共立女子大学看護学部を検討する際は、通学環境に加え、実習に向けて技術や対応力をどう身につけるかも気になるところです。シミュレーション教育やOSCE(客観的臨床能力試験)に触れながら、カリキュラムや大学病院・地域施設での実習を紹介します。
たとえば入試は、偏差値・倍率とともに、総合型・推薦・一般選抜などの条件や評価方法を整理します。基礎力判定方式と保健師課程の優先履修との関係にも注目し、公募制推薦の評定・理科履修条件や、外部英語検定の利用など、受験方式を考える際のポイントをお伝えします。
費用面では、学費の内訳や教材・実習交通費などの別途負担を紹介します。スカラシップ奨学生制度についても、対象となる全学統一方式や授業料免除の範囲に触れ、入学年度の資料で確認したい費用・条件を整理します。
資格・進路の面では、2027年度入学者から始まる助産師養成課程や、保健師課程の履修条件を取り上げます。看護師・保健師の国家試験実績とアカデミックアドバイザーによる支援、2年次からの就職対策、大学病院や専門病院への進路などもあわせて紹介します。
なお、課題の量や提出方法には気になる口コミもあるため、確認したいところです。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。
セクション1|共立女子大学看護学部の特徴|2027年度から助産師課程、保健師・OSCEも注目
共立女子大学 看護学部 看護学科は、東京都千代田区の神田一ツ橋キャンパスで4年間学ぶ、入学定員100名の看護学科です。
大きな変更点は、2027年度入学者から助産師養成課程が導入されることです。従来の看護師・保健師に加えて助産師も資格の選択肢となり、さらにOSCE(客観的臨床能力試験)やシミュレーション教育、附属病院を持たないことを活かした多様な医療機関での学びを特徴としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 修業年限 | 4年 |
| 入学定員 | 100名 |
| キャンパス | 神田一ツ橋キャンパス・3号館 |
| 所在地 | 東京都千代田区神田神保町3-27 |
| アクセス | 神保町駅A8出口徒歩1分/九段下駅徒歩2分 |
| 取得できる学位 | 学士(看護学) |
2027年度から助産師養成課程を導入
共立女子大学看護学部では、2027年度入学者から助産師養成課程の導入が決定しています。
これにより、看護師を基本として、「看護師+保健師」または「看護師+助産師」という資格ルートを検討できるようになります。4年制大学の在学中に助産師まで目指したい人にとって、学校選びの重要な比較材料です。
ただし、保健師・助産師はいずれも選択制で定員があります。特に助産師課程は2027年度入学生から始まる新しい制度のため、現時点では卒業生や国家試験の実績はありません。
保健師課程は定員20名
保健師国家試験受験資格を目指す課程は、定員20名です。希望者全員が履修できるわけではなく、通常は履修者の選抜があります。
一方、2027年度の総合型選抜「基礎力判定方式」では、卒業後すぐに保健師として働く意思を持つ受験生を対象に、成績上位者の中から最大3名まで保健師課程の優先履修を確約する制度があります。
入試段階から保健師課程の履修につながる仕組みが用意されている点は、保健師志望の人にはメリットです。
シミュレーション教育とOSCEで実践力を確認
学内には看護シミュレーションルームがあり、高性能シミュレータなどを使った演習を行っています。
さらに、本格的な臨地実習へ進む前の3年次には、OSCE(客観的臨床能力試験)を実施します。OSCEは、模擬的な看護場面で技術だけでなく患者への対応なども含めて実践力を確認する試験です。
単に設備を使って練習するだけでなく、本格実習に進む前に習得状況を確認する段階まで設けられていることは、共立女子大学看護学部の教育上の特徴です。
附属病院を持たず、異なる医療機関で学ぶ
共立女子大学には附属病院がありません。その代わり、大学病院、専門病院、地域の医療・福祉施設など、異なる特徴を持つ複数の施設と連携して看護教育を行っています。
一つの系列病院を中心に経験する形とは異なり、施設によって異なる医療の役割や患者層に触れられることが特徴です。特定の病院の医療だけでなく、多様な看護の現場を知りたい人には比較材料になります。
共立女子大学看護学部は、2027年度から新たに助産師を目指せること、定員20名の保健師課程、シミュレーション教育と3年次OSCE、複数施設と連携した教育が主な特徴です。神保町駅から徒歩1分という都心キャンパスで学びながら、資格と看護実践の両面で進路の選択肢を広げられる看護学部といえます。
セクション2|共立女子大学 看護学部 看護学科の口コミ
講師・授業
講師・授業に関する口コミでは、臨床経験のある教員や現役の医師・医療職者から、実際の医療現場につながる内容を学べることが評価されています。
「内部の先生は臨床経験が厚い先生が多く、外部の講師も現役の医師や、医療職者からの講義があります。」
看護師には、授業で覚えた知識をそのまま使うのではなく、患者さんの状態や治療内容を踏まえて、その場で必要な看護を考える力が求められます。そのため、実際の臨床を知る教員や医療職者から学べることは、教科書の内容を現場の状況と結びつけて理解しやすいというメリットがあります。
ほかの口コミでも、病院で勤務する人が特別講師として授業を担当し、座学の中でも実際の医療について学べたという声があります。単に専門用語や病気の特徴を覚えるだけでなく、「現場ではどう判断するのか」「患者さんにはどのように関わるのか」といった実践を意識しながら学びやすいことが、共立女子大学の授業のメリットとしてうかがえます。
教員との関係性
「大学というと先生と関わりが浅くなるイメージがありますが、共立は先生方と関わりが深いです。その分学びも深く得られます。」
この口コミで重要なのは、教員との距離が近いこと自体ではなく、その関係の近さが、実際の学びにつながっていると学生が感じていることです。
看護学科では、授業で分からないことをそのままにすると、後の演習や実習でつまずきやすくなります。教員に質問しやすく、自分の理解度や考え方を見てもらえる環境であれば、知識を一方的に教わるだけではなく、疑問を解消しながら理解を深めていくことができます。
別の口コミでも、教員が親身に関わってくれたことで、入学前より看護師になりたい気持ちが強くなったという声があります。これは、学習面のサポートだけでなく、教員との関わりを通して看護職への理解や意識が深まった学生もいることを示しています。
授業の分かりやすさ・課題量
