金城学院大学 看護学部の特徴は?元教員が評判・学費・偏差値・入試・就職・実習を解説

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金城学院大学看護学部を検討する際は、看護の専門科目だけでなく、総合大学ならではの学びにも目を向けたいところです。本記事では、薬学・栄養・心理などとの多職種連携教育をはじめ、ICTやシミュレーションの活用、大学病院や地域での実習について紹介します。

たとえば入試については、偏差値・倍率を方式ごとに整理し、科目数や募集枠の違いを取り上げます。一般前期の高得点2科目型や共通テストプラス型、公募制推薦の選考方法・専願条件などにも触れ、自分の得意科目や成績を活かせる受験方法を考える際のポイントをお伝えします。

費用面では、初年度納入金と4年間の学校納付金に加え、電子教科書・ノートPCなどの費用も紹介します。金城サポート奨学金の対象となる入試や採用・継続条件、公募制推薦での給付制度にも触れ、受験方法とあわせて検討したい支援の内容を整理します。

看護学部は2026年に第1期生が卒業しており、初めての国家試験結果や就職先にも注目したいところです。対策室やeラーニングを使った国試支援、保健師課程の選抜条件、キャリア支援センターでの相談など、資格取得と卒業後の進路に関わる点を紹介します。

なお、授業の分かりやすさには気になる口コミもあるため、確認したいところです。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。

目次

セクション1|金城学院大学 看護学部の特徴|多職種連携・ICT・シミュレーション教育

金城学院大学 看護学部 看護学科の大きな特徴は、看護・薬学・栄養・心理などを学ぶ学生が同じキャンパスで連携する多職種教育と、ICT・シミュレーションを取り入れた実践的な看護教育です。

看護学部は2022年に開設され、電子教科書やクラウド型の実習支援システム、臨床場面を想定した演習設備などを学習に活用しています。看護技術だけでなく、他職種との連携やデジタルツールの活用まで学生のうちから経験したい人には、特徴のはっきりした看護学部です。

項目内容
学校名金城学院大学 看護学部 看護学科
学校種別私立大学
看護学部開設2022年4月
所在地愛知県名古屋市守山区大森二丁目1723番地
修業年限4年
入学定員100名
学位学士(看護学)
主な資格看護師国家試験受験資格、保健師国家試験受験資格など
主なアクセス名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」駅から徒歩約4~5分

看護・薬学・栄養・心理をつなぐ多職種連携教育

金城学院大学では、ワンキャンパスにある複数の専門分野を活かした多職種連携教育を行っています。「多職種連携の学び」では看護、薬学、栄養、心理などを学ぶ学生が関わり、4年次の「チーム医療論」では、看護師や保健師だけでなく、医師、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士、公認心理師などの役割について学びます。

多職種連携とは、異なる専門職が協力して患者を支えることです。他職種が何を専門とし、看護師がどのように情報共有や連携を行うのかを学生段階から考えられることは、複数分野がそろう金城学院大学ならではの強みです。

電子教科書や「テトリン」を取り入れたICT教育

看護教育では、電子教科書やクラウド型臨地実習支援システムなどのICTを活用しています。入学後にはICT利用のオリエンテーションがあり、学生によるピアサポートチーム「テトリン」も設けられています。

単にデジタル機器を導入しているだけではなく、授業や実習でICTを実際に使い、学生同士でも活用を支える仕組みまで用意されていることがポイントです。看護現場でも情報を扱う機会が多いため、大学での学習段階からデジタルツールに慣れたい人にはメリットがあります。

臨床を想定したシミュレーション教育

学内にはICU(集中治療室)を想定した設備や模擬病室、成人看護学実習室、小児・母性看護学実習室などがあり、臨床場面を想定したシミュレーション教育が行われています。

シミュレーション教育とは、模擬的な患者や場面を使って、看護技術や患者への対応を練習する学びです。実際の臨地実習へ進む前に、患者への声かけや観察、看護技術などを臨床に近い状況で練習できることは、実践力を身につけるうえで評価できる点です。

保健師は15名の選抜制

卒業要件を満たすことで看護師国家試験受験資格を取得できます。さらに保健師を目指す課程もありますが、履修できるのは所定の単位を修めた学生から選抜される15名です。

看護師に加えて地域保健まで進路を広げたい人には選択肢になりますが、保健師課程は全員が履修できるものではありません。また、看護学部の取得資格には助産師国家試験受験資格は含まれていません。

2027年度は女子のみ出願可能、2029年から共学化予定

金城学院大学は2027年度入試では女子のみ出願できます。一方、大学は2029年4月から男女共学化する予定を公表しています。

キャンパスは名古屋市内にあり、名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」駅から徒歩約4~5分です。多職種連携、ICT、シミュレーションという具体的な教育の仕組みに加え、最寄駅から徒歩圏という通学環境も、金城学院大学 看護学部を他校と比較するときのポイントになります。

セクション2|金城学院大学看護学部の口コミ

講師・授業

講師・授業については、専門知識を分かりやすく教えてもらえることを評価する声がある一方、授業の分かりやすさには教員による差もあることが口コミからうかがえます。

まず、授業の分かりやすさについては、次のような口コミがあります。

「講師の専門的な知識量、生徒への教え方がうまく、学科内での苦手な部分でも覚えやすく大変助かっています。」

この口コミからは、単に専門知識が豊富なだけでなく、それを学生が理解しやすい形で伝えてもらえたと感じたことが分かります。看護学では、解剖生理や病態、看護技術など、初めて学ぶ専門的な内容が多いため、知識量だけでなく「理解しやすい形で教えてもらえるか」は重要です。

特に、苦手な内容でも覚えやすかったという点は、専門科目に不安がある学生にとって安心材料になりやすいでしょう。入学後すぐに看護の知識をすべて理解できるわけではないため、専門的な内容を苦手意識があっても理解しながら学べることは、その後の演習や実習へ進むうえで重要です。

一方で、口コミでは、授業の分かりやすさには教員による差があり、微妙と感じた学生もいました。

ここは学校選びで注意しておきたい点です。専門分野ごとに担当教員が異なるため、授業の進め方や説明の仕方も変わります。ある教員の授業は理解しやすくても、別の科目では自分で教科書を読み直したり、追加で復習したりする必要が出てくる可能性があります。

