札幌看護医療専門学校 看護学科のレビュー|元教員が評判・学費・入試・就職・国試対策を解説

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札幌看護医療専門学校の看護学科では、VRやシミュレータを使った学習が注目点です。設備を使って何を学ぶのか、病院などでの実習へどうつなげるのかを、授業の例や3年間の流れから紹介します。他学科や姉妹校と学ぶチーム医療も取り上げます。

たとえば入試は、指定校推薦・公募推薦・業界推薦・一般・社会人を、出願条件や試験内容から比較します。特に、業界推薦と社会人入試の違いは、経歴に合う受験方法を考えるうえで注目したい点です。学科試験や小論文に加え、集団・個人面接の内容も紹介します。

学費は、3年間の学校納入金と、教材やパソコンなどにかかる費用を分けて紹介します。負担を抑える方法として、看護学科で受験できる筆記特待生試験も取り上げます。対象となる入試区分や減免の仕組み、公的な奨学金・修学支援の条件を整理します。

国家試験対策と就職については、合格・就職実績に加え、個別サポートやキャリアセンターの支援を紹介します。希望者向けの星槎大学との併修制度も、この学校ならではの選択肢です。学士取得を目指す仕組みや、保健師・助産師を目指す卒業後の進学も取り上げます。

一方で、演習設備を授業で使う機会については、気になる口コミもあります。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。

目次

セクション1|札幌看護医療専門学校・看護学科の特徴

札幌看護医療専門学校の看護学科は、3年間で看護師国家試験受験資格の取得を目指す専門学校です。大きな特徴は、VR臨床実習やハイブリッドシミュレータ、教育用電子カルテなどを取り入れ、実際の医療現場を意識した学習ができることです。

また、看護学科だけの単科校ではなく、視能訓練士学科、歯科衛生士学科、臨床工学技士学科などを設置する医療系専門学校で、他学科や姉妹校と連携した多職種連携教育も行っています。希望者には星槎大学との併修制度もあり、専門学校で看護師を目指しながら大学卒業資格まで視野に入れられる点も特徴です。

項目内容
学校名札幌看護医療専門学校
設置者学校法人滋慶学園
学科看護学科
修業年限3年制・昼間
入学定員80名
所在地北海道札幌市厚別区厚別中央1条5丁目1番5号
アクセス地下鉄東西線「新さっぽろ駅」1番出口から徒歩3分、JR「新札幌駅」から徒歩5分
卒業時専門士
取得を目指す資格看護師国家試験受験資格
卒業後の進学保健師・助産師学校、養護教諭課程、看護大学編入試験の受験資格

VRやシミュレータで臨床に近い状況を経験できる

札幌看護医療専門学校では、VR臨床実習をはじめ、ハイブリッドシミュレータや教育用電子カルテ、小児用全身型シミュレータなどを看護教育に取り入れています。

VR臨床実習では、実際の臨床現場で働く医療従事者と同じ角度の視界を疑似体験し、さまざまな医療場面への対応をトレーニングします。また、ハイブリッドシミュレータでは心音や呼吸音などを実際に聴き、身体の正常・異常を判断する練習ができます。

こうした教育のメリットは、単に看護技術の手順を覚えるだけでなく、「患者の状態をどう判断し、どう対応するか」を臨床実習へ進む前から考えられることです。ICTやシミュレーションを使って実際の医療現場に近い状況を経験できる点は、札幌看護医療専門学校を特徴づける学習環境の一つです。

他の医療系学科・姉妹校と多職種連携を学べる

校内には看護学科のほか、視能訓練士学科、歯科衛生士学科、臨床工学技士学科など、異なる医療職を目指す学生が学んでいます。

教育でも学科の枠を越えた連携があり、姉妹校の救急救命士学科と「救急法」を学ぶほか、他の医療系学科と患者の事例を検討するケーススタディなどを行います。

看護師以外の医療職が患者にどのような役割で関わるのかを、学生のうちから具体的に学べることがメリットです。「チーム医療」を知識として学ぶだけではなく、異なる職種を目指す学生と一緒に考える機会が用意されている点は、複数の医療系学科や姉妹校を持つ教育環境を活かした特徴といえます。

希望者は専門学校と大学を併修できる

札幌看護医療専門学校では、希望者を対象に、星槎大学共生科学部通信教育課程との併修制度を設けています。1年次から専門学校と大学のカリキュラムを並行して学び、単位認定制度を利用することで、最短4年間で専門学校卒業と大学卒業資格(学士)の取得を目指せます。

3年間で看護師国家試験受験資格を目指す専門学校としての学びに加えて、大学卒業資格まで目指す進路を選べることがこの制度のポイントです。看護の専門教育だけでなく大学での学びにも関心がある人にとって、専門学校か大学かの二者択一ではない選択肢になります。

ただし、大学併修は看護学科の全学生が行うものではなく希望者向けの制度です。また、3年間で専門士と学士を同時に取得する制度ではなく、大学卒業資格の取得は最短4年間となります。

新さっぽろ駅から徒歩3分の医療系専門学校

学校は新さっぽろエリアにあり、地下鉄東西線「新さっぽろ駅」1番出口から徒歩3分、JR「新札幌駅」から徒歩5分です。地下鉄とJRの両方を利用できるため、札幌市内だけでなくJR沿線からの通学も考えやすい立地です。

札幌看護医療専門学校の看護学科は、VR・シミュレータ等を使った臨床を意識した教育と、医療系他学科・姉妹校との多職種連携、さらに希望者向けの大学併修という3つの選択肢を持つことが特徴です。特に、看護技術だけでなく臨床での判断や他職種との連携まで学生のうちから経験したい人にとって、比較材料になる学校といえます。

セクション2|札幌看護医療専門学校の口コミ・評判

授業・講師の口コミ

授業・講師については、教員の姿勢について次のような評価がありました。

先生が勉強熱心でこちらとしてもとても勉強になりますし、指導が充実していて満足です。

教員自身の勉強熱心な姿勢と指導の充実度が高く評価されています。ほかの口コミでも、授業や先生の指導が充実しているという声のほか、「非常にわかりやすく面白い」「ユーモアがある先生が多い」と感じた学生や、先生が真剣に授業をしていたという声もあります。

これらを合わせると、専門知識を教えるだけではなく、学生が授業に取り組みやすい雰囲気をつくりながら指導していることがうかがえます。

3年間で専門知識を身につけなければならない看護学科では、内容の専門性だけでなく、分からないことが出てきても学習を続けやすい授業環境かどうかも重要です。

特に看護の勉強は、専門用語や人体の仕組みなど初めて学ぶ内容が多く、学年が上がるにつれて学習内容も専門的になります。そのため、授業の分かりやすさや先生の熱心な姿勢は、単に「授業が楽しい」というだけでなく、難しい内容でも理解しようとする意欲を保つうえでメリットになります。

また、「面白い」「ユーモアがある」といった声が出ていることも注目したい点です。覚えることの多い看護の勉強では、授業に集中して取り組みやすいことが、その後の復習や知識の定着にもつながります。

先生の熱心さ、分かりやすさ、授業の雰囲気を評価する声が複数あることから、専門的な内容を学びながら、学生自身も学習への意欲を維持しやすい授業環境であることがうかがえます。

ただし、すべての授業や講師が同じように高く評価されているわけではありません。

外部講師については、授業の進行が速く、ついていくためにかなり勉強する必要があると感じた学生や、説明を分かりにくいと感じた学生もいました。また、授業そのものについて「学びは薄い」という厳しい評価も見られます。

