大阪医療看護専門学校は、大阪刀根山医療センターの敷地内にある看護学校です。病院との関係や実習先について、進学前に知っておきたい方も多いでしょう。この記事では、3年間のカリキュラムや実習の流れに加え、専門職連携・国際看護の授業も紹介します。
たとえば入試は、総合型選抜(AO)・推薦・一般を、出願条件や選考方法から比較します。AOの課題レポートと面談も、準備の進め方を考えるうえで押さえておきたい点です。小論文・現代の国語の出題内容や、既卒者・社会人が受験する場合の選択肢も紹介します。
学費は、初年度と2年次以降の学校納付金を分け、3年間の費用を紹介します。教科書・白衣などの諸費用や海外研修費の積立も、資金計画に関わる点です。修学支援新制度や日本学生支援機構の奨学金、大阪滋慶育英会の支援について、対象や条件を整理します。
国家試験については、合格率に加え、毎朝の小テストやJ-WEBを使った対策を紹介します。就職では、大阪刀根山医療センターを含む主な就職先と、希望する病院を選ぶための支援を整理します。就職フェアや個別面談、応募書類・面接へのサポートも取り上げます。
一方で、学生同士の関係や実習のグループ編成には、気になる口コミもあります。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。
セクション1|大阪医療看護専門学校 看護学科の基本的な特徴
大阪医療看護専門学校の看護学科は、3年間で看護師を目指す昼間部の専門課程です。2027年度の募集人数は80名で、卒業時には看護師国家試験受験資格を取得できます。
学校選びでまず注目したいのが、国立病院機構 大阪刀根山医療センターの敷地内に学校があることです。前身である国立刀根山病院附属看護学校の看護教育・文化を引き継いでおり、病院が身近にある環境で看護を学べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 大阪医療看護専門学校 |
| 学科 | 看護学科 |
| 課程 | 医療専門課程・昼間部 |
| 修業年限 | 3年 |
| 2027年度募集人数 | 80名(男女) |
| 取得資格 | 看護師国家試験受験資格 |
| 卒業後の進学 | 助産師学校・保健師学校の受験資格 |
| 職業実践専門課程 | 認定 |
| 所在地 | 大阪府豊中市刀根山5-1-1 |
| アクセス | 大阪モノレール・阪急宝塚線「蛍池駅」から徒歩9分 |
大阪刀根山医療センターの敷地内で学ぶ
大阪医療看護専門学校は、国立病院機構 大阪刀根山医療センターの敷地内に校舎を構えています。医療機関が身近にある環境は、この学校を他校と比較するときに分かりやすい特徴です。
また、現役の医師や看護師など、医療現場に関わる専門職から学ぶ機会も設けられています。病院敷地内という立地だけでなく、医療現場を意識した教育環境が用意されている点まで含めて評価したい学校です。
ただし、大阪刀根山医療センターの附属看護学校ではなく、同センターへの就職が前提となる学校でもありません。「病院敷地内にあること」と「附属校であること」は分けて考える必要があります。
1人1台のiPadを活用した学習環境
学習環境では、1人1台のiPadを活用し、全学年でデジタル教科書を使用していることも特徴です。50冊以上の教科書をiPadで利用でき、日常的な学習にICTを取り入れています。
単に端末を導入しているだけではなく、授業や予習・復習、レポートなど幅広い学習場面で活用する仕組みがあります。紙の教材だけに頼らず、デジタル教材も使いながら3年間学べることは、学習環境を比較するときのポイントになります。
看護以外の専門職との連携も意識した教育
大阪医療看護専門学校では、看護師だけで医療を完結させるのではなく、ほかの専門職との連携を意識した教育も取り入れています。
医療現場では、看護師が医師やリハビリテーション職などさまざまな専門職と協力して患者を支えます。そのため、学生の段階から他職種の役割や連携について学ぶ機会があることは、医療現場を意識して学びたい人にとって確認しておきたい特徴です。
セクション2|大阪医療看護専門学校の口コミ
講師・授業の口コミ
実践性・専門性
大阪医療看護専門学校の授業については、病院や大学など外部の講師から、実習やその後の仕事につながる内容を学べる点が評価されています。
外部(病院や大学)からの講師もいるためより実習で使える内容も多いと思います。
この口コミで注目したいのは、単に専門知識を教わるだけではなく、「実習で使える内容が多い」と評している点です。
実際に、大阪医療看護専門学校では、専任教員に各専門分野で臨床経験を積んだ人材を配置しているほか、現役の医師から直接指導を受ける授業も行っています。学校自体も国立病院機構 大阪刀根山医療センターの敷地内にあり、現場で培われた経験を教育に取り入れることを学びの特徴としています。
こうした授業は、病気や看護技術を知識として覚えるだけでなく、「実際の医療現場ではどう考え、どう対応するのか」までイメージしながら学びやすいのがメリットです。実習前の段階から現場を意識して学ぶことで、座学と実践を結びつけやすくなります。口コミから、実際に結びつけられたことが見て取れます。
また、別の卒業生からは、技術面だけでなく、就職後に困らないような指導が役立ったという評価もありました。
実際に、1年次には専門知識・技術だけでなくマナーや人間関係について学び、2年次以降は体験型学習や専門職連携、3年次にはチームワークや報告・連絡・相談を意識した臨地実習などが組まれています。
そのため、口コミで評価されている「実践性」は、看護技術だけに限ったものではありません。患者さんとの関わり方や医療人としての行動、他職種との連携まで含めて、就職後を意識した力を身につけていく教育が高く評価されています。
分かりやすさ
授業の分かりやすさについても、実際の医療現場を知る医師や看護師から学べることを評価する口コミがあります。
近くにある刀根山病院の医師や看護師が授業をしてくれるため、授業内容がリアルでわかりやすいです。
この口コミでは、現場経験のある講師の説明だからこそ、授業内容を具体的に理解しやすかったことがうかがえます。
実際に、学校では「講師は現役のドクターやナース」を学びの特徴の一つとして掲げています。専任教員から臨床現場での経験や現場ならではの話を聞けるほか、現役医師から直接指導を受けます。
さらに、カリキュラムも知識を聞くだけの授業に偏っていません。たとえば「生活援助」では実践を通じて援助方法を学び、2年次には高性能シミュレーターなどを使った体験型学習を取り入れています。専門知識を具体的な場面や動作と結びつけながら理解していくことで、言葉だけでは分かりにくい説明を体感して理解できます。
他の口コミでも、授業が分かりやすいだけでなく、理解できるまで丁寧に教えてもらえたという声がありました。現場経験を交えた授業と、分からない部分をそのままにしない指導の両方が、専門的な内容を理解する助けになっている学生がいることが分かります。