ただし、授業ごとの差があること自体は、金城学院大学だけに限った特徴とはいえません。重要なのは、理解しにくい授業があったときに、自分で補える環境や相談できる相手がいるかどうかです。

その点、教員との関係については、親身に対応してくれる教員がいるという声や、全体的に優しい教員が多いという声がみられます。

自分から話しかけることで教員との距離を縮められたという声もあり、分からないことや不安があるときに相談しやすい環境が整っているといえます。

看護学部では、授業だけでなく演習・実習・国家試験へと学習内容がつながっていくため、早い段階で疑問を解消できることは重要です。授業の理解度に差が出た場合でも、教員へ質問したり相談したりできれば、苦手な内容に対処しやすくなります。

演習・実習

「最新の物が準備されています。高い医療器具も準備されているので最新の医療を学べます。」

この口コミからは、最新の設備だけでなく、個人では触れる機会の少ない高価で高度な医療機器を使って学べる点が評価されています。

金城学院大学の実習先には、愛知医科大学病院、藤田医科大学病院、名古屋大学医学部附属病院などの大学病院も含まれており、臨地実習では高度な医療に関わる機会があります。

そのため、学内演習の段階から高度な医療機器やICUを想定した設備で練習できることは、大学病院などの実習先で目にする医療環境をイメージしやすくし、機器を使いこなして患者の観察や看護に専念するための準備につながります。

さらに、第1期卒業生の就職先として名古屋大学医学部附属病院や藤田医科大学病院も確認されています。こうした高度医療を担う病院へ就職した場合、学生時代から高度の医療機器に触れ、使いこなせるようになることは、就職後に病棟の設備や医療機器を学んでいく際の心理的なハードルを下げ、スムーズに成長していく土台になります。

ほかの口コミでも、看護学部が新しいため演習室がきれいで、設備が充実しているという声が多くみられます。そのため、優れた設備面は金城学院大学看護学部の分かりやすい強みの一つといえそうです。

ただし、設備が新しいことだけで看護技術が身につくわけではありません。実際に繰り返し使い、自分で練習することではじめて学習効果につながります。

その点、演習については次のような口コミがあります。

「演習で復習したい時や、自主練をしたい時にサポートしてくれる体制がある。」

この口コミは、授業時間外で、理解が不十分だった技術を復習したり、自分で練習したりするときにも支援を受けられた学生がいることを示しています。

看護技術は、一度演習を受けただけで身につくものではありません。手順を忘れたり、実際にやってみるとうまくできなかったりすることもあります。そのため、授業後にもう一度練習したいときにサポートを受けられることは、技術への不安を減らすうえで大きな意味があります。

特に臨地実習では、患者を前にして安全に技術を行う必要があります。実習前に自分の苦手な手技を確認し、必要に応じて自主練習できれば、「できないまま実習へ行く」状態を避けやすくなります。設備が整っているだけでなく、それを復習や自主練習に活用できる体制がある点は、学生にとって実用的なメリットです。

国家試験対策

「まだ国試を一度も経験していない歴なのでわからないですが、サポートは充実しています。」

この口コミは、まだ第1期生が国家試験を受験する前の投稿であり、当時は合格実績そのものを評価できない状況でした。それでも投稿者がサポートを充実していると感じていたことから、実績が出る前から国家試験に向けた支援環境は学生に好評だったことが分かります。

実際に、金城学院大学では国家試験対策室を設け、国家試験問題集を自由に閲覧できるほか、看護師国家試験対策のeラーニングやICTを使った課題配信も行っています。

入学後にはプレイスメントテストで基礎学力や弱点を確認する仕組みもあり、4年次だけに集中して対策するのではなく、早い段階から自分の課題を把握しながら学習を積み上げられる点が特徴です。

学生にとってのメリットは、国試勉強を「何から始めればよいか分からない」状態になりにくいことです。専用の学習環境やeラーニングがあれば、自分の苦手分野を確認しながら学習を進めやすくなります。

特に、授業や実習と並行して勉強する必要がある4年次には、学習手段が複数用意されていることが負担の分散にもつながります。こうした国試対策のサポートが実際の学生から充実していると評価されています。

また、口コミでは、ゼミの教員が卒業研究だけでなく国家試験についても相談に乗ってくれたという声があります。これは、国試対策が専用教材や対策室だけで完結するのではなく、普段関わる教員にも相談できる場合があることを示しています。

国家試験勉強では、自分の弱点がどこにあるか、どの教材を使うか、どの順番で復習するかなどで迷うことがあります。

自分の学習状況を把握した身近な教員へ相談できれば、学習方法を見直したり、苦手を分析したりするのに役立ちます。特に卒業研究や実習などで忙しい時期に、学習面を相談できる相手がいることは大きな支えになり得ます。

なお、現在は第1期生が国家試験を受験しており、第115回看護師国家試験の新卒合格率は97.1%で、全国新卒合格率94.1%を上回りました。開設後初めての国家試験で一定の結果が出たことは、現在の支援体制を見るうえでプラス材料です。

ただし、実績はまだ1期分です。そのため、「長年国試に強い大学」「毎年高い合格率を維持している」とまでは評価できません。また、国家試験対策室やeラーニングが用意されていても、それをどこまで活用するかは学生自身に委ねられます。

就職支援

「自身が目指している就職ルートの構築への手伝いなど一緒に親身に考えてくださり心のそこから助かっています。」

この口コミで特に注目したいのは、単に求人を紹介してもらうだけではなく、本人が目指す進路まで一緒に考えてもらえた点です。ほかの口コミでも、就職活動への支援を積極的だと受け止める声や、求人情報が多いという評価、教員やキャリアサポートの担当者に親身に相談にのってもらったという声が見られます。

学生にとってのメリットは、「どの病院に応募するか」だけでなく、自分がどのような看護師になりたいのか、そのためにどのような就職先を選ぶのかまで相談しながら整理できることです。

