大和大学 看護学科のレビュー|元教員が評判・学費・偏差値・倍率・入試・注意点まで解説

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大和大学看護学科が気になる方に向けて、授業・実習などの口コミと、カリキュラムや演習設備を紹介します。関西圏の複数の医療機関で学ぶ実習に注目し、実習先の特徴や学年ごとの進み方、リハビリテーション分野の学生との合同授業も取り上げます。

偏差値・倍率は、募集人数や合格最低得点率とあわせて紹介します。入試科目・配点に加え、公募制の基礎評価型・総合評価型、一般選抜の3科目型・2科目型の関係も取り上げ、得意科目や高校の成績に応じて受験方式を検討する際のポイントを解説します。

学費は、初年度と4年間の納入額、教材・実習服・交通費などの別途費用を紹介します。保健師・助産師課程の追加費用や、「大志を、まとえ。」奨学金などの独自制度も取り上げ、入試方式による対象の違いや継続条件など、費用を準備する際の注目点を整理します。

看護師国家試験の合格率と国試対策を、確認テストや担任による指導とあわせて紹介します。保健師・助産師課程の学内選抜にも触れ、看護師以外の資格を目指す際の注目点を整理します。就職先・就職支援は、病院や自治体への実績、面接対策などを取り上げます。

なお、実習中の課題の負担については気になる口コミもあるため、確認したいところです。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。

目次

セクション1|大和大学看護学科の基本情報と特徴

大和大学保健医療学部看護学科は、4年間で看護師に加え、保健師または助産師を目指せる私立大学です。

保健師課程・助産師課程はそれぞれ定員20名で、選択課程としては比較的大きな枠が設けられています。ただし、いずれも学内選抜制で、助産師課程は女性のみが対象です。希望すれば必ず履修できるわけではありません。

項目内容
学部・学科保健医療学部看護学科
修業年限4年
目指せる主な資格看護師、保健師、助産師
保健師課程定員20名・学内選抜制
助産師課程定員20名・学内選抜制・女性のみ
主な実習時期3年次
実習環境関西圏の約200医療機関と連携
2026年看護師国家試験102人受験・102人合格

カリキュラムは、2年次までに看護の知識と技術を学び、3年次に主な実習へ取り組む構成です。4年次に卒業研究や国家試験対策へ集中できるため、実習と受験勉強が重なりにくい点は評価できます。

実習先は一つの系列病院に偏らず、大阪大学医学部附属病院、大阪公立大学医学部附属病院、国立循環器病研究センターなど、関西圏のさまざまな医療機関が含まれます。複数の病院を経験し、看護体制や職場の違いを知ったうえで就職先を考えられることも強みです。

国家試験では、2026年3月卒業生の看護師合格率が100%で、受験した102人全員が合格しています。保健師は20人中19人、助産師は20人全員が合格しており、現在の国家試験結果は高く評価できます。

一方、保健師・助産師課程には学内選抜があり、3年次には実習が集中します。大和大学看護学科は、資格の選択肢を広く持ち、早い段階から国家試験を意識して学びたい人に向いていますが、課題や実習を計画的に進める姿勢も必要な大学です。

セクション2|大和大学看護学科の口コミ

講師や授業の質

大和大学看護学科の授業では、資料を使った説明の分かりやすさと、授業後の質問対応が評価されています。

«「授業にそった内容をわかりやすいパワーポイントなどを使って説明してくださりますし、わからないところがあれば放課後質問に行くと納得するまで答えてくれます。」»

看護学は、解剖生理や病気の知識を理解したうえで、看護技術や実習へ進む積み重ね型の学習です。分からない部分を放課後まで質問できることは、単にテストの点数を上げるだけでなく、知識不足を残したまま実習へ進むことを防ぐのに役立ちます。

ほかの口コミでも、実践的な授業があることや、休み時間にも教員へ質問できること、国家試験や実習を意識した指導を受けられることが評価されていました。現在は担任制に加え、講義ごとの確認テストも行われており、学生の理解を継続的に確認する仕組みがあります。

