していない点に注意が必要です。

給付奨学金は原則として返還不要です。ただし、学業成績や在籍状況に問題があり支給が廃止された場合、不正な方法で支給を受けた場合、誤って多く支給された場合などは、返還を求められることがあります。

返還は貸与終了から7か月目に始まる

貸与奨学金の返還は、貸与が終了した月の翌月から数えて7か月目に始まります。

たとえば、3月に貸与が終了した場合は、その年の10月から返還が始まります。卒業後すぐではありませんが、就職後の生活が安定するまで十分な期間があるとは限りません。

返還は、登録した口座からの口座振替によって行われます。貸与終了前後に、返還用口座である「リレー口座」への加入手続きが必要です。

借りる月額が小さくても返還は長期間続く

貸与奨学金では、毎月借りる金額がそれほど大きく見えなくても、数年間借り続けると貸与総額が大きくなります。

たとえば、毎月3万円を4年間借りた場合の貸与総額は144万円です。

JASSOが示している定額返還方式の例では、144万円を借りた場合の返還回数は156回で、返還期間は13年間です。第一種奨学金であれば144万円を返還しますが、第二種奨学金では利子が加わります。

第一種と第二種を併用すれば、卒業後に2つの奨学金を返還することになります。申込時には、毎月の貸与額だけを見るのではなく、卒業までに借りる総額を計算しておきましょう。

第一種奨学金には2つの返還方式がある

返還方式特徴
定額返還方式貸与総額に応じて決められた金額を毎月返還する
所得連動返還方式前年の課税対象所得や子どもの人数などに応じて返還月額が決まる

定額返還方式は、毎月の返還額と返還期間を把握しやすい方法です。一方、所得が少ない時期にも原則として決められた金額を返還します。

所得連動返還方式では、所得などに応じて返還月額が変わります。就職直後や収入が低い時期の負担を抑えやすい反面、所得が少ない状態が続けば返還期間も長くなります。

所得連動返還方式を利用できるのは第一種奨学金です。第二種奨学金では利用できません。また、所得連動返還方式を選択する場合、保証制度は機関保証になります。

第二種奨学金では利率の方式を選ぶ

利率の方式特徴
利率固定方式貸与終了時に決まった利率が返還完了まで続く
利率見直し方式おおむね5年ごとに利率が見直される

利率固定方式は、将来市場金利が変化しても、原則として返還完了まで利率が変わりません。返還計画を立てやすい一方、将来市場金利が下がっても適用利率は下がりません。

利率見直し方式では、市場金利の変動に応じて、おおむね5年ごとに利率が見直されます。市場金利が下がれば負担が軽くなる可能性がありますが、上がれば返還額が増える可能性もあります。

選択した利率の算定方法は、貸与期間が終了する年度の所定の時期までは変更できますが、貸与終了後は変更できません。

機関保証と人的保証の違い

貸与奨学金を利用する場合は、原則として機関保証または人的保証を選びます。

機関保証は、保証機関に所定の保証料を支払い、保証を受ける方法です。連帯保証人と保証人を立てる必要はありません。

ただし、保証料を支払っていても、奨学金の返還義務がなくなるわけではありません。本人が返還できず、保証機関がJASSOへ返済した場合は、保証機関から本人へ返済額などが請求されます。

人的保証では、原則として連帯保証人と保証人を選任します。本人が返還できなくなった場合には、連帯保証人や保証人へ請求が行われる可能性があります。

人的保証を選ぶ場合は、単に家族や親族の名前を記入するだけではありません。年齢、続柄、生計が同一かどうかなどの条件があり、印鑑登録証明書や収入に関する証明書などの提出も必要です。

返還が難しくなったときに利用できる制度

制度主な内容
減額返還制度毎月の返還額を3分の2、2分の1、3分の1、4分の1に減らし、返還期間を延長する
返還期限猶予一定期間、返還を先送りする
在学猶予貸与終了後も対象となる学校に在学している場合に返還を先送りする
所得連動返還方式第一種奨学金の返還月額を所得などに応じて決める

減額返還制度は、毎月の返還を続けることはできるものの、当初の返還月額では負担が重い人に向いています。返還月額を減らした分だけ返還期間は長くなりますが、第二種奨学金でも適用期間に応じて利子が増えることはありません。

ただし、第一種奨学金で所得連動返還方式を選択している場合、減額返還制度は利用できません。

返還期限猶予は、失業、傷病、災害、経済困難などにより、一定期間返還できない人が利用を検討する制度です。一般猶予の適用期間は原則として通算10年までですが、一部の事情には例外があります。