そのため、先生の熱心さや授業の分かりやすさを評価する声が多くある一方で、担当する講師や授業によって、進め方や分かりやすさに差を感じる学生もいると考えておいたほうがよいでしょう。

演習・実習

演習

看護に必要な知識や実際に現場での研修など授業は充実しています。

この口コミからは、知識を覚えるだけではなく、実際の看護につながる学びを評価していることがうかがえます。ほかにも、現場を意識した授業が多く、質問にも丁寧に答えてくれる先生が多いという声があります。

実際に看護学科では、1年次から医療・看護の基礎を学びながら、患者さんが安全・安楽に生活するための援助に必要な看護技術を身につけていきます。2年次にはさまざまな生活場面で必要となる看護へ学びを広げ、看護技術の根拠となる専門知識も深めていく構成です。

さらに特徴的なのが、看護師だけの視点で学ぶのではなく、ほかの医療職を目指す学生と一緒に学ぶ機会が設けられていることです。姉妹校の救急救命士学科と「救急法」を学ぶほか、校内の他学科と合同でケーススタディを行い、患者さんへの対応をそれぞれの専門職の立場から考える「チーム医療」を学びます。

看護師は就職後、医師だけでなくさまざまな医療職と情報を共有しながら患者さんを支えるため、学生のうちから「看護師ならどう考えるか」だけでなく、ほかの専門職がどのような視点を持っているのかを知れることは実践につながる学びです。

こうした演習のメリットは、覚えた知識を実際の場面でどう使うのかを考えながら学べることです。看護技術を身につけるだけでなく、患者さんの状況を考えたり、周囲の医療職と協力したりする経験を重ねることで、臨地実習に入ったときにも授業で学んだ内容と現場で起きていることを結びつけやすくなります。

演習設備

演習設備については、実際の医療現場を想定して練習できる環境を評価する口コミがあります。

実習室やシミュレーターなどが整備され、実践的に学べる環境が整っています。

実際に、看護技術を練習する実習室に加えて、患者さんの状態を再現しながら学べるハイブリッドシミュレータや、教育用電子カルテ、VRなどが導入されています。単に新しい設備をそろえるだけではなく、実際の看護場面をイメージしながら学ぶための環境が用意されているのが特徴です。

ハイブリッドシミュレータを使った学習では、心音や呼吸音などを確認し、患者さんの身体にどのような変化が起きているのかを考える練習ができます。

看護師には、患者さんの様子を観察するだけでなく、小さな変化に気づき、その情報から状態を判断する力が必要です。学生の段階から、正常な状態と異常な状態の違いを実際に確認しながら学べることは、教科書で覚えた知識を看護の判断につなげるうえで役立ちます。

教育用電子カルテも、実際の仕事を意識した設備の一つです。用意された患者さんの症例について、カルテから必要な情報を集め、入院後の経過などを踏まえて看護過程を考える学習に活用されています。

就職後は多くの情報の中から患者さんに必要な情報を読み取り、看護につなげる必要があるため、学生のうちから電子カルテを使って情報収集や考察を経験できる点はメリットです。

さらにVRを取り入れた学習も行われています。口コミでも、最先端の設備があり、VRを使った解剖生理の授業が楽しいという声がありました。

身体の構造や医療現場の状況など、文章や図だけではイメージしにくい内容を視覚的・体験的に捉えられるため、専門知識を具体的なイメージと結びつけて理解する助けになります。

こうした設備の大きなメリットは、患者さんを相手にする前に、学内で繰り返し確認や練習ができることです。臨地実習では患者さんの安全が最優先になるため、分からないことを何度も試すことはできません。

学内で患者さんの状態を想定した練習や情報収集を経験しておけば、実習に出たときにも「何を見るのか」「集めた情報から何を考えるのか」を意識しやすくなります。

一方で、「設備は綺麗、機械などはあたらしいがそれを使う授業が少なすぎる」と感じた学生もいました。設備の充実度を評価する声がある一方、設備をどの程度授業で使ったと感じるかについては、学生によって評価が分かれていることも押さえておきたい点です。

とはいえ、演習設備は授業外の自主練習でも使えます。授業外でも自分から設備を活用して技術を習得する姿勢が大切です。

実習

実際の実習や演習はかなり本番、働き始めてから役立つと考えています。その学校によりますがかなり学ぶ環境は充実していたと思います。

この口コミでは、実習が実際の医療現場に近く、そこで経験したことが就職後にも役立つと評価されています。

実際に看護学科では、3年間で合計1,035時間の臨地実習が組まれています。実習先は病院だけではなく、保育園や介護施設、訪問看護ステーションなどを含めて約85施設あり、夜間実習も行われています。

実習先が幅広いことのメリットは、病院での看護だけを経験するのではなく、患者さんの年齢や生活環境、必要とする支援によって看護師の役割がどのように変わるのかを実際の現場で学べることです。学校で身につけた知識や技術を、目の前の患者さんに合わせてどう使うのかを考える経験が、就職後の看護にもつながります。

また、実習中は学生4人に対して教員1人がサポートする体制があり、担当教員が実習先へ引率または巡回して、実習指導や学生からの相談に対応しています。

実習では、患者さんへの援助を行うだけで終わるのではなく、1日の最後に学生・臨床指導者・教員でその日の援助内容を振り返り、疑問点や今後の課題を整理する時間も設けられています。

初めての臨地実習では、患者さんとの接し方や情報収集、看護援助など、授業だけでは分からなかった難しさに直面することもあります。そうしたときに、教員や臨床指導者と一緒に「何ができたのか」「どこを改善する必要があるのか」を整理できれば、経験したことを学びとして結実させやすくなります。

そのため、この学校の実習は単に実習時間をこなすのではなく、さまざまな医療・福祉の現場を経験し、実践と振り返りを重ねながら看護師として必要な対応力を身につけていくうえでメリットがあります。

口コミにある「かなり本番」「働き始めてから役立つ」という評価からも、実際の患者さんと関わる臨地実習を通して、学校で学んだ知識や技術を就職後に使える力へつなげていることがうかがえます。

国家試験対策の口コミ

国家試験対策については、授業だけでなく、合格に向けた継続的なサポートを評価する口コミがあります。

資格取得に向けた授業、合格する為の対策などサポートは良かったです。

この口コミでは、国家試験の特別授業と、それ以外の対策を含めたサポートが評価されています。ほかにも、先生が全力でサポートしてくれるという声や、国家試験対策の講座が豊富で、模試や個別指導を受けられるという声、分からないところを先生に教えてもらえるという声が見られます。

実際に、国家試験直前になってから対策を始めるのではなく、1年次から国家試験対策に取り組める仕組みがあります。

その一つが、滋慶学園グループ共通の国家試験対策システムです。スマートフォンやパソコンから利用でき、時間や場所を選ばず国家試験の問題に取り組めます。さらに、グループの卒業生のデータを分析して試験傾向に合わせたオリジナル問題集や模擬試験も用意されています。

こうした仕組みのメリットは、授業で学んだ内容を国家試験の問題と結びつけながら、早い段階から繰り返し確認できることです。3年次になって膨大な範囲を一から復習するのではなく、日々の学習と国家試験対策をつなげながら知識を積み上げていけます。

また、一斉授業や教材だけで対策を完結させていない点も特徴です。学校では、放課後に個別で学べる環境を設けているほか、高校までに学んだ基礎力を総復習する特別授業も実施しています。