看護の勉強は、学年が進むほど基礎知識を実習や専門科目へ応用する場面が増えていきます。そのため、「リアルな話でイメージしやすい」「理解できるまで教えてもらえる」という評価は、授業についていくためだけでなく、その後の演習や臨地実習へ知識をつなげるうえでもメリットといえます。
サポート
講師・授業については、授業内容だけでなく、学生に寄り添いながら指導してくれる教員が多いことを評価する口コミもあります。
やはり、全先生が素晴らしい訳では無いのですが、私が知っている限りはとても生徒に寄り添って指導したりする先生が多いです
この口コミは、すべての教員を一律に高く評価しているわけではありません。あまり良くない噂があったのかもしれません。それでも、実際に知っている範囲では、学生の立場に寄り添って指導する教員が多かったと高く評価しています。
ほかの口コミでも、間違えた理由までしっかり教えてもらえた、教員との距離が近く質問しやすかった、細かく指導してもらえたといった評価がみられます。
単に「先生が優しい」というだけではなく、疑問を質問できることや、理解できていない部分について具体的な指導を受けられることが評価につながっていると考えられます。
実際のサポート体制としては、1クラス40名のクラス担任制を採用しています。分からないことや不安なことを担任へ相談しやすい環境として紹介されています。
また、学習面では教員への個別相談体制があり、2026年度の保護者懇談会でも、学生一人ひとりの普段の様子や学習状況について個別懇談を実施しています。
担任がいることで、授業で分からないことが出たときだけでなく、学習の進め方や学校生活で不安を感じたときにも相談先を持ちやすくなります。
3年間で専門科目、演習、臨地実習、国家試験対策と学ぶ内容が変化していく看護学校では、困ったときに教員へ相談しやすい関係を築けることは、学習を継続するうえでのメリットになります。口コミから、担任制のようなサポート体制が機能していることが見て取れます。
ただし、別の口コミでは教員によって授業の面白さや魅力が異なるという意見もあります。授業や講師は好評が多いですが、教え方や相性については教員による違いを感じる可能性があります。
演習・実習の口コミ
演習
大阪医療看護専門学校の演習については、実際の医療現場を意識した経験を、学校内で積めることが評価されています。
実際の仕事現場と同じような経験が学校でできるので良いと思います。
この口コミで評価されているのは、手順を覚えるだけではなく、現場の看護につながる演習で自分を高められた点です。
実際に、実際の医療現場の雰囲気を再現した体験型学習を取り入れています。看護技術だけでなく、その場の状況に応じた声かけや対応まで含めて、一連の流れを学ぶことを重視しています。失敗してもやり直せる学内演習だからこそ、繰り返し練習しながら苦手な部分を改善できる仕組みです。
たとえば1年次の「生活援助」では、清拭など実際の看護技術を学生同士で看護師役・患者役になって練習しています。過去の演習ではiPadでお互いの動きを撮影しながら技術を確認する授業も行われていました。
こうした演習のメリットは、臨地実習で初めて看護を経験するのではなく、学校内で試し、失敗した部分を修正してから患者さんへの看護に進めることです。
また、学生同士で看護師役・患者役を経験することで、技術を行う側だけでなく、看護を受ける側の不安や負担にも気づきやすくなります。「手順どおりにできたか」だけでなく、声をかけるタイミングや患者さんが安心できる接し方まで考えながら練習できるのがメリットです。
さらに、自分の動きをiPadで確認できれば、教員から指摘された部分だけでなく、自分では気づきにくい動作や改善点も振り返れます。実践→振り返り→修正を繰り返しながら、知識を実際に使える看護技術へ変えていけることが、こうした体験型演習の大きな利点です。
設備
演習を支える設備についても、看護技術を繰り返し練習できる環境を評価する口コミがあります。
看護学校では最大級の演習室があり、技術演習をより多く行うことができ上達が早いです。
技術習得を加速させてくれるほど充実した演習設備が高く評価されています。
ほかの口コミでも、設備が充実していたことで実習時の動作がスムーズだった、在宅を再現した部屋や乳児に関する設備、複数のベッドなどが用意されていた、実習室がきれいで物品も多く実習に役立ったといった評価がみられます。
実際に、看護実習室・在宅看護実習室・母子看護実習室などがあります。看護実習室には医療用ベッドや床頭台、オーバーテーブルなどを配置し、患者さんが入院する病床環境を再現。在宅看護実習室は一般家庭を再現しており、自宅で療養する人への看護を練習できます。母子看護実習室には、沐浴設備や乳児保育器などが用意されています。
さらに、高性能シミュレーターを使った体験型学習が重要です。心臓や肺の音を再現できるシミュレーターを使い、気道確保やAEDなどの処置から緊急通報まで、医療現場を想定した流れを練習します。技術力を高めるために心電計、輸液ポンプ、酸素・吸引に対応する実習教材なども整備しています。
このような設備のメリットは、病室、一般家庭、母子看護、緊急時など、看護師が働くさまざまな状況を想定して練習できることにあります。
実際の患者さんを前にした実習では簡単にやり直すことはできません。しかし、シミュレーションであれば様々な場面を用意して、失敗した部分を確認し、繰り返し練習できます。実際の現場ではなかなか遭遇できない場面の練習も、高い再現度でおこなえます。
実習
実習など大変なことも多かったですが、多くのサポートがあって乗り越えられました。
この口コミでは、大変な実習を乗り越えさせてくれたサポートの手厚さが高く評価されています。慣れない医療現場で患者さんと接する実習では、看護の実践だけでなく、記録や振り返りなどにも取り組むため、学生にとって負担が大きくなることがあります。
ほかの口コミでも、実習中に悩みや記録でつまずいた際に教員へ相談できた、質問しやすく助かったといった評価がみられます。
実際に大阪医療看護専門学校では、実習前・実習中・実習後にそれぞれ学生を支える仕組みがあります。
実習前には、実習に臨む心構えや注意事項、あいさつ、マナーなどを確認します。実習中には、実習日誌の指導や悩みの相談に対応するほか、学校の教員が実習先を訪問して学生の状況を確認し、アドバイスを行います。さらに、実習先でも施設側の実習指導者から指導を受けます。
実習後には報告会を行い、経験したことや学んだことを振り返ります。実習先へ送り出して終わるのではなく、事前準備→実習中の相談・指導→実習後の振り返りまで継続して支援する体制になっています。
こうした体制のメリットは、実習中に分からないことが出たときに一人で抱え込まず、教員や実習指導者に相談しながら解決していけることです。