看護師の就職先は、大学病院、地域の病院、在宅医療などによって仕事内容や求められる役割も異なります。自分だけで求人票を比較するより、看護就活のプロと相談しながら進路を考えられることは、今後のキャリアを具体化し、就職後のミスマッチを減らすうえで役立ちます。

また、求人情報が多いと感じた学生がいる点も見逃せません。選択肢が多ければ、知名度や給与だけで決めるのではなく、病院の規模、診療分野、教育体制、勤務地など、自分が重視したい条件を比較しながら就職先を探しやすくなります。

教員のサポートが親身だと感じる声があることも、看護学生にとっては重要です。就職活動では、一般的な応募書類や面接の対策だけでなく、実習を経験したうえで自分に合う病院を考えたり、看護師としてどの領域へ進みたいか迷ったりすることがあります。

普段の授業や実習で学生の様子を知る教員にも相談できれば、キャリア支援とは異なる視点から進路を考えられるでしょう。

学生生活

金城学院大学看護学部の学生生活については、同じ看護師を目指す学生同士で友人関係を築きやすく、授業や実習を通して自然に顔見知りが増えていくことが口コミからうかがえます。

看護学部では、同じ学部の学生と受ける授業が多いうえ、演習や実習でもグループで行動する機会があります。そのため、日常的に同じ学生と関わる時間が長く、授業だけでなく実習を一緒に経験するなかで関係が深まりやすいようです。

これは看護学生にとって大きなメリットです。看護学部では、授業の課題だけでなく、技術練習や実習、国家試験の勉強など、学年が上がっても継続して取り組むことが多くあります。

同じ目標を持つ友人が身近にいれば、分からない内容を確認し合ったり、実習の大変さを共有したりしながら学びを続けやすくなります。単に一緒に遊ぶ友人というだけでなく、看護師を目指す過程を支え合える仲間を作りやすい環境といえるでしょう。

一方で、学部内で自然に顔見知りが増える反面、他学年との交流はあまり多くないと感じた学生もいます。看護学部内だけで過ごしていると、交友関係が同学年中心になりやすい可能性があります。

その場合、サークルや部活動への参加が交流の幅を広げるきっかけになります。金城学院大学にはスポーツ・文化・ボランティアなど多くの団体があり、口コミでも、サークルや部活に所属することで気の合う友人を作れるという声が見られます。学部や学年を越えた友人を作りたい人は、授業以外の活動へ自分から参加することが大切になりそうです。

看護学部の場合は、学年が上がるにつれて実習も増えるため、サークル活動との両立には時間管理が必要です。ただ、低学年のうちから参加しておけば、看護学部以外の学生や先輩とのつながりを作る機会にもなります。学部内で深い関係を築きつつ、課外活動で交友関係を広げられる点は、総合大学ならではのメリットです。

通学については、最寄りの大森・金城学院前駅から徒歩で大学へ通えることを便利だと感じる学生がいます。また、栄方面へ乗り換えなしで移動できるため、授業後に名古屋中心部へ出やすいことも利点です。

一方で、大学周辺については、名古屋市内でありながら店や遊べる場所が多い環境ではないと感じる学生もいます。大学の周囲だけで学生生活を完結させたい人にとっては物足りなさがあるかもしれませんが、落ち着いた環境で授業を受け、放課後は栄などへ移動するという過ごし方はしやすいでしょう。

セクション3|金城学院大学 看護学部の偏差値・倍率・入試|一般選抜・公募制推薦を解説

金城学院大学 看護学部 看護学科の2027年度入試は、一般前期だけでも3科目型・2科目型・高得点2科目型・共通テストプラス型があり、自分の得点パターンに合わせて受験方式を選べることが特徴です。

ただし、「科目が少ない方式ほど入りやすい」とは限りません。2026年度一般前期では、3科目型の公式競争率3.0倍に対して2科目型は3.7倍で、河合塾の2027年度ボーダー偏差値も3科目型42.5、2科目型45.0です。苦手科目を減らすことより、自分が高得点を取れる方式を選ぶことが重要な入試と評価できます。

なお、2027年度入試は女子のみ出願可能です。

一般前期は4方式|3科目型が募集の中心

2027年度一般前期募集人員
3科目型20名
2科目型10名
高得点2科目型4名
共通テストプラス型7名

4方式の中では3科目型が20名と最も募集枠が大きく、2科目型の2倍です。そのため、3科目を大きな苦手なく準備できる人なら、科目数を減らすことだけを理由に2科目型へ絞る必要はありません。

2026年度の公式競争率も3科目型3.0倍、2科目型3.7倍で、河合塾の2027年度ボーダー偏差値はそれぞれ42.5、45.0です。3科目をバランスよく得点できる人には、募集枠が最も大きい3科目型が比較的組み立てやすい選択肢です。

反対に、3科目では苦手科目が足を引っ張るものの、得意な2科目なら高得点を狙える人には2科目型が合います。科目負担は減らせますが、直近の競争率とボーダーを見る限り、「2科目だから難易度も低い」とは考えないほうがよいでしょう。

2026年度一般前期は主要4方式すべて3倍以上

2026年度一般前期志願者数合格者数公式競争率
3科目型175名58名3.0倍
2科目型26名7名3.7倍
高得点2科目型122名40名3.1倍
共通テストプラス型65名22名3.0倍

2026年度は主要4方式がすべて3倍以上となりました。特に、募集の中心となる3科目型でも175名が志願し、58名が合格しています。

この数字から見ると、金城学院大学 看護学部の一般前期は、偏差値だけを見て合格しやすいと判断するのは避けたい入試です。河合塾のボーダーを目安に基礎学力を固めるだけでなく、希望する方式で安定して得点できる状態まで仕上げる必要があります。

一方、2026年度は英語外部試験利用型1.4倍、共通テスト利用前期1.8倍、一般後期1.2倍など、一般前期とは異なる競争率の方式もありました。入試方式によって競争状況がかなり違うため、大学全体を「倍率○倍」と一括りにせず、受験する方式ごとに見ることが重要です。

河合塾のボーダー偏差値は2科目型45.0、3科目型42.5

区分河合塾ボーダー
学部学科ランク40.0
一般前期3科目型42.5
一般前期2科目型45.0
共通テストプラス型40.0
共通テスト利用前期53~54%
共通テストプラス52%

