鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、鹿児島市で4年間かけて看護師を目指す課程です。4年制の専門学校では何を学び、どのような進路を選べるのかが気になる方もいるでしょう。授業や実習の特徴から、資格取得・就職まで、進学前に知りたい情報を紹介します。
たとえば、入学後の学びでは、電子カルテやシミュレーターを使う演習、1年次から始まる臨地実習を取り上げます。初めて看護を学ぶ方が学校生活をイメージできるよう、基礎から専門分野へ進む4年間の流れを整理します。他学科と学ぶチーム医療教育も紹介します。
国家試験対策で特徴的なのは、1~4年生が協力して問題に取り組む共同学習です。教え合う仕組みが、知識の定着や苦手分野の克服にどう役立つのかを見ていきます。合格実績とあわせて、模擬試験や個別指導の内容、対策を受けた学生の口コミも紹介します。
一方で、4年間の学費・生活費の負担と、実習中の指導や評価は、納得して進学するために確認したい部分です。実習の大変さや教員の対応には、気になる口コミもあります。このページでは、その他の点も含めて解説していきます。
セクション1|鹿児島医療技術専門学校・看護学科の特徴
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、4年間かけて看護の知識・技術を積み重ね、患者の状態を判断して行動する力を育てる看護専門学校です。
特徴的なのは、先輩が後輩に看護技術を教える「ピアティーチング」や、学生自身が作成する「看護技術コツノート」を活用した学習です。学んだ内容を繰り返し確認し、実践につながる技術を身につけます。
鹿児島医療技術専門学校・看護学科の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 鹿児島医療技術専門学校 |
| 設置・運営 | 学校法人原田学園 |
| 学校区分 | 私立専門学校 |
| 学科 | 看護学科 |
| 修業年限 | 4年制 |
| 入学定員 | 48人(2027年度) |
| 種子島サテライト教室 | 8人(入学定員48人の内数) |
| 主なキャンパス | 谷山キャンパス |
| 所在地 | 鹿児島県鹿児島市東谷山3-31-27 |
| 卒業時 | 看護師国家試験受験資格、高度専門士の称号 |
| 認定 | 文部科学大臣認定「職業実践専門課程」 |
看護学科は4年制で、卒業時には「高度専門士」の称号が授与されます。これは一定の要件を満たす4年制専門学校の課程を修了した人に与えられる称号で、大学の学士号とは異なります。
3年制の看護専門学校と比較する際は、4年間の教育内容と、卒業までに必要な学費・生活費を合わせて検討することが大切です。
先輩から後輩へ看護技術を教える「ピアティーチング」
鹿児島医療技術専門学校では、先輩が後輩に看護技術や実施時のコツを教える「ピアティーチング」を取り入れています。
教員による指導に加え、同じ学習を経験した先輩から具体的な助言を受けることで、技術への理解を深められます。教える先輩にとっても、手順や根拠を説明することが知識の整理につながります。
また、卒業生が学内演習に参加する機会もあり、実際の看護場面で技術がどのように使われるかを考えられます。
教員だけでなく、先輩や卒業生も学習に関わる仕組みは、この学校の教育方法として注目できます。
「看護技術コツノート」で4年間の学びを積み重ねる
もう一つの特徴は、学生が自分で作成する「看護技術コツノート」です。
授業や演習で学んだ技術について、実施する理由や注意点、うまく行うためのコツをまとめ、繰り返し練習する際に活用します。
看護技術では、手順だけでなく、その理由や安全上の注意点を理解することが重要です。ノートを作成することで、理解できている部分と練習が必要な部分を整理しやすくなります。
自分の学習内容を記録し、4年間にわたって確認できる仕組みは、看護技術を着実に身につけたい人にとって魅力です。
医療系の他学科と学び、チーム医療への理解を深める
鹿児島医療技術専門学校には、看護学科のほかに、理学療法学科、作業療法学科、診療放射線技術学科などがあります。
看護学科では、他学科の学生との交流や共同学習を通じて、異なる医療職の役割や専門性を理解する教育を取り入れています。
医療現場では、看護師だけでなく、リハビリテーション職など多様な専門職が協力して患者を支えます。
ほかの医療職を目指す学生と学ぶ機会があることは、患者に必要な支援を広い視点から考え、チーム医療への理解を深めるうえで評価できます。
種子島サテライト教室で、離島に住みながら看護師を目指せる
鹿児島医療技術専門学校は、2026年4月に看護学科の種子島サテライト教室を開設しました。
地域医療を支える人材の育成を目的とし、西之表市、種子島医療センター、学校が連携して設置した教室です。2027年度の募集枠は8人で、看護学科全体の定員48人に含まれます。
| 学習内容 | 実施方法 |
|---|---|
| 講義 | 谷山キャンパスからオンライン配信 |
| 看護技術などの演習 | 教員による種子島での対面指導 |
| 実習指導 | 教員による種子島での対面指導 |
種子島を離れずに4年制の看護教育を受けられることは、島内での進学を希望する人にとって大きなメリットです。
なお、オンライン講義と現地指導を組み合わせる方式は、種子島サテライト教室の学習方法です。
4年間で「判断できる看護師」を目指す教育方針
看護学科では、コミュニケーション能力、生活を理解する力、臨床判断能力、多職種連携能力などを重視しています。臨床判断能力とは、患者の状態や変化に気づき、必要な対応を考える力です。
シミュレーション演習では、実際の看護場面を想定しながら状況を判断する学習を取り入れています。また、電子カルテやシミュレーターを活用し、医療現場に近い環境で学ぶ機会もあります。
技術を実施するだけでなく、患者の状態を理解して判断する力を4年間で養う教育方針は、学習内容を評価するうえで重要です。
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、ピアティーチングや看護技術コツノート、医療系他学科との連携、種子島サテライト教室など、具体的な取り組みを持っています。
特に、先輩や卒業生との学び合いを通じて技術を磨き、4年間かけて判断力や多職種との連携力を身につけたい人にとって、注目したい学校といえるでしょう。
セクション2|鹿児島医療技術専門学校の口コミ・評判
演習・実習の口コミ
1年次からの臨地実習で、看護の実践力を段階的に養う
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、1年次から医療現場での実習が始まり、4年間を通じてさまざまな患者さんと関わりながら看護を学びます。
鹿児島医療技術専門学校看護学科は、実践的な臨地実習と少人数制指導で現場力を養い、地域医療に貢献できる看護師を目指せる点が最大の魅力。
この口コミでは、実習できめ細かい指導を受けながら実践的な学びができることで、地域医療で役立つ実践力を身につけられると高く評価されています。
実際に看護学科では、実際の医療現場を想定した演習と、段階的な臨地実習を組み合わせた実践的な教育を行っています。
学内では電子カルテやシミュレーターを活用し、患者さんの状態を観察しながら必要な看護を考える演習を取り入れています。単に技術の手順を覚えるのではなく、患者さんの状態が変化したときに何を確認し、どのように対応するかを考える学習です。
実際の医療現場に近い状況で繰り返し練習できるため、知識と看護技術を結びつけながら実践力を養う仕組みになっています。
臨地実習は1年次の7月から始まります。最初の基礎看護学実習は2日間で、12月にも実習が予定されています。入学後の早い段階で看護師の仕事や患者さんとの関わりを知り、その経験をその後の授業や学内演習につなげていく構成です。
2年次には、高齢者施設での実習や看護過程実習を行います。看護過程とは、患者さんの状態や生活上の課題を把握し、必要な看護を考えて実施・評価する流れです。基礎的な知識や技術を学んだ後、患者さん一人ひとりに合った援助を考える段階へ進みます。
3〜4年次には、成人・老年、小児、母性、精神、地域・在宅などの領域別実習が設けられ、4年次には統合実習も行います。実習先として、鹿児島市立病院や鹿児島医療センターなどの病院のほか、訪問看護ステーションや福祉施設も案内されています。病院で治療を受ける人だけでなく、地域で生活する人を支える看護まで学べることが特徴です。
このように実習が段階的に組まれているメリットは、学んだ知識を現場で確かめながら、少しずつ実践力を高められることです。例えば、1年次に患者さんと接する経験をしておけば、その後の授業で学ぶ観察方法や援助技術が、実際にどのような場面で必要になるのかを理解しやすくなります。