一方で、授業の分かりやすさや進め方については、教員・科目による差を指摘する口コミもあります。説明が分かりやすい授業がある一方で、資料や説明が分かりにくい授業もあると感じた学生もいました。また、看護過程の進め方が科目によって異なり、以前学んだ方法がそのまま通用せず戸惑ったという声もあります。
そのため、すべての授業で同じように学びやすいとは限らず、科目ごとの考え方や教員の指導方法に合わせて学習する必要があるようです。看護は領域によって患者さんの特徴や重視する視点も異なるため、学び方が変わること自体には意味がありますが、学生側からすると方法の違いを負担に感じる場合もあります。
課題量についても注意が必要です。過去の口コミでは、長いレポートや手書きの課題が多く、負担を感じたという声が複数あります。特に、内容そのものよりも、提出形式や作業量に時間を取られることへ不満を持った学生もいました。
こうした口コミからは、教員の専門性や親身なサポートを評価する声がある一方、授業・課題の進め方には科目差があり、一定の自己管理力も必要であることが分かります。課題をこなすだけで終わらせず、分からない部分を早めに教員へ相談しながら進めることが、学びを深めるうえで重要になりそうです。
演習・実習
演習・実習に関する口コミでは、学内演習の指導は厳しいと感じる学生がいる一方、その経験が実際の臨地実習に出たときの対応力や自信につながったという声が見られます。
学内演習については、身だしなみや実習着、演習室への持ち込みなど細かな部分まで厳しく確認されたという口コミがあります。演習中も教員に見られている緊張感が強かった一方、実技そのものについては丁寧に教えてもらえたという声でした。
こうした指導は、入学直後の学生にとっては負担に感じやすいようです。しかし、口コミを見ていくと、その厳しさを後になって「役立った」と評価している学生が多いことも分かります。
「学内で演習等もあり、入学したてのころは演習が厳しいなと感じていましたが、3年生になって実習に行くと、それまで厳しかったからこそ、少しの厳しさや辛さには耐えられるようになりました。」
この口コミで注目したいのは、演習の厳しさが単なる負担で終わず、実際に病院で実習する段階になって、大変な実習についていくのに役立ったと指摘していることです。厳しい授業から実習を通して、看護師としての成長ぶりがうかがえます。
別の口コミでは、OSCEや演習へ真面目に取り組むうちに力がつき、実習では教員のサポートもあったことで自信につながったという声があります。
共立女子大学では、学内での演習に加えて、本格的な領域別実習へ進む前にOSCEを実施しています。OSCEでは、看護技術だけでなく患者への対応や臨床での判断も含めて、実践に必要な力を確認します。演習とOSCEで力をつけ、実習では教員に支えられることで、実習の大変さを乗り越えていけた様子を見て取れます。
学内で緊張感を持って繰り返し練習し、そのうえで実際の患者さんと関わる臨地実習へ進む流れが作られていると考えられます。この流れは実際の学生から有意義なものとして認識されています。基礎領域の演習についても、当時は緊張感が強かったものの、後から振り返ると役に立ったという学生がいました。
演習設備について
「本館や2号館に比べて建物は古いですが、実習室は充実していて十分に学べると思います。」
看護学部が主に使用する3号館は新しい建物ではないものの、実習室そのものについては「十分に学べる」「かなりきれい」と評価する比較的新しい口コミがあります。実際、大学ではシミュレーション教育を取り入れており、患者の状態を再現するシミュレータなどを使った実践的な学習環境が整えられています。
興味深いのは、ベッド同士の間隔が狭いことについても、単純な不満ではなく、実際の臨床に近い環境として受け止めた学生がいることです。広く整った実習室で手順だけを練習するのではなく、限られた空間の中で動くことも含めて臨床を意識できたと感じた学生がいることがうかがえます。
一方、古い口コミには、練習用ベッドを複数学年で取り合うことがあった、物品数が少なく効率よく練習できなかったという不満もあります。
ただ、その後の口コミでは実習室を高く評価する声が出ているため、以前指摘されていた不足が現在もそのまま続いているとは判断できません。むしろいくらか改善されたとみるのが自然でしょう。
臨地実習
「実習は色々な病院を体験でき、就職の際は決め手が多いことが良いです。また先生方に質問すると自分がわかるまで丁寧に教えてくれます。」
共立女子大学には附属病院がなく、大学病院、専門性の高い病院、地域医療を担う病院など、特徴の異なる複数の施設で実習を行います。
附属病院がないことは、一見すると不利に感じるかもしれません。しかし、この口コミではむしろ、複数の病院を実際に経験できることが、就職先を選ぶ材料になったと評価されています。
病院によって、患者層、診療内容、看護師の働き方、病棟の雰囲気は異なります。学生のうちに複数の医療機関を経験できれば、単に「有名だから」「大学とつながりがあるから」という理由だけではなく、自分がどのような環境で働きたいのかを実体験から比較しやすくなります。
また、この口コミでは、実習中に分からないことを教員へ質問すると、理解できるまで教えてもらえたことも評価されています。実習は現場ごとに環境が変わるため、複数施設を経験できるだけでなく、その経験を教員と振り返りながら学びに変えられることも重要です。
国家試験対策
国家試験対策に関する口コミでは、低学年のうちから国家試験を意識した学習を取り入れ、4年次にはゼミなどを通じて教員の支援を受けられることが評価されています。
「私はこの学校にはいって看護の勉強をしたことをとても良い選択だったと感じます。特に国試に対するサポートが充実しているので、国試へ不安な気持ちも抱えたまま国試当日を迎えるようなことはないと思います。」
この口コミで注目したいのは、試験当日まで不安を抱え続けずに済むほど、手厚い支援を受けられたと感じていることです。
共立女子大学では、国家試験対策担当教員による講座、模擬試験、e-learningに加え、アカデミックアドバイザーによる個別支援も行われています。こうした複数の支援を組み合わせることで、問題演習をするだけではなく、理解が足りない部分を確認したり、勉強の進め方を相談したりしながら準備できる体制になっています。
口コミでも、国試対策そのものを充実していると感じる声が複数見られます。そのため、これらの仕組みが実際の学生から概ね機能していると評価されていることが分かります。
具体的な評価として、1年次から模擬試験を受けたり、授業中に国家試験で問われやすいポイントを教えてもらったりしたという声があります。また、別の学生も、授業の中で過去の国家試験問題を扱うことで、低学年の頃から国家試験を意識して学べたとしています。