学生によって、苦手な科目や理解につまずく部分は異なります。そのため、全員が同じ問題を解くだけではなく、分からないところを個別に確認したり、基礎まで戻って学び直したりできることは、苦手分野を残さず国家試験に備えるうえでメリットです。

一方で、国家試験対策の内容そのものについては、評価が分かれる部分もあります。

1年次の国家試験対策の授業に関しては、調べて発表する形式が中心で「ためになっているかよく分からない」と感じた学生もいました。また、学校のサポートだけに頼るのではなく、自習時間を自分で確保する必要があるという意見もあります。

国家試験対策は、講座や模試、個別指導を受けるだけで自動的に知識が身につくものではありません。特に看護師国家試験は出題範囲が広いため、学校が用意する対策を活用しながら、自分の苦手分野を把握して復習を重ねることが重要です。

そのため、札幌看護医療専門学校では1年次から対策を始められ、模試や個別学習などのサポートも用意されていますが、それらをどう活用するかは学生自身の取り組み方にも左右されると考えておいたほうがよいでしょう。

就職支援の口コミ

就職支援については、就職先を紹介するだけでなく、一人ひとりの就職活動に合わせたサポートを評価する口コミがあります。

就職実績は安定しており、面接練習や履歴書添削などの個別サポートも手厚いです。

この口コミでは、就職実績に加えて、面接練習や履歴書添削といった就職活動の具体的な支援が高く評価されています。ほかにも、担当の先生がいて1年次から求人を見ることができてよい、面接練習をしてもらえるといった声や、先生のサポートを受けて希望する就職先に就職できたという声が見られます。

実際に看護学科では、キャリアセンターの専門スタッフと担任が連携して、一人ひとりの就職活動を支援しています。キャリアセンターでは、全国のグループ校や医療業界とのネットワークを活用して求人情報や業界動向などを集め、就職に関する相談に対応しています。

就職対策では、履歴書の書き方やビジネスマナー、面接対策などを指導するほか、面接練習は個別で行われます。面接では、自分の考えや志望理由を自分の言葉で伝えられるように指導する仕組みです。

こうした個別支援のメリットは、単に求人を紹介してもらうだけでなく、志望先に応募するための準備まで相談できることです。初めて本格的な就職活動をする学生にとっては、履歴書の書き方や面接での伝え方を一人で考えるのではなく、具体的なアドバイスを受けながら改善していけます。

求人を探せる環境も整っています。看護学科では2025年12月時点で172件、6,092人分の求人があり、札幌市内の病院だけでなく道内外への就職も視野に入れられます。また、学校全体では全国各地の求人データをスマートフォンから24時間検索できる仕組みも用意されています。

そのため、「1年生から求人を見ることができてよい」という口コミのように、就職学年になってから初めて進路を考えるのではなく、早い段階からどのような就職先があるのかを知り、将来を具体的に考えられることもメリットです。

実習先が就職につながる場合もあるため、実習で実際の医療現場を経験しながら、自分がどのような環境で働きたいのかを考えることもできます。

一方で、就職そのものは決まっている学生がほとんどだったものの、「第一希望はほぼ通らない」と感じた学生もいました。

学校の就職サポートや求人の多さは、希望する就職先への内定を保証するものではありません。病院ごとに採用試験や募集状況が異なり、本人の準備や選考結果にも左右されます。

そのため、就職率の高さだけを見るのではなく、自分が希望する病院への就職に向けて、早い段階から求人情報を確認し、履歴書や面接などの準備を進めることが重要です。希望通りの就職になった卒業生も確認できますが、本人の努力次第の面も大きいでしょう。

学生生活の口コミ

学生生活については、同じ看護師を目指す学生同士の人間関係を好意的に評価する口コミが多く見られます。

入学後すぐに友人ができた、クラスメイト同士で仲良く過ごせたという声のほか、同じ目標を持つ仲間だからこそ、お互いに励まし合いながら勉強できたという声もあります。もともと友人関係に不安があったものの、入学後は周囲になじむことができ、学生生活が充実したと感じた学生もいました。

看護学科では、同じ看護師国家試験を目指して3年間学びます。授業を受けるだけでなく、演習やグループディスカッションなど学生同士で関わる機会もあるため、勉強や実習について相談したり、分からないことを一緒に考えたりする関係を築きやすいことが考えられます。

実際に口コミでも、グループディスカッションではクラスメイトとの会話が弾んだという声がありました。また、約80人の学生がA・Bのクラスに分かれて授業を受ける一方、合同で授業を受ける機会もあり、別のクラスの学生とも仲良くなれたと感じた学生がいます。

こうした環境のメリットは、単に学校生活を楽しく過ごせることだけではありません。看護学科では、授業や試験に加えて臨地実習や国家試験対策もあるため、同じ目標を持つ学生同士で励まし合ったり、学習面で支え合ったりできる関係は、3年間学び続けるうえでも心強いでしょう。

一方で、人間関係については異なる口コミもあります。いじめを耳にすることが少なくなく、看護学科特有の雰囲気があると感じた学生がおり、教員の対応についても厳しい評価をしています。ただし、同じ口コミの中でも、真摯に話を聞いてくれる教員はいたとされています。

人間関係については個人の経験や所属するクラスによる違いが大きく、1件の口コミから学校全体の状況として判断することはできません。友人関係を好意的に評価する口コミが複数ある一方で、学校生活になじめなかった学生の声もあることは、学校選びの際に押さえておきたい点です。

セクション3|札幌看護医療専門学校・看護学科の入試・偏差値|推薦・一般・社会人入試を比較

札幌看護医療専門学校・看護学科の2027年度入試は、指定校推薦、高校(公募)推薦、業界推薦、一般、社会人の5方式です。

特徴は、方式によって「学科試験を受ける入試」と「評定や推薦を活かして小論文・面接で受ける入試」がはっきり分かれていることです。高校生だけでなく、大学等の卒業見込み者や医療・福祉分野で働く人、1年以上の就業経験がある社会人にも、それぞれ条件の異なる受験ルートがあります。

一方、学校全体ではAO入試(総合型選抜)が案内されていますが、2027年度の看護学科は対象外です。看護学科を受験する場合は、以下の5方式から自分の条件に合うものを選びます。

2027年度の入試方式|「何を活かして受験するか」で選択肢が変わる

入試方式選考内容この方式のポイント
指定校推薦書類選考対象校・推薦基準を満たせる高校生向け。5方式の中で唯一、小論文・学科試験・面接がない
高校(公募)推薦小論文、集団面接、個人面接評定3.5以上を活かし、国語・数学・英語の学科試験なしで受験できる
業界推薦小論文、集団面接、個人面接大学等の卒業見込みや医療・福祉分野での勤務経験等を推薦につなげられる
一般国語、数学Ⅰ・Aまたは英語、集団面接、個人面接推薦条件を使わず受験でき、数学と英語は得意なほうを選べる
社会人国語、数学Ⅰ・Aまたは英語、集団面接、個人面接1年以上の就業経験がある社会人向け。ただし学科試験は一般入試と同じ

入試方式を比べると、高校時代の成績や推薦を使える人は指定校・公募推薦、医療・福祉分野等の経歴を推薦につなげられる人は業界推薦、推薦条件に当てはまらない人は一般入試、1年以上の就業経験があり専願できる人は社会人入試という選び方が基本になります。