一方、授業の分かりやすさや指導の熱心さは、教員によって差があるという意見も複数あります。国家試験に出る範囲は丁寧に示されるものの、授業そのものに物足りなさを感じた学生もいました。

また、授業の進み方が比較的速く、必修科目や課題も多いという声もみられます。そのため、教員が丁寧だから楽に卒業できるとはいえないでしょう。復習して分からない点を整理し、自分から質問する姿勢が大切です。

実習・演習・設備

大和大学看護学科の演習では、学生同士で協力し、分からない部分を教員に確認しながら看護技術を身につけます。

「友だちと協力して取り組むことができ、わからなければ先生が近くにいてくれるので、教えてくれます。」

看護技術は、手順を覚えるだけでは十分ではありません。患者役と看護師役に分かれて練習し、友人の動きを見ることで、自分では気づきにくい声かけや安全面の問題も確認できます。近くにいる教員からその場で修正してもらえることは、間違った方法を身につけずに実習へ進むために役立ちます。

ほかの口コミでも、演習中に分からないことがあれば、教員から丁寧に教えてもらえるという評価が見られました。大和大学では、2年次までに基本的な知識と技術を学び、3年次の本格的な実習へ進むため、学内演習が実習前の重要な準備になります。

設備については、看護技術の授業に必要な物品がそろっているという評価があります。一方で、100人規模の学生に対してベッドが約20床で、4~5人ほどのグループで使用する場面があるとの指摘もありました。

グループ演習は、観察や意見交換には向いていますが、一人で繰り返し技術を練習できる時間は限られる可能性があります。設備が新しいかどうかだけでなく、授業外に実習室を使えるか、個人練習の時間を確保できるかも確認したい点です。

また、3年次には病院や施設での実習が本格化し、毎日の記録や課題に時間がかかります。実習中は夜遅くまで課題に取り組んだという意見もあり、負担は軽くありません。大和大学は主要な実習を3年次までに進め、4年次に国家試験対策へ取り組みやすくするカリキュラムですが、その分、3年次に学習と実習が集中します。

これらの口コミからは、友人と協力し、教員からその場で指導を受けながら看護技術を学べる環境が確認できます。ただし、実習期には記録や事前学習を計画的に進めることが求められます。

国家試験対策

国家試験対策で特に評価できるのは、模試や対策講座を実施するだけでなく、学生が自分で勉強を進めるための方法も教えていることです。

«「模試も定期的にあり、学習の仕方も教えてくれた。」»

看護師国家試験は出題範囲が広いため、長時間勉強しても、知識を読むだけでは得点につながらないことがあります。何を優先して覚えるか、間違えた問題をどのように復習するか、模試の結果を次の学習にどう活かすかが重要です。

この口コミからは、大和大学が勉強の機会を用意するだけでなく、学生が自分で国試勉強を効果的に進められるように、学習方法まで支援していることが確認できます。国試合格に向けて、何から始めればよいか分からない学生にとって、特に役立つ支援です。

早くから多くの国家試験対策を受けられる

ほかの口コミでは、1年次から国家試験の過去問や定期的なテストに取り組んでいたことが挙げられています。病院実習や国家試験を意識し、早い段階からコツコツ勉強する習慣を作りやすいカリキュラムだと評価されています。

4年次に初めて過去問を解くのではなく、授業で学んだ内容を国家試験の問題と結びつけているため、「今学んでいる知識が何に必要なのか」を理解しやすくなっているようです。国家試験に向けて勉強する機会が多く設けられていたという意見もあり、対策の開始時期と学習量は評価できます。

実際に、2026年3月卒業生は看護師国家試験に102人全員が合格し、助産師も20人全員が合格しています。保健師も20人中19人が合格しており、早期からの対策と学習支援が結果につながっていると考えられます。

授業を受けるだけで合格できるわけではない

一方で、大学の授業だけでは十分ではないという意見もあります。

«「国家試験に通るためには授業中だけでは不十分で自習する機会を作る必要があるのかもしれないと最近しみじみ思う」»