看護の国家試験は、4年間で学ぶ幅広い内容が出題対象になります。そのため、4年次に一気に覚え直すより、授業で学んだ内容と国家試験問題をその都度結びつけておく方が、「この知識が試験本番でどのように問われるのか」を理解しやすくなり、国試対策としては有効です。
低学年から過去問題に触れることには、自分がまだ理解できていない分野を早く知れるメリットもあります。国家試験を遠い先の試験として考えるのではなく、日々の授業の延長として準備しやすいことは、4年次の負担を分散するうえでも役立つでしょう。
さらに、4年次にはゼミの教員から国家試験について支援を受けられたという口コミもあります。低学年では授業や模試を通じて全体的に力をつけ、学年が上がるにつれて、より身近な教員へ相談しながら自分の弱点や学習状況に合わせて対策できることがうかがえます。
一方で、ゼミによる支援には差を感じた学生もいます。進路や論文、国家試験対策をゼミ単位で進めるなかで、ほとんど指導を受けられなかったとする口コミもありました。
そのため、大学全体として国試対策の仕組みが整っていても、ゼミや担当教員との関わり方まで全員が同じとは限りません。ゼミだけに頼るのではなく、模試や対策講座、e-learning、アカデミックアドバイザーなど複数の支援を使いながら、自分から質問や相談をすることも大切になりそうです。
就職支援
就職支援に関する口コミでは、履歴書添削や面接対策といった具体的な支援を受けられることに加え、ゼミの教員など自分が相談しやすい相手を頼りながら就職活動を進められることが評価されています。
「先生方や就職進路課の人が履歴書添削などしてくれるのでサポート体制は十分だと思います。自分が相談しやすい先生のもとに行って見てもらえるので安心です。」
就職進路課だけでなく教員からも就活の十分なサポートを受けられたことがみてとれます。
看護師の就職活動では、一般企業とは異なり、病院ごとに採用時期や選考内容が違い、小論文や面接で看護観を問われることもあります。そのため、履歴書の書き方だけでなく、実習や学習を通して自分がどのような看護をしたいのかまで整理できる相手がいることは大きなメリットです。
その相手を職員や複数の教員から選べるため、就活を望むように進めやすくなります。自主的に動ける人にとってメリットです。
別の口コミでも、ゼミで深く関わる教員から就職活動のサポートを受けられた、本人の希望を聞いたうえで進路を支えてもらえたという声があります。
ゼミの教員が学生の性格や学習状況、実習での様子をある程度把握していれば、単に求人を紹介するだけでなく、「どのような病院が合いそうか」「何を志望理由として伝えるか」まで相談しやすいでしょう。
また、共立女子大学には附属病院がありません。この点は、就職先があらかじめ決まりやすい大学とは大きく異なります。
口コミでは、実習で経験した病院をそのまま就職先として選ぶ学生がいる一方、特定の病院に進路を固定されず、それぞれが自由に就職先を選んでいるという声もあります。大学の最新実績でも、大学病院、がん専門病院、地域の基幹病院、公的機関など、進路は幅広くなっています。
これは、附属病院がないことを単純な弱点として見る必要はないことを示しています。複数の病院で実習を経験し、それぞれの雰囲気や看護の特徴を比較したうえで、自分に合う職場を選びやすい。実際の学生たちがこの利点に気づいて就活を成功させていることが分かります。
特に、実習先がそのまま就職先候補になる場合には、説明会だけでは分からない病棟の雰囲気や看護師の働き方を実際に見たうえで判断できます。「名前を知っている病院を選ぶ」のではなく、「実際に働くイメージを持てる病院から選ぶ」ことができる点は、複数施設で実習する大学ならではのメリットです。
一方で、就職支援については評価が割れています。就職進路課だけでは看護職特有の就職事情について十分な支援を感じなかったという声や、学科としての支援は少なかったと感じた学生もいます。また、ゼミによって小論文・面接指導などの関わり方に差があったという口コミもあります。
そのため、「大学に任せておけば希望する病院へ就職できる」というタイプの支援ではなく、自分から相談先を見つけて動くことも重要だと考えた方がよいでしょう。実際、口コミでは、自分から相談しやすい教員のところへ行って添削を受けた学生ほど、支援を高く評価しています。
ただし、古い口コミを現在の支援体制へそのまま当てはめることには注意が必要です。現在の看護学部では、2年次から病院研究や就職活動準備を行う就職支援セミナーが実施されており、以前より早い段階から進路を考える仕組みが整えられています。
そのため、過去に「各自で進める印象が強かった」と感じた学生がいたとしても、現在は低学年から病院選びや就職活動を意識できる支援が加わっている点は分けて考える必要があります。
学生生活
学生生活に関する口コミでは、神保町という都心立地を活かして、授業後のアルバイトや外食、学外での活動まで組み合わせやすいことが評価されています。
共立女子大学 看護学部は神保町・九段下から近く、周辺には飲食店やカフェも多くあります。口コミでも、看護学生でありながらアルバイトやサークル活動を続けられた背景として、立地の良さを挙げる声があります。
看護学科は授業や演習、実習で拘束される時間が長くなりやすいため、大学からアルバイト先や遊びに行く場所へ移動しやすいことは、自由時間を有効に使ううえで意外に大きなメリットです。
空き時間に大学周辺で課題を進めたり、授業後にそのままアルバイトへ向かったりしやすいため、限られた時間の中でも学生生活に幅を持たせやすいでしょう。
学内で勉強する環境についても、比較的新しい施設には自習スペースがあり、図書館をテスト前の勉強場所として利用していたという声があります。看護学科は試験や課題が重なる時期もあるため、授業が終わったあとにそのまま大学内で友人と勉強できる場所があることは使いやすさにつながります。
食事については、学食だけでなく大学周辺の飲食店を利用する学生もいるようです。神保町周辺は店の選択肢が多いため、学内設備だけで学生生活を完結させるのではなく、周辺環境そのものをキャンパス生活の一部として使える点が特徴です。
友人関係
友人関係については、看護学科は必修授業が多く、同じ学年の学生と顔を合わせる時間が長いため、学年内で自然に知り合いが増えやすいという声があります。
これは看護学科ならではの特徴です。一般的な大学では履修する授業によって顔を合わせる学生が変わりますが、看護学科では同じメンバーで授業や演習を受ける機会が多くなります。そのため、課題や試験、実習を一緒に乗り越える中で関係を深めやすい一方、人間関係もある程度固定されやすい環境といえます。
サークル活動
サークルについては、評価がやや分かれています。学内サークルに参加する学生もいますが、授業終了時刻が他学部より遅く、途中で続けにくくなる学生もいるという口コミがあります。また、忙しさからアルバイトとサークルのどちらかを優先する感覚だったという声もあります。