特に一般入試と社会人入試は試験内容がほぼ共通しているため、「社会人入試なら学科試験の負担が小さい」と考えないことが重要です。

指定校推薦|5方式で唯一、書類選考のみ

指定校推薦は専願で、学校説明会などへの1回以上の参加が必要です。対象となる高校や推薦基準の詳細は在籍高校を通して確認します。

最大の特徴は、看護学科の5つの入試方式の中で唯一、選考が書類のみであることです。高校(公募)推薦では小論文と2種類の面接、一般入試では学科試験と2種類の面接があるため、指定校推薦を利用できる高校生にとって試験内容の違いは大きくなります。

ただし、希望すれば誰でも選べる入試ではありません。まず自分の高校が対象になっているか、校内の推薦基準を満たせるかを確認する必要があります。条件を満たす高校生なら、最初に検討する価値の大きい方式です。

高校(公募)推薦|評定3.5以上を使って学科試験なしで受験

高校(公募)推薦は専願で、学校長の推薦と学習成績の状況3.5以上が必要です。

選考は50分・600字の小論文、グループディスカッション形式の集団面接、個人面接で、集団・個人面接はそれぞれ15分程度です。国語・数学・英語などの学科試験はありません。

この方式のポイントは、高校で積み上げてきた評定3.5以上を出願条件として使い、学科試験ではなく小論文と面接で受験できることです。一般入試の筆記試験より、小論文や志望理由、対人場面で自分の考えを伝える準備に力を入れたい高校生には比較しやすい方式です。

ただし、「推薦=書類中心」ではありません。指定校推薦とは異なり、小論文に加えて集団・個人の2種類の面接があります。特に集団面接はグループディスカッション形式なので、自分の意見を述べるだけでなく、相手の話を聞いて議論を進める練習も必要です。

業界推薦|医療・福祉の勤務経験等を「推薦入試」に活かせる

業界推薦は、高校生向けの推薦とは対象者が異なります。大学・短大・専門学校等を2027年3月に卒業見込みで学校長から推薦を受けられる人のほか、保健医療機関・福祉施設に現在勤務している人、または勤務経験があり、施設等の責任者から推薦を受けられる人などが対象です。

試験は50分・600字の小論文、グループディスカッション形式の集団面接、個人面接で、国語や数学、英語の学科試験はありません。

特に注目したいのは、医療・福祉分野ですでに働いた経験がある人が、その経歴と勤務先等からの推薦を使って、小論文・面接型の入試を選べることです。

社会人入試では国語に加えて数学Ⅰ・Aまたは英語の筆記試験が必要ですが、業界推薦は小論文と面接で選考されます。医療・福祉分野での勤務経験があり推薦を受けられる人なら、社会人入試と業界推薦のどちらの条件を満たすかを確認し、試験内容まで比較して選ぶ意味があります。

ただし、勤務経験があるだけで利用できる制度ではなく、施設等の責任者から推薦を受けられることが条件です。

一般入試|推薦条件に左右されず、数学か英語の得意科目を選べる

一般入試は、国語に加えて、数学Ⅰ・Aまたは英語のどちらか1科目を出願時に選択します。国語は古文・漢文を除いて50分、数学Ⅰ・Aまたは英語も50分です。さらにグループディスカッション形式の集団面接と個人面接がそれぞれ15分程度行われます。

指定校推薦の対象ではない、評定3.5以上などの公募推薦条件を使えないといった場合でも、出願資格を満たせば一般入試で受験できます。

また、数学Ⅰ・Aと英語の両方を受験する必要はありません。数学が得意なら数学Ⅰ・A、英語が得意なら英語と、自分が点を取りやすい科目に絞って対策できることが一般入試のメリットです。

その一方で、国語と選択科目の筆記試験だけでなく、集団・個人の2種類の面接があります。一般入試を選ぶ場合は、学力試験だけに対策を集中するのではなく、グループディスカッションと志望理由・自己PRなどの個人面接対策も並行して進める必要があります。

社会人入試|社会人専用枠はあるが、筆記試験は一般入試と同じ

社会人入試は専願で、高校卒業以上かつ2026年10月1日時点で1年以上の就業経験がある人が対象です。

「社会人」というだけで受験できるわけではなく、1年以上という就業経験の条件がある点には注意が必要です。

さらに重要なのが試験内容です。社会人入試も一般入試と同じく、国語、数学Ⅰ・Aまたは英語、グループディスカッション形式の集団面接、個人面接が課されます。

つまり、社会人向けの受験ルートは用意されていますが、社会人であることを理由に学科試験が免除される入試ではありません。高校卒業から時間がたっている場合は、これまでの職歴や看護師を目指す理由を面接用に整理するだけでなく、国語と数学または英語の学び直しも必要です。

一方、一般入試と同様に数学Ⅰ・Aか英語を選択できるので、ブランクがある場合でも、自分が取り組みやすいほうに学習を絞れます。

また、医療・福祉分野で勤務した経験があり、施設等から推薦を受けられる人は、学科試験のない業界推薦を利用できる可能性があります。条件に該当する社会人は、最初から社会人入試だけに絞らず、業界推薦も比較したほうが入試方式を選びやすくなります。

札幌看護医療専門学校・看護学科の偏差値はどう考える?

看護専門学校の偏差値は、大学入試のように統一された全国共通の基準で示されているとは限りません。そのため、札幌看護医療専門学校・看護学科の受験対策では、インターネット上の偏差値だけで難易度を判断するより、自分が利用する入試方式で実際に課される試験から必要な対策を判断することが重要です。

高校(公募)推薦なら評定3.5以上に加えて600字の小論文と2種類の面接、一般・社会人入試なら国語と数学Ⅰ・Aまたは英語に加えて2種類の面接があります。特に一般・社会人入試は筆記試験と面接の両方があるため、一方だけに偏らない準備が必要です。

不合格でも別日程で看護学科を再受験できる

2027年度入試では、看護学科を受験して不合格だった場合、別日程で同じ看護学科を再受験できます。再受験時には調査書や卒業証明書の再提出は不要ですが、選考料は再度必要です。

また、推薦入試を受験した人が同じ学科を再受験する場合は、一般入試での受験となります。

【受験対策、しっかり進んでいますか?】

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セクション4|札幌看護医療専門学校・看護学科の学費・奨学金|3年間の費用と特待生制度

札幌看護医療専門学校・看護学科の2027年度の学校納入金は、1年次135万円、2・3年次は各116万円で、3年間では367万円です。

ただし、367万円だけで卒業までに必要な費用がすべて収まるわけではありません。教科書・教材などの諸費用が別にかかり、初年度は2026年度入学生の参考額で約46万円です。パソコンなども別途必要になるため、学費を比較するときは学校納入金だけで判断しないことが重要です。

2027年度の学費|3年間の学校納入金は367万円

費目1年次2年次3年次
入学金200,000円――
授業料700,000円700,000円700,000円
実習費370,000円370,000円370,000円
施設設備費80,000円90,000円90,000円
合計1,350,000円1,160,000円1,160,000円

3年間の学校納入金は、上記の内訳から計算すると合計367万円です。初年度は入学金20万円が加わるため、2年次以降より19万円高くなります。

また、学校納入金とは別に諸費用が必要です。初年度は教科書・教材費、資格検定費、健康管理費、総合演習費などを合わせ、2026年度入学生の参考額で約46万円となっています。

この約46万円は2027年度の確定額ではありません。さらに、パソコン等は別途必要で、2・3年次にも諸費用が発生します。希望者が参加する国内・海外研修にも別途費用がかかるため、367万円は「3年間の学校納入金」であり、卒業までの総費用ではないと考えておきましょう。