猶予は返還すべき元金や利子を免除する制度ではありません。猶予期間が終わると返還が再開され、返還終了時期も後ろへ延びます。

大学院への進学や留年などによって貸与終了後も対象となる学校に在学している場合は、在学猶予を申請できることがあります。自動的に返還が止まるとは限らないため、所定の手続きが必要です。

いずれの制度も、申請すれば必ず認められるわけではありません。願出と審査が必要になるため、返還できなくなってから放置するのではなく、延滞する前にJASSOへ相談することが重要です。

余裕があるときは繰上返還もできる

貸与終了後は、返還残額の全部または一部を繰り上げて返還できます。

一部繰上返還をした場合、通常は毎月の返還額が下がるのではなく、返還期間が短くなります。

第二種奨学金では、返還期日がまだ到来していない分を繰上返還すると、その繰上返還部分には利子が付きません。将来の利子負担を抑えたい場合には選択肢になりますが、生活費や緊急時の貯蓄まで使って無理に繰上返還する必要はありません。

延滞を放置すると個人信用情報にも影響する

奨学金の返還を延滞すると、本人への督促に加え、人的保証を選んでいる場合は連帯保証人や保証人にも連絡や請求が行われる可能性があります。

原則として延滞が3か月以上になると、個人信用情報機関への登録対象になります。新たに返還を始めた人については、返還開始から6か月が経過した時点以降に判定されます。

延滞情報が登録されると、クレジットカードの利用、スマートフォンの分割払い、自動車ローンや住宅ローンなどの審査に影響する場合があります。

返還が難しいと感じた段階で、減額返還や返還期限猶予を検討することが大切です。「払えないので、そのままにする」という対応は避けましょう。

自治体や勤務先の返還支援も確認する

地方公共団体の中には、一定期間地域で働くことなどを条件に、奨学金の返還額の一部を支援する制度を設けているところがあります。

また、勤務先が従業員に代わってJASSOへ直接返還する「企業等の奨学金返還支援(代理返還)」を導入している企業もあります。

対象となる職種、居住地域、年齢、申請時期などは制度ごとに異なります。就職先や居住地を決めるときは、給与や勤務地だけでなく、奨学金返還支援制度の有無も確認しておくとよいでしょう。

貸与奨学金は、進学時の負担を将来へ移す仕組みです。利用する場合は必要な金額だけを借り、在学中から貸与総額と卒業後の返還計画を確認しておきましょう。

セクション10|JASSOの奨学金が向いている人・利用前の注意点・まとめ

JASSOは、給付奨学金、無利子の第一種奨学金、有利子の第二種奨学金を扱う、日本の代表的な学生支援機関です。

国内の大学、短期大学、専門学校、高等専門学校、大学院への進学だけでなく、海外留学、家計急変、災害時などにも対応する制度があります。

ただし、申し込めば必要な教育費をすべて受け取れる制度ではありません。給付額や貸与額、採用条件、振込時期、卒業後の返還まで確認したうえで、自分に必要な制度を選ぶことが大切です。

JASSOの奨学金が向いている人

JASSOの奨学金は、次のような人に向いています。

  • 大学、短期大学、専門学校、高等専門学校、大学院への進学費用に不安がある人
  • 返還不要の給付奨学金と授業料等減免を利用できるか確認したい人
  • 給付奨学金だけでは不足する教育費を第一種奨学金で補いたい人
  • 第一種奨学金だけでは不足する場合に第二種奨学金も検討したい人
  • 海外大学や海外大学院への進学・留学を考えている人
  • 失業、死亡、傷病、災害などによって家計が急変した人
  • 卒業後の返還額まで計算し、必要な金額だけを借りられる人
  • 学校の奨学金担当窓口と相談しながら手続きを進められる人

特に、返還不要の支援を優先したい人は、まずJASSOの給付奨学金と授業料等減免の対象になるかを確認する価値があります。

給付奨学金だけで教育費を賄えない場合は、無利子の第一種奨学金を検討し、それでも不足する場合に第二種奨学金を検討する順番が基本です。

貸与奨学金は借りられる上限ではなく必要額で決める

貸与奨学金では、採用される金額の上限まで借りる必要はありません。

毎月の貸与額が数万円でも、4年間、6年間と借り続ければ、貸与総額は数百万円になることがあります。第一種と第二種を併用すれば、卒業後に両方を返還しなければなりません。

利用前には、次の金額を分けて整理しましょう。

  • 入学金や授業料など学校へ支払う費用
  • 教材費、実習費、通学費など学費以外の費用
  • 自宅外通学の場合の家賃や生活費
  • 家庭から負担できる金額
  • 給付奨学金や授業料等減免で補える金額
  • 不足額のうち貸与奨学金で補う金額
  • 卒業後に毎月返還する金額