つまり、「看護学科でもサークル活動は可能」ですが、「授業や実習と無理なく両立できるか」は別問題です。低学年のうちは参加できても、演習や実習が増えるにつれて活動頻度を落としたり、辞めたりする可能性も考えておいた方がよいでしょう。
また、女子大学のため、学内だけで異性との交流を広げる環境ではありません。その分、周辺大学とのインカレサークルを選ぶ学生もいるという声があります。学内サークルにこだわらず、インカレやアルバイトなど学外へ交流を広げることで、人間関係の幅を広げている学生もいるようです。
セクション3|共立女子大学看護学部の偏差値・倍率・入試|偏差値42.5、2026年度一般倍率は1.9~3.4倍
共立女子大学 看護学部 看護学科の偏差値は42.5が目安です。河合塾Kei-Netの2027年度入試データでは、学部学科ランクが42.5、一般選抜の方式別ボーダー偏差値は37.5~42.5、共通テスト利用のボーダー得点率は65~69%となっています。
入試は総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、共通テスト利用選抜など複数の方式があります。特に2027年度は、総合型選抜「基礎力判定方式」と保健師課程の優先履修が結び付いていることが、看護学部ならではの特徴です。
総合型選抜は2方式で計24名募集
2027年度の総合型選抜は、「共立リーダーシップ方式」10名、「基礎力判定方式」14名を募集します。
共立リーダーシップ方式は、共立女子大学を第一志望とする受験生を対象とし、大学の教育理念やリーダーシップ教育との適合性、思考力・表現力などを評価する方式です。
一方、基礎力判定方式では、大学で学ぶために必要な基礎学力の到達度を確認します。看護学部については他大学との併願ができないため、共立女子大学看護学部への志望度も含めて受験方式を選ぶ必要があります。
保健師志望者は総合型から「優先履修」を狙える
基礎力判定方式には、保健師を目指す受験生にとって特徴的な制度があります。
卒業後すぐに保健師として働く意思がある受験生のうち、入試成績上位者を対象に別途選考を行い、最大3名まで保健師課程の優先履修を確約します。
通常、共立女子大学の保健師課程は定員20名で履修者の選抜があります。そのため、入試の段階から保健師課程への進路を確保できる可能性があるこの制度は、保健師志望が明確な人には大きな特徴です。
公募制推薦は評定3.4以上+理科の履修条件
2027年度の学校推薦型選抜・公募制推薦は5名募集です。
主な出願条件として、全体の学習成績の状況3.4以上が必要です。さらに、高校で大学が指定する化学系・生物系の科目を履修していることも条件となっています。
選考では小論文や面接などが行われるため、評定だけで決まる推薦ではありません。公募推薦を考える場合は、3.4以上の評定を確保するとともに、理科の履修条件を満たしているかを早めに確認し、小論文・面接も準備することが重要です。
一般選抜は複数方式から選べる
2027年度の一般選抜では、全学統一方式、2月前期A日程、2月前期B日程などが設定されています。A・B日程には個別学力試験方式に加えて、外部英語検定を利用できる方式もあります。
河合塾Kei-Netによる2027年度の看護学科の方式別ボーダー偏差値は、全学統一方式が37.5~40.0、前期個別方式が37.5~40.0、外部英語検定利用方式が42.5です。
一つの偏差値だけを見るのではなく、受験する方式によって必要な学力水準の目安が異なる点を押さえておきたいところです。
共通テスト利用はボーダー65~69%
2027年度は、大学入学共通テスト利用選抜で3科目・4科目・5科目の各方式が設定されています。
河合塾Kei-Netのボーダー得点率は、2月日程で3科目69%、4科目68%、5科目67%、基準点型では**3科目67%、4科目66%、5科目65%**です。
科目数を増やすほどボーダー得点率の目安はやや下がるため、共通テストで複数科目をバランスよく取れる人は、4科目・5科目方式も比較対象になります。
2026年度一般選抜は1.9~3.4倍
共立女子大学は、2026年度入試について看護学部の倍率を公表しています。
| 入試方式 | 2026年度公式倍率 |
|---|---|
| 全学統一方式 | 1.9倍 |
| 2月前期A日程 | 3.1倍 |
| 2月前期B日程 | 3.4倍 |
前年は、2月前期A・B日程が全学統一方式より高い倍率となりました。特にB日程は3.4倍だったため、偏差値だけを見て「入りやすい」と判断するのは適切ではありません。
ただし、これは2026年度の入試結果です。2027年度も同じ倍率になるとは限らないため、前年の競争状況を知る参考値として見る必要があります。
偏差値42.5だけでなく、入試方式ごとの条件を確認したい
共立女子大学看護学部は、河合塾の学部学科ランクでは偏差値42.5が目安ですが、2026年度一般選抜では方式によって1.9~3.4倍と倍率に差がありました。
総合型選抜では2つの方式から選べ、公募推薦では評定3.4以上+理科系科目の履修が必要です。さらに保健師志望者には、総合型「基礎力判定方式」から最大3名の優先履修を狙える独自ルートがあります。
そのため、共立女子大学看護学部は偏差値だけで判断するより、保健師志望なら総合型、学校成績を活かすなら公募推薦、学力試験や共通テストを活かすなら一般・共通テスト利用というように、自分の強みと将来の資格希望を合わせて入試方式を選ぶことが重要です。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
さくら看護予備校なら、現在の学力確認から学習計画の作成・調整、志望校別の教科・小論文・面接対策まで一体的に進められます。
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セクション4|共立女子大学看護学部の学費・奨学金|2026年度初年度192万円、4年間授業料免除制度も
共立女子大学 看護学部 看護学科の2026年度初年度納入金は1,920,000円です。2027年度の確定学費はまだ示されていないため、現時点では2026年度の金額を参考に考えることになります。
学費支援では、一般選抜「全学統一方式」の成績優秀者を対象に、最短修業年限の4年間にわたって授業料が免除されるスカラシップ奨学生制度があります。
2026年度の初年度納入金は192万円
2026年度の初年度納入金は次のとおりです。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 150,000円 |