河合塾Kei-Netによる2027年度予想では、一般前期2科目型のボーダー偏差値が45.0で、3科目型の42.5より2.5ポイント高くなっています。

この差は、受験科目を減らせば合格しやすくなるわけではないことを考える材料になります。2科目型は「勉強する科目を減らしたい人」より、「得意な2科目へ集中すれば高得点を狙える人」と相性がよい方式です。

逆に、突出した2科目はなくても3科目を安定して得点できる人なら、募集人数20名の3科目型を軸にしたほうが自分の強みを活かせる可能性があります。

2027年度公募制推薦は「奨学金を狙う方式」と「専願・面接型」に分かれる

公募制推薦募集人員特徴
特別奨学生2科目型15名成績上位者は50万円給付の対象
1科目・面接型4名専願制

特別奨学生2科目型は、学力を活かして推薦で合格を目指しながら、奨学金まで狙えることが特徴です。適性検査の得点率75%以上などの条件を満たした合格者のうち、看護学科では成績上位6名に50万円が給付されます。

学力に自信があり、入学後の学費負担も重視している人には、単なる推薦入試以上のメリットがある方式です。募集15名に対して奨学生枠が6名あるため、対象となる成績上位に入れれば経済的なメリットも大きくなります。

一方、1科目・面接型は4名募集の専願制です。学科試験を1科目に絞れる代わりに面接もあるため、金城学院大学への志望度が高く、得意科目と面接の両方で評価を受けたい人に向いています。募集枠は4名と小さいので、科目数の少なさだけで選ぶより、専願条件と自分の志望度を合わせて判断したい方式です。

共通テストを活かせるが、募集人数は少ない

2027年度は共通テスト利用前期で3科目型3名、2科目型3名、一般前期の共通テストプラス型で7名を募集します。

河合塾のボーダー得点率は共通テスト利用前期53~54%、共通テストプラス52%です。共通テストで安定して点数を取れる人なら、個別試験だけでなく受験機会を広げられる点はメリットです。

ただし、共通テスト利用前期は各3名と募集枠が小さいため、共通テスト利用だけを合格の中心ルートにするより、一般前期などと組み合わせて受験機会を増やす使い方のほうが適しています。

得意科目だけでなく「得点の安定性」で方式を選びたい

金城学院大学 看護学部の入試は、方式が多いだけではなく、得意科目が多い人、少数科目で高得点を取れる人、共通テストを活かしたい人、推薦で奨学金まで狙いたい人と、それぞれに合うルートを選びやすいことが強みです。

特に一般前期では、3科目型は募集20名・2026年度競争率3.0倍、2科目型は募集10名・競争率3.7倍で、河合塾ボーダーも2科目型のほうが高くなっています。したがって、「科目が少ない方式を選ぶ」のではなく、「自分が最も安定して合格点を取れる方式を選ぶ」ことが、金城学院大学の入試では重要です。

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セクション4|金城学院大学 看護学部の学費・奨学金|4年間約709万円・金城サポート奨学金

金城学院大学 看護学部の2027年度初年度納入金は194万870円です。2年次以降は年171万7,000円で、大学が示す金額をもとに計算すると、4年間の学校納付金は709万1,870円となります。

一方、入試成績を学費負担の軽減につなげられる「金城サポート奨学金」があり、一般前期や共通テスト利用前期では条件を満たす成績上位者が年間学費半額の給付対象になります。学力に自信があり、私立看護大学の学費負担も重視している人には、入試方式と奨学金をセットで比較する価値が大きい大学です。

2027年度の初年度納入金は194万870円

年次学校納付金
1年次1,940,870円
2年次1,717,000円
3年次1,717,000円
4年次1,717,000円
4年間7,091,870円

初年度は入学時に108万2,370円、後期に85万8,500円を納入します。4年間の学校納付金709万1,870円を単純平均すると年間約177万3,000円、月額換算では約14万8,000円相当です。ただし、実際には毎月均等に支払うわけではなく、入学時や前期・後期など所定の時期にまとまった支払いが必要です。

私立の看護系大学を比較するときは、初年度だけでなく4年間の負担を見ることが重要です。金城学院大学は4年間で約709万円という学校納付金をあらかじめ把握できるため、卒業までの資金計画を立てやすいと評価できます。

看護師資格取得のための実験実習費は4年間徴収しない

金城学院大学では、看護師資格取得のための実験実習費を4年間通して徴収しないと案内しています。看護系大学では授業料以外の実習関連費も確認したいポイントなので、通常の学校納付金とは別に毎年実験実習費が上乗せされる仕組みではないことは、費用を比較するときに分かりやすい点です。

ただし、学校納付金だけですべての費用を賄えるわけではありません。デジタル教科書を含む教科書代、ノートPC、ナースウェアやシューズ、聴診器、感染症検査や保険などが別途必要です。ナースウェア等は2025年度価格で約7万5,000円が目安とされているため、709万1,870円を4年間に必要な完全な総費用とは考えないことが大切です。

一般前期では年間学費半額の奨学金を狙える

金城サポート奨学金では、一般前期の成績上位者が一定の得点条件を満たした場合、年間学費半額の給付対象になります。

3科目型では得点率80%以上、2科目型では90%以上が条件です。ここでいう年間学費は授業料と教育充実費を指しており、入学金や諸会費などを含む年間総納入金の半額ではありません。

それでも、私立看護大学の4年間の負担を考えると、年間学費の半額給付は大きな支援です。特に、一般選抜で高得点を狙える人は、合格だけでなく入学後の学費軽減まで見据えて受験できることが金城学院大学の強みになります。

共通テストが得意な人にも学費半額のチャンスがある

金城サポート奨学金は一般前期だけではありません。共通テスト利用前期では、3科目型で得点率75%以上、2科目型で80%以上などの条件を満たす成績上位者が年間学費半額の対象になります。