これは、大学の支援が不足しているという意味ではありません。学習方法を教えてもらっても、授業外に復習し、知識を定着させることが必要だからです。

大和大学の国家試験対策は、受け身の学生を大学だけで合格させる仕組みではなく、早期から勉強の機会と方法を示し、学生が自習を進められるようにする支援と評価するのが適切です。

就職・進路支援

大和大学看護学科の就職支援では、過去の学生が経験した採用試験の情報を、次の学生の対策に活かしています。

「就活のレポートがあり、面接で聞かれることなどの参考になりました。」

病院の採用試験では、一般的な志望動機だけでなく、希望する診療科、実習で学んだこと、その病院を選んだ理由などを聞かれます。就活レポートで過去の質問や選考内容を確認できれば、質問を予想するだけでなく、自分の経験をどのように伝えるか準備できます。とくに、その病院を選んだ理由で評価されやすいのが何かを知ることは大切です。

初めて就職活動をする学生にとって、採用試験の具体的な情報があることは大きな利点です。病院ごとの試験内容や傾向を把握することで、漠然と面接練習を繰り返すよりも、希望先に合わせた対策を進めやすくなります。

ほかの口コミでも、過去の就職実績や選考情報を教えてもらえたこと、履歴書の確認や面接練習を受けられたことが挙げられています。個別面談もあり、就職先の選び方だけでなく、病院が設ける看護奨学金について相談した学生もいました。

現在は、担任教員とキャリアセンターが連携して就職活動を支援しています。また、実習病院を中心とした学内就職説明会もあり、病院の教育方針や新人研修、仕事内容を比較できます。

ただし、面接練習や履歴書の確認は、自動的に全員へ同じ回数行われるとは限りません。口コミからも、自分から相談し、教員と時間を調整して支援を受けている様子が分かります。

希望する病院が決まったら、早めに過去の採用情報を確認し、自分から面接練習を申し込める人ほど支援を活かしやすいでしょう。

学生生活

大和大学看護学科は必修科目が多く、同じ学生と一緒に授業や演習を受ける時間が長いため、学科内で友人を作りやすいという声が複数あります。

看護師という共通の目標を持つ学生が集まり、授業だけでなく実習も一緒に乗り越えるため、自然に関係が深まりやすい環境です。実習の記録や国家試験の勉強が大変な時期にも、友人の存在が学習を続ける支えになっていることが口コミから分かります。

一方、普段の授業は看護学科内で完結するものが多く、他学部の学生と自然に親しくなる機会は限られるという声があります。大和大学には複数の学部が同じキャンパスにありますが、総合大学に入学しただけで交友関係が自動的に広がるわけではありません。

他学部の学生とも交流したい場合は、サークル、大学祭、オープンキャンパスの運営、学部横断の活動などへ参加する必要があります。反対に、同じ目標を持つ看護学生と関係を深め、互いに支え合いながら4年間を過ごしたい人には合いやすい環境です。

セクション3|大和大学看護学科の偏差値・倍率・入試科目

大和大学看護学科の2027年度入試における偏差値は、河合塾の予想で52.5です。模試によって数値は異なりますが、保健医療学部のなかでは難易度が高い学科に位置します。

偏差値だけなら極端な難関には見えません。しかし、2026年度入試では一般選抜前期の倍率が10倍前後に達しており、安全校として簡単に合格できる学科ではありません。

1.2027年度の募集人数

看護学科の募集人数は合計100名です。

入試区分募集人数
学校推薦型選抜(公募制)40名
一般選抜53名
大学入学共通テスト利用選抜7名
合計100名

一般選抜53名の内訳は、前期Aが32名、前期Bが15名、後期が6名です。大学入学共通テスト利用選抜は、前期5名、後期2名となっています。

看護学科では総合型選抜(AO入試)が実施されていません。早めに合格を目指す場合は、学校推薦型選抜(公募制)が中心になります。

2.学校推薦型選抜(公募制)