| 授業料 | 1,180,000円 |
| 施設設備維持費 | 410,000円 |
| 実験実習料 | 180,000円 |
| 初年度合計 | 1,920,000円 |
2027年度入試を受ける場合、この192万円はあくまで前年度の参考額です。2027年度の学費については、最新の募集要項・入学手続資料で確認する必要があります。
また、現時点の資料から4年間の学校納入金を安全に算出できないため、初年度192万円を単純に4倍した金額を4年間総額として考えることはできません。教科書や教材、実習に伴う交通費なども別途必要になる場合があります。
スカラシップ奨学生なら4年間の授業料を免除
共立女子大学で特に注目したいのが、スカラシップ奨学生制度です。
一般選抜「全学統一方式」の成績優秀者が対象となり、採用されると最短修業年限である4年間の授業料が免除されます。
2026年度の看護学部の授業料は年間118万円ですが、将来年度の授業料まで同額とは限らないため、4年間の免除額を固定金額として計算するのは適切ではありません。それでも、4年間にわたり授業料そのものが免除される制度は、学費負担を大きく抑えられる可能性がある共立女子大学独自の支援制度です。
対象は成績優秀者に限られるため、制度を狙う場合は、対象となる全学統一方式で高い入試成績を取ることが前提になります。
JASSOや修学支援新制度も利用できる
大学独自制度のほか、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金や、高等教育の修学支援新制度なども利用できます。
共立女子大学看護学部では、まず2026年度初年度納入金192万円を学費の参考額としつつ、一般選抜で高得点を狙える人は4年間の授業料免除につながるスカラシップ奨学生制度も合わせて確認したいところです。なお、2027年度から始まる助産師養成課程については、通常の学費とは別に必要となる費用も含め、入学年度の資料で確認する必要があります。
なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています。
当サイトでは、小・中・高・大学・短大・専門・大学院の学齢ごとに、最新の奨学金リストを公開しています。また、ひとり親家庭や看護系など、特定のテーマについて特化した奨学金リストも公開しています。
さらに、全国の塾代助成金や給付金などもまとめて紹介しています。
セクション5|共立女子大学看護学部のカリキュラム|3年次OSCE・シミュレーション・多職種連携が特徴
共立女子大学 看護学部 看護学科では、1年次から看護の基礎と実習を始め、専門領域の学習、シミュレーション教育、3年次のOSCEを経て、本格的な臨地実習へ進むカリキュラムを組んでいます。
特徴的なのは、高性能シミュレータを使った演習とOSCEを組み合わせて実践力を確認することです。さらに、2年次には「多職種連携論」があり、チーム医療の中で看護師が果たす役割についても段階的に学びます。
1年次から実習を取り入れ、専門領域へ段階的に進む
1年次から看護の基礎となる知識・技術を学び、基礎看護学実習を通して早い段階で実際の看護に触れます。その後、成人・老年・小児・母性・精神・地域在宅など、それぞれの対象や生活に応じた看護へ学びを広げていきます。
3年次後期からは本格的な臨地実習へ進み、最終段階では複数の領域で身につけた知識・技術を統合していきます。講義だけで専門知識を増やすのではなく、演習や実習を繰り返しながら実践へつなげる構成になっていることが特徴です。
高性能シミュレータで実践し、振り返りまで行う
看護シミュレーションルームには、成人・高齢者・小児などの状態を再現できる高性能シミュレータが整備されています。
シミュレーションでは看護技術を実践するだけでなく、その後に映像などを使って振り返るデブリーフィングも行います。「なぜその判断をしたのか」「患者への対応は適切だったか」を振り返ることで、技術だけでなく状況を判断して行動する力を高められます。
授業以外にもシミュレーションルームを利用して、学んだ内容の復習や実習前の技術確認ができる機会があります。設備があるだけでなく、練習→振り返り→再確認という学習に活用されている点が評価できます。
3年次のOSCEで本格実習前の実践力を確認
3年次には、領域別の本格的な臨地実習へ進む前に**OSCE(客観的臨床能力試験)**を実施します。
OSCEでは、模擬患者や高性能シミュレータを使った場面で、これまで学んだ知識・看護技術を実際に使えるかを確認します。単純な手技だけではなく、患者の状態を把握し、必要な対応を考える臨床実践能力も評価の対象です。
つまり共立女子大学では、学内で練習しただけで本格実習へ進むのではなく、シミュレーション教育で練習し、OSCEで習得状況を確認してから次の段階へ進む仕組みがあります。実習前に自分の課題を把握できることは、実践力を段階的に身につけたい学生にとって大きな特徴です。
2年次から「多職種連携論」でチーム医療を学ぶ
2年次には**「多職種連携論」**があり、保健・医療・福祉の現場で看護師が連携するさまざまな職種について学びます。
他職種の役割や機能、多職種で連携する方法を理解したうえで、チーム医療の中で看護職がどのような役割を果たすのかを考えます。さらに、看護学総合実習では、多職種・多機関との連携や看護の専門性について学びを発展させます。
共立女子大学は医療系学部が複数集まる大学ではないため、他の医療系学部との合同授業を中心とした多職種連携教育とは仕組みが異なります。その一方で、看護師が実際の保健・医療・福祉のチームにどう参加するかを、専門科目と実践の両方から学ぶ構成になっています。
保健師は20名、2027年度から助産師も選択肢に
看護師課程に加えて、保健師国家試験受験資格を目指す課程があり、定員は20名です。看護師課程より多くの科目を履修し、公衆衛生看護について専門的に学びます。
さらに、2027年度入学者から助産師養成課程がスタートします。これにより、学部4年間の中で看護師に加えて保健師または助産師を目指す資格ルートを検討できます。ただし、保健師・助産師はいずれも選択制・定員制です。
共立女子大学看護学部のカリキュラムで特に注目したいのは、シミュレーション教育→3年次OSCE→本格的な臨地実習という段階的な実践教育と、2年次から始まる多職種連携の学びです。2027年度からは助産師も資格選択肢に加わるため、実践力を確認しながら学び、将来の専門分野まで考えたい人には比較しやすいカリキュラムといえます。
セクション6|共立女子大学看護学部の国家試験合格率は?看護師97.2%・保健師90.5%