看護学科の特待生は最大50万円を初年度学費から減免

札幌看護医療専門学校には特待生制度があり、看護学科は筆記特待生試験の対象です。

特待生に選ばれると、第Ⅰ種は50万円、第Ⅱ種は20万円、第Ⅲ種は5万円が初年度学費から減免されます。合格者は募集定員の20%以内です。

特待生区分初年度学費の減免額
第Ⅰ種500,000円
第Ⅱ種200,000円
第Ⅲ種50,000円

2027年度の看護学科では、指定校推薦入試または高校(公募)推薦入試の受験者が、希望により特待生試験を受験できます。指定校推薦は本来書類選考のみですが、特待生試験を希望する場合は試験日に来校して筆記試験を受けます。

この制度の大きなメリットは、第Ⅰ種なら初年度学費を50万円減らせることです。1年次の学校納入金135万円に対して50万円は約37%にあたり、採用された場合の初年度負担への効果は小さくありません。

また、特待生試験の結果は入学試験の合否に影響しません。対象となる指定校推薦・高校(公募)推薦で出願する人なら、入学選考とは切り離して学費減免に挑戦できる点もメリットです。

修学支援新制度では授業料・入学金の減免も受けられる

札幌看護医療専門学校は、高等教育の修学支援新制度の対象校です。対象となる場合は、給付型奨学金に加えて、入学金や授業料の減免を受けられます。

看護学科の場合、2026年度の参考額では、第Ⅰ区分で入学金16万円、授業料59万円が減免されます。多子世帯についても、対象となる場合は入学金・授業料の減免があります。

学校納入金には実習費や施設設備費も含まれているため、修学支援新制度だけですべての学校納入金がなくなるわけではありません。それでも、授業料70万円のうち最大59万円、入学金20万円のうち16万円という減免額は大きく、対象世帯では特待生制度とあわせて確認したい支援です。

このほか、日本学生支援機構(JASSO)の給付・貸与奨学金も利用できます。家計基準や学業要件などによって利用できる制度が変わるため、入学前に自分がどの支援の対象になるか確認しておくとよいでしょう。

家族が滋慶学園グループ校の在校生・卒業生なら10万円減免

家族向けの学費減免制度もあります。兄弟姉妹や保護者が対象となる滋慶学園グループ校の在校生または卒業生で、所定の条件を満たす場合、初年度授業料から10万円が減免されます。

対象者は限られますが、該当する家庭では特待生や公的な修学支援とは別に確認しておきたい制度です。

なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています

セクション5|札幌看護医療専門学校・看護学科のカリキュラム・学内演習|ICT・シミュレーション教育が特徴

札幌看護医療専門学校・看護学科のカリキュラムで特徴的なのが、VRやハイブリッドシミュレータ、教育用電子カルテなどのICTを使い、実際の患者を前にする前から「状態を判断して対応する」練習ができることです。

3年間の学びも、1年次に基礎的な看護技術を身につけ、2年次に地域・在宅や成人・老年など専門領域へ広げ、3年次にそれまでの知識・技術を統合する流れになっています。

さらに、姉妹校・他学科との多職種連携や、希望者向けの星槎大学との併修制度もあり、看護技術だけに限定しない学びが組み込まれています。

1年次の基礎から3年次の統合へ段階的に学ぶ

1年次は医療・看護の基礎を学び、安全・安楽な日常生活援助を行うための看護技術を身につけます。基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱもあり、まず患者や病院について理解し、その後、患者の状態に合わせた日常生活援助へと学びを進めます。

2年次になると学習領域が広がり、地域・在宅看護論、成人・老年看護などを学びます。基礎的な技術を覚える段階から、患者の健康状態や生活する場所に応じて必要な看護を考える段階へ進む構成です。

3年次はそれまでに学んだ専門領域の知識・技術を統合していきます。さらに、学んだ成果や課題を看護研究につなげ、自分がどのような看護を行いたいのかを考えていきます。

「基礎技術を身につける→対象や生活環境に応じた看護を学ぶ→知識と技術を統合する」という順序が明確なので、3年間で段階的に専門性を高められるカリキュラムです。

シミュレータで「患者の状態を見て判断する」ところまで練習

学内演習では、年齢や性別などを設定できるハイブリッドシミュレータを使用します。顔色の変化や救急場面など、さまざまな患者の状態を想定したシナリオを設定でき、状況に合わせた処置を練習します。

また、心臓や肺の音を実際に聴き、正常か異常かを判断する学習もできます。小児看護学では、1歳児を想定した全身型シミュレータを使い、バイタルサイン測定や身体診察を練習します。

こうした設備のメリットは、単に採血やバイタルサイン測定などの「手順」を繰り返すだけではないことです。患者の状態を観察し、何が起きているのかを考え、その状況に応じて行動するところまで学内で練習できます。

実際の患者を対象とする学習では経験できる場面を自由に設定できませんが、シミュレーションなら年齢や症状、救急場面などを設定して繰り返し学べます。臨床で求められる判断力まで意識して練習できる点は、この学校の学内演習を評価するポイントです。

VR・電子教科書などICTを看護の学習に活用

札幌看護医療専門学校では、VR臨床実習や電子教科書なども導入しています。

VRでは、実際の臨床現場で働く医療従事者と同じ角度の視界を体験し、さまざまな医療場面への対応をトレーニングします。教室で説明を聞くだけでは把握しにくい患者周辺の状況を視覚的に確認しながら、「どこを見るべきか」「どう対応するか」を考えられる学習方法です。

ICT教育では、まずコンピュータの基礎知識から学び、看護でICTを活用できる力につなげます。授業資料や記録をデータ化して教員・学生間で共有するほか、電子教科書も使用します。

医療現場でも電子化された情報を扱う機会があるため、看護技術とは別にICTを学ぶのではなく、看護を学ぶための道具として日常的に使う構成になっていることがポイントです。

救急法やケーススタディを他職種を目指す学生と学ぶ

多職種連携教育では、姉妹校の救急救命士学科と「救急法」を学ぶほか、校内の他学科と合同でケーススタディを行います。

看護師は単独で患者を支える職種ではありません。そのため、多職種連携を言葉として覚えるだけでなく、異なる医療職を目指す学生と同じ課題について考え、それぞれの職種が何を担当するのかを学べることに意味があります。

1年次の学習にも救急法・退院支援・退院調整などの多職種連携が組み込まれています。看護の専門知識が十分に身についてから初めて他職種を知るのではなく、早い段階からチームで患者を支える視点を学べる構成です。

地域・在宅看護や精神・小児看護も学内で実践的に学ぶ

学内での体験型学習は、シミュレータを使う授業だけではありません。

地域・在宅看護論では、地域で生活する人の健康支援について学び、訪問看護に必要となる知識・技術・姿勢を身につけます。小児看護学では1歳児を想定したシミュレータを使用し、精神看護学では箱庭療法なども体験しながら学びます。

病院内で行う看護だけを想定するのではなく、子どもから高齢者まで異なる対象への看護や、地域・自宅で生活する人を支える看護まで学習領域を広げている点もカリキュラムの特徴です。

希望者は星槎大学との併修で学士取得も目指せる

希望者は、札幌看護医療専門学校に在籍しながら、1年次から星槎大学共生科学部通信教育課程を併修できます。

専門学校で修得した単位の一部を大学側で認定する仕組みを利用し、最短4年間で専門学校卒業と大学卒業資格(学士)の取得を目指す制度です。専門学校在学中から大学の単位も並行して修得するため、専門学校を卒業してから改めて大学で一から学ぶ方法とは異なります。

看護学科の場合、学校が示す追加学費の目安は約35万円です。また、学士取得に加えて所定の「教育に関する科目」を修得することで、将来的に看護師養成所専任教員を目指す際につながる学びもできます。