在学中に必要額が減った場合は、貸与月額の変更や貸与の辞退を検討できます。「採用されたから卒業まで同じ金額を借り続ける」と考えず、家庭の状況に合わせて見直すことが重要です。

入学前に必要なお金は別に準備する

予約採用で採用候補者に決まっても、奨学金が入学前に振り込まれるわけではありません。

進学後に学校へ採用候補者決定通知を提出し、スカラネットから進学届を提出したあとに振込みが始まります。

一方、入学金や前期授業料は、入学前に納付を求められることがあります。そのため、JASSOの奨学金だけを予定していると、入学手続き時の支払いに間に合わない可能性があります。

入学前に必要な資金については、次の方法も確認しておきましょう。

  • 学校独自の入学金・授業料の延納または分納制度
  • 国の教育ローン
  • 自治体や社会福祉協議会などの貸付制度
  • 学校独自の給付型・貸与型奨学金
  • 民間財団や企業の奨学金
  • 家庭で準備できる貯蓄

学校によっては、JASSOの採用候補者を対象に納付期限の延長などを認めている場合があります。合格後ではなく、出願前から学校の納付期限と延納制度を確認しておくと安心です。

JASSOだけで教育費をすべて賄えるとは限らない

給付奨学金の支給額や授業料等減免の上限は、学校種別、自宅通学か自宅外通学か、世帯の支援区分などによって異なります。

給付奨学金に採用されても、学費や生活費がすべて無料になるとは限りません。私立大学や自宅外通学では、JASSOの支援だけでは費用が不足することがあります。

不足が見込まれる場合は、JASSOだけで考えず、次の制度もあわせて確認しましょう。

  • 大学や専門学校が実施する独自の奨学金
  • 授業料の減免・免除制度
  • 自治体の奨学金
  • 民間財団や企業の給付型奨学金
  • 資格取得者や特定分野の学生を対象とする奨学金
  • 卒業後の就職を条件とする修学資金
  • 企業や自治体による奨学金返還支援

複数の奨学金を併用できるかどうかは、それぞれの制度によって異なります。ほかの奨学金を受けていることが応募条件や支給額に影響する場合があるため、募集要項の併給条件を確認してください。

利用前に注意したいポイント

  • 学校が定める申込期限を確認する
  • 給付奨学金と授業料等減免の両方を手続きする
  • 予約採用後も進学届の提出が必要であることを理解する
  • 貸与奨学金の借主と返還者は学生本人であることを確認する
  • 第一種と第二種を併用した場合の貸与総額を計算する
  • 第二種奨学金の利率と返還総額を確認する
  • 機関保証と人的保証の違いを理解する
  • 初回振込前に必要となる入学金などを別に準備する
  • 休学、退学、転学などが生じた場合は学校へ届け出る
  • 返還が難しくなったときは延滞前に相談する

保護者が申込みを進める場合でも、実際に貸与を受けて返還するのは学生本人です。卒業後に「これほど借りているとは知らなかった」とならないように、本人と家族が貸与総額と返還計画を共有しておきましょう。

JASSOの奨学金を選ぶ順番

  1. 給付奨学金と授業料等減免の対象になるか確認する
  2. 学校、自治体、民間財団などの返還不要な奨学金を探す
  3. 不足額を計算する
  4. 無利子の第一種奨学金を検討する
  5. それでも不足する場合に第二種奨学金を検討する
  6. 貸与総額、返還月額、返還期間を確認する
  7. 入学前に必要な費用の準備方法を決める

第二種奨学金は第一種より申し込みやすい場合がありますが、借りやすさだけで選ぶべきではありません。卒業後の生活費、住居費、社会保険料なども想定し、無理なく返還できる範囲に抑えることが大切です。

まとめ

JASSOには、返還不要の給付奨学金、無利子の第一種奨学金、有利子の第二種奨学金があります。

国内進学と海外留学、進学前の予約採用と進学後の在学採用、家計急変時の制度などに分かれているため、まず自分がどの制度に該当するかを整理しましょう。

給付奨学金を利用できる人は、授業料等減免の手続きも確認します。貸与奨学金を利用する場合は、給付型、第一種、第二種の順に検討し、必要な金額だけを借りることが基本です。

また、予約採用で採用候補者になっても、入学後に進学届を提出しなければ振込みは始まりません。入学金などの支払いが奨学金の初回振込より早い場合に備え、入学前の資金も別に準備しておく必要があります。