共立女子大学 看護学部 看護学科の2025年度(2026年実施)の国家試験合格率は、**看護師97.2%、保健師90.5%**でした。第115回看護師国家試験の全国全体88.3%、第112回保健師国家試験の全国全体87.1%と比べ、どちらも上回っています。
また、国家試験対策は試験直前だけではなく1年次から段階的に行われ、講座や模擬試験、e-learning、アカデミックアドバイザーによる個別支援などが用意されています。
看護師国家試験合格率は97.2%、全国全体を上回る
2025年度の第115回看護師国家試験では、**合格率97.2%**でした。同じ試験回の全国全体の合格率は88.3%で、共立女子大学は8.9ポイント上回っています。
国家試験合格率は年度によって変動するため、1年間の数字だけで教育全体を判断することはできません。それでも、最新年度に全国全体を上回る結果を残していることは、国家試験実績を重視して大学を比較する人にとって評価材料になります。
保健師国家試験も90.5%で全国全体を上回る
第112回保健師国家試験の合格率は**90.5%**でした。全国全体の合格率87.1%と比べても高い結果です。
共立女子大学の保健師課程は選択制で定員があるため、この数字は看護学部の学生全員を対象とした実績ではありません。看護師だけでなく保健師も進路の候補にしたい人は、国家試験実績とあわせて、保健師課程の選抜条件も確認しておくことが大切です。
1年次から国家試験対策を段階的に進める
共立女子大学では、1年次から段階的に国家試験対策を行っています。国家試験対策担当教員による講座や模擬試験に加え、PCやスマートフォンから利用できるe-learningも取り入れています。
学年が進むにつれて国家試験を意識した学習を積み重ねられるため、4年次になってから一気に受験勉強を始めるのではなく、普段の学習と国家試験対策をつなげやすい仕組みです。自分のペースで問題演習を続けられるe-learningがある点も、継続して対策したい人には使いやすいでしょう。
アカデミックアドバイザーが習熟度に応じて支援
国家試験対策では、アカデミックアドバイザーによる個別支援も行われています。学生の習熟度を確認しながら、それぞれの状況に応じたフォローを受けられる体制です。
講座や模擬試験を一律に実施するだけではなく、学習状況に応じた個別支援まで組み合わせていることは、国家試験対策を学校選びで重視する人にとって注目したいポイントです。
共立女子大学 看護学部 看護学科は、最新年度の看護師国家試験97.2%、保健師国家試験90.5%と、いずれも全国全体を上回る結果となっています。さらに、1年次からの段階的な対策、模擬試験、e-learning、個別支援まで具体的な国家試験対策がある点も特徴です。
公式資料を請求する際は、最新の国家試験対策スケジュールや保健師課程の選抜条件、2027年度から始まる助産師養成課程の詳細も確認し、他大学の資格取得環境と比較してみましょう。
セクション7|共立女子大学看護学部の就職先・就職率は?求職者96名全員が就職
共立女子大学 看護学部 看護学科は、**2026年3月卒業生の求職者96名全員が就職し、就職率100%**となっています。附属病院を持たないため特定の系列病院への就職を前提とせず、大学病院や専門病院、公的医療機関など複数の進路実績があることが特徴です。
また、看護学部独自の就職支援を2年次から始めており、病院研究や合同就職説明会、就業体験などを通して早い段階から卒業後の進路を考えられます。
2026年3月卒業生の就職率は100%
2025年度は卒業生106名のうち96名が求職し、**96名全員が就職して就職率100%**でした。この数字は卒業生106名全員を分母にしたものではなく、求職者96名を基準にした就職率です。
卒業後には就職以外の進路を選んだ学生もおり、他大学への進学3名、専門学校への進学4名となっています。就職率を見る際には、100%という数字だけでなく、求職者を基準にした実績であることまで押さえておくと正確です。
がん研究会有明病院や大学病院などへ就職実績
主な就職先には、がん研究会有明病院、慶應義塾大学病院、東京大学医学部附属病院などがあります。
がん専門病院や大学病院のほか、公的医療機関や自治体で看護師・保健師として働く進路もあります。特定の系列病院だけに進路が集中するタイプではないため、病院の機能や看護分野を比較しながら就職先を考えたい人にとって、進路の幅を確認しやすい実績です。
附属病院がなく、複数の医療機関から進路を考えられる
共立女子大学には附属病院がありません。その一方で、実習では大学病院、救急指定病院、がん拠点病院、地域医療を担う施設など複数の現場を経験し、卒業後の就職先もさまざまな医療機関に広がっています。
系列病院がないことだけで就職先を自由に選べるとはいえませんが、実習と就職の両方で特定の一病院に限定されないことは共立女子大学の特徴です。複数の医療機関を比較し、自分が働きたい領域や病院を考えたい人には注目しやすい環境でしょう。
2年次から看護学部独自の就職支援を実施
看護学部では、2年次から独自の就職支援セミナーを行っています。
病院について調べる「病院研究」をはじめ、合同就職説明会や就業体験への参加方法、就職活動に向けた準備などを学びます。3年次にも段階的な就職支援セミナーが続くため、卒業間近になってから進路を決めるのではなく、早い時期から病院や働き方について考えられる仕組みです。
附属病院がない大学では、自分で複数の就職先を比較する機会が重要になります。その点で、2年次から病院研究や就職活動の準備を始められることは、幅広い就職先の中から進路を考える学生を支える仕組みとして評価できます。
就職だけでなく進学という選択肢もある
2025年度は、他大学への進学3名、専門学校への進学4名という実績もあります。看護師としてそのまま就職するだけでなく、卒業後にさらに専門的な資格や学びを目指す進路も選ばれています。
また、共立女子大学では2027年度入学者から助産師養成課程が始まるため、今後は大学在学中に助産師を目指す選択肢も加わります。保健師・助産師まで含めて進路を考えている人は、それぞれの選択課程の定員や条件も確認して比較するとよいでしょう。
共立女子大学 看護学部 看護学科は、2026年3月卒業生の求職者96名全員が就職していることに加え、附属病院に進路を限定せず、大学病院や専門病院など複数の医療機関への就職実績があることが特徴です。さらに、2年次から看護学部独自の就職支援を始めるため、早い段階から病院を比較しながら進路を考えられます。
公式資料を請求する際は、最新の就職先や就職支援スケジュール、保健師・助産師など資格課程の条件も確認し、系列病院を持つ大学との違いも含めて比較してみましょう。
セクション8|共立女子大学看護学部の実習先は?OSCE・シミュレーション教育と複数施設での実習