ただし、大学併修は希望者のみで、看護学科の通常カリキュラムとは別に大学の学修も進める必要があります。また、専門学校の3年間で学士まで取得できるわけではなく、大学卒業資格の取得は最短4年間です。

アメリカ海外研修で現地の医療・看護を学ぶ

札幌看護医療専門学校では、希望者を対象にアメリカでの海外研修を実施しています。看護学科の海外研修では、現地の医療施設や教育機関などを訪れ、アメリカの医療・看護について学びます。

研修では、海外の医療現場を見学するだけでなく、現地の医療従事者から医療制度や看護について学び、日本との違いを考える機会が設けられています。

普段の授業で学んでいる看護を海外の医療と比較することで、医療制度や文化が異なれば患者への支援のあり方にも違いがあることを具体的に学べるのがメリットです。

また、海外の医療・文化に直接触れる経験は、異なる文化的背景や価値観を持つ患者との関わりを考えるきっかけにもなります。看護技術を身につけるだけでなく、海外との比較から医療や看護を見る視野を広げられることが、この研修をカリキュラムに加える意味といえます。

ただし、海外研修は全員参加の必修授業ではなく希望者が参加するプログラムで、研修費用は通常の学費とは別途必要です。研修先や実施内容は年度によって変更される可能性があるため、参加を検討する場合は入学年度の内容を確認する必要があります。

セクション6|札幌看護医療専門学校の実習は?実習先や夜間実習、サポート体制を解説

札幌看護医療専門学校の看護学科は、3年間で合計1,035時間の臨地実習を行います。実習先は病院だけでなく、保育園・介護施設・訪問系施設などを含む約85施設に広がっており、特定の附属病院を中心に学ぶのではなく、さまざまな現場で看護を経験できることが特徴です。

実習前にはハイブリッドシミュレータや教育用電子カルテを使った演習を行い、実習中は学生4人に対して教員1人がサポートします。

1年次の基礎実習から3年次の長期実習まで段階的に経験を積めるため、実習先の多様さだけでなく、学内での準備から臨床での実践までをつなげた実習体制を重視する人に向いています。

1年次5週間・2年次9週間・3年次18週間と段階的に実習が増える

臨地実習は1年次から始まり、学年が上がるにつれて期間と内容が広がります。

1年次は計5週間で、10月に基礎看護学実習Ⅰを1週間、2月に基礎看護学実習Ⅱを4週間行います。最初の実習では患者や病院について理解するところから始め、基礎看護学実習Ⅱでは患者の状態に合わせた日常生活援助を実践します。

2年次は計9週間です。7月に地域・在宅看護論実習Ⅰ、11月に成人・老年看護学実習Ⅰ、1月に成人・老年看護学実習Ⅱをそれぞれ3週間行い、基礎から一歩進んで、健康状態や生活の場に応じた看護を考えながら専門領域の技術を実践していきます。

3年次は5~10月を中心に18週間、約5か月にわたる臨地実習に取り組みます。3年間で学んだ知識・技術を使って専門的な看護を実践し、実習後は現場で見つけた成果や課題を看護研究につなげます。

1年次5週間、2年次9週間、3年次18週間と実習期間が段階的に増えるため、入学後すぐに長期間の実習へ進むのではなく、基礎を学びながら臨床経験を積み上げられる構成です。

約85施設で病院・地域・在宅など幅広い看護を経験できる

札幌看護医療専門学校の大きな特徴が、実習先の多さです。病院を中心に、保育園・介護施設・訪問系施設などを含む約85施設が実習先となっています。

病院の実習先には、札幌徳洲会病院、JCHO札幌北辰病院、恵み野病院などがあります。このほかにも札幌市内や近郊の複数の医療機関で実習が行われており、急性期などの病院看護だけでなく、地域・在宅や高齢者、小児に関わる現場まで学べる環境です。

約85施設すべてを一人の学生が経験するわけではありませんが、特定の附属病院だけを中心とする実習とは異なり、複数の施設や看護の現場を経験できる点は札幌看護医療専門学校の強みです。

施設によって患者の状態や看護師の役割、医療・福祉サービスの内容は異なります。複数の環境で実習することは、それぞれの現場の違いを知り、卒業後にどのような場所で働きたいかを考える材料にもなります。

シミュレータと教育用電子カルテで臨地実習に備える

実際の患者に接する前の学内演習にも力を入れています。ハイブリッドシミュレータを使い、臨床現場を想定したさまざまな状況で、必要な処置や判断を練習します。

さらに、教育用電子カルテを使った演習では、用意された症例から患者の情報を収集し、入院からの経過などを踏まえて看護過程を考えます。看護過程とは、患者の状態を把握し、必要な看護を考えて実践・評価していく一連の流れです。

実習前後には教員とのマンツーマン面談も行われます。実習前に自分の目標や学ぶポイントを整理してから現場へ進めるため、シミュレーションや電子カルテでの学内演習を、臨地実習での実践につなげやすい仕組みになっています。

実習中は学生4人に教員1人がついてサポート

臨地実習では、学生4人に対して教員1人がサポートする体制が設けられています。担当教員が実習先へ引率または巡回し、実習指導や学生からの相談に対応します。

また、実習の1日の終わりには、学生・臨床指導者・教員でその日に行った看護援助を振り返ります。実践して終わりにするのではなく、疑問点や課題を整理し、次の実習につなげられることがポイントです。

約85施設という実習先の多さだけでなく、実習前の個人面談、実習中の教員による支援、実習後の振り返りまで流れが具体的に組まれています。初めての臨地実習で、現場に出た後も教員へ相談できる体制を重視したい人には比較材料になるでしょう。

夜間実習で日中とは異なる病院の動きも経験する

札幌看護医療専門学校では、日中の実習だけでなく夜間実習も行っています。看護師は24時間体制で患者を支える仕事のため、夜間の医療現場を学生のうちに経験できる点も特徴です。

夜間は日中とは患者の生活や病院内の動きが異なります。日中だけでは分からない時間帯の看護を実際の現場で学べることは、卒業後の勤務を具体的に考えるうえでも経験の一つになります。

一方で、夜間実習を避けたい人にとっては確認しておきたいポイントです。実施される具体的な時間帯や回数は、入学前に最新の学校案内などで確認しておくとよいでしょう。

多様な実習先を経験できることは就職先選びにもつながる

札幌看護医療専門学校は、特定の附属病院を中心とするタイプではなく、札幌市内・近郊を中心とした複数の医療・福祉施設を活用して実習する学校です。

実際に、札幌徳洲会病院など、実習先として挙げられている病院の一部は卒業後の就職先にも含まれています。実習した施設への就職が保証されるわけではありませんが、学生のうちに複数の現場を経験し、病院や看護の特徴を知ったうえで就職先を検討できることはメリットです。

セクション7|札幌看護医療専門学校の看護師国家試験合格率は?国試対策も解説

札幌看護医療専門学校の看護学科は、第115回看護師国家試験で75名が受験し、69名が合格、合格率は92.0%でした。同じ第115回の全国全体の合格率は88.3%で、学校の合格率が3.7ポイント上回っています。

国家試験対策では、グループ校共通の専用システムを利用し、1年次から問題演習に取り組める環境があります。放課後の個別サポートや基礎学力から復習する授業なども用意されており、早い段階から国家試験を意識して勉強したい人にとって比較材料になる学校です。