特に、口コミにも出ている「記録」は、自分が行った看護や患者さんの状態を整理し、次に必要な看護を考えるための重要な学習です。つまずいた部分について指導を受けられれば、単に記録を完成させるだけでなく、自分に足りなかった知識や考え方に気づき、次の実践へつなげやすくなります。
また、実習後に振り返る機会があることで、できなかったことだけでなく、できるようになったことも整理できます。実習を重ねるたびに課題を修正しながら、患者さんへの関わり方や看護を考える力を段階的に高めていけることもメリットです。
ただし、「大変なことも多かった」とあるように、サポートが充実していても実習そのものの負担がなくなるわけではありません。それでも、複数の口コミから、上述のサポート体制が機能していることが見て取れます。
国家試験対策の口コミ
国家試験対策については、サポートに関する好評が多く見られます。
国試に向けて夏季休暇の時期も学校を開けて、勉強の面倒を見てくれる教員が沢山いました。
この口コミでは、国家試験を学生任せにせず、教員が夏休みでさえ勉強を支えてくれたことが高く評価されています。
ほかの口コミでも、資格取得に向けてしっかり教えてもらえたことや、さまざまな模擬試験を準備してもらえたこと、過去問の鋭い分析が対策として役立ったことなどが評価されています。
実際に、1年次から国家試験を見据えた対策を行っています。毎朝8時45分から10分間、国家試験問題と連動した小テストを実施するほか、インターネット学習システム「J-WEB」を利用し、校内だけでなく自宅や移動中にも国家試験対策ができる環境を整えています。
さらに、滋慶学園グループの姉妹校合同模擬試験を実施し、結果から一人ひとりの弱点を把握して、間違えた問題の見直しや弱点に応じた資料提供、勉強方法の指導につなげています。3年次には外部講師による国家試験対策の特別講義もあり、学生が苦手としやすい基礎医学や出題ポイントについても対策します。
こうした対策のメリットは、3年次になってから一気に国家試験の勉強を始めるのではなく、1年次から問題を解く習慣をつけ、模擬試験で見つかった弱点を修正しながら段階的に合格に必要な力を高められることです。
自分だけでは「何が苦手なのか」「どこから復習すればよいのか」が分からない場合でも、模試の結果や教員の指導をもとに、優先して取り組むべき課題を把握できます。
試験直前まで、何度も模擬試験や補講に取り組み、教員から支援を受け、試験本番に挑む流れです。口コミでは、このようなサポートの仕組みが高く評価されています。
ただし、口コミには「模試や放課後学習などのサポートはあるものの、基本的には自分から勉強する姿勢が必要」という意見もあります。
学校には朝学習、J-WEB、模擬試験、特別講義、弱点に応じた指導など複数の対策がありますが、最終的に問題を繰り返し解き、弱点を克服するのは学生自身です。
そのため、「学校にすべて任せていれば合格できる」のではなく、豊富なサポートを活用しながら自分でも継続して勉強できる学生ほど、その支援を活かして合格しやすいと考えられます。
就職支援の口コミ
就職支援については、教員が一人ひとりに関わる手厚いサポートが評価されています。
教員の方が手厚くサポートしてくださったので、早くに就職が決定しました。
この口コミでは、手厚いサポートのおかげでスムーズに就職先を決められたと評価されています。
ほかの口コミでも、教員が親身になって就活を支えてくれた、学科長や副校長さえもサポートしてくれた、学校に入ってくる就職情報を活用しながら安心して活動できたといった評価がみられます。
また、最終的に自分に合った就職先を見つけられたという声もあり、内定を得ることだけでなく、学生が納得できる就職先を探せたことが分かります。
実際に、入学後から個別面談を行い、目指す看護師像を具体的にしながら就職への意識を高めていきます。就職活動が始まってからも、希望に合う病院の紹介、履歴書や小論文の添削、面接対策などを個別に行う体制が整えられています。
ほかにも、大規模な就職フェアを毎年実施しています。学生が就職したい病院を探し、病院・施設の担当者から直接情報を得られる機会が設けられました。約300の病院・施設などが集まる就職フェアです。
こうした支援のメリットは、「どの病院に応募するか」を学生だけで決めるのではなく、自分が目指す看護師像や希望する働き方を整理したうえで就職先を比較できることです。
病院によって診療分野や教育体制、職場の特徴は異なるため、求人情報だけで自分に合う勤務先を判断するのは簡単ではありません。個別面談や就職フェア、病院見学・インターンシップなどを活用することで、情報を集めながら進路を絞り込めます。
就活は本格的な実習と同時並行で行うため、様々な就活機会を与えられるだけでなく、個別で伴走してサポートしてもらえるのは助かることでしょう。
学生生活の口コミ
学生生活に関する口コミでは、同じ看護師を目指す学生同士で支え合えることが評価されています。
同じ目標に向かって頑張る仲間が多くて、自然と絆が深まります。しんどいこともあるけど、励まし合える仲間がいたから乗り越えられたと思います。
看護学校では、授業だけでなく、技術演習や臨地実習、国家試験対策にも取り組みます。この口コミからは、そうした大変な場面でも、同じ目標を持つ学生の存在が支えになったことがうかがえます。
ほかにも、学生同士で教え合っていた、一緒に勉強したり悩みを相談したりできたという口コミがあります。単に「友達ができて楽しい」というだけでなく、勉強や実習で困ったときにも学生同士で支え合えることが評価されているのが特徴です。
実際に大阪医療看護専門学校では、個人で学ぶ授業だけでなく、学生同士で協力する機会も設けられています。1年次の病院実習後には、グループごとに実習で経験した場面を再現しながら振り返りを発表するなど、ほかの学生と考えを共有する学習も行われています。
さらに2年次には、姉妹校の診療放射線技師学科や臨床工学技士科などと一緒に学ぶ「専門職連携授業」も実施されています。看護師になれば、医師やほかの医療職と協力して患者さんを支える必要があるため、学生のうちから周囲と話し合い、協力して課題に取り組む経験を積めるのはメリットです。
こうした学校生活では、同じ看護師を目指す仲間は、友人であると同時に一緒に学ぶ存在にもなります。分からないところを教え合ったり、実習での悩みを共有したりできれば、一人で抱え込まずに3年間の学習を続けやすくなるでしょう。
一方で、人間関係については学生によって評価が分かれています。気の合う学生と充実して過ごせたという声がある一方、学生同士の揉め事があったという口コミもありました。人間関係の感じ方は、その年度の学生構成や本人との相性にも左右されるため、すべての学生が同じような学校生活になるとは限りません。
また、クラス替えがない一方、3年次の領域別実習では普段あまり関わらない学生とグループを組むことがあり、それを負担に感じたという意見もあります。