共立女子大学 看護学部 看護学科では、1年次から臨地実習を始め、学内でのシミュレーション教育と3年次のOSCEを経て、本格的な領域別実習へ進みます。附属病院を持たないため、特定の系列病院だけで実習するのではなく、大学病院や専門病院、地域医療を担う施設、訪問看護など、異なる役割を持つ複数の現場で学べることが特徴です。
特に、実習前に高性能シミュレータを使って練習し、OSCEで臨床実践能力を確認してから本格実習へ進む流れは、共立女子大学の実習教育を比較するうえで重要なポイントです。
1年次から臨地実習を経験し、3年次後期から本格実習へ
臨地実習は1年次から始まります。2025年度の1年生は6月に「基礎看護学実習Ⅰ」を行い、医療現場で看護師について行動するシャドウイングなどを通して、実際の看護師の役割や患者との関わりを学びました。
その後は学内演習や専門科目で知識・技術を積み重ね、3年次後期から専門領域別の臨地実習が本格化します。
入学直後から現場に触れたあと、大学内で技術を身につけ、本格的な実習へ段階的に進むため、講義で学んだ内容と実際の看護を結び付けながら理解を深めやすい構成です。
附属病院を持たず、特徴の異なる複数施設で実習
共立女子大学には附属病院がありません。その代わり、大学病院、救急指定病院、がん拠点病院、小児専門病院、地域医療支援病院など、特徴の異なる複数の医療機関を実習フィールドとしています。
代表的な実習施設には三井記念病院があります。また、病院だけでなく、訪問看護ステーションや保健センター、助産院なども実習の場となります。
一つの系列病院の看護だけを経験するのではなく、急性期医療から地域・在宅まで異なる現場に触れられることが、この実習体制のメリットです。複数の医療機関や地域施設を経験しながら、自分が将来働きたい看護の領域を考えたい人には比較しやすい環境といえます。
高性能シミュレータを使って実際の看護場面を再現
学内には看護シミュレーションルームがあり、成人・高齢者などを想定した高性能シミュレータや、小児看護に対応したシミュレータを使った演習を行います。
シミュレーション教育のポイントは、看護技術の手順だけを練習するのではなく、患者の状態を観察し、どのような対応が必要なのかを考えながら実践できることです。
さらに、演習の様子を記録して振り返る設備も整えられています。実践したあとに「何ができたか」「別の対応はできなかったか」を振り返るデブリーフィングを行うことで、実習に出る前に判断力や対応力まで確認できることが特徴です。
3年次のOSCEで本格実習前の実践力を確認
3年次には、専門領域別の臨地実習へ進む前に**OSCE(客観的臨床能力試験)**を実施します。2026年8月にも3年生がOSCE本試験を受験しています。
OSCEは、決められた臨床場面を想定し、学生が身につけた知識や看護技術、患者への対応などを確認する試験です。筆記試験だけでは分かりにくい「実際の場面で看護を実践できるか」を確認してから、本格的な臨地実習へ進みます。
共立女子大学では、シミュレーション演習で練習する→OSCEで実践力を確認する→臨地実習で患者と関わるという流れが明確です。実習先の多さだけではなく、実習へ出る前の準備まで重視したい人にとって評価しやすい仕組みです。
複数施設での経験を将来の就職先選びにも活かしやすい
共立女子大学は附属病院を持たず、実習でも大学病院や専門病院、地域施設など複数の環境を経験します。就職先も特定の系列病院に限定されず、大学病院、がん専門病院、公的医療機関などに広がっています。
実習先と就職先がすべて同じ施設になるわけではありませんが、学生のうちから役割の異なる医療・看護現場を知ることは、卒業後にどのような施設で働きたいかを考える材料になります。一つの系列病院との一貫性よりも、複数の現場を比較しながら進路を考えたい人には、共立女子大学の実習体制が強みになります。
共立女子大学 看護学部 看護学科は、1年次からの臨地実習、シミュレーション教育、3年次のOSCE、本格的な領域別実習という段階的な流れが特徴です。さらに、附属病院に実習先を集中させず、病院から地域・在宅まで異なる看護現場を経験できます。
公式資料を請求する際は、最新の実習施設や学年ごとの実習スケジュール、OSCE・シミュレーション教育の内容、実習先の決まり方などを確認し、附属病院を持つ大学の実習体制とも比較してみましょう。
セクション9|共立女子大学看護学部が向いている人・向いていない人とまとめ
共立女子大学 看護学部 看護学科は、一つの附属病院に実習・就職先を絞らず、複数の医療機関や地域施設を経験しながら自分に合う看護分野を考えたい人に向いています。
共立女子大学看護学部が向いている人
- 大学病院や専門病院など複数の施設で実習したい人
- シミュレーション教育やOSCEで実習前に力を確認したい人
- 就職先を特定の系列病院に絞らず検討したい人
- 1年次から段階的に国家試験対策を進めたい人
- 看護師に加えて保健師も進路候補にしたい人
- 2027年度以降、大学4年間で助産師も目指したい人
- 複数の医療現場を経験してから進路を考えたい人
- チーム医療を学びたい人
- 大学独自の奨学金を利用したい人
共立女子大学には附属病院がなく、大学病院、救急指定病院、がん拠点病院、小児専門病院、地域医療を担う施設、訪問看護ステーションなど、異なる役割を持つ複数の施設で実習します。
就職先も、がん研究会有明病院、慶應義塾大学病院、東京大学医学部附属病院など複数の医療機関に広がっています。一つの系列病院とのつながりを重視するより、さまざまな現場を経験してから自分に合う就職先を考えたい人に向いている実習・進路環境です。
シミュレーション教育とOSCEで実習に備えたい人
共立女子大学では、高性能シミュレータを使った演習を行い、実践後にはデブリーフィングで振り返ります。さらに、3年次にはOSCE(客観的臨床能力試験)を実施し、知識や技術だけでなく患者への対応を含めた実践力を確認してから、本格的な領域別実習へ進みます。
学内で練習する→OSCEで能力を確認する→臨地実習で実践するという流れが明確なため、いきなり現場へ出るのではなく、実習前に自分の看護技術や判断力を確かめたい人には大きな特徴です。
国家試験対策や資格の選択肢も重視したい人
2025年度(2026年実施)の国家試験合格率は、看護師97.2%、保健師90.5%でした。国家試験対策も1年次から段階的に行われ、対策講座、模擬試験、e-learning、アカデミックアドバイザーによる個別支援があります。
保健師は選択制の課程があり、さらに2027年度入学者からは助産師養成課程も始まります。看護師だけでなく、保健師や助産師まで資格の選択肢を広げたい人にとっても注目しやすい大学です。
共立女子大学看護学部が向いていない人
- 附属病院を中心に実習し、その系列病院への就職を目指したい人