学校推薦型選抜は11月に実施され、基礎評価型と総合評価型があります。総合評価型だけを受験することはできず、基礎評価型への出願が必要です。

評価項目基礎評価型総合評価型
英語150点150点
国語または数学100点100点
調査書使用しない50点
入学希望理由書合否判定の参考使用しない

国語は古文・漢文を除く現代文、数学は数学Ⅰ・数学Aです。英語のリスニング試験はありません。英語外部試験の成績を利用して、英語の得点に換算してもらうこともできます。

看護系入試でよく見られる面接は、2027年度の公募制には設けられていません。そのため、面接の受け答えよりも、英語と国語または数学の得点が合否を大きく左右します。

総合評価型では調査書が50点分加わります。高校の成績が良い人には選択肢になりますが、2026年度の倍率は基礎評価型4.5倍、総合評価型8.9倍でした。推薦という名称でも、合格しやすい入試とはいえません。

3.一般選抜

一般選抜前期A・前期Bでは、スタンダード3科目型の受験が基本です。

英語が必須で、国語・数学・地歴・公民・理科から2科目を選びます。英語は150点、選択科目は各100点の合計350点です。

同じ試験結果を使い、英語と選択科目のうち得点が高い1科目で判定する2科目型にも出願できます。ただし、2科目型だけを受験することはできません。

後期は英語と、国語または数学の2科目型です。科目数は少なくなりますが、募集人数は6名しかありません。

入試区分2026年度の倍率
前期A・3科目型10.0倍
前期A・2科目型11.0倍
前期B・3科目型10.5倍
前期B・2科目型10.6倍
後期・2科目型4.3倍

前期A・前期Bの合格最低得点率は、おおむね68~73%でした。後期は倍率こそ4.3倍ですが、合格最低得点率は77.0%です。

後期まで待てば合格しやすくなるとはいえません。募集人数が少なく、英語と国語または数学の2科目で高得点が必要になるため、前期Aから受験機会を確保したほうがよいでしょう。

なお、前期の2科目型は3科目型と同じ受験生が追加で判定を受けられる仕組みです。そのため、表の倍率を単純に合格確率として見ることはできません。それでも、合格最低得点率を考えると、得意科目だけで押し切るより、英語を中心に3科目を安定させる対策が必要です。

4.大学入学共通テスト利用選抜

大学入学共通テスト利用選抜は、前期に3科目型・5科目型・7科目型、後期に3科目型があります。大学独自の個別試験はありません。

前期は、自分の得意科目や共通テストの受験科目数に合わせて方式を選べます。ただし、募集人数は前期5名、後期2名と少ないため、共通テスト利用だけに絞るのは安全とはいえません。一般選抜と組み合わせて受験機会を増やす使い方が現実的です。

5.合格に向けた対策

大和大学看護学科では、推薦・一般選抜ともに英語の配点が150点と高くなっています。まずは英語を安定した得点源にすることが重要です。

一般選抜では、英語に加えて得意な2科目を準備すると、3科目型と2科目型の両方で判定を受けられます。推薦を希望する場合も、英語と国語または数学の筆記試験があるため、学校の成績だけでは合格できません。

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セクション4|大和大学看護学科の学費と奨学金

大和大学保健医療学部の学校納入金は、初年度が176万円、2年次以降も年間176万円です。看護学科を4年間で卒業する場合、学校納入金は合計704万円になります。

1.4年間の学校納入金

実習費は授業料に含まれているため、実習のたびに大学へ高額な実習費を支払う仕組みではありません。学費を計算しやすい点はメリットです。

ただし、実習先までの交通費は自己負担です。複数の病院や施設で実習するため、配属先によっては交通費が増える可能性があります。

2.学校納入金以外にかかる費用

学校納入金以外にも、諸経費、教科書、実習服、実習先への交通費などが必要です。

諸経費には、保険、健康診断、抗体検査、模擬試験、学科で使用する教材や物品などが含まれます。教科書代は特に1・2年次の負担が大きくなります。

これらを合わせると、看護師課程だけでも4年間でおおむね750万円前後に加え、実習先への交通費を見込んでおく必要があります。実習先や教材によって変わるため、入学前には最新の資料で内訳を確認してください。