そのため、個別試験で高得点を狙える人だけでなく、共通テストの成績を活かして学費支援まで狙いたい人にも選択肢があるのが特徴です。

2年次以降も学業成績上位20%以内などの条件を満たせば、卒業まで継続できる可能性があります。入学時だけの一時的な支援ではなく、大学での成績を維持することがその後の学費負担軽減につながる仕組みです。ただし、自動継続ではないため、奨学金を前提に4年間の資金計画を立てる場合は継続条件も考えておく必要があります。

公募制推薦でも50万円給付を狙える

2027年度の公募制推薦「特別奨学生2科目型」では、適性検査の得点率75%以上などの条件を満たした合格者のうち、看護学科の成績上位6名に50万円が入学時に給付されます。

一般選抜まで待たなくても、推薦入試から経済支援を狙えることがポイントです。金城学院大学への志望度が高く、推薦段階から2科目で高得点を狙える人には、早期合格と50万円給付の両方を目指せる方式として魅力があります。

金城学院大学 看護学部は、4年間の学校納付金が約709万円で、教材やPCなどの費用はさらに必要です。一方、一般前期・共通テスト利用前期の年間学費半額や、公募制推薦の50万円給付など、入試成績を学費軽減につなげられることは明確な特徴です。学力に自信がある人ほど、入試方式を選ぶ段階から奨学金の対象条件まで比較するとよいでしょう。

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セクション5|金城学院大学 看護学部のカリキュラム|多職種連携・ICT・シミュレーション教育

金城学院大学 看護学部のカリキュラムで特に注目したいのは、看護だけで完結せず、薬学・栄養学・心理学などと連携して学ぶ多職種教育と、ICT・シミュレーションを実際の学修に取り入れていることです。

1年次から患者とのコミュニケーションや基礎看護を学び、臨地実習を経験しながら、3年次には専門領域別の学び、4年次には統合実習やチーム医療へ進みます。看護技術だけでなく、他職種との連携や情報活用まで含めて実践力を伸ばしたい人には、特徴の分かりやすいカリキュラムです。

看護・薬学・栄養・心理を組み合わせた多職種連携教育

金城学院大学では、ワンキャンパスに複数の専門分野がある環境を活かし、看護・薬学・栄養・心理などを学ぶ学生が一緒に学ぶ科目を設けています。

「多職種連携の学びA」では心理・栄養・看護・薬学、「多職種連携の学びC」では看護・薬学が連携します。さらに4年次の「チーム医療論」では、看護師、保健師、医師、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士、公認心理師など、複数の専門職の役割を学びます。

単に医療系分野が同じ大学にあるだけではなく、実際に他分野の学生と学ぶ科目が設定されていることが重要です。看護師は患者の状態を自分だけで判断して支える職種ではなく、薬剤師や管理栄養士などと情報を共有しながら支援します。学生の段階から他職種の考え方を知りたい人には、金城学院大学の明確な強みといえます。

電子教科書や実習支援システムを使うICT教育

看護教育には、電子教科書やクラウド型臨地実習支援システムなどのICTが取り入れられています。入学後にはICT利用のオリエンテーションがあり、学生ピアサポートチーム「テトリン」もICT活用を支援します。

ポイントは、単にノートPCやデジタル教材を使うだけではなく、授業や実習の学修ツールとしてICTを組み込み、学生同士でも使い方を支える仕組みがあることです。電子教材を使った学習や情報整理に早い段階から慣れたい人にとっては、学びやすさにつながります。

一方で、紙の教科書だけで学ぶスタイルとは異なるため、デジタル教材を日常的に使う学習環境を希望するかどうかも学校選びの比較材料になります。

ICUや模擬病室を使ったシミュレーション教育

学内にはICU(集中治療室)を想定した設備や模擬病室、成人看護学実習室、小児・母性看護学実習室などがあり、臨床場面を想定したシミュレーション教育が行われています。

シミュレーション教育では、実際の患者に対応する前に、模擬的な場面で観察、声かけ、看護技術などを練習できます。知識を覚えるだけでなく、「この患者の状態ならどう判断し、どう行動するか」を学内で練習できることに意味があります。

特に、実習へ出る前にできるだけ看護技術や患者対応を練習しておきたい人には、臨床に近い環境を使えることがメリットです。

1年次からコミュニケーションと実習を段階的に学ぶ

1年次4月から「看護コミュニケーション論」があり、傾聴、共感、受容などを学びます。ロールプレイや模擬患者を使った演習も取り入れられているため、患者との関わり方を実習開始前から具体的に練習できます。

臨地実習も1年次から始まり、基礎看護学実習(1)や地域療養体験実習を経験します。その後、2年次の基礎看護、3年次の専門領域別実習、4年次の統合実習へ進む流れです。

看護技術だけでなく、患者とのコミュニケーションを低学年から練習したうえで、段階的に実践へ進むことは評価できる点です。人と話すことに自信がある人だけでなく、患者との関わり方を演習から身につけたい人にも相性があります。

保健師課程は15名の選抜制

看護師に加えて保健師を目指す場合は、15名の選抜制で保健師課程を履修できます。選抜後は2年次以降に公衆衛生看護学関連科目を学び、4年次には5週間の公衆衛生看護学実習へ進みます。

病院で患者を支える看護だけでなく、地域住民の健康づくりや疾病予防にも関心がある人には、進路を広げられる選択肢です。ただし15名の選抜制なので、保健師を第一の目標として考えている場合は、入学後の履修条件も含めて考えておく必要があります。

金城学院大学 看護学部のカリキュラムは、看護・薬学・栄養・心理などとの多職種連携を軸に、ICTとシミュレーション教育を組み合わせていることが大きな特徴です。単に看護技術を学ぶだけでなく、他職種との協働、情報活用、患者とのコミュニケーションまで含めて実践力を伸ばしたい人には、比較する価値の高い教育内容です。

セクション6|金城学院大学看護学部の国家試験合格率|第1期生は97.1%

金城学院大学看護学部看護学科は、2026年の第115回看護師国家試験で97.1%の合格率となりました。全国全体の88.3%を8.8ポイント上回っており、2026年3月に初めて卒業生を送り出した看護学部としては評価しやすいスタートです。さらに、入学時のプレイスメントテスト、国家試験対策室、eラーニングなど、4年間の学習を国家試験につなげる仕組みも用意されています。