さらに、領域別実習では、患者さんの年齢や病気、生活環境によって必要な看護が異なることを学べます。訪問看護などの現場も経験することで、退院後の暮らしや家族の状況まで考える視点を養えるため、地域医療に関わる看護師を目指す学生にとっても、学びを広げやすい実習環境といえるでしょう。
ただし、実習については、負担の大きさを感じた学生の口コミもあります。とはいえ、その学生は、大変な実習を通じて仲間意識が強まり、学生同士が協力する姿勢が生まれたことを良い点として挙げています。
臨地実習では、慣れない環境で患者さんと関わりながら、観察した内容を記録し、必要な看護を考えます。知識を覚えるだけの学習とは異なり、その場の状況に合わせて行動する難しさがあるため、負担を感じることもあります。
一方、同じ実習に取り組む仲間と経験や課題を共有できれば、自分では気づかなかった看護の視点を知る機会にもなります。例えば、患者さんへの声のかけ方や観察するポイントについて意見を交わすことで、次の実習で試したい工夫が見つかることもあるでしょう。
なお、教員によって実習評価が大きく変わると感じた学生もいます。特に、実習でしか関わらない教員の指導や対応に不満を持っていたことがうかがえます。
そのような場合に役立つのが、クラス担任制による学生へのサポート体制です。担任が学生一人ひとりの学習状況や生活面を把握し、勉強から就職まで幅広い相談に対応しています。実習先の指導教員の指導内容で戸惑った場合も、普段から自分の学習状況を知る担任に相談できることは、学生にとって大きな支えになると考えられます。
なお、看護学科は臨床実習指導者会議を通じて、公平性のある実習を目指す取り組みや、学校教員による実習先への訪問も行っています。実習先の指導者だけに任せるのではなく、学校側も指導者間の情報共有や学生への指導に関わる仕組みが設けられていたことが分かります。
こうした体制があれば、実習中に指導や評価について疑問を感じた際も、一人で抱え込まずに相談し、支えてもらいやすいです。
国家試験対策の口コミ
看護師国家試験に合格するために、授業の教科外の時間に国試問題を解いたり、めんどくさいけれど、模試・模試訂正があったりなど、合格率100%に向けての学習状況が整えられている。
この口コミでは、授業時間外の国家試験問題演習など、全員合格を目指すための対策が十分に用意されていると評価されています。
実際に、看護学科では個別指導・模擬試験・グループ学習・専門分野別の特別講義を組み合わせた国家試験対策が行われています。
個別指導では、学生一人ひとりの理解度や苦手分野に応じて、教員が学習を支援します。模擬試験では、国家試験に近い形式の問題を解き、現在の実力や弱点を把握します。模試の結果を確認することで、どの分野の知識が不足しているのかを整理し、復習する内容を明確にできます。
グループ学習では、学生同士で国家試験問題に取り組み、分からない内容を教え合いながら理解を深めます。同学年だけでなく、異なる学年の学生と国家試験問題を活用して学ぶ取り組みもなされています。下級生は上級生から問題の解き方や勉強方法を学べ、上級生は学んだ知識を説明することで理解を確認できます。
さらに、専門分野別の特別講義では、各分野の重要事項を集中的に復習し、国家試験で必要となる知識を整理します。通常の授業で学んだ内容を改めて確認し、問題演習で正しく答えられるようにするための学習です。
こうした対策のメリットは、問題を解いて実力を確かめ、苦手分野を見つけ、必要な知識を学び直すという流れで勉強を進められることです。
例えば、模擬試験で間違えた問題について、なぜその答えになるのかを確認すれば、単に正解を覚えるだけでなく、関連する病気や症状、看護の根拠まで理解を深められます。口コミにある模試訂正は手間のかかる作業ですが、間違えた理由を整理することで、次に似た問題が出たときにも対応しやすくなります。
また、グループ学習では仲間と知識を確認でき、個別指導では自分の苦手分野に合わせた助言を受けられます。学生全員が同じ勉強をするだけでなく、それぞれの理解度に応じて学習を補えることは、国家試験対策を進めるうえで大きなメリットです。
就職支援の口コミ
キャリアセンターの担当の先生がいて、相談しやすい。また進路相談室もあり、就職などの相談もできる。話しやすい先生で面談も氏名を書いていればいつでも相談出来るので助かる。
この口コミでは、相談担当者の話しやすさや、必要なときに進路相談ができる環境が好意的に評価されています。
就職先を選ぶ際には、希望する看護分野や勤務先の特徴など、学生ごとに異なる悩みが生じます。そうした疑問を一人で抱え込まず、相談できたことが投稿者にとって助けになったとうかがえます。
実際に、相談しやすさを支える仕組みがあります。キャリアセンターには学科別の専属担当者が配置され、学生一人ひとりと面談を重ねながら、希望する就職先や将来の働き方について相談に応じています。卒業生の職員も在籍しており、進路だけでなく、日頃の勉強や学校生活についても気軽に話せる関係づくりを大切にしているそうです。
就職先を探す際には、全国の病院や医療・福祉施設から寄せられる求人情報をもとに、学生の希望に合う就職先を紹介しています。希望する就職先の求人がない場合にも、新たな就職先の開拓を行うと案内されているため、用意された求人から選ぶだけでなく、自分の希望を担当者に伝えながら就職活動を進められる仕組みです。
さらに、履歴書の添削や面接練習、就職活動のマナー指導にも対応しています。就職活動が本格化する前から、自己分析や就職活動の進め方を学ぶキャリア教育も実施されています。履歴書で自分の強みをどう伝えるか、面接で志望理由をどう説明するかといった、実際の採用試験に向けた準備まで相談できることが特徴です。
こうした支援のメリットは、自分に合う病院を探す段階から、応募書類の作成、面接対策まで、一貫して相談できることです。
例えば、急性期病院で幅広い看護技術を身につけたい学生と、地域に密着した医療に携わりたい学生では、就職先を選ぶ際に重視する条件が異なります。専属担当者との面談で希望を整理できれば、病院の名前や知名度だけでなく、自分がどのような看護師になりたいかを踏まえて進路を考えやすくなります。
また、就職活動が初めての学生にとって、履歴書や面接の準備を一人で進めるのは簡単ではありません。相談相手が決まっていれば、志望理由のまとめ方や面接での伝え方など、分からないことをその都度確認できます。
口コミの投稿者が担当者の話しやすさを評価しているのも、困ったときに相談できる相手がいることが、就職活動を進めるうえで実際の助けになっていたためと考えられます。
学生生活の口コミ
学生生活では、学生同士の仲の良さや、男女を問わず交流しやすい雰囲気が口コミで評価されています。
クラスの人数が比較的少ないことから、学生同士の距離が近く、自然と仲良くなりやすいとされています。男女の隔たりも少なく、和気あいあいとした雰囲気の中で学校生活を楽しんでいる様子がうかがえます。
また、クラス編成は学生数によって1クラスまたは2クラスになる場合があるとの声もあります。ただし、これは投稿者の経験に基づく情報であり、現在のクラス編成や1クラス当たりの人数を示すものではありません。
学生同士の良好な関係は、普段の学校生活だけでなく、看護技術を学ぶ演習にも良い影響を与えると考えられます。口コミでは、演習中も学生同士で楽しく取り組める雰囲気があるとされており、周囲とコミュニケーションを取りながら学べることが評価されています。
看護学科では、患者役と看護師役に分かれて練習したり、学生同士で技術を確認し合ったりする場面があります。こうした学習では、相手に声をかけたり、気づいたことを伝え合ったりする必要があるため、日頃から話しやすい関係ができていることはメリットです。
さらに、同校では、異なる学科の学生と学ぶチーム医療教育も取り入れています。看護師だけでなく、リハビリテーション職など他の医療職の役割を理解し、協力して患者を支える考え方を学ぶ取り組みです。
看護学科内での仲の良さと、他学科との交流は別のものですが、普段の学生同士の関わりに加えて、将来の医療現場で必要となるコミュニケーションを学ぶ機会があることも、学生生活を考えるうえで注目したい点です。
ただし、クラスの雰囲気や人間関係は入学年度や学生の組み合わせによって変わります。口コミからは仲の良い学生生活を送っている人がいることが分かりますが、すべての学生が同じように感じるとは限りません。
セクション3|鹿児島医療技術専門学校・看護学科の学費・奨学金
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は4年制で、初年度の納入金は約153万7,000円、4年間の納入金総額は約501万2,000円が目安です。