ただ、看護師は実際の医療現場でも、さまざまな職種や考え方の異なる人と協力する仕事です。大阪医療看護専門学校も、教育方針の中で多職種と連携・協働する力の修得を掲げています。
学生同士で支え合えることを学校生活の良さとして活かしながら、普段接する機会が少ない相手とも協力する経験を積むことは、将来チーム医療に携わるための練習にもつながると考えられます。
セクション3|大阪医療看護専門学校の学費・奨学金
大阪医療看護専門学校の看護学科は、初年度の学校納付金が144万5,000円です。2年次以降は年間135万円で、3年間の学校納付金は合計414万5,000円となります。
ただし、学校納付金とは別に教科書や白衣などの諸費用、海外研修プログラム費が必要です。特に1年次は別途費用が大きいため、入学時には学校納付金だけで資金計画を立てないよう注意しましょう。
3年間の学校納付金は414万5,000円
学校納付金を年次別に整理すると、次のようになります。
| 年次 | 学校納付金 |
|---|---|
| 1年次 | 1,445,000円 |
| 2年次 | 1,350,000円 |
| 3年次 | 1,350,000円 |
| 3年間合計 | 4,145,000円 |
1年次の144万5,000円には、入学金10万円、授業料105万円、実習費10万円、教育教材演習費9万5,000円、施設設備費10万円が含まれています。
3年間では414万5,000円となり、単純平均すると年間約138万円です。ただし、1年次は入学金に加えて後述する諸費用も必要になるため、実際の負担は均等ではありません。
初年度は約30万円の諸費用と海外研修プログラム費も必要
学校納付金以外では、1年次に教科書や資格検定、白衣・シューズ、トレーニングウェア、健康管理などの諸費用として約30万円が必要です。
さらに、海外研修プログラム費は1年次と2年次の2回に分けて積み立てる仕組みで、1年次は約17万円が目安です。
そのため、1年次は学校納付金144万5,000円に約30万円と約17万円を加え、確認できる範囲だけでも約191万5,000円を見込む必要があります。2年次以降にも諸費用などが発生するため、3年間の学校納付金414万5,000円とは別に負担がある点は押さえておきましょう。
高等教育の修学支援新制度で授業料などの減免を受けられる
大阪医療看護専門学校は、高等教育の修学支援新制度の対象校です。対象になると、返済不要の給付型奨学金に加えて、入学金や授業料の減免を受けられます。
第一区分の場合、大阪医療看護専門学校では入学金10万円、授業料は年額59万円までが減免の上限です。第二区分では入学金6万6,700円・授業料年額39万3,400円、第三区分では入学金3万3,400円・授業料年額19万6,700円が上限となっています。
支援区分は世帯収入や家族構成などによって異なりますが、対象になれば学校納付金の負担を直接抑えられます。学費面に不安がある場合は、自分が対象になるか早めに確認しておきたい制度です。
大阪滋慶育英会では10万円の奨学金を支給
学校法人に関連する制度として、大阪滋慶育英会の10万円の奨学金もあります。
受験生本人または兄弟姉妹・父母のいずれかが、大阪医療看護専門学校または対象となる大阪滋慶学園の姉妹校に在籍・卒業している場合が対象です。条件に当てはまる人は、返済が必要な貸与ではなく10万円が支給されるため、利用を検討する価値があります。
このほか、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も利用できます。第一種は無利子、第二種は有利子の貸与型となるため、給付型の支援とは異なり卒業後に返済が必要です。
大阪医療看護専門学校では、3年間の学校納付金として414万5,000円に加え、諸費用や海外研修プログラム費も必要です。入学時の負担まで考えると学校納付金以外の費用にも注意が必要ですが、高等教育の修学支援新制度の対象者であれば、給付型奨学金と授業料等の減免によって負担を抑えられる可能性があります。
なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています
当サイトでは、小・中・高・大学・短大・専門・大学院の学齢ごとに、最新の奨学金リストを公開しています。また、ひとり親家庭や看護系など、特定のテーマについて特化した奨学金リストも公開しています。
さらに、全国の塾代助成金や給付金などもまとめて紹介しています。
セクション4|大阪医療看護専門学校の入試・難易度
大阪医療看護専門学校の看護学科では、2027年度入試として「総合型選抜(AO)入試」「推薦入試」「一般入試」が実施されます。募集人数は看護学科全体で80名です。
この3方式は、単に出願時期が違うだけではありません。AOは志望理由や人物面を重視して早い時期から挑戦できる入試、推薦は高校での成績を出願条件としながら国語力も問う入試、一般は評定や学校長推薦にかかわらず筆記試験と面接で挑戦できる入試と、それぞれ性格が異なります。
そのため、「どの方式が簡単か」ではなく、自分の高校での成績、文章力、志望理由の固まり具合などから受験方式を考えることが大切です。
3つの入試方式は「何を評価されるか」が異なる
主な違いを整理すると次のとおりです。
| 入試方式 | 主な条件・選考 | 特徴 |
|---|---|---|
| 総合型選抜(AO) | エントリーシート・課題レポート・面談 | 志望動機や人物面を重視。6月からエントリーでき、社会人等も対象 |
| 推薦入試 | 評定平均3.0以上・学校長推薦・専願+小論文・現代の国語・面接 | 高校での成績を出願条件としつつ、筆記・面接でも評価 |
| 一般入試 | 小論文・現代の国語・面接 | 評定平均や学校長推薦の条件がなく、試験当日の文章力・面接も重要 |
特に注目したいのは、AOと推薦・一般では選考の組み立てそのものが違うことです。AOでは現代の国語の筆記試験がなく、課題レポートと面談が中心です。一方、推薦・一般では小論文に加えて現代の国語も課されます。
総合型選抜(AO)は志望理由を早く固められる人と相性がよい
総合型選抜(AO)は、学校が看護師になりたい「意欲」を重視する人物重視の入試として位置づけています。2027年度は高校生だけでなく、19歳以上の短大・大学生や社会人などもエントリーできます。
特徴は、現代の国語の筆記試験ではなく、エントリーシート・課題レポート・面談を通して評価されることです。
課題レポートでは、課題文を読んだうえで内容をまとめ、自分の考えを文章にすることが求められます。エントリーシートでも、看護師を志望する理由、本校を選んだ理由、入学後に取り組みたいこと、将来の目標、自己PRなどを整理する必要があります。
そのためAOは、一般的な教科試験よりも、「なぜ看護師になりたいのか」「なぜ大阪医療看護専門学校なのか」を自分の言葉で具体的に説明できる人が準備を進めやすい入試です。