第1期生の看護師国家試験合格率は97.1%

2022年に開設された金城学院大学看護学部は、2026年3月に第1期生が卒業しました。第115回看護師国家試験の合格率は97.1%で、同じ試験の全国全体88.3%を8.8ポイント上回っています。

初めての国家試験で全国全体を上回ったことは、新設学部を検討するうえで安心材料の一つになります。特に、「新しい学部なので国家試験への対応力がまだ分からない」という点を気にする人にとって、初回から97.1%という結果が出たことには意味があります。

一方で、評価できるのはあくまで第1期生の結果です。複数年度にわたって高い合格率を維持している大学とは実績の厚みが異なるため、長期間の安定した国家試験実績を最優先する人は、今後の第2期生以降の結果も比較したいところです。反対に、過去の長さよりも現在の教育環境や初回実績を重視する人なら、97.1%は前向きに評価できる数字でしょう。

保健師国家試験では11名が合格

第112回保健師国家試験では、金城学院大学から11名が合格しています。保健師課程は15名の選抜制で、看護学科の全学生が履修する課程ではありません。

看護師だけでなく保健師も将来の選択肢に入れられることは、病院以外に自治体や地域保健などで働くことも考えている人にとって魅力です。一方、保健師を必ず取得したい人にとっては、15名の選抜制であることが重要な比較条件になります。資格の幅を重視する場合は、「保健師課程があるか」だけでなく、実際の選抜条件まで確認して大学を選ぶことが大切です。

入学時から弱点を確認して国家試験対策につなげる

金城学院大学では、入学時にプレイスメントテストを行い、基礎知識や弱点を確認します。看護学部が使用するW5棟には国家試験対策室があり、国家試験問題集や出題基準に対応した資料を利用できます。

この仕組みの良さは、国家試験対策を4年次だけの問題にしないことです。入学時から自分の基礎力を把握し、その後の学習につなげられるため、早めに苦手分野を意識して勉強したい人には相性がよいと評価できます。

国家試験対策室という専用の学習環境があることも比較ポイントです。通常の授業とは別に、国家試験を意識して問題演習や資料確認を行える場所が用意されているため、資格試験の準備環境まで重視して学校を選びたい人には分かりやすい強みです。

eラーニングや配信課題で繰り返し学習できる

国家試験対策ではICTも活用しており、看護師国家試験対策のeラーニングや配信課題を取り入れています。

eラーニングは、授業時間だけに学習を限定せず、自分の理解度に合わせて問題に取り組みやすいことがメリットです。金城学院大学は実習でもICTを活用しているため、紙の教材だけでなくデジタル教材も使いながら学習を進めたい人には大学全体の教育方法との相性もよいでしょう。

ただし、国家試験対策室やeラーニングといった制度があることだけで、将来の高い合格率が保証されるわけではありません。国家試験対策を比較するときは、支援制度の種類と実際の合格実績をセットで見ることが重要です。

初回97.1%は評価できるが、実績の厚みはこれから

金城学院大学看護学部を国家試験の面から評価すると、第1期生で97.1%という結果を出したことと、入学時から国家試験を意識した学習環境を整えていることの2点が強みです。新しい看護学部でも、初回から全国全体を上回る結果が出ている点はしっかり評価できます。

一方、2026年が初めての国家試験であり、複数年の傾向はこれから蓄積されます。そのため、長年の国試実績を最優先する人よりも、新しい教育環境、ICTを使った学習、初回の国家試験結果を総合して大学を選びたい人に向いている国家試験支援体制といえるでしょう。

セクション7|金城学院大学看護学部の就職先・進路|第1期生は大学病院への就職実績あり

金城学院大学看護学部は、2026年3月に第1期生が卒業し、名古屋大学医学部附属病院や藤田医科大学病院などへの就職実績が出ています。看護学部としての進路実績は始まったばかりですが、大学病院への具体的な就職例に加え、大学全体のキャリア支援や2026年開設の大学院看護学研究科もあり、就職と進学の両方を考えられる環境です。

第1期生から名古屋大学病院・藤田医科大学病院への就職実績

2026年3月に卒業した第1期生の就職先として、名古屋大学医学部附属病院、藤田医科大学病院などが確認できます。

看護学部が開設されてから初めての卒業生で、大学病院への就職例がすでに出ていることは評価できるポイントです。特に、急性期医療や高度な医療を行う大学病院を進路候補にしたい人にとって、実際の就職例があることは学校比較の材料になります。

さらに、名古屋大学医学部附属病院や藤田医科大学病院は実習先にも含まれています。学生のうちに大学病院の医療現場を経験し、そのうえで就職先として検討できることは、複数施設で実習する金城学院大学の強みと就職面がつながっている部分です。

ただし、看護学部の卒業生はまだ第1期生です。現時点では、特定の病院や分野への就職傾向を長期的な特徴として評価する段階ではないため、現在確認できる具体的な就職例と、今後蓄積される進路実績を分けて見ることが大切です。

大学全体では個別面談や面接対策などのキャリア支援

就職活動では、金城学院大学全体のキャリア支援センターを利用できます。国家資格を持つカウンセラーによる個別面談をはじめ、就職ガイダンス、エントリーシートの作成支援、面接対策、求人情報の提供などが行われています。

2026年3月卒業生の時点では、キャリア支援センターに19名の職員が配置され、年間9,000件以上の個人面談が行われています。また、学内の就職関連イベントには236法人が参加しています。

これらは看護学部だけの制度ではありませんが、大規模な大学全体のキャリア支援を看護学生も利用できることにはメリットがあります。病院への就職だけに限らず、自分の働き方や進路を個別に相談しながら決めたい人には利用価値のある支援です。

一方、看護職専任の就職支援を前面に出している大学とは支援の形が異なります。そのため、学校比較では「大学全体のキャリア支援を活用したいのか」「看護職に特化した専任支援を重視したいのか」という視点で見ると、自分との相性を判断しやすいでしょう。