学費面で注目したいのは、入試区分に応じた最大20万円の授業料免除と、年間学納金を最大10回に分けて納められる制度です。
4年間の費用は決して小さくありませんが、免除制度や奨学金、分割納入を組み合わせて資金計画を立てられる点は評価できます。
看護学科の初年度学費は約153万7,000円
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 200,000円 |
| 授業料(年間) | 760,000円 |
| 管理費(年間) | 300,000円 |
| 1年次諸経費 | 277,000円 |
| 初年度納入金の目安 | 1,537,000円 |
| 入学選考料 | 30,000円(別途) |
初年度納入金153万7,000円には、入学選考料3万円を含んでいません。授業料と管理費を合わせた年間学納金は106万円で、通常は前期・後期に分けて納入します。
4年間の学費総額は約501万2,000円
| 学年 | 年間学納金 | 諸経費 | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 1年次 | 1,060,000円 | 277,000円 | 1,337,000円 |
| 2年次 | 1,060,000円 | 94,000円 | 1,154,000円 |
| 3年次 | 1,060,000円 | 101,000円 | 1,161,000円 |
| 4年次 | 1,060,000円 | 100,000円 | 1,160,000円 |
| 4年間合計 | 4,240,000円 | 572,000円 | 4,812,000円 |
この合計に、入学時のみ必要な入学金20万円を加えると、4年間の納入金総額は501万2,000円です。
入学選考料3万円も含めた場合は、504万2,000円となります。
ただし、これは現在の掲載額を4年間に当てはめた計算値です。諸経費は変更される可能性があり、端末購入費・通信費・生活費なども別途考える必要があります。
入試区分によって初年度の授業料が最大20万円免除
鹿児島医療技術専門学校では、入試区分に応じた授業料免除制度を設けています。
看護学科で対象となる主な免除額は次のとおりです。
| 入試区分 | 授業料免除額 |
|---|---|
| 学校長推薦 | 200,000円 |
| 自己推薦 | 150,000円 |
| 総合型選抜(AO) | 100,000円 |
免除されるのは、入学年度の授業料です。入学金から差し引かれる制度ではなく、4年間毎年同じ金額が免除されるわけでもありません。
例えば、学校長推薦で20万円の授業料免除が適用される場合、初年度納入金の目安は次のようになります。
153万7,000円-20万円=133万7,000円
同様に、自己推薦では138万7,000円、総合型選抜(AO)では143万7,000円が初年度納入金の目安です。
いずれも入学選考料を除いた計算です。
出願する入試区分によって初年度の負担が10万~20万円変わるため、出願条件を満たす人は免除制度も含めて入試方式を検討する価値があります。
なお、授業料免除の適用には各制度の条件を満たす必要があります。
オープンキャンパス参加で入学選考料が半額になる制度も
入学選考料についても、費用を軽減できる制度があります。
学校が指定するオープンキャンパスや進学相談会に出願前に参加した場合、入学選考料3万円のうち1万5,000円が免除されます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 通常の入学選考料 | 30,000円 |
| 免除額 | 15,000円 |
| 免除後の選考料 | 15,000円 |
この制度は出願前の参加が条件となっており、出願後に参加しても対象にはなりません。
授業料免除とは別に、受験時の費用を抑えられる点がメリットです。利用を考えている場合は、対象イベントと参加期限を事前に確認しておきましょう。
年間学納金は最大10回の分割納入が可能
鹿児島医療技術専門学校では、通常の前期・後期納入に加えて、事前申請による分割納入制度を設けています。
年間学納金106万円の納入方法は、次のとおりです。
| 納入方法 | 1回あたりの金額 | 年間の回数 |
|---|---|---|
| 前期・後期の2回 | 530,000円 | 2回 |
| 4分割 | 265,000円 | 4回 |
| 10分割 | 106,000円 | 10回 |
通常の2回払いでは、1回あたり53万円を用意する必要があります。
一方、10分割を利用すれば、年間学納金を1回10万6,000円ずつ納める計画を立てられます。
まとまった資金を一度に準備することが難しい家庭にとって、支払い時期を分散できることは大きな利点です。
ただし、この分割例は授業料と管理費を合わせた年間学納金が対象です。入学金や諸経費まで同じ条件で分割できるわけではありません。また、授業料免除が適用される場合は納入額が異なります。
日本学生支援機構の奨学金と修学支援新制度を利用できる
看護学科では、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金や、高等教育の修学支援新制度を検討できます。
主な制度は次のとおりです。
| 制度 | 主な支援内容 | 返還 |
|---|---|---|
| JASSO給付奨学金 | 対象者に給付される奨学金 | 原則不要 |
| JASSO第一種奨学金 | 無利子で借りられる奨学金 | 必要 |
| JASSO第二種奨学金 | 有利子で借りられる奨学金 | 必要 |
| 高等教育の修学支援新制度 | 授業料・入学金の減免と給付型奨学金など | 支援内容による |
給付奨学金は、一定の家計基準や学業要件などを満たした学生が利用できる制度です。
一方、貸与奨学金は卒業後に返還する必要があるため、借入額と将来の返還負担を考えて利用することが大切です。
また、高等教育の修学支援新制度では、対象要件を満たすことで授業料や入学金の減免を受けられる場合があります。
学校独自の授業料免除に加えて、公的な支援制度も検討できるため、家計状況に応じた負担軽減の方法を確認しておくとよいでしょう。
種子島サテライト教室には地域に関連した貸与制度も
種子島サテライト教室への進学を考えている人は、地域の看護人材育成に関連した貸与制度にも注目できます。
西之表市や種子島医療センターなどによる制度が案内されており、卒業後の勤務など、一定の条件を満たすことで返還が免除される仕組みを持つものもあります。
こうした制度は、種子島で看護を学び、将来も地域医療に関わりたい人にとって検討する価値があります。
ただし、貸与額や返還免除に必要な勤務年数、対象者の条件は制度ごとに異なります。谷山キャンパスの学生全員が利用できる制度ではないため、サテライト教室への出願を検討する段階で詳細を確認することが重要です。
なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています
セクション4|鹿児島医療技術専門学校・看護学科の入試・偏差値・倍率
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、学校長推薦・自己推薦・一般入試・社会人入試・総合型選抜(AO)の5つの入試方式が設けられています。入試の特徴は、一般入試と自己推薦の学科試験が国語または数学Ⅰの1科目選択制であることです。また、学校長推薦は書類審査と面接、社会人入試は書類審査・面接・作文で選考されるため、自分の経歴や得意分野に合わせて受験方式を検討できます。2027年度の看護学科の入学定員は48人で、種子島サテライト教室の募集枠8人を含みます。
看護学科の入試方式と選考方法
看護学科の入試は、高校在学中の成績を活かせる学校長推薦から、既卒者が受験できる一般・社会人入試まで、複数の方式があります。
| 入試方式 | 主な出願条件 | 選考方法 |
|---|---|---|
| 学校長推薦 | 現役生・専願・学校長の推薦・評定平均3.5以上 | 書類審査・面接 |
| 自己推薦 | 現役生・専願 | 書類審査・面接・学科試験 |
| 一般入試 | 現役生・既卒者 | 書類審査・面接・学科試験 |
| 社会人入試 | 高校卒業者・専願 | 書類審査・面接・作文 |
| 総合型選抜(AO) | 専願・指定イベントへの事前参加・エントリー | 事前面談・出願審査など |
学校長推薦は第1期のみ実施され、2027年3月に高校を卒業する見込みの人が対象です。評定平均3.5以上という条件があるため、高校での成績を活かして受験したい人に向いています。自己推薦は、学校長の推薦を必要としない方式ですが、学科試験があります。一方、一般入試は高校卒業者も対象となるため、既卒者にも受験の選択肢があります。