3.保健師・助産師課程には追加費用がかかる

選択課程追加の履修費4年間の費用目安
看護師課程のみなし約750万円+実習交通費
保健師課程15万円約765万円+実習交通費
助産師課程30万円約780万円+実習交通費

保健師・助産師課程はいずれも定員20名の学内選抜制です。追加費用を準備していても、希望すれば必ず履修できるわけではありません。

一方、看護師養成課程を卒業した後に別の学校へ進学して保健師・助産師を目指す方法と比べると、4年間のなかで資格を目指せることには、時間と進学費用を抑えられるメリットがあります。

4.利用できる主な奨学金

大和大学には、返済不要の大学独自奨学金があります。

入学前に申し込む「大志を、まとえ。」奨学金では、保健医療学部の場合、近畿圏内からの入学者に年間45万円、近畿圏外からの入学者に年間55万円が給付されます。最初の給付期間は1年間ですが、成績などの条件を満たせば最大4年間継続できます。

ただし、この奨学金の対象は、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、大学入学共通テストプラス選抜による入学者です。学校推薦型選抜で入学する場合は対象にならない点に注意が必要です。

入学後に申し込める「国づくりは、人づくりから」奨学金では、保健医療学部の学生に年間45万円が給付されます。このほか、国の高等教育の修学支援新制度、日本学生支援機構の奨学金、医療機関による奨学金も利用できます。

なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています

▶看護系の給付型・貸与型奨学金リスト

セクション5|看護師・保健師・助産師を目指せるカリキュラム

大和大学看護学科では、全学生が看護師国家試験受験資格の取得を目指します。さらに学内選抜を通過すれば、看護師に加えて保健師または助産師を4年間で目指せます。

看護師・保健師・助産師の3資格すべてを同時に目指す仕組みではなく、保健師課程と助産師課程のどちらか一方を選択します。

1.保健師・助産師課程は各20名

課程定員主な条件
看護師課程全学生所定科目の履修
保健師課程20名学内選抜
助産師課程20名学内選抜・女性のみ

保健師・助産師課程が各20名あることは、大和大学看護学科の大きな特徴です。特に助産師課程は定員が少ない大学も多いため、大学卒業後に助産師養成課程へ進学せず、4年間で目指せる機会があることには価値があります。

ただし、入学時に課程が保証されるわけではありません。入学後の成績や授業への出席状況などが審査され、希望者が多い場合は学内試験が行われることがあります。

保健師や助産師を強く希望する人は、選抜の直前だけ勉強するのではなく、1年次から成績と出席状況を安定させる必要があります。選抜基準や過去の希望者数については、入学前に公式資料で確認したいところです。

2.1年次|看護の基礎と患者との関わりを学ぶ

1年次は、基礎看護学、人体の構造と機能、病気と治療など、看護を学ぶための土台を作ります。

最初の実習では、病院の療養環境や患者とのコミュニケーションについて学びます。入学後の早い段階で看護師の仕事に触れられるため、将来像を具体的に考えやすくなります。

他学科との合同授業もあり、医療職として必要な対人関係能力や、異なる立場の人と協力する姿勢を身につけます。

3.2年次|専門領域と看護技術を深める

2年次は、成人・老年・小児・母性・精神・地域・在宅といった看護の各領域を、講義と演習で学びます。

実習では患者を受け持ち、情報を集め、必要な看護を考えて実施・評価する看護過程に取り組みます。1年次に学んだ知識を、患者への具体的な支援につなげる段階です。

保健師課程・助産師課程の選抜も行われ、選抜された学生は公衆衛生学や助産学などの専門的な学習へ進みます。

4.3年次|複数の医療機関で実習に取り組む

3年次は、これまで学んだ知識と技術を使い、医療機関や地域で本格的な実習に取り組みます。

対象となるのは、子どもから高齢者まで、健康な人から治療を受けている人までさまざまです。病院だけでなく、地域や在宅で生活する人への看護も学びます。

主な実習を3年次に集中させることで、4年次に卒業研究や国家試験対策へ時間を使いやすくなります。一方、複数領域の実習と記録が続くため、3年次は4年間のなかでも特に忙しくなりやすい時期です。