卒業後もキャリア相談や面接練習を利用できる

金城学院大学では、在学生だけでなく卒業生もキャリア相談、求人情報の提供、履歴書の添削、面接練習などを利用できます。

看護師として働き始めた後に転職やキャリア変更を考える場合にも、母校の支援を利用できる仕組みです。最初の就職先を決めて終わりではなく、卒業後もキャリアを相談できることは、長い目で働き方を考えたい人には評価できるポイントです。

2026年から大学院看護学研究科もスタート

2026年4月には、金城学院大学大学院に看護学研究科 看護学専攻の修士課程が開設されました。学部卒業後も同じ大学で看護学を深め、教育・研究、看護管理、より専門性の高い看護実践などを目指す進路があります。

看護学部と大学院がほぼ同時期に整備されたことで、学部4年間で看護師として就職するだけでなく、その先に大学院で学びを続ける選択肢を持てるようになったことは、新しい看護学部ならではの変化です。将来的に教育・研究や看護管理まで視野に入れている人には、進学ルートとして比較する価値があります。

就職実績の長さより、現在の進路環境を重視する人に向く

金城学院大学看護学部は、2026年に第1期生が卒業したばかりですが、名古屋大学医学部附属病院や藤田医科大学病院への就職例が確認できています。実習先と就職先が重なる例があることに加え、大学全体のキャリア支援、卒業後支援、大学院看護学研究科まで利用できる点も特徴です。

そのため、何十年分もの就職実績を重視する人よりも、新しい看護学部の教育環境と大学全体の支援を活用しながら、自分で進路を広げていきたい人に比較価値のある大学といえるでしょう。今後、第2期生以降の就職実績が増えることで、金城学院大学看護学部の進路傾向もさらに判断しやすくなっていきます。

セクション8|金城学院大学看護学部の実習先・臨地実習|大学病院・地域施設で1年次から学ぶ

金城学院大学看護学部看護学科では、1年次の基礎看護学実習から始まり、3年次の専門領域別実習、4年次の統合実習へと段階的に臨床経験を積みます。愛知医科大学病院、藤田医科大学病院、名古屋大学医学部附属病院などの大学病院に加え、地域・在宅・福祉施設でも実習するため、特定の系列病院だけに偏らず、異なる看護現場を経験できることが特徴です。

1年次から現場に入り、4年次の統合実習へ段階的に進む

1年次には、前期の8月頃に1週間の「基礎看護学実習(1)」があり、病院で患者や看護職者と関わります。さらに地域療養体験実習では、地域包括支援センターや高齢者施設などを通して、病院の外で生活する人への支援にも触れます。

2年次には1週間の地域生活支援実習と2週間の基礎看護学実習(2)へ進み、3年次になると急性期・慢性期・小児・母性・地域・在宅・高齢者・精神などの専門領域別実習が本格化します。各領域は2~3週間程度で、実習グループは5名程度が目安です。4年次には2週間の統合実習を行い、これまでの学びをまとめます。

1年次に患者や地域と接するところから始め、基礎、専門領域、統合へと段階的に進む構成は、看護の現場を早く知り、その経験を授業へ戻しながら理解を深めたい人に向いています。病院だけでなく地域で暮らす人にも1年次から目を向ける点は、将来の働く場所を早い段階から広く考えるうえでも意味があります。

3つの大学病院を含む複数施設で実習

主な実習先には、愛知医科大学病院、藤田医科大学病院、名古屋大学医学部附属病院があります。このほか、地域の病院、訪問看護ステーション、保育所、地域包括支援センターなど、実習領域に応じてさまざまな施設を利用します。

金城学院大学の実習は、一つの附属・系列病院を中心とするタイプではなく、役割の異なる複数施設を経験するタイプと考えられます。大学病院で高度な医療に触れながら、在宅や地域、福祉の現場も経験できるため、「大学病院で働きたい」と入学時点で進路を決めている人だけでなく、実習を通じて自分に合う看護分野を探したい人にもメリットがあります。

また、第1期卒業生には名古屋大学医学部附属病院や藤田医科大学病院への就職例があり、実習先と卒業後の進路が重なるケースも確認できます。学生のうちに実際の医療現場を経験してから、将来の勤務先として検討できることは、複数施設型の実習を就職先選びにもつなげられる点として評価できます。

シミュレーション教育で臨地実習に備える

学内には、基礎看護学実習室、精神・高齢者・在宅看護学実習室、ICUを想定した設備、模擬病室などがあり、シミュレーション教育を行っています。

臨地実習では、知識を覚えているだけでなく、患者の状態を判断して行動に移す力が必要です。そのため、病院へ行く前に実際の場面を想定して練習できる環境があることは、講義と実習をつなぐうえで重要です。設備の新しさそのものよりも、実際の看護場面を想定した練習に使えることを評価したいポイントです。

ICTと学生同士のサポートも実習準備に活用

実習ではクラウド型の実習支援システムも導入されており、利用方法についてのオリエンテーションが行われます。さらに、学生ピアサポートチーム「テトリン」がICT利用に関する個別相談にも対応しています。

これは、教員からの支援だけでなく、同じ学生の立場からICT利用をサポートする仕組みがあることが特徴です。実習記録や学習でデジタルツールを使うことに不安がある人にとって、相談先が用意されていることは実習準備を進めるうえでプラスになります。

看護だけに閉じず、多職種との連携も学べる

金城学院大学では、看護だけでなく薬学、栄養学、心理学などを横断した多職種連携の学びも取り入れています。4年次の「チーム医療論」では、看護師や医師だけでなく、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士、公認心理師など、それぞれの専門職がどのような役割を担うのかを学びます。

実際の医療現場では、看護師だけで患者を支えるわけではありません。大学内に異なる専門分野がそろっている環境を活かし、学生のうちから他職種の役割を理解できることは、金城学院大学ならではの強みです。将来、チーム医療の中で他職種と連携して働くことを意識して学びたい人には、大学病院での実習と合わせて評価しやすい教育環境でしょう。

金城学院大学看護学部の実習で特に評価できるのは、1年次から4年次までの段階的な実習、大学病院から地域・在宅まで広がる複数施設型の臨地実習、シミュレーションとICTによる事前準備、多職種連携を組み合わせていることです。一つの系列病院との一貫したつながりよりも、複数の医療・地域現場を経験しながら、自分の看護観や将来の進路を考えたい人に相性のよい実習体制といえるでしょう。