なお、学校長推薦・自己推薦・社会人入試・総合型選抜(AO)には専願条件があります。専願とは、合格した場合にその学校へ入学することを前提とした出願です。
一般入試・自己推薦は国語か数学Ⅰの1科目選択
一般入試と自己推薦では、書類審査・面接に加えて学科試験が行われます。学科試験は国語または数学Ⅰから1科目を選択し、試験時間は60分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 一般入試・自己推薦 |
| 試験科目 | 国語または数学Ⅰ |
| 科目数 | 1科目選択 |
| 試験時間 | 60分 |
| 国語の出題範囲 | 「現代の国語」「言語文化」 |
| 国語の除外範囲 | 古文・漢文 |
国語を選ぶ場合は現代文を中心に、数学Ⅰを選ぶ場合は数学の基礎事項を中心に対策できます。国語と数学の両方を受験する必要がないため、得意な1科目に学習時間を集中できることが受験準備上のメリットです。ただし、どちらの科目を選んでも面接と書類審査があるため、志望理由や看護師を目指す動機も整理しておくことが大切です。
社会人入試は作文600字程度と面接で選考
鹿児島医療技術専門学校では、高校卒業後に進学を考える人を対象とした社会人入試を実施しています。社会人入試の選考方法は、書類審査・面接・作文です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願対象 | 高校卒業者 |
| 出願条件 | 専願 |
| 選考方法 | 書類審査・面接・作文 |
| 作文の文字数 | 600字程度 |
| 作文の試験時間 | 60分 |
社会人入試では、一般入試のような国語・数学の学科試験ではなく、作文によって文章で考えを表現する力が問われます。そのため、高校卒業から時間が経過していても、学科試験とは異なる方法で受験できる点が魅力です。
作文対策では、限られた時間内に自分の考えを整理し、読み手に伝わる文章を書く練習が重要になります。面接に向けては、看護師を志望する理由や、4年間の学習に取り組む意欲を具体的に説明できるよう準備しておきましょう。
総合型選抜(AO)は事前参加と面談が必要
鹿児島医療技術専門学校では、オープンキャンパスや進学相談会への参加、エントリー、面談を経て出願する仕組みを採用しています。2027年度入学に向けた主な日程は次のとおりです。
| 項目 | 日程・内容 |
|---|---|
| 事前参加 | 指定のオープンキャンパス・進学相談会など |
| エントリー期間 | 2026年7月1日~7月31日 |
| 面談日 | 2026年8月18日 |
| 出願期間 | 2026年9月4日~9月10日 |
| 出願条件 | 専願 |
エントリー時には、志望理由と入学後の目標をそれぞれ300~500文字で記入します。事前面談の結果、出願が認められた場合に正式な出願手続きへ進みます。志望理由や入学後の目標を文章と面談で伝えられることが、この方式の特徴です。
なお、出願許可は合格を意味するものではありません。また、AOは通常の第1~6期入試とは日程が異なり、2027年度入学向けのエントリー受付はすでに終了しています。
2027年度入試は10月から翌年3月まで実施
2027年度の入試は、第1期から第6期までの日程が設定されています。
| 入試期 | 出願期間(必着) | 試験日 |
|---|---|---|
| 第1期 | 2026年10月1日~10月7日 | 2026年10月16日 |
| 第2期 | 2026年10月26日~11月10日 | 2026年11月14日 |
| 第3期 | 2026年12月1日~12月8日 | 2026年12月12日 |
| 第4期 | 2027年1月12日~1月19日 | 2027年1月23日 |
| 第5期 | 2027年2月1日~2月8日 | 2027年2月13日 |
| 第6期 | 2027年3月1日~3月8日 | 2027年3月11日 |
2027年3月にも試験日が設定されているため、年明け以降に進路を検討する人にも受験機会があります。ただし、学校長推薦は第1期のみです。また、募集枠が満たされた場合は受付が終了する可能性があるため、希望する入試方式の実施状況を確認して出願する必要があります。
試験会場は平川キャンパス|WEB出願にも対応
通常の第1~6期入試の試験会場は、鹿児島医療技術専門学校の平川キャンパスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験会場 | 平川キャンパス |
| 所在地 | 鹿児島県鹿児島市平川町字宇都口5417-1 |
| 最寄り駅 | JR平川駅 |
| 送迎 | 試験当日にJR平川駅から送迎あり |
| 出願方法 | WEB出願 |
看護学科の主な授業場所は谷山キャンパスですが、入試会場は異なります。試験当日に谷山キャンパスへ向かわないよう注意が必要です。
鹿児島医療技術専門学校の偏差値と入試難易度
鹿児島医療技術専門学校の看護学科については、信頼できる偏差値データがないため、入学難易度は試験科目・出願条件・選考方法から考えることが重要です。特に、一般入試・自己推薦では国語または数学Ⅰの1科目選択制となっており、学科試験の対策範囲を絞れます。一方、学校長推薦では評定平均3.5以上が必要で、社会人入試では作文と面接が選考の中心となります。
学科試験が1科目だからといって、必ずしも合格しやすいとは限りません。看護学科全体の入学定員は48人であり、そのうち8人は種子島サテライト教室の募集枠です。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
さくら看護予備校なら、現在の学力確認から学習計画の作成・調整、志望校別の教科・小論文・面接対策まで一体的に進められます。
ぜひとも合格したい看護学校がある/今年こそ合格したいという方々に向いています。
▶高校生・既卒生向けのさくら看護予備校レビューはこちら
▶社会人向けのさくら看護予備校レビューはこちら
セクション5|鹿児島医療技術専門学校・看護学科のカリキュラム・学内演習
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、4年間をかけて人体の仕組みや看護の基礎を学び、専門分野の学習から実践的な看護へと段階的に進むカリキュラムを採用しています。1年次から看護の基礎技術を学び、2・3年次に専門性を高め、4年次には複数の分野で学んだ知識や技術を統合していきます。学内では、看護技術の演習に加えて、患者の状態を観察し、必要な援助を考える学習にも取り組みます。
4年間のカリキュラムと学びの流れ
看護学科では、1年次に人体や看護の基礎を学び、2年次以降は成人・老年・小児・母性などの専門分野へ学習を広げていきます。
| 学年 | 主な学習内容 | 学習のポイント |
|---|---|---|
| 1年次 | 解剖生理学、看護学概論、基礎看護技術、コミュニケーション | 人体の仕組みと看護の基本を学ぶ |
| 2年次 | 各専門領域の看護学、看護過程、看護技術演習 | 患者の状態に応じた看護を考える |
| 3年次 | 専門領域の学習、看護技術の応用、実践的な演習 | 分野ごとの知識と技術を深める |
| 4年次 | 統合看護、総合的な看護実践 | これまでの学習を結び付ける |
1年次に基礎を固め、2・3年次に専門分野を学び、4年次に統合する構成になっているため、学年が進むにつれて求められる知識や判断力が明確になります。特に、看護の勉強が初めての高校卒業生や、医療分野を学び直す社会人にとって、基礎から専門へ順序立てて学べる点は安心材料です。
1年次|人体の仕組みと看護の基本を学ぶ
1年次は、解剖生理学などを通して人体の構造や働きを理解し、看護学概論や基礎看護技術で看護師に必要な基本を学びます。解剖生理学は、心臓や肺などの臓器がどのように働くかを学ぶ科目です。看護技術を身につけるうえでも、体の仕組みを理解していることが重要になります。
また、コミュニケーションに関する学習も行われます。看護師は患者の話を聞くだけでなく、表情や反応から体調の変化を読み取る必要があるため、相手の状態を理解し、適切に関わるための基礎を早い段階から学べることに意味があります。
看護学科では1年次の7月から基礎看護学の臨地実習も予定されており、入学後の早い時期から学んだ内容と実際の看護を結び付ける機会があります。
2年次|看護過程を学び、患者に合わせた援助を考える
2年次になると、成人看護学や老年看護学などの専門分野を学びながら、看護過程の理解を深めていきます。看護過程とは、患者の情報を集め、必要な看護を考え、実施・評価するまでの一連の考え方です。例えば、同じ病気の患者でも、年齢や生活状況、体力によって必要な援助は異なります。