また、エントリー開始は2026年6月1日と早いため、高校3年生の早い段階で進路が固まっている人にも選択肢になります。一方、正式出願は専願となるため、他校と比較しながら進学先を決めたい場合は出願条件を確認しておく必要があります。
推薦入試は「評定3.0以上」だけではなく国語力も必要
推薦入試は、2027年3月に高校を卒業する見込みで、3年1学期まで(2学期制は前期まで)の評定平均値が3.0以上、学校長の推薦を受けられることなどが条件です。また、専願のため合格した場合は入学が前提となります。
ここで注意したいのは、評定平均3.0以上を満たせば筆記試験が免除される推薦入試ではないことです。
試験では、小論文・現代の国語・面接が課されます。小論文は課題文型で800字以内、現代の国語では近代以降の文章を使い、常用漢字の読み書き、文章読解、記述などが問われます。
つまり推薦入試は、高校で一定以上の成績を維持してきたことを出願条件としたうえで、入試当日にも読解力・文章力・面接を評価する方式です。
評定条件を満たしている高校生にとっては選択肢になりますが、「推薦だから筆記対策は少なくてよい」と考えず、小論文と現代文の両方を準備する必要があります。
一般入試は評定条件なしで筆記・面接から挑戦できる
一般入試も、小論文・現代の国語・面接で選考されます。
推薦入試との大きな違いは、評定平均3.0以上や学校長推薦という条件がないことです。そのため、高校時代の評定が推薦基準に届かない場合や、既卒者なども筆記試験と面接を通して挑戦できます。
ただし、試験内容そのものは推薦入試と同様に、小論文と現代の国語の両方があります。現代の国語では漢字・読解・記述、小論文では課題文を踏まえて800字以内で自分の考えを書く力が求められます。
そのため一般入試は、過去の評定よりも、受験時点で身につけた読解力・文章力と面接への準備を活かして受験したい人が検討しやすい方式といえます。
どの方式でも「読む・まとめる・伝える」力がポイント
3方式を比較すると、共通しているのが文章を読み、自分の考えを整理して伝える力が求められていることです。
AOでは課題レポートと面談、推薦・一般では小論文・現代の国語・面接があるため、暗記中心の試験対策だけでなく、「文章を読む→要点をつかむ→自分の考えをまとめる→相手に伝える」という練習が重要になります。
一方で、受験方式によって重点は変わります。AOなら志望理由や自己PR、課題レポートと面談、推薦・一般なら小論文に加えて現代文・漢字まで対策する必要があります。
大阪医療看護専門学校では入試対策セミナーも実施しているため、受験方式を決めたら、出題形式を確認したうえで準備を進めるとよいでしょう。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
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セクション5|大阪医療看護専門学校のカリキュラム・学内演習
大阪医療看護専門学校の看護学科では、1年次に人体のしくみと看護の基礎を固め、2年次から領域別の看護や専門職連携へ学びを広げ、3年次に総合看護技術、看護研究、国際看護などへ進みます。
特徴として注目したいのが、看護師だけで完結しない「チーム医療」を意識した教育と、異なる文化や価値観を持つ患者への看護を考える国際教育です。看護技術を身につけるだけでなく、さまざまな専門職や背景の異なる人と関わることまで見据えたカリキュラムになっています。
1年次は人体のしくみと看護技術を基礎から学ぶ
1年次は、人間心理学、人間関係論、情報科学、英語と英会話などの基礎分野に加え、呼吸と循環、消化・吸収と排泄、運動と神経など、人体のしくみを学びます。
看護の専門科目では「看護学概論」から始まり、「基本技術」「生活援助」へ進みます。基本技術では安全や療養環境、コミュニケーション、看護過程、ヘルスアセスメントなどを学び、生活援助では食事、排泄、活動、休息・安楽など、患者の日常生活を支えるための技術を身につけます。
身体のしくみを理解する→患者の状態を捉える→必要な援助を考えて実践するという順序で学ぶため、看護を初めて専門的に学ぶ学生でも基礎から段階的に進める構成です。
2年次はより専門的な看護と「診療の補助技術」へ
2年次になると、成人・老年・小児・母性・精神・地域在宅など、対象や状況に応じた看護を詳しく学びます。
「診療の補助技術」では、与薬など、看護師が診療を補助するために必要な知識・技術を演習を交えて学びます。このほか、臨床薬理学、周手術期・健康危機状況の看護、緩和ケア・がん看護、正常妊娠・分娩への看護、ハイリスク妊娠・分娩への看護なども学習します。
1年次に身につけた基本的な援助から、病気や治療、患者の年齢・状態に合わせて必要な看護を判断する段階へ進むのが2年次です。
病室・家庭・母子看護を想定した実習室で技術を練習
学内には、学ぶ看護領域に合わせた実習環境が整えられています。
| 実習室・設備 | 主な学習内容 |
|---|---|
| 看護実習室 | 医療用ベッドなどを使った病床環境での看護技術 |
| 在宅看護実習室 | 一般家庭を再現した環境での在宅看護 |
| 母子看護実習室 | 沐浴設備や乳児保育器などを使った母性・小児看護 |
| メディアセンター | コンピュータを使ったデータ分析や電子カルテの閲覧など |
大阪医療看護専門学校では、実際の医療現場を想定したシミュレーション教育も取り入れています。
たとえば、高機能シミュレーターやモデル人形などを使い、患者の状態を再現した環境で観察・判断・看護技術を実践します。単に手技の手順を覚えるだけでなく、「この状況で何を優先するか」を考えながら看護を実践する力を養える点が特徴です。
「専門職連携」を授業として学び、チーム医療での看護師の役割を考える
大阪医療看護専門学校では、2年次に「専門職連携」という科目が正式に組み込まれています。
チーム医療では、看護師が単に医師の指示を受けて動くわけではありません。患者の状態や生活に近い立場から情報を捉え、それを他の専門職と共有しながら、それぞれの専門性を活かして支援することが求められます。
そのため専門職連携では、他職種について知るだけでなく、それぞれの専門職がどのような役割を持ち、その中で看護師がどのように関わるのかを考えることが重要になります。
大阪医療看護専門学校は大阪滋慶学園のグループ校で、医療・福祉分野のさまざまな職種を養成する教育環境があります。こうした環境と「専門職連携」の授業を組み合わせ、学生の段階からチームで患者を支える視点を学べることは、カリキュラム上の特徴です。
2年次から異文化に触れ、3年次の「国際看護」へつなげる
国際教育も、単に海外研修へ行くことだけを目的としたものではありません。
2年次には「異文化コミュニケーション」があり、異なる文化や価値観を持つ相手とどのように関係を築くかを学びます。2025年にはアメリカの大学とオンラインでつなぎ、現地の教授による特別講義や看護学生との交流が行われ、日本の看護制度について英語でプレゼンテーションする機会も設けられました。