5.4年次|資格課程・卒業研究・国家試験対策の総仕上げ

4年次は、看護学の学びをまとめる卒業研究や、より高度な看護について学びます。保健師・助産師課程の学生は、それぞれの専門実習にも取り組みます。

看護師課程の主な実習を3年次までに終えるため、4年次は国家試験対策に集中しやすい構成です。ただし、資格課程を履修する学生は、専門実習、卒業研究、就職活動、国家試験対策を並行して進める必要があります。

保健師・助産師を目指す場合は、取得できる資格が増えるだけでなく、4年次の負担も大きくなることを理解しておきましょう。

6.保健師・助産師免許からさらに広がる資格

保健師免許を取得した人は、申請により第一種衛生管理者免許を取得できます。病院や行政だけでなく、企業で働く人の健康管理に関わる産業保健の分野にも進路を広げられます。

助産師免許を取得した人は、申請により受胎調節実地指導員の資格を取得できます。妊娠・出産だけでなく、家族計画や女性の健康を支える場面でも専門性を活かせます。

いずれも看護師免許だけで自動的に取得できる資格ではなく、保健師または助産師免許の取得後に申請が必要です。

7.リハビリテーション職と学ぶチーム医療

保健医療学部には、看護学科のほかに理学療法・作業療法・言語聴覚の各分野があります。他学科との合同授業や学年間交流を通して、協調性やリーダーシップを学びます。

看護師は、患者の治療だけでなく、歩行、食事、会話、退院後の生活を支える職種とも連携します。学生のうちからリハビリテーション職の役割を理解できることは、病棟や在宅医療で患者を支えるうえで役立ちます。

一方、医学部や薬学部がある大学ではないため、学内で連携を学ぶ医療職の範囲は限られます。それでも、退院支援や在宅看護と関係が深いリハビリテーション職と学べる点は、看護学科にとって実用的な強みです。

カリキュラムの詳細は公式資料で確認できます

セクション6|大和大学看護学科の実習先・演習設備と実習の特徴

大和大学看護学科では、学内の演習で看護技術を身につけたうえで、段階的に病院や地域の実習へ進みます。

1年次には医療現場を知るための実習があり、2年次には患者を受け持って、得られた情報から必要な看護を考える力を養います。3年次は実習が学びの中心となり、成人・高齢者・小児・母性・精神・在宅など、対象や場所が異なる看護を経験します。

知識を覚えるだけではなく、患者の状態を見て「なぜこの援助が必要なのか」を考える時間が多い点は、国家試験だけでなく、就職後に自分で判断する力を身につけるうえでも重要です。

約200の医療機関と連携し、複数の実習先で学ぶ

大和大学は関西圏を中心に約200の医療機関と連携しています。主な実習先には、次のような医療機関があります。

  • 大阪大学医学部附属病院
  • 大阪公立大学医学部附属病院
  • 国立循環器病研究センター

大学病院や高度専門医療を行う病院だけでなく、地域の病院や施設でも実習するため、病院による役割や看護の違いを比べられます。

一つの系列病院を中心に実習する大学と比べると、複数の医療機関を経験できることは大和大学の強みです。病院ごとの雰囲気や看護体制を知ることで、自分に合う診療科や就職先を考えやすくなります。

一方、実習先は学生が自由に選ぶのではなく、通学時間などを考慮して大学が決定します。関西圏内での実習が基本ですが、施設ごとに通学経路や環境が変わり、交通費も必要です。実習先の候補だけでなく、自宅から通える範囲や費用も資料で確認しておきましょう。

演習から実習へ進む準備ができる

学内では、実習に入る前に看護技術を演習し、学生同士で確認しながら身につけていきます。失敗してもやり直せる環境で練習してから患者と接するため、初めての実習に向けた不安を減らせます。

また、保健医療学部には理学療法・作業療法・言語聴覚の専攻があります。他職種の役割を知りながら学べることは、リハビリテーションを含むチーム医療に参加する際の土台になります。