そのため、看護技術を手順どおりに行うだけでなく、「なぜこの援助が必要なのか」「患者にとって安全な方法は何か」を考えることが重要になります。2年次には高齢者施設での学習も組み込まれており、病気だけでなく、年齢や生活環境を踏まえて看護を考える機会があります。患者一人ひとりの状況に応じた看護を考える力を養うことが、この段階の大きな目的です。
3・4年次|専門分野の学習から統合的な看護へ
3年次は、それまでに学んだ基礎知識を使いながら、成人・老年・小児・母性などの専門分野への理解を深める時期です。患者の年齢や病気、生活背景によって必要な看護が異なるため、各分野の特徴を学びながら、状況に応じた観察や援助を考える力を高めます。
4年次には、複数の分野で学んだ知識や技術を結び付ける統合的な学習へ進みます。個別の看護技術を理解するだけでなく、患者の状態を総合的に捉え、必要な援助を判断する力が求められるようになります。このように、専門分野を学んだ後に統合的な学習へ進む構成は、看護の知識を断片的に覚えるのではなく、実際の場面で活用できる形に整理するうえで重要です。
学内演習ではシミュレーターを使って看護技術と判断力を磨く
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、シミュレーターや電子カルテを活用し、実際の医療現場に近い環境で看護を学びます。シミュレーターとは、患者への処置や状態の観察などを練習するための教育用機器です。知識を覚えるだけでなく、患者への対応を具体的に考えながら看護技術を身につけられます。
例えば、手術後1日目の患者を想定したシミュレーション演習があります。学生は手術後の患者情報をもとに状態を判断し、必要な看護をグループで検討してから、実際の場面を想定した演習に取り組みます。演習後は自分の判断や行動を振り返り、改善点を確認します。
また、看護学科のオープンキャンパスでは、新生児の人形を使った沐浴(赤ちゃんのお風呂)の体験も実施されています。赤ちゃんの体を安全に支えながら洗うなど、看護技術を具体的にイメージできる内容です。
こうした学習の魅力は、看護技術の手順だけでなく、患者の状態に応じて何を優先するべきかを考える力も養えることです。演習と振り返りを通して、学んだ知識を実践的な判断につなげていきます。
多職種との連携を意識した看護を学ぶ
看護師の仕事では、患者の状態を把握するだけでなく、ほかの医療職と情報を共有し、協力して支援することが求められます。鹿児島医療技術専門学校には看護学科のほかにも医療・福祉系の学科があり、異なる専門分野の学生が互いの役割を理解するための学習が取り入れられています。
看護師だけでは対応できない課題について、ほかの専門職がどのような役割を担うのかを知ることは、患者を多方面から支えるうえで重要です。看護の専門知識に加えて、ほかの職種の考え方にも触れられることは、医療・福祉系の学科を持つ学校ならではの教育上の特徴といえます。
地域・在宅での看護も学習内容に含まれる
看護学科では、病院での看護だけでなく、地域や自宅で生活する人を支える看護についても学びます。在宅看護では、患者の病気や症状だけでなく、家族の状況や住環境、日常生活の様子も考慮する必要があります。病院とは異なり、患者が普段生活している場所で、どのような援助が必要かを考えることが大切です。
そのため、病気の治療だけでなく、患者がその人らしく生活するための支援を学べることに意味があります。高齢者施設での学習や地域・在宅看護の科目を通して、さまざまな生活環境に対応する看護の視点を養える点も評価できます。
セクション6|鹿児島医療技術専門学校の看護師国家試験合格率・国家試験対策
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、第115回(2026年)看護師国家試験で合格率95.5%を達成し、全国全体の88.3%を7.2ポイント上回りました。第113回から第115回まで3回連続で90%以上の合格率を維持しており、安定した合格実績が魅力です。
また、4年制の教育課程を活かし、1~4年生が協力して国家試験問題に取り組む共同学習を実施しています。模擬試験や個別指導、卒業後の再受験支援も用意されており、仲間と学びながら国家試験合格を目指せる環境です。
最新の看護師国家試験合格率は95.5%|全国平均を7.2ポイント上回る
2026年に実施された第115回看護師国家試験では、鹿児島医療技術専門学校の看護学科から66人が受験し、63人が合格しました。同じ試験の全国全体の合格率は88.3%だったため、学校の合格率は全国を7.2ポイント上回っています。
| 項目 | 鹿児島医療技術専門学校 | 全国全体 |
|---|---|---|
| 試験回 | 第115回(2026年) | 第115回(2026年) |
| 受験者数 | 66人 | 59,614人 |
| 合格者数 | 63人 | 52,666人 |
| 合格率 | 95.5% | 88.3% |
66人中63人が合格していることは、学校選びで評価できる実績です。
過去3回の合格率はすべて90%以上|継続した合格実績が強み
国家試験の合格率を評価する際は、最新の1回だけでなく、複数年の結果を確認することも大切です。鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、直近3回の看護師国家試験で次の結果を残しています。
| 試験回 | 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第115回 | 2026年 | 66人 | 63人 | 95.5% |
| 第114回 | 2025年 | 63人 | 60人 | 95.2% |
| 第113回 | 2024年 | 56人 | 52人 | 92.9% |
3回とも合格率は90%を超えており、特に第114回と第115回は95%以上を維持しています。最新の合格率だけでなく、直近3回とも9割を超えていることは、国家試験対策を重視して進学先を選びたい人にとって安心材料になるでしょう。
異学年・同学年の共同学習|1~4年生が教え合いながら国家試験対策
鹿児島医療技術専門学校の看護学科で特徴的なのが、1~4年生による異学年・同学年の共同学習です。この学習では、先輩と後輩でチームを組んだり、同じクラスの学生同士で協力したりしながら、国家試験問題に取り組みます。また、実習で担当した患者の病気や体の状態について学び直し、授業で得た知識と実際の看護場面を結びつけています。
国家試験では、単に用語を暗記するだけでなく、患者の状態を理解し、必要な看護を考える力も求められます。実習で経験した内容を国家試験問題と関連付けて復習できることは、知識を定着させるうえでメリットです。さらに、異なる学年と学ぶことで、下級生は上級生から学習方法や考え方を学び、上級生は後輩に説明することで自分の理解を確認できます。
4学年が在籍する学校の特徴を活かし、学生同士で教え合う仕組みがあることは、鹿児島医療技術専門学校ならではの魅力です。
模擬試験・個別指導・特別講義|苦手分野の克服を支援
鹿児島医療技術専門学校では、共同学習に加えて、複数の方法を組み合わせた国家試験対策を行っています。主な支援内容は次のとおりです。
| 国家試験対策 | 内容 |
|---|---|
| 個別指導 | 学生それぞれの理解度や能力に合わせて学習を支援 |
| 模擬試験 | 出題傾向や自分の到達度を確認し、学習目標を見直す |
| グループ学習 | 学生同士で疑問点を共有し、教え合いながら理解を深める |
| 特別講義 | 専任教員が専門分野ごとの重要事項を解説 |
特に評価できるのは、模擬試験で学習の到達度を確認し、目標を見直しながら対策を進めることです。国家試験は出題範囲が広いため、得意な分野だけでなく、理解が不足している分野を把握して学習することが重要になります。模擬試験と個別指導を組み合わせることで、自分に必要な学習を考えながら準備できます。
また、専任教員による特別講義では、専門分野ごとに重要事項を確認します。通常の授業で学んだ内容を国家試験に向けて整理し直せることもメリットです。共同学習だけに頼るのではなく、個別指導・模擬試験・特別講義を組み合わせて合格を目指せる体制は、国家試験対策を重視する人にとって魅力といえるでしょう。
4年間の学習を国家試験につなげる|看護技術と専門知識を関連付けて学ぶ
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、国家試験問題の学習だけでなく、日々の授業や実習で得た知識を深める取り組みも行っています。その一つが、先輩から後輩へ看護技術を教える「ピアティーチング」です。学生同士で看護技術や実施する際のコツを伝え合うほか、卒業生が演習に参加する機会も設けられています。