さらに、大阪大学の留学生と交流する授業も行われています。海外の人と実際にコミュニケーションを取ることで、言語の違いだけでなく、文化や考え方の違いを意識する機会につなげています。
そして3年次には「国際看護」を学びます。看護の対象となる人の文化的背景や価値観が異なれば、健康や医療に対する考え方も同じとは限りません。2年次の異文化コミュニケーションから3年次の国際看護へ進むことで、異なる背景を持つ患者への看護を考える流れがつくられています。
これは海外で働く看護師だけに必要な学びではありません。日本国内でも外国人患者と接する可能性があるため、「自分にとって当たり前の価値観が、すべての患者に共通するわけではない」と理解したうえで看護を考える力につながる教育です。
3年次は「総合看護技術」「看護研究」で学びを統合する
3年次には、「総合看護技術」「看護研究」「看護管理」「国際看護」「災害看護」などが配置されています。
1・2年次に学んだ個別の知識や技術をそれぞれで終わらせず、複数の知識を組み合わせて状況に応じた看護を考える段階です。看護研究では、自らテーマを設定して調べ、考察してまとめる学習にも取り組みます。
大阪医療看護専門学校では、1年次に看護の基礎、2年次に専門的な看護と専門職連携、3年次に総合看護技術や国際看護へ進む流れがつくられています。特に、チーム医療と異文化理解を独立した学びとしてカリキュラムに組み込んでいるため、看護技術だけでなく、他職種や異なる背景を持つ人と関わりながら看護を実践する視点まで学べることが特徴です。
セクション6|大阪医療看護専門学校 看護学科の国家試験合格率は?国試対策も解説
大阪医療看護専門学校 看護学科の第115回看護師国家試験の合格率は91.1%で、79名が受験し72名が合格しました。最新実績だけでなく、1年次から毎朝行う小テストやJ-WEB、模擬試験、個別の弱点対策など、3年間を通して国家試験に備える仕組みが具体的に設けられている点にも注目です。
第115回看護師国家試験は79名中72名合格・合格率91.1%
第115回看護師国家試験では、79名が受験し72名が合格、合格率は91.1%でした。
同じ第115回の全国全体では、59,614名が受験し52,666名が合格、合格率は88.3%です。大阪医療看護専門学校は全国全体を2.8ポイント上回る結果となっています。
前回の第114回では77名が受験し77名が合格しており、合格率は100%でした。最新の第115回では100%ではなかったものの、2年分を見ると、第114回100%、第115回91.1%という実績です。
学校選びでは「100%」という過去の数字だけを見るのではなく、最新年度の受験者数・合格者数まで確認することが大切です。そのうえで大阪医療看護専門学校は、最新の第115回でも全国全体を上回っている点を評価できます。
1年次から毎朝10分間の国試対策を続ける
国家試験対策の特徴は、3年次になってから集中的に始めるのではなく、1年次から日々の学習に国試対策を組み込んでいることです。
始業前の8時45分から10分間、国家試験問題と連動した小テストを行います。3年間継続して問題に取り組む仕組みで、普段の授業でも国家試験を見据えながら必要な学力を積み上げていきます。
国家試験は直前だけに多くの内容を覚えるのではなく、基礎知識を積み重ねていく必要があります。毎日の短時間学習を3年間継続する仕組みが最初から用意されていることは、早い段階から国試を意識して勉強したい人にとって特徴的なポイントです。
J-WEBと姉妹校合同模試で理解度を確認
日々の小テストに加えて、インターネット学習システムの「J-WEB」も国家試験対策に活用します。パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットから利用できるため、自分で国家試験の勉強を進めるための学習環境が用意されています。
さらに、滋慶学園グループの姉妹校合同模擬試験を実施しています。模試は受験して終わりではなく、間違えた問題を見直し、弱点の把握と克服につなげていく仕組みです。
学生ごとに苦手分野が異なることを踏まえ、個々の弱点に応じた資料提供や勉強方法の指導も行われます。「全員が同じ対策を受ける」だけでなく、模試の結果をその後の学習につなげるところまで制度化されている点は、国試対策を比較するうえで注目できます。
3年次は特別講義や直前対策で本番に備える
3年次には、それまでの小テストや模擬試験などに加えて、外部講師による国家試験対策特別講義を実施します。試験直前にも対策が行われ、1年次から積み上げてきた学習を本番へつなげていきます。
また、学習面だけでなくカウンセリングによる支援も設けられています。国家試験に向けた対策を「直前期だけの講習」に限定せず、1年次の日常学習から模試・弱点対策、3年次の特別講義・直前対策まで段階的につないでいることが大阪医療看護専門学校の特徴です。
セクション7|大阪医療看護専門学校 看護学科の就職率は?主な就職先や就職支援も解説
大阪医療看護専門学校 看護学科は、国立病院機構 大阪刀根山医療センターの敷地内にありますが、卒業後の就職先が同センターに決められているわけではありません。2025年3月卒業生は病院就職希望者72名全員が内定しており、大阪刀根山医療センターだけでなく、大学病院や高度専門医療を担う病院などへの就職実績があります。
2025年3月卒業生は病院就職希望者72名中72名が内定
2025年3月卒業生は、病院への就職を希望した72名全員が内定し、病院就職率は100%でした。
ここでいう100%は卒業生全員を分母とした数字ではなく、病院就職希望者72名を対象とした実績です。病院就職希望者については72名全員が内定しているため、看護師として病院勤務を目指す人にとって注目できる実績です。また、開校以来、病院就職希望者の就職率100%を継続しています。
大阪刀根山医療センターだけでなく複数の病院への就職実績がある
主な就職先には、国立病院機構 大阪刀根山医療センター、大阪大学医学部附属病院、国立循環器病研究センターなどがあります。このほかにも、大阪府内を中心に市立病院や公的病院、大学病院などへの就職実績があります。
特に押さえておきたいのは、学校が大阪刀根山医療センターの敷地内にありながら、就職先が同センターに固定されていないことです。病院内にある看護専門学校という立地から、卒業後も同じ病院へ進む学校をイメージするかもしれませんが、大阪医療看護専門学校では自分の希望に合わせて就職先を検討します。
病院に近い環境で3年間学びながら、卒業後は一つの病院に進路を限定せず、複数の医療機関を比較できる点は、この学校の就職・進路を考えるうえで大きな特徴です。
約300の病院・施設等が参加する就職フェアを実施
就職先を考える機会として、大阪滋慶学園グループによる大規模な就職フェアがあります。2026年5月にグランキューブ大阪で行われた就職フェアには、302事業所が参加しました。