演習設備や実習先の詳細は公式資料で確認できます

セクション7|大和大学看護学科の国家試験合格率と国試対策

大和大学看護学科の2026年3月卒業生は、看護師国家試験に102人が受験し、102人全員が合格しています。合格率100%だけでなく、100人を超える受験者が全員合格しているため、評価できる実績です。

保健師・助産師を含めた結果は、次のとおりです。

国家試験大和大学全国全体
看護師100%(102人中102人)88.3%
保健師95.0%(20人中19人)87.1%
助産師100%(20人中20人)99.7%

看護師と助産師は全国全体を上回り、保健師も20人中19人が合格しています。特に、看護師と保健師または助産師の国家試験を同じ時期に受ける学生にとって、複数資格への対策を進められる環境が整っていることは重要です。

1年次から国家試験を意識して学ぶ

大和大学では、4年次になってから国試対策を始めるのではなく、1年次から国家試験を意識した学習を進めます。日々の講義で確認テストを行い、学習した内容が定着しているかを早い段階から確かめる仕組みです。

2年次までに看護の基本的な知識と技術を学び、3年次までに主要な実習を進めます。そのため、4年次には卒業研究と並行しながら、国家試験対策に取り組む時間を確保しやすいカリキュラムになっています。

また、担任教員が学生の学習状況を確認し、国家試験まで継続して支援します。成績が下がってから一時的に対策するのではなく、確認テストと個別指導を積み重ねる点に、大和大学の国試対策の強みがあります。

国試対策の詳細は公式資料で確認できます

セクション8|大和大学看護学科の就職先・就職支援と卒業後の進路

大和大学看護学科の就職先は、大阪府内の大学病院や公的病院、総合病院が中心です。兵庫・京都・奈良・滋賀の病院にも実績があり、関西圏で就職先を選びたい人に向いています。

主な看護師の就職先には、次のような医療機関があります。

  • 大阪大学医学部附属病院
  • 大阪医科薬科大学病院
  • 国立循環器病研究センター

このほか、大阪公立大学医学部附属病院、大阪赤十字病院、兵庫県立尼崎総合医療センターなどにも就職しています。

大和大学には附属病院がありませんが、約200の医療機関と連携し、実習先の一部が就職先にもなっています。実際に働く看護師や病院の雰囲気を知ってから応募先を検討できることは、就職後のミスマッチを減らすのに役立ちます。

一つの系列病院への就職を前提としないため、大学病院、公的病院、地域の総合病院などから比較できることが強みです。ただし、実習を経験した病院へ必ず就職できるわけではありません。希望する病院の採用試験に向けた準備は必要です。

助産師・保健師としての就職実績もある

助産師の主な就職先には、大阪大学医学部附属病院、大阪母子医療センター、愛仁会千船病院などがあります。

保健師は、大阪府や兵庫県などの都道府県に加え、大阪市・吹田市・神戸市などの自治体にも就職実績があります。保健師として自治体へ就職する場合は、公務員試験の準備も必要になるため、看護師とは異なる対策が求められます。

なお、大学が掲載している就職先は複数年度の実績をまとめたものです。すべてが一つの卒業年度の就職先ではない点には注意してください。

担任教員とキャリアセンターが就職活動を支援

就職支援は、担任教員とキャリアセンターが連携して行います。履歴書やエントリーシートの添削、面接対策など、病院の採用試験に必要な準備を相談できます。

看護学科では、3年生を対象に実習病院を中心とした学内就職説明会も行われています。病院の教育方針や新人研修、勤務内容を採用担当者や現役看護師から直接聞けるため、病院名だけでなく、就職後の働き方まで比べられます。

大学院進学を目指す選択肢もある

看護師として就職するだけでなく、研究者、大学教員、指導者などを目指して大学院へ進む選択肢もあります。

大和大学では、入学後の2年次に大学院進学プログラムを選択でき、専門科目・英語・面接の個別支援を受けられます。

就職や進学の支援や実績について、詳しくは公式資料で確認できます

セクション9|大和大学看護学科が向いている人・向いていない人とまとめ

大和大学看護学科は、看護師を基本に、保健師または助産師を目指せる大学です。約200の医療機関と連携した実習、1年次から始まる国家試験対策、大学病院や公的病院を含む幅広い就職先が主な特徴です。