また、授業や演習で学んだ看護技術について、根拠や注意点をまとめるオリジナルの「看護技術コツノート」を作成し、4年間の練習に活用しています。こうした学習は、国家試験問題を解くためだけの対策ではありません。看護技術を行う理由や、患者の状態に応じた対応を理解することにもつながります。
実習での経験を振り返り、看護技術の根拠を確認しながら専門知識を積み重ねる教育は、国家試験合格後に看護師として働くことまで見据えた取り組みとして評価できます。
卒業後も国家試験合格を支援|再受験に向けた相談ができる
鹿児島医療技術専門学校では、国家試験に不合格だった卒業生に対しても、学習支援を行っています。卒業後の支援では、教員への相談や、次回の国家試験に向けた情報提供などを受けられます。
国家試験の再受験では、卒業後に自分で学習計画を立て、受験手続きや試験情報を確認する必要があります。そうした場面で、在学中に指導を受けた教員へ相談できることは、再挑戦を考える卒業生にとってメリットです。
ただし、卒業後に通常のカリキュラムを再履修できる制度ではありません。在学中の学習支援とは内容が異なります。それでも、卒業と同時に学校とのつながりが終わるのではなく、国家試験の再受験に向けた相談先が用意されている点は評価できます。
セクション7|鹿児島医療技術専門学校の就職先・就職実績・就職支援
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、鹿児島市立病院や鹿児島医療センター、米盛病院など、鹿児島県内のさまざまな病院への就職実績があります。県外への就職や助産師養成課程への進学実績もあり、卒業後の進路を幅広く検討できる学校です。
就職支援では、学科別の専属担当者がいるキャリアセンターを設置しています。履歴書の添削や面接対策、病院の採用担当者と話せる学内就職ガイダンスなど、具体的な支援が用意されている点も魅力です。
主な就職先
代表的な就職先は、次の3病院です。
| 主な就職先 | 病院の特徴 |
|---|---|
| 鹿児島市立病院 | 鹿児島市が運営する公立病院 |
| 鹿児島医療センター | 国立病院機構が運営する病院 |
| 米盛病院 | 救急医療などに取り組む民間病院 |
公立病院、国立病院機構の病院、民間病院など、異なる運営主体の医療機関に就職実績があることは、鹿児島県内で働きたい人にとって大きなメリットです。病院によって診療内容や看護師の働き方は異なるため、複数の医療機関への就職実績があることで、卒業後に働きたい分野や職場環境を考えながら進路を選びやすくなります。
鹿児島県内だけでなく、九州・関東・関西にも就職実績
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、鹿児島県内を中心に就職実績がありますが、進路は県内だけに限られていません。県外の就職先として、次のような病院が挙げられます。
| 地域 | 就職先の例 |
|---|---|
| 沖縄県 | 中頭病院 |
| 熊本県 | 熊本赤十字病院 |
| 福岡県 | 福岡徳洲会病院 |
| 大阪府 | 大阪医療センター |
| 東京都 | タムスさくら病院江戸川 |
| 千葉県 | 千葉西総合病院 |
県外の就職先は、九州各県だけでなく、関東・関西にも広がっています。鹿児島県内での就職を基本に考えながら、県外の病院も選択肢に入れられることは、この学校の進路実績の特徴です。卒業後も地元で働きたい人はもちろん、希望する診療分野や生活環境に合わせて県外就職を考えたい人にとっても、参考になる実績といえるでしょう。
学生1人当たり求人数は86.3人|就職先を比較する材料が豊富
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、2023年度の学生1人当たり求人数が86.3人とされています。これは、学生1人に対して多くの求人が寄せられていたことを示す数字です。
求人が多いことは、必ず希望する病院に採用されるという意味ではありません。それでも、就職先を探す際に複数の医療機関を比較できることはメリットです。特に看護師の場合は、病院の規模だけでなく、診療分野、教育体制、勤務する地域なども重要になります。求人の選択肢が多く、県内外に就職実績があることは、自分に合った職場をじっくり検討したい人にとって評価できるポイントです。
キャリアセンターによる個別支援|学科別専属担当者が就職活動をサポート
鹿児島医療技術専門学校では、学生の就職活動を支援するキャリアセンターを設置しています。学科別の専属担当者が配置されており、各職種に詳しい担当者が学生と面談を重ね、本人の希望や適性を踏まえながら就職先選びを支援しています。
キャリアセンターでは、次のようなサポートを受けられます。
| 就職支援 | 内容 |
|---|---|
| 個別進路相談 | 希望する職場や働き方について相談できる |
| 履歴書の添削 | 応募書類の書き方や内容を確認してもらえる |
| 面接対策講座 | 就職試験に向けて面接の準備ができる |
| 求人情報の検索 | 全国の医療・福祉施設などの求人情報を調べられる |
| マナー指導 | 身だしなみや社会人として必要なマナーを学べる |
| 希望する就職先の開拓 | 学生の希望に応じた就職先の開拓にも取り組む |
初めて就職活動をする学生にとって、履歴書の作成や面接への準備は不安を感じやすい部分です。この学校では、就職先の紹介だけでなく、応募書類や面接への対策も行っています。看護師として働くための就職活動を、専門の担当者に相談しながら進められることは大きな強みです。
また、キャリアセンターには卒業生の職員も在籍しています。学校生活や就職活動について相談できる環境があり、進路選択を一人で抱え込まずに進められる点も魅力です。
学内就職ガイダンス|病院の担当者から直接話を聞ける
鹿児島医療技術専門学校では、病院などの採用担当者から直接説明を受けられる学内就職ガイダンスを開催しています。ガイダンスでは、各医療機関の仕事内容や職場の特徴、採用に関する情報などを知る機会があります。
就職先を選ぶ際、病院名や求人票だけでは、実際にどのような看護が行われているのかを十分に理解することは難しいものです。病院の担当者から直接説明を聞けることは、複数の職場を比較するうえで役立ちます。
また、キャリアセンターでは、卒業年次になる前から就職活動の進め方や自己分析、社会人としてのマナーを学ぶキャリア教育も行っています。早い段階から進路を考える機会が用意されていることは、4年間の学習と就職活動を計画的に進めたい人に向いています。
求人検索システムと先輩の受験報告書|就職試験の情報を集めやすい
キャリアセンターでは、求人情報検索システムも利用できます。このシステムでは、学校に届く求人票の情報をパソコンから確認でき、希望する医療機関の求人を探せます。さらに、卒業生が残した就職試験の受験報告書を閲覧できることも特徴です。
看護師の採用試験では、病院によって選考方法や面接内容などが異なります。過去にその病院を受験した先輩の情報を参考にできることは、応募先に合わせた準備を進めるうえで役立ちます。求人情報を集めるだけでなく、過去の受験情報も活用できるため、就職先選びから採用試験対策まで、一連の活動を支える仕組みが整っています。
卒業後も利用できるキャリアセンター|転職やキャリアアップも相談可能
鹿児島医療技術専門学校のキャリアセンターは、在学生だけでなく卒業生も利用できます。卒業後の転職や、別の医療・福祉分野への挑戦、転居に伴う就職先の変更などについても相談を受け付けています。
看護師として働き始めたあとも、経験を積む中で希望する診療分野が変わったり、生活環境に合わせて働く場所を変えたりすることがあります。そのような場合に、卒業した学校へ進路相談ができることはメリットです。就職が決まるまでの支援だけでなく、卒業後のキャリア形成まで相談できる体制は、長く看護師として働き続けたい人にとって魅力といえるでしょう。
看護師以外の進路|助産師養成課程への進学実績もある
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、病院への就職だけでなく、卒業後に進学する道もあります。令和6年度の進路先一覧には、鹿児島医療福祉専門学校の助産学科への進学実績が掲載されています。
助産師を目指すには、看護師国家試験の受験資格を得たうえで、助産師養成課程などで必要な教育を受ける方法があります。鹿児島医療技術専門学校の看護学科は看護師の養成を目的とする4年制課程ですが、卒業後に助産師を目指して学びを続けた人の実績も確認できます。まずは看護師資格の取得を目指し、卒業後に専門性を広げたい人にとって、進学実績があることは進路を考える際の参考になります。
セクション8|鹿児島医療技術専門学校の実習・実習先