JASSOは進学を支える重要な制度ですが、すべての教育費を解決できるとは限りません。学校、自治体、民間財団などの奨学金もあわせて調べ、自分と家族に合った資金計画を立てましょう。

利用を決める前に、必ず公式サイトなどで最新情報をご確認ください

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日本学生支援機構と奨学金制度の概要

・法人概要|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/about/organization/index.html” (https://www.jasso.go.jp/about/organization/index.html)

・奨学金制度の種類と概要|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/index.html)

・給付奨学金(返済不要)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/index.html)

・貸与奨学金(返済必要)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/index.html)

・第一種奨学金(無利子で借りる)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/index.html)

・第二種奨学金(有利子で借りる)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/index.html)

・高等教育の修学支援新制度|文部科学省
“https://www.mext.go.jp/kyufu/index.html” (https://www.mext.go.jp/kyufu/index.html)

予約採用・在学採用

・進学前に申し込む(予約採用)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/yoyaku/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/yoyaku/index.html)

・申込手続きについて(予約採用)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/yoyaku/houhou.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/yoyaku/houhou.html)

・進学後に申し込む(在学採用)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/zaigaku/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/zaigaku/index.html)

・申込手続きについて(在学採用)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/zaigaku/houhou.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/zaigaku/houhou.html)

大学院の奨学金

・授業料後払い制度(大学院修士段階)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/atobarai/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/atobarai/index.html)

海外留学の奨学金

・海外留学のための奨学金|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/index.html” (https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/index.html)

・2027年度海外留学支援制度(学部学位取得型)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/2027.html” (https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/2027.html)

・2027年度海外留学支援制度(大学院学位取得型)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/daigakuin/2027.html” (https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/daigakuin/2027.html)

・海外留学支援制度(協定派遣)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/haken/index.html” (https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/haken/index.html)

・第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kaigai/1shu_gakui/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kaigai/1shu_gakui/index.html)

・第二種奨学金(海外)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kaigai/2shu_kaigai/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kaigai/2shu_kaigai/index.html)

・新・日本代表プログラム 大学生等対象|トビタテ!留学JAPAN
“https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/uv/” (https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/uv/)

・新・日本代表プログラム 高校生等対象|トビタテ!留学JAPAN
“https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/hs/” (https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/hs/)

家計急変・災害時の支援

・被災・家計急変時の給付奨学金(家計急変採用)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/kakei_kyuhen/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/kakei_kyuhen/index.html)

・被災・家計急変時の第一種奨学金(緊急採用)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/kinkyu/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/kinkyu/index.html)

・被災・家計急変時の第二種奨学金(応急採用)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/okyu/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/okyu/index.html)

・JASSO災害支援金|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/kihukin/shienkin/index.html” (https://www.jasso.go.jp/kihukin/shienkin/index.html)

・児童養護施設等の生徒への受験料等支援|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/kihukin/j_shien/index.html” (https://www.jasso.go.jp/kihukin/j_shien/index.html)

貸与奨学金の利率・保証制度

・第二種奨学金の利子と利率の算定方法|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/riritsu_santei.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/riritsu_santei.html)

・人的保証制度|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/hosho/jinteki_hosho.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/hosho/jinteki_hosho.html)

・機関保証制度|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/hosho/kikan_hosho/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/hosho/kikan_hosho/index.html)

奨学金の返還

・奨学金の返還について|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/index.html)

・返還を始める皆さんへ|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/flow/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/flow/index.html)

・返還期間と割賦金|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/henkan_hoshiki/henkan_kikan/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/henkan_hoshiki/henkan_kikan/index.html)

・返還方式について(定額返還方式・所得連動返還方式)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/henkan_hoshiki/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/houhou/henkan_hoshiki/index.html)

・減額返還制度の概要|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/gengaku/seido.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/gengaku/seido.html)

・返還を待ってもらう(返還期限猶予)|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/index.html)

・個人信用情報機関への個人情報・個人信用情報の登録|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/entai/kojinjoho/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/entai/kojinjoho/index.html)

奨学金の返還支援制度

・地方公共団体の返還支援制度|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/chihoshien/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/chihoshien/index.html)

・企業等の奨学金返還支援(代理返還)制度|日本学生支援機構(JASSO)
“https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kigyoshien/index.html” (https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kigyoshien/index.html)

※奨学金の対象者、収入基準、支給額、貸与月額、募集時期などは、年度や在籍校によって異なる場合があります。実際に申し込む際は、在籍校または進学予定校から案内される最新の募集要項も確認してください。

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