大阪医療看護専門学校からは2年生と3年生が参加し、関心のある法人や病院から直接説明を受けています。3年次になって初めて就職先を探すのではなく、2年次から複数の医療機関について知り、自分がどのような職場で働きたいのか考える機会があります。
2025年度の求人数も5,552人と、多くの求人があります。ただし、求人数の多さだけで希望する病院への就職が保証されるわけではありません。
約300の病院・施設等と接点を持てる就職フェアとあわせて、一つの病院だけを前提にせず、複数の選択肢から自分に合う勤務先を検討できる環境として評価できます。
1年次から就職を意識し、個別面談や履歴書添削も受けられる
就職支援は卒業直前だけではなく、1年次から就職を意識した取り組みが始まります。学年が進むと、個別面談や履歴書の添削など、実際の採用試験に向けた支援も受けられます。
2026年の就職活動でも、校内で教員と面接練習をしたり、履歴書を作成したりする取り組みが行われています。就職フェアで病院を知るだけでなく、その後の応募書類や面接まで支援が続くため、「就職先を知る→希望先を考える→採用試験に備える」まで段階的に進められることが特徴です。
大阪刀根山医療センターの敷地内という環境を持ちながら、特定の病院への就職を前提としない点は、大阪医療看護専門学校ならではの進路面の特徴といえます。
卒業後は助産師・保健師を目指して進学する道もある
看護学科を卒業すると、看護師国家試験受験資格に加えて、助産師学校・保健師学校の受験資格を得られます。
そのため、まず3年間で看護師を目指し、卒業後にさらに進学して助産師や保健師を目指す進路も検討できます。ただし、大阪医療看護専門学校の3年間だけで助産師・保健師の資格まで取得できるわけではなく、卒業後に対応する養成校などへ進学し、必要な課程を修了する必要があります。
セクション8|大阪医療看護専門学校 看護学科の実習は?大阪刀根山医療センターとの関係も解説
大阪医療看護専門学校 看護学科は、1年次前期から臨地実習が始まり、3年間の3分の1以上を実習が占める実践重視のカリキュラムです。
学校自体が国立病院機構 大阪刀根山医療センターの敷地内にあり、同センターを含む近畿圏内の複数施設で実習しながら、3年次の各専門領域・統合実習へ段階的に進みます。
1年次前期から臨地実習が始まる
大阪医療看護専門学校では、入学後早い段階から実際の医療現場に触れます。1年次前期に基礎看護学実習Ⅰが始まり、後期には老年看護学実習へ進む流れです。
2年次後期には、基礎看護学実習Ⅱに加えて、地域在宅看護論実習Ⅰや成人老年看護学実習などへ進みます。3年次になると、成人老年、小児、母性、精神、地域在宅看護論Ⅱなど各分野の実習を行い、最後はそれまでの学びを統合する実習へとつなげていきます。
特徴は、実習を最終学年に集中させるのではなく、1年次前期から現場を経験し、基礎から専門領域へ段階的に実践経験を積み上げることです。早い時期から患者との関わりや医療現場を経験しながら看護を学びたい人には、特に注目したいカリキュラムといえます。
3年間の3分の1以上を実習に充てる
3年間の学習のうち、3分の1以上を実習が占めています。講義で知識を学ぶだけでなく、学内で看護技術を練習し、臨地実習で実際の看護につなげていく時間が多く設けられていることが特徴です。
学内には、病床環境を再現した看護実習室のほか、一般家庭を再現した在宅看護実習室、母子看護を学ぶための母子看護実習室があります。病院で行う看護だけでなく、患者の自宅で生活を支える在宅看護や母子看護についても、実際の場面を想定して技術を身につけてから実習へ進める環境です。
「3年間の3分の1以上が実習」という割合だけでなく、学内で場面を想定して練習する→臨地実習で実践する→専門領域の実習へ進むという流れまで整えられていることが、実習を重視して学校を比較するときのポイントになります。
大阪刀根山医療センターの敷地内で学べる
大阪医療看護専門学校ならではの特徴が、国立病院機構 大阪刀根山医療センターの敷地内に学校があることです。同センターは実際の実習先の一つにもなっています。
看護学校の立地として、実際の医療が行われている病院と同じ敷地内で3年間学ぶ環境は、この学校を他校と比較する際の分かりやすい特徴です。さらに、大阪刀根山医療センターは実習先だけでなく、前のセクションで紹介した卒業後の就職実績にも含まれています。
ただし、実習先が大阪刀根山医療センターだけに限定されているわけではありません。市立池田病院などを含む近畿圏内の複数施設で実習するため、「病院敷地内の学校で学べること」と「一つの病院だけに実習先を固定しないこと」の両方を持っているのが特徴です。
実習前・実習中・実習後までサポートが続く
臨地実習では、現場へ行くだけでなく、実習の前後を含めた支援も用意されています。
実習前には、実習に臨む心構えや注意事項、あいさつ、マナーなどを確認します。実習中は施設で勤務する指導者から指導を受けるほか、実習日誌の書き方についても指導があり、学校側も各学生の実習先を訪問して状況を把握しながら助言します。
さらに実習後には実習報告会を行い、現場で経験したことや学んだこと、今後の課題などを共有します。
実習を経験して終わりにするのではなく、「準備する→現場で実践する→振り返って次の課題につなげる」まで一連の学習として組み立てられていることは、実習体制を評価するうえで重要なポイントです。
海外研修もある
また、国内での臨地実習とは別に、海外の医療・看護や異文化について学ぶ国際教育も取り入れています。2年次の学びとして海外研修が位置づけられており、これまでにはアメリカの医療施設での体験実習や、シミュレーターを使った看護技術の実習、現地の看護学生との交流などが行われてきました。
近年はアメリカの大学とオンラインで特別講義や交流を行った実績もあります。国内の臨地実習に加えて、日本とは異なる医療・看護の考え方や文化に触れ、看護師としての視野を広げる機会があることも、大阪医療看護専門学校ならではの学びの一つです。
病院敷地内の環境と複数施設での実習を両立している
大阪医療看護専門学校の実習で特に特徴的なのは、単に「病院の敷地内にある看護学校」というだけではないことです。
大阪刀根山医療センターを身近な医療環境として持ちながら、実習そのものは近畿圏内の複数施設で行います。さらに1年次前期から臨地実習を始め、3年間の3分の1以上を実習に充て、3年次には各専門領域から統合実習まで経験します。
そのため、早い段階から医療現場を経験したい人や、講義だけでなく実習を重ねながら看護技術を身につけたい人には相性を判断しやすい学校です。
特に実習を重視して比較するなら、「大阪刀根山医療センター敷地内」「1年次前期から臨地実習」「3年間の3分の1以上が実習」「近畿圏内の複数施設で実習」という4点をセットで見ると、大阪医療看護専門学校の特徴が分かりやすいでしょう。