- 保健師課程への進級を必ず保証してほしい人
- 助産師課程への進級を必ず保証してほしい人
- 助産師課程の過去の国家試験・就職実績を比較して学校を決めたい人
附属病院の有無と資格課程の条件は確認しておきたい
共立女子大学には附属病院がありません。そのため、附属病院で継続的に実習し、その病院への就職まで一貫した環境を希望する人は、系列病院を持つ大学のほうが希望に合う可能性があります。
また、保健師課程は選択制・定員制です。2027年度から始まる助産師課程も選択制・定員制となるため、希望者全員が進めるわけではありません。
特に助産師課程は2027年度入学者から始まる新しい制度です。現時点では共立女子大学としての助産師国家試験や就職の卒業実績がないため、助産師を必須条件にする人は、最新の定員・選抜条件・実習内容などを既存の助産師課程がある大学と比較することが重要です。
まとめ
共立女子大学 看護学部 看護学科の大きな特徴は、附属病院に実習先を固定せず、特徴の異なる複数施設で学びながら、シミュレーション教育とOSCEで実践力を確認して臨地実習へ進めることです。
就職面でも2026年3月卒業生は求職者96名全員が就職しており、特定の系列病院だけでなく大学病院や専門病院などへの実績があります。さらに、2027年度から助産師養成課程が加わることで、資格取得の選択肢も広がります。
まずは共立女子大学の公式資料を請求し、学費・入試に加えて、最新の実習施設、OSCE・シミュレーション教育、保健師・助産師課程の選抜条件、就職先などを他大学と比較してみましょう。
そのうえで候補に残った場合は、オープンキャンパスで演習設備や資格課程について確認すると、自分に合う大学か判断しやすくなります。
志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。
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参考ページ
参考ページリスト
看護学部 看護学科|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/
看護学部 カリキュラム・科目紹介|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/kamoku.html
看護学部 卒業後の進路・就職|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/career/
取得可能な資格・免許|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/career/license/undergraduate/
2027年度入学者からの助産師養成課程導入について|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/exam/news/detail.html?id=6304
看護学部 保健師課程・優先履修関連情報|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/news/detail.html?id=5648
2027年度 総合型選抜案内|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/applicant/examlp_2027sogo/
2027年度 総合型選抜「共立リーダーシップ方式」募集要項:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/pdf/pamph/yoko_ao_leader.pdf?20260518=
一般選抜 全学統一方式|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/exam/undergraduate/ippan_touitsu.html
2026年度 入試結果|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/pdf/exam/report/result_undergraduate_2026.pdf?0423=
学費|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/exam/gakuhi/
奨学金制度|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/campus/syougakukin/
国家試験合格状況・国家試験対策|共立女子大学 看護学部:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/news/detail.html?id=6047
2025年度 就職・進路データ|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/career/data/undergraduate/index2025.html
看護学部 就職支援セミナー|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/news/detail.html?id=5939
基礎看護学実習Ⅰ|共立女子大学 看護学部:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/news/detail.html?id=5676
3年生 OSCE本試験|共立女子大学 看護学部:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/undergraduate/kango/news/detail.html?id=6280
第112回保健師国家試験・第109回助産師国家試験・第115回看護師国家試験 合格発表|厚生労働省:
https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken03_04_05/about.html
アクセス|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/access/index.html
資料請求|共立女子大学:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/pamph/
共立女子大学 看護学部 看護学科の口コミ|みんなの大学情報:
https://www.minkou.jp/university/school/review/20202/510/gk%3D17609/