第115回看護師国家試験の合格率は92.0%

第115回看護師国家試験では、札幌看護医療専門学校の看護学科から75名が受験し、69名が合格しました。合格率は92.0%です。

区分受験者数合格者数合格率
札幌看護医療専門学校75名69名92.0%
全国全体59,614名52,666名88.3%

一方、75名の受験者のうち6名が不合格となっているため、合格率だけを見て「ほぼ全員が必ず合格できる学校」と捉えるのは適切ではありません。受験者数と合格者数まで含めて実績を見ることが大切です。

第114回は合格率100%を達成

第114回看護師国家試験では、2025年3月卒業生が全員合格し、合格率100%を達成しています。

そのため、直近2回を見ると、第114回は100%、第115回は92.0%です。第115回も全国全体を上回っていますが、年度によって合格率には変動があるため、単年度の100%だけを見て判断するのではなく、複数年の結果を見る必要があります。

特に学校選びでは、「100%という年度があるか」だけでなく、受験者数を含めた最新実績や、入学後にどのような国家試験対策を受けられるかも合わせて確認すると比較しやすくなります。

国家試験対策は1年次から段階的に進める

札幌看護医療専門学校では、国家試験直前の3年次だけではなく、1年次から国家試験を意識した学習に取り組める環境を整えています。主な特徴は、国家試験対策システム、ICTを活用した自主学習、個別サポート、基礎からの復習という4つです。

1.国家試験対策システムで1年次から問題演習

グループ校共通の国家試験対策システムを利用し、1年次から問題演習に取り組めます。国家試験直前になってから対策を始めるのではなく、普段の授業で学んだ内容と結び付けながら早い段階から準備できることが特徴です。

長期休暇中も学習を継続できるよう、カリキュラムと連動した対策が設定されています。3年間を通して国家試験を意識した学習を続けたい人にとってメリットがあります。

2.AIやeラーニングを自主学習に活用できる

ICTを使った学習環境も整えられています。「AI Learningナビ」では、AIを活用した学習方法の提案や試験対策問題の作成などができ、eラーニングによる国家試験対策にも取り組めます。

授業や教員からの指導だけに頼るのではなく、自分の理解度や学習状況に合わせて自主学習を進めやすいことがポイントです。空き時間や自宅で国家試験対策を続けたい人にも活用しやすい仕組みです。

3.放課後の個別サポートで学力に合わせて対策

一人ひとりの学力に応じた国家試験対策も行われています。放課後には個別サポートを受けられるため、授業や問題演習で分からなかった部分について教員へ相談できます。

全員が同じ学習方法だけで進めるのではなく、自分の理解度に合わせて必要な部分を補いながら国家試験に備えられることは、学習面のサポートを重視する人にとって比較材料になります。

4.基礎学力から復習する授業で土台を固める

国家試験の問題演習だけではなく、基礎学力から総復習する授業も用意されています。理解が不十分な部分を残したまま国家試験問題へ進むのではなく、必要に応じて基礎まで戻って学習できる環境です。

特に、勉強から離れていた期間がある社会人や、入学後の学習についていけるか不安がある人にとっては注目したいポイントです。1年次からの問題演習、ICTによる自主学習、個別サポート、基礎からの復習という4つを組み合わせて国家試験に備えられることが、札幌看護医療専門学校の国試対策の特徴といえるでしょう。

セクション8|札幌看護医療専門学校の就職先は?看護学科の就職実績やサポートを解説

札幌看護医療専門学校の看護学科は、2026年3月卒業生まで32年連続で就職率100%を達成しています。この実績は北海道ハイテクノロジー専門学校時代を含むものですが、看護分野で長期間にわたって就職実績を積み重ねている点は注目できます。

看護学科には2025年12月時点で172件、6,092人分の求人があり、札幌市内・近郊を中心に幅広い医療機関が就職先となっています。特定の附属病院への就職を前提とするのではなく、複数の病院を比較しながら自分に合う勤務先を考えたい人に向いた環境です。

看護学科は32年連続で就職率100%

看護学科では、2026年3月卒業生まで32年連続で就職率100%となっています。ただし、この「32年」は現在の札幌看護医療専門学校だけの年数ではなく、分離独立前の北海道ハイテクノロジー専門学校からの累計実績です。

さらに、看護学科には2025年12月時点で172件、6,092人分の求人があります。求人件数だけでなく募集人数も多く、卒業後の勤務先を検討するための選択肢が用意されています。

就職率だけを見るのではなく、どの程度の求人が集まり、どのような医療機関へ卒業生が就職しているかまで確認すると、看護学科の就職環境を判断しやすくなります。

札幌徳洲会病院や北海道大学病院などへの就職実績がある

看護学科の主な就職先には、札幌徳洲会病院、北海道大学病院、国立病院機構北海道医療センターなどがあります。このほかにも札幌市内・近郊を中心に、北海道内のさまざまな医療機関への就職実績があります。

大学病院、公的な医療機関、民間病院など就職先の選択肢があるため、特定の附属病院への就職を前提とする学校とは進路の考え方が異なります。

勤務する病院によって診療機能や患者層、看護師の働き方は異なります。複数の医療機関を比較しながら、希望する看護分野や働き方に合った就職先を考えられることが看護学科の特徴です。

約85施設での実習経験を就職先選びにも活かせる

看護学科では、病院・保育園・介護施設・訪問系施設など約85施設を活用して臨地実習を行っています。実習先と就職先には重なりもあり、札幌徳洲会病院はその一例です。

実習した病院への就職が保証されたり、採用で有利になったりするわけではありません。ただし、学生のうちに複数の医療・福祉現場を経験することで、病院ごとの特徴や看護師の役割の違いを知り、自分がどのような環境で働きたいのかを考える材料にできます。

特定の附属病院を中心に実習から就職へ進むのではなく、多様な実習経験を就職先選びにつなげられることは、札幌看護医療専門学校の看護学科ならではの特徴の一つです。

キャリアセンターと担任が就職活動をサポート

就職活動では、キャリアセンターと担任が連携して学生を支援します。求人情報の提供だけでなく、履歴書の書き方やビジネスマナー、面接対策など、採用試験に向けた準備も行います。

面接については個別で指導を受けることができ、希望する就職先に合わせて準備を進められます。また、先輩の実習報告などを就職先研究に活用できるほか、卒業生から仕事について話を聞く機会も設けられています。

就職先を紹介してもらうだけではなく、病院選びから応募書類、面接まで段階的に支援を受けられることがポイントです。

卒業後も再就職や転職について相談できる

就職支援は卒業時だけではなく、卒業後にも続きます。生涯就職支援の仕組みがあり、再就職や転職、キャリアアップについて相談できます。

看護師は、経験を積んだ後に勤務先や診療分野を変えたり、ライフステージに合わせて働き方を見直したりすることがあります。そのため、最初の就職だけでなく、卒業後もキャリアについて相談できる仕組みがあることは長期的なメリットです。

保健師・助産師などを目指して卒業後に進学する道もある

看護学科卒業後は、看護師として就職する以外に、さらに進学する道もあります。卒業によって、保健師・助産師学校、養護教諭課程、看護大学編入試験の受験資格を得られます。

そのため、まず3年間で看護師を目指し、その後に保健師・助産師や養護教諭などへ進路を広げたい人も検討できます。

ただし、これらの資格を札幌看護医療専門学校の看護学科3年間だけで取得できるわけではありません。希望する資格に応じて、卒業後に必要な学校や課程へ進む必要があります。