セクション9|大阪医療看護専門学校 看護学科が向いている人・向いていない人とまとめ
大阪医療看護専門学校 看護学科は、国立病院機構 大阪刀根山医療センターの敷地内という環境に加え、1年次前期から始まる臨地実習、3年間を通した国家試験対策、幅広い病院から就職先を検討できる環境が特徴です。
特に、座学だけでなく早い段階から医療現場に触れて看護を学びたい人は、相性を判断しやすい学校です。
大阪医療看護専門学校 看護学科が向いている人
- 1年次から医療現場での実習を経験したい人
- シミュレーション設備で練習して実習にのぞみたい人
- 3年間を通して実習を重ね、実践力を身につけたい人
- 大阪刀根山医療センターの敷地内で学びたい人
- 一つの病院だけでなく、近畿圏内の複数施設で実習したい人
- 1年次から毎日の小テストなどで国家試験対策を進めたい人
- J-WEBや模擬試験を使い、自分の弱点を確認しながら国試対策をしたい人
- 大阪・近畿圏の病院への就職を考えている人
- 看護師取得後に助産師・保健師の養成校への進学も検討したい人
- 海外の医療・看護や異文化にも触れて視野を広げたい人
- チーム医療を学びたい人
特に相性を判断するポイントになるのが、1年次前期から臨地実習が始まり、3年間の3分の1以上を実習が占めることです。3年次になって初めて本格的に現場へ出るのではなく、基礎から専門領域、統合実習へと段階的に経験を積んでいきます。早い時期から患者との関わりや医療現場を経験しながら学びたい人には、大きな魅力になるでしょう。
また、学校は大阪刀根山医療センターの敷地内にありますが、実習先や就職先を同センターだけに固定していません。実習は近畿圏内の複数施設で行い、就職でも大阪大学医学部附属病院や国立循環器病研究センターなどへの実績があります。病院に近い教育環境と、進路を一つの病院に限定しない選択肢の両方を重視したい人に適しています。
国家試験対策も、1年次から毎朝行う小テスト、J-WEB、姉妹校合同模試、個々の弱点に応じた学習支援、3年次の特別講義と段階的です。国試直前だけに集中するのではなく、3年間を通して少しずつ対策を進めたい人にも検討しやすいでしょう。
大阪医療看護専門学校 看護学科が向いていない人
- 実習は高学年で集中してほしい人
- 一つの附属・系列病院を中心に実習し、その病院への就職を前提に学校を選びたい人
- 卒業したら学士への編入コースを用意してほしい人
大阪医療看護専門学校では、1年次前期から臨地実習が始まります。入学後はまず座学や学内演習を長期間行い、その後に医療現場へ進みたい人は、実習開始時期が異なる学校とも比較したほうがよいでしょう。
また、大阪刀根山医療センターの敷地内にあるものの、同センターだけを中心に3年間実習する学校ではなく、就職先も固定されていません。附属・系列病院との一貫したつながりを最優先する場合は、系列病院を持つ看護学校との違いを確認する必要があります。
まとめ|病院敷地内の環境と早期からの実習が大きな特徴
大阪医療看護専門学校 看護学科の大きな特徴は、大阪刀根山医療センターの敷地内という環境で学びながら、1年次前期から臨地実習を始め、3年間の3分の1以上を実習に充てることです。
実習先は同センターだけではなく近畿圏内の複数施設に広がっており、実習前の準備から実習中の助言、実習後の報告会まで学びをつなげています。
さらに、国家試験では1年次から毎朝の小テストやJ-WEB、模試、弱点対策を行い、就職では2025年3月卒業生の病院就職希望者72名全員が内定しています。約300の病院・施設等と接点を持てる就職フェアもあり、病院敷地内の学校でありながら、特定の病院だけを前提に進路を決めない点も特徴です。
専門学校でありながら国際研修にいけることも特徴です。京阪神のグローバル化に対応する力を養います。
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▶社会人向けのさくら看護予備校レビューはこちら
参考ページ
参考ページ
大阪医療看護専門学校|公式サイト:https://www.ocmn.ac.jp/
看護学科|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/kango
入試情報・募集要項|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/nyushi
総合型選抜(AO)|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/nyushi/ao
学費|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/gakuhi
高等教育の修学支援新制度|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/gakko/kyufu
情報公開|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/gakko/johokoukai
シラバス|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/gakko/johokoukai/syllabus
実習について|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/gakko/jishu
国家試験サポート|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/career/ne_support
就職サポート・就職実績|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/career/career_support
施設・設備|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/gakko/shisetu
交通アクセス|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/access
オープンキャンパス|大阪医療看護専門学校:https://www.ocmn.ac.jp/opencampus
資料請求|大阪医療看護専門学校:https://secure.ocmn.ac.jp/form/shiryo/
第115回看護師国家試験合格発表|厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken03_04_05/about.html
大阪医療看護専門学校の口コミ|みんなの専門学校情報:https://www.minkou.jp/vcollege/school/review/22915/
元教員がこの看護専門学校の入試・評判・学費・授業や国試対策・就職・実習そして注意点・向き不向きなどを分かりやすく解説します。