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、1年次の7月から臨地実習が始まり、4年間かけて段階的に看護の実践力を身につけることが特徴です。実習先は鹿児島市立病院や鹿児島医療センターなどの病院だけでなく、高齢者施設や訪問看護ステーションにも広がっています。
さらに、電子カルテやシミュレーターを使った学内演習、他学科と合同で行う多職種連携教育も取り入れています。
1年次7月から実習開始|4年間で基礎から統合実習まで段階的に学ぶ
鹿児島医療技術専門学校では、入学して約3か月後の7月に、最初の基礎看護学実習を行います。早い段階から看護の現場に触れ、その後の授業や演習で学ぶ知識を実際の看護につなげていく教育方針です。
学年ごとの主な実習の流れは、次のとおりです。
| 学年 | 主な実習 | 時期・期間 |
|---|---|---|
| 1年次 | 基礎看護学実習①(看護体験実習) | 7月・2日間 |
| 1年次 | 基礎看護学実習②(生活援助実習) | 12月・8日間 |
| 2年次 | 高齢者施設での看護実習 | 5日間 |
| 2年次 | 看護過程実習 | 2月 |
| 3~4年次 | 成人・老年、小児、母性、精神、地域・在宅などの領域別実習 | 約7か月間 |
| 4年次 | 統合実習 | 9月・3週間 |
1年次に2日間と8日間の基礎実習が設けられていることは、この学校の実習体制を理解するうえで重要なポイントです。看護師の仕事を体験する段階から始まり、患者の日常生活を支える援助へと学びを進めます。
2年次には、高齢者施設での看護実習や看護過程実習に取り組みます。看護過程とは、患者の状態や生活上の問題を把握し、必要な看護を計画・実施・評価する一連の流れです。基礎的な技術を身につけるだけでなく、患者に合わせた看護を考える学習へと進みます。
3~4年次には、約7か月間の領域別実習を通して、さまざまな年齢や健康状態の人への看護を学びます。最終学年の9月には3週間の統合実習があり、それまでに学んだ知識と技術を結びつけます。入学直後から少しずつ実習経験を積み、最終学年で学習内容を統合する4年間の構成は、段階的に実践力を高めたい人にとって魅力です。
主な実習先|鹿児島市立病院・鹿児島医療センターなどで学ぶ
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、特定の系列病院だけで実習するのではなく、複数の医療機関や地域の施設を実習先としています。代表的な実習先は、次の3施設です。
| 主な実習先 | 実習先の特徴 |
|---|---|
| 鹿児島市立病院 | 鹿児島市が運営する公立病院 |
| 鹿児島医療センター | 国立病院機構が運営する病院 |
| 生協訪問看護ステーション | 自宅で療養する人を支える訪問看護の施設 |
鹿児島市立病院と鹿児島医療センターは、いずれも鹿児島市内の医療を支える病院です。異なる運営主体の医療機関が実習先に含まれており、病院での看護を学ぶ機会が設けられています。
一方、生協訪問看護ステーションでは、病院とは異なる環境で看護を学びます。訪問看護は、看護師が利用者の自宅を訪問し、健康状態の確認や療養生活の支援などを行う仕事です。病院と訪問看護の両方が実習先に含まれていることは、入院中の患者への看護と、退院後の生活を支える看護を関連付けて学べる点で評価できます。
病院だけでなく高齢者施設・訪問看護・地域包括ケアの現場でも実習
高齢者施設、健康支援施設、訪問看護、地域包括ケアに関わる施設など、さまざまな場所で学びます。地域包括ケアとは、高齢者などが住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、医療・介護・生活支援などを組み合わせて支える仕組みです。
2年次には高齢者施設での看護実習があり、施設で生活する人への関わり方を学びます。また、地域・在宅看護の実習では、自宅で療養する人やその家族を支える看護について理解を深めます。
病院では、治療や検査を受ける患者への対応が中心となります。一方、地域や施設では、利用者の生活習慣、家族との関係、日常生活で必要な支援などにも目を向ける必要があります。治療を受ける患者だけでなく、地域で生活する人を支える看護まで学べることは、将来の働き方を考えるうえでもメリットです。病院への就職を希望している人にとっても、退院後の生活を見据えた看護を考える経験につながります。
電子カルテ・シミュレーターを活用|実際の医療現場に近い環境で練習
鹿児島医療技術専門学校では、実習に向けた準備として、ICTを活用した学内演習を取り入れています。看護学科では、電子カルテやシミュレーターを使い、実際の医療現場に近い環境で学習します。電子カルテは患者の診療情報や看護記録などを電子的に管理する仕組みで、シミュレーターは患者の状態や看護場面を再現して練習するための教材です。
こうした演習では、患者の情報を確認したり、状態に応じた対応を考えたりする学習ができます。知識を覚えるだけでなく、実際の看護場面でどのように使うかを考えながら練習できる点が特徴です。
また、授業前にワークシートへ取り組み、授業中に理解を深める反転学習も取り入れています。事前に基本的な内容を学んでから演習に臨むことで、学内での練習時間を実践的な学習に活用できます。ICTを使った事前学習と実習を組み合わせていることは、医療現場で必要な情報の読み取り方や判断力を身につけたい人にとって魅力です。
4年次には他学科との多職種連携教育|チーム医療を学べる
鹿児島医療技術専門学校では、看護学科だけでなく、理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚療法学科など、複数の医療専門職を養成しています。看護学科の4年次には、4学科合同の多職種連携教育が設けられています。多職種連携とは、看護師やリハビリテーションの専門職などが、それぞれの専門性を活かして患者を支えることです。
例えば、患者が退院後に自宅で生活するためには、看護師による健康管理だけでなく、理学療法士による歩行の支援や、作業療法士による日常生活動作の支援などが必要になる場合があります。他学科の学生と一緒に学ぶことで、それぞれの職種がどのような役割を担い、どのように協力するのかを理解できます。同じ学校に複数の医療系学科がある環境を活かし、卒業前にチーム医療を学べることは、病院や地域の医療現場で働くことを考えている人にとって評価できるポイントです。
離島・地域医療への取り組み|「しまの看護実習」も教育課程に掲載
鹿児島医療技術専門学校の看護学科では、離島医療に関わる学習も取り入れられています。鹿児島県には多くの離島があり、島で暮らす人の健康を支えるためには、病院だけでなく、地域の医療・介護・福祉の連携が重要になります。
離島では、医療機関までの距離や利用できる医療資源など、本土の都市部とは異なる条件のもとで看護を考える必要があります。こうした地域の特徴に目を向ける学習は、看護師として幅広い地域で働くための視野を広げることにつながります。
また、学校は2026年4月に種子島サテライト教室を開設しています。ただし、これは谷山キャンパスの学生が種子島で実習することを意味するものではなく、サテライト教室の教育体制とは区別して考える必要があります。
実習先と就職先が重なる|鹿児島県内での進路選びにもつながる
鹿児島医療技術専門学校の実習先として掲載されている鹿児島市立病院と鹿児島医療センターは、看護学科の就職先としても実績があります。実習では、看護師が患者とどのように関わり、医師や他の専門職とどのように協力しているかを学びます。実際の医療現場を経験することは、卒業後に自分が働きたい病院や診療分野を考える際の参考になります。
特に、鹿児島県内の医療機関で実習し、その地域の病院への就職も検討できることは、地元で看護師として働きたい人にとってメリットです。ただし、実習先への就職が保証されるわけではありません。実習で経験した職場環境や看護の特徴を、就職先選びの判断材料として活用できる点を評価するとよいでしょう。
セクション9|鹿児島医療技術専門学校に向いている人・向いていない人とまとめ
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、4年間で看護の基礎から実践力まで段階的に学び、鹿児島県内を中心とした医療現場への就職を目指したい人に向いています。1年次から始まる実習、他学科との多職種連携教育、直近3回で90%以上を維持している看護師国家試験合格率など、学習から資格取得・就職までの取り組みが特徴です。
鹿児島医療技術専門学校が向いている人
次のような希望を持つ人は、鹿児島医療技術専門学校の看護学科を進学先の候補にするとよいでしょう。
- 4年間かけて看護の知識と技術を段階的に身につけたい人
- 1年次から病院などの医療現場を経験したい人