星槎大学との併修で最短4年間の学士取得も目指せる

看護学科では、希望者を対象に星槎大学共生科学部の通信教育課程との大学併修制度(ダブルスクール)を設けています。札幌看護医療専門学校に在籍しながら1年次から大学のカリキュラムも学び、単位認定制度を利用することで、最短4年間で専門学校と大学の卒業を目指せます。

看護学科は3年制のため、まず3年間で看護師国家試験の受験資格と専門士の取得を目指しながら、並行して大学の単位を修得します。専門学校卒業後も大学での学びを続け、必要な単位を修得すれば大学卒業資格となる「学士」の取得を目指せる仕組みです。

大学の学修はオンライン授業やテキスト学修が中心で、放課後や休日などを使って進められます。専門学校で看護の実践的な知識・技術を学びながら、大学教育も並行して受けられるため、3年制専門学校の実践的な看護教育と、大学卒業資格の両方を視野に入れたい人には特徴的な選択肢です。

また、学士取得に加えて「教育に関する科目」を修得することで、将来的に看護師養成所の専任教員を目指す道にもつながります。ただし、大学併修は希望者が選択する制度であり、通常の看護学科3年間だけで学士を取得できるわけではありません。

看護師資格取得後のキャリアまで考えている人は、併修に必要な単位や学費、4年間の学習スケジュールまで確認して比較するとよいでしょう。

セクション9|札幌看護医療専門学校が向いている人・向いていない人とまとめ

札幌看護医療専門学校の看護学科は、約85施設での臨地実習、シミュレーション・ICT教育、多職種連携、1年次からの国家試験対策など、実際の医療現場を意識した学びが充実しています。

さらに、幅広い就職先や大学併修制度など卒業後の選択肢もあるため、看護師資格の取得だけでなく、その先のキャリアまで考えて学校を選びたい人に注目したい学校です。

札幌看護医療専門学校が向いている人

  • 病院だけでなく、地域・在宅・介護など幅広い現場で実習したい人
  • シミュレータやICTを活用して実習前にしっかり練習したい人
  • 看護師以外の医療職と一緒にチーム医療を学びたい人
  • 学生4人に教員1人という実習中のサポート体制を重視する人
  • 1年次から段階的に国家試験対策を進めたい人
  • 札幌市内・近郊を中心に複数の病院から就職先を選びたい人
  • 専門学校で看護師を目指しながら大学卒業資格の取得も検討したい人
  • 将来、保健師・助産師・養護教諭などへ進路を広げたい人
  • 海外の医療や国際的な視点を取り入れた学びに関心がある人
  • 特待生制度を利用して初年度の学費負担を抑えることを目指したい人

なかでも特徴的なのが、臨床現場を意識した教育と、多職種を学ぶ学生が同じ学校にいる環境です。看護学科ではハイブリッドシミュレータや教育用電子カルテを活用しており、実習先も病院・保育園・介護施設・訪問系施設など約85施設あります。

さらに、看護学科だけで完結するのではなく、姉妹校の救急救命士学科と救急法を学んだり、学内の他学科と合同でケーススタディを行ったりする多職種連携の学習があります。

実際に看護学科・視能訓練士学科・臨床工学技士学科の学生が合同でチーム医療を学ぶ機会も設けられており、看護師とは異なる専門職の視点を学生のうちから知りたい人と相性のよい教育環境です。

進路の選択肢が広いこともポイントです。看護学科には2025年12月時点で172件・6,092人分の求人があり、札幌市内・近郊を中心に複数の医療機関への就職実績があります。希望者は星槎大学共生科学部の通信教育課程を1年次から併修し、最短4年間で大学卒業資格となる学士の取得を目指すこともできます。

特待生制度を利用したい人にも選択肢がある

学費面では、希望者が受験できる特待生制度があります。対象となる入試区分で出願した人は特待生試験に挑戦でき、合格すると初年度学費から最大50万円が減免されます。

看護学科の特待生試験は実技ではなく、国語による筆記特待のみです。特待生になれば必ず最大額が減免されるという意味ではないため、対象となる入試区分や減免額、選考方法は受験年度の募集要項で確認する必要があります。

学費そのものだけで学校を決めるのではなく、特待生制度を含めて実際に必要となる費用を他校と比較したい人にとっては、確認しておきたい制度です。

海外の医療や国際的な視点に関心がある人にも選択肢がある

札幌看護医療専門学校は「国際教育」を教育理念の一つとしており、各学科の専門性を考慮した海外研修を教育活動に位置づけています。

ただし、海外研修は国際情勢などの影響を受ける教育活動です。実際に海外情勢の影響から、現地研修ではなく授業や特別講話による学習に切り替えられた年度もあります。

そのため、海外で学ぶ機会そのものを学校選びの決め手にする場合は、看護学科で入学年度にどのような海外研修が予定されているのかを最新の学校案内で確認しておくことが大切です。

札幌看護医療専門学校が向いていない人

  • 特定の附属病院を中心に実習し、その病院への就職を軸に進路を考えたい人
  • 夜間実習を避けたい人

札幌看護医療専門学校は、特定の附属病院を中心とするのではなく、約85施設を活用する実習体制です。複数の医療・福祉施設を経験できる一方、特定の系列病院との一貫した実習・就職ルートを最優先したい人は、附属病院を持つ学校と比較したほうが自分に合う学校を判断しやすくなります。

また、臨地実習には夜間実習も含まれています。夜間の医療現場を経験できることは特徴ですが、夜間実習のない学校を希望する人にとっては重要な比較ポイントです。

まとめ|実践的な教育と進路の選択肢を重視する人に注目したい学校

札幌看護医療専門学校の看護学科の大きな強みは、シミュレーション・ICT教育で準備し、約85施設・3年間1,035時間の臨地実習で実践につなげる教育環境です。学生4人に教員1人の実習支援に加え、他学科や姉妹校との多職種連携を通してチーム医療を学べる点も特徴があります。

進路面でも、2026年3月卒業生まで32年連続の就職率100%という実績があり、就職先を幅広く検討できます。さらに、保健師・助産師などを目指す卒業後の進学や、希望者向けの星槎大学との大学併修など、看護師資格取得後を見据えた選択肢があります。

一方で、約85施設での実習、夜間実習、大学併修、海外研修、特待生制度などは、学校によって大きく条件が異なる部分です。まずは札幌看護医療専門学校の公式資料を請求し、実習の具体的なスケジュール、大学併修の学費・履修方法、最新の海外研修、特待生の減免条件などを確認してみてください。

そのうえで、学費・入試・実習・国家試験対策・就職・資格取得の選択肢を他の看護学校と比較すると、自分に合うか判断しやすくなります。比較した結果、候補に残った場合はオープンキャンパスに参加し、シミュレーション設備や校内の学習環境、実際の授業の雰囲気まで確かめるとよいでしょう。

志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。

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参考ページ

参考ページ

看護学科|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/dept/nursing/

学校情報|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/school/info/

学びの特徴|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/school/study/

募集要項・出願概要|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/admission/application/

学費・奨学金制度|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/admission/expenses/

特待生&減免制度|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/admission/scholarship/

就職サポート|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/career/job_result/

資格サポート|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/career/license_support/

アクセス|札幌看護医療専門学校:https://www.snm.ac.jp/school/access/

第115回看護師国家試験の合格発表について|厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken03_04_05/about.html

札幌看護医療専門学校 看護学科の口コミ|みんなの専門学校情報:https://www.minkou.jp/vcollege/school/review/93933/gk=24751/

元教員がこの看護専門学校の入試・評判・学費・授業や国試対策・就職・実習そして注意点・向き不向きなどを分かりやすく解説します。

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