一方、保健師・助産師課程には学内選抜があり、3年次には実習と課題が集中します。資格の選択肢が多いだけでなく、そのための学習を続けられるかまで考えて選ぶ必要があります。

大和大学看護学科が向いている人

特に向いているのは、次のような人です。

  • 看護師に加えて、保健師または助産師も目指したい人
  • 大学病院、公的病院、地域の総合病院など、複数の実習先を経験したい人
  • 一つの系列病院に進路を限定せず、就職先を比較して選びたい人
  • 手厚い国家試験対策を受けたい人
  • 教員へ自分から質問し、個別の支援を学習に活かせる人
  • 大阪府内を中心に、関西圏の医療機関へ就職したい人
  • チーム医療を学びたい人

特に評価できるのは、国家試験対策が直前の講座だけではなく、早期の確認テスト、模試、学習方法の指導まで含まれていることです。2026年3月卒業生は、看護師102人全員、助産師20人全員が国家試験に合格しています。

複数の医療機関で実習できるため、病院ごとの役割や雰囲気を比較し、自分に合う就職先を考えたい人にも適しています。

大和大学看護学科が向いていない可能性がある人

次のような人は、ほかの大学とも慎重に比較したほうがよいでしょう。

  • 保健師または助産師課程へ必ず進みたい人
  • 附属病院を中心に実習し、その病院への就職を優先したい人
  • 課題や実習記録を自分で計画して進めることが苦手な人
  • サークルやイベントを学校生活の中心にしたい人

保健師・助産師課程は、それぞれ定員20人の学内選抜です。希望しても進めない可能性があるため、この二つの資格のどちらかを最優先にする場合は、選抜方法や過去の希望者数を確認しておく必要があります。

まとめ|資格の選択肢と実習先の幅が大きな強み

大和大学看護学科の大きな強みは、看護師に加えて保健師・助産師を目指せること、複数の病院で実習できること、早期から国家試験対策を受けられることです。

看護師国家試験の実績や就職先も評価できますが、保健師・助産師課程の学内選抜、実習期の忙しさは注意点です。

まずは大学の公式資料を取り寄せ、最新のカリキュラム、資格課程の選抜方法、実習先、学費、奨学金、入試科目を確認しましょう。そのうえで他大学と比較し、候補に残った場合はオープンキャンパスで演習環境や教員への相談のしやすさを確かめると、入学後の違いを減らせます。

志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。

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参考ページ

参考ページ

大和大学|保健医療学部 看護学科
https://www.yamato-u.ac.jp/faculty/health/nursing/

大和大学|保健医療学部の特長・教育
https://www.yamato-u.ac.jp/faculty/health/health_feature/

大和大学|保健医療学部の就職・進学・留学
https://www.yamato-u.ac.jp/faculty/health/health_career/

大和大学|就職実績・国家試験
https://www.yamato-u.ac.jp/career/employment_results/

大和大学|キャリアセンター
https://www.yamato-u.ac.jp/career/career_center/

大和大学|入試結果
https://www.yamato-u.ac.jp/entrance/exam/results/

大和大学|2027年度入試ガイド
https://www.yamato-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2026/06/2027guide_hs.pdf

大和大学|入学手続・学費
https://www.yamato-u.ac.jp/entrance/exam/payment/

大和大学|奨学金制度
https://www.yamato-u.ac.jp/entrance/exam/tuition/

大和大学|「大志を、まとえ。」奨学金
https://www.yamato-u.ac.jp/entrance/exam/tuition/scholarship_yamato/

大和大学|看護学科就職説明会を開催しました
https://www.yamato-u.ac.jp/news/9718/

河合塾Kei-Net大学検索システム|大和大学の偏差値・ボーダーライン
https://search.keinet.ne.jp/2598/general/border_rate

厚生労働省|第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表
https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken03_04_05/about.html

みんなの大学情報|大和大学保健医療学部看護学科の口コミ
https://www.minkou.jp/university/school/review/89218/2303/gk%3D35173/

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