- 鹿児島市立病院や鹿児島医療センターなど、複数の施設で実習したい人
- 電子カルテやシミュレーターを活用し、実習に向けて練習したい人
- 理学療法士・作業療法士など、他の医療専門職との連携を学びたい人
- 先輩や同級生と教え合いながら国家試験対策を進めたい人
- 看護師国家試験の合格実績を重視して学校を選びたい人
- 鹿児島県内の病院への就職を目指している人
- 学費の一部免除などの制度を利用したい人
- 県外就職や助産師養成課程への進学も選択肢に入れたい人
4年間で実践力を高めたい人|1年次から段階的に実習できる
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、4年制の専門課程です。1年次7月の2日間の看護体験実習から始まり、12月には8日間の生活援助実習、3~4年次には約7か月間の領域別実習、4年次には3週間の統合実習が設けられています。
早い段階から看護の現場に触れ、学年が進むにつれて実習内容を深められることが大きな魅力です。短期間で資格取得を目指すよりも、授業・演習・実習を通して、患者に合わせた看護を考える力をじっくり身につけたい人に適しています。
また、実習先には病院だけでなく、高齢者施設や訪問看護ステーションも含まれています。入院中の患者への看護に加え、退院後の生活や地域で暮らす人への支援にも関心がある人にとって、学びの幅が広い環境です。
チーム医療を学びたい人|他学科との合同教育が魅力
鹿児島医療技術専門学校では、看護学科のほかに理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚療法学科などを設置しています。看護学科の4年次には、4学科合同の多職種連携教育が行われます。
病院や地域の医療現場では、看護師だけで患者を支えるのではなく、さまざまな専門職が協力することが重要です。学生のうちから他の医療専門職の役割を理解し、一緒に学ぶ機会があることは、この学校ならではの強みといえます。将来、病院でチーム医療に携わりたい人や、患者の退院後の生活まで考えられる看護師を目指したい人に向いています。
国家試験対策を重視する人|直近3回の合格率は90%以上
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、第115回(2026年)看護師国家試験で66人中63人が合格し、合格率95.5%を達成しています。第114回は95.2%、第113回は92.9%で、直近3回とも90%を上回っています。
国家試験対策では、1~4年生による共同学習や、模擬試験、個別指導、特別講義などを実施しています。特に、先輩と後輩が教え合いながら国家試験問題に取り組む学習方法は、4年制の特徴を活かした取り組みです。一人で問題集を解くだけでなく、仲間と学び合いながら理解を深めたい人に適した環境といえるでしょう。
鹿児島県内で就職したい人|県外への進路も選べる
鹿児島医療技術専門学校の看護学科には、鹿児島市立病院、鹿児島医療センター、米盛病院などへの就職実績があります。公立病院や国立病院機構の病院、民間病院など、異なる特徴を持つ医療機関への進路があることは魅力です。
また、令和6年度の進路実績には、九州各県に加え、東京都、大阪府、千葉県などの病院も含まれています。鹿児島県内で働くことを基本に考えながら、県外の医療機関も比較できることは、就職先の選択肢を広げたい人にとってメリットです。
就職活動では、学科別専属担当者がいるキャリアセンターを利用できます。履歴書の添削や面接対策、学内就職ガイダンスなどの支援があるため、就職先選びから採用試験の準備まで相談しながら進めたい人にも向いています。
鹿児島医療技術専門学校が向いていない人
一方で、次のような希望がある人は、ほかの看護学校とも比較したうえで判断するとよいでしょう。
- 3年間で看護師国家試験の受験資格を得たい人
- 一つの系列病院に実習を集中させたい人
- 4年間で看護師に加えて保健師や助産師の受験資格も取得したい人
鹿児島医療技術専門学校の看護学科は4年制のため、3年制の看護専門学校よりも卒業までに1年長くかかります。できるだけ早く看護師資格を取得して働き始めたい人は、3年制の学校も比較対象にするとよいでしょう。
また、実習先は鹿児島市立病院や鹿児島医療センターなど、複数の医療機関や地域の施設に分かれています。幅広い現場で看護を学べることは強みですが、特定の系列病院を中心に実習し、その病院への就職を目指したい人は、病院附属の看護学校なども比較するとよいでしょう。
さらに、鹿児島医療技術専門学校の看護学科は、看護師の養成を目的とした課程です。4年間で看護師に加えて保健師や助産師の受験資格も取得したい人は、希望する資格に対応した課程を持つ看護大学などを検討する必要があります。
まとめ|4年間の実践的な教育と国家試験・就職支援が強み
鹿児島医療技術専門学校の看護学科で特に評価できるのは、1年次から始まる段階的な実習と、他学科との連携を含む4年間の実践的な教育です。病院・高齢者施設・訪問看護など幅広い現場で学べるうえ、看護師国家試験では直近3回とも90%以上の合格率を維持しています。
鹿児島県内の主要な病院への就職実績があり、キャリアセンターによる個別支援も用意されています。看護の実践力を身につけ、国家試験合格から就職まで計画的に進めたい人にとって、有力な進学候補といえるでしょう。
進学を検討する際は、まず公式資料を請求し、最新の学費・入試制度・実習先・国家試験対策・就職実績を確認することをおすすめします。特に、4年間の学費総額や実習スケジュールは、3年制の看護専門学校とも比較したいポイントです。
公式資料を使って他校との違いを整理し、候補に残った場合はオープンキャンパスに参加するとよいでしょう。学習環境や実習に向けた設備、学生へのサポート体制を自分の目で確かめることで、納得できる学校選びにつながります。
志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。
学費の準備、できていますか?
当サイトでは、様々な返済不要の奨学金リストを公開しています。高校・大学・短大・専門学校生向けの最新リスト(現在募集中の奨学金のみ)や、看護学生向け、ひとり親家庭向けなど、様々なジャンルの奨学金リストです。
返済不要な給付型奨学金や返済免除型がメインです。とくに、大学生向けだけでなく、高校生や小中学生向けにも給付型奨学金は多数あることを知らない方は、一読をおすすめします。これらのリストは当サイト限定です。
ちなみに、筆者はこれまで総計1900万円ほどの給付型奨学金を獲得しています。受かる書き方のコツも無料で全文公開しています。もちろん、当サイトでしか読めません。
当サイトでは、ほかにも多数の看護学校レビューを読むことができます。また、志望校選びでは学校の比較が欠かせませんが、元教員が比較方法を分かりやすく説明しています。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
さくら看護予備校なら、現在の学力確認から学習計画の作成・調整、志望校別の教科・小論文・面接対策まで一体的に進められます。
ぜひとも合格したい看護学校がある/今年こそ合格したいという方々に向いています。
▶高校生・既卒生向けのさくら看護予備校レビューはこちら
▶社会人向けのさくら看護予備校レビューはこちら
参考ページ
参考ページ
- 看護学科|鹿児島医療技術専門学校
- 本校の特色|鹿児島医療技術専門学校
- 種子島サテライト教室|鹿児島医療技術専門学校
- 電子パンフレット|鹿児島医療技術専門学校
- 鹿児島医療技術専門学校 看護学科の口コミ・評判|みんなの専門学校情報
- 入学金・学費|鹿児島医療技術専門学校
- 奨学金・教育ローン|鹿児島医療技術専門学校
- 高等教育の修学支援新制度|鹿児島医療技術専門学校
- 各種免除制度|鹿児島医療技術専門学校
- 募集要項・入学定員|鹿児島医療技術専門学校
- 入試区分・選考方法|鹿児島医療技術専門学校
- 入試日程・入試会場|鹿児島医療技術専門学校
- 総合型選抜(AO)について|鹿児島医療技術専門学校
- WEB出願|鹿児島医療技術専門学校
- 教育目標・カリキュラム・シラバス|鹿児島医療技術専門学校
- イベントカレンダー|鹿児島医療技術専門学校
- 国家試験サポート|鹿児島医療技術専門学校
- 第115回看護師国家試験 学校別合格者状況(2026年・PDF)
- 卒業後の進路|鹿児島医療技術専門学校
- キャリアセンター(就職サポート)|鹿児島医療技術専門学校
- 資料請求|鹿児島医療技術専門学校
- オープンキャンパス|鹿児島医療技術専門学校
元教員がこの看護専門学校の入試・評判・学費・授業や国試対策・就職・実習そして注意点・向き不向きなどを分かりやすく解説します。