セクション9|金城学院大学看護学部が向いている人・向いていない人とまとめ

金城学院大学看護学部は、大学病院を含む複数施設での段階的な実習に、シミュレーション教育やICT、多職種連携を組み合わせていることが特徴です。

金城学院大学看護学部が向いている人

愛知医科大学病院など複数の大学病院で実習したい人

1年次から4年次まで段階的に臨地実習を経験したい人

病院だけでなく、地域・在宅や福祉の現場も経験したい人

シミュレーション設備を使って臨地実習に備えたい人

ICTやクラウド型実習支援システムを活用して学びたい人

看護・薬学・栄養学・心理学などを横断した多職種連携を学びたい人

初回の看護師国家試験97.1%という実績を評価したい人

保健師も資格の選択肢に入れたい人

実習で大学病院を経験してから将来の就職先を考えたい人

大学独自の奨学金を使いたい人

特に金城学院大学らしいのは、ICT・シミュレーション教育からの複数施設での実習と、多職種連携を組み合わせていることです。実習先には愛知医科大学病院、藤田医科大学病院、名古屋大学医学部附属病院などがあり、さらに訪問看護ステーションや地域包括支援センターなどでも学びます。

一つの医療グループの環境だけを経験するより、異なる医療・地域現場に触れながら、自分が関心を持てる看護分野を探したい人に向いています。

実習前の準備を重視する人にもメリットがあります。学内には模擬病室やICUを想定した設備などがあり、シミュレーション教育を実施しています。

さらにクラウド型の実習支援システムや学生ピアサポート「テトリン」もあるため、対面の演習とICTの両方を使いながら実習に備えたい人には特徴の分かりやすい教育環境です。

もう一つの強みが、多職種連携です。看護だけでなく薬学・栄養学・心理学などの専門性に触れ、4年次には「チーム医療論」でさまざまな医療・福祉職の役割を学びます。

卒業後に看護師としてチーム医療に関わることを考えると、学生のうちから「看護師以外の専門職が何を担うのか」を理解できることは、総合大学で看護を学ぶメリットの一つといえるでしょう。

金城学院大学看護学部が向いていない人

長期間にわたる国家試験・就職実績を最優先して大学を選びたい人

保健師課程を必ず履修できる大学を希望する人

学部4年間で助産師国家試験の受験資格まで取得したい人

金城学院大学看護学部は2022年開設で、2026年3月に第1期生が卒業したばかりです。初回の看護師国家試験では97.1%という結果が出ていますが、複数年度の合格率や卒業後の進路を長期間比較したい人にとっては、まだ実績の蓄積期間が短いことは押さえておきたい点です。

逆に、過去の実績年数より、新しい教育環境や現在確認できる成果を重視する人には大きな問題になりにくいでしょう。

保健師課程は15名の選抜制です。看護師に加えて保健師も目指せること自体は魅力ですが、保健師国家試験の受験資格取得を必須条件にしている人は、希望者全員が履修できる大学との違いを比較する必要があります。

また、看護学部の取得資格には助産師国家試験受験資格は含まれていません。2026年に開設された大学院看護学研究科も、現在の教育内容は看護学を深める修士課程として位置づけられています。学部4年間で看護師と助産師の両方を目指したい人は、助産師課程を持つ他大学も比較したほうが希望に合いやすいでしょう。

まとめ|金城学院大学看護学部を検討するなら、まず公式資料で比較

金城学院大学看護学部の最大の強みは、新しい看護学部ならではのシミュレーション・ICT教育と、多職種連携の学びを、大学病院や地域施設での段階的な実習につなげていることです。第1期生の看護師国家試験も97.1%となり、新設学部として現在確認できる成果も出始めています。

一方、2026年3月が第1期卒業のため、国家試験や就職について長期的な傾向が分かるのはこれからです。就職面を比較するときも、大学全体の就職率98.9%を看護学部の実績として見るのではなく、第1期生の具体的な就職先や今後蓄積される看護学科の進路実績を見ることが重要です。保健師を希望する人は15名の選抜条件も確認しておきましょう。

まずは公式資料を請求し、学費・最新入試とあわせて、国家試験対策、最新の実習施設、保健師課程の選抜条件、第1期生以降の就職実績などを他校と比較するのがおすすめです。

そのうえで候補に残った場合は、オープンキャンパスでシミュレーション設備やICTによる実習支援、多職種連携の学びを確認すると、自分に合う大学か判断しやすくなります。

志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。

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金城学院大学|看護学部 看護学科:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/depart/nurse/

金城学院大学|アクセス・交通案内:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/about/access/traffic-guide/

金城学院大学|一般選抜 前期:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/entrance/system/general_first/

金城学院大学|公募制推薦:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/entrance/system/recommend_aptitude/

金城学院大学|2026年度 一般選抜前期 入学試験結果:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/entrance/data/file/2026/results_general_first.pdf

金城学院大学|2026年度 公募制推薦 入学試験結果:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/entrance/data/file/2026/results_recommend.pdf

金城学院大学|学納金・諸費用:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/entrance/fee/

金城学院大学|奨学金・特別奨学生制度:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/entrance/scholarship/

金城学院大学|看護学研究科 看護学専攻:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/undergraduate/nursing-science-major/

金城学院大学|キャリア・就職支援:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/career/support/

金城学院大学|数字で見る金城生の就職:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/career/support/numbers/

金城学院大学|既卒者の就職支援:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/target/graduate/graduate-support/

厚生労働省|第115回看護師国家試験・第112回保健師国家試験等の合格発表:https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken03_04_05/about.html

金城学院大学|資料請求・デジタルパンフレット:https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/admissions/pamphlet/

金城学院大学 看護学部|偏差値(ボーダーライン)|河合塾Kei-Net:https://search.keinet.ne.jp/2443/general/border_rate

金城学院大学 看護学部の口コミ|みんなの大学情報:https://www.minkou.jp/university/school/review/20440/2679/

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