東京墨田看護専門学校では、美容・スポーツ系の姉妹校との連携が学びの特徴の一つです。こうした連携が看護の学びにどうつながるのか、授業の具体例から紹介します。3年間のカリキュラムや実習の流れに加え、AR・VR教材の使い方、学内で技術を練習する環境も取り上げます。
たとえば入試は、AO(総合型選抜)・高校推薦・一般を、出願条件や選考内容から比較します。既卒者・社会人の再進学に向けた受験日程も、学校選びで見ておきたい点です。事前課題や筆記試験、小論文、面談・面接など、方式ごとに必要な準備を紹介します。
学費は、3年間の学校納入金と、教材・実習関係の別途費用を分けて紹介します。A・B・Cの特待生制度も、負担を考えるうえで注目したい仕組みです。選考や進級時の再審査に加え、JASSOの奨学金を利用する初期費用軽減・学費分割制度も取り上げます。
国家試験と就職については、合格・就職実績と、それを支える講座や個別支援を紹介します。学習アドバイザーによる苦手分野のサポートも、勉強に不安がある方に向けて取り上げます。大学病院や公的病院などの就職先、病院説明会や応募準備への支援も整理します。
一方で、国家試験対策の進め方や学習負担には、気になる口コミもあります。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。
セクション1|東京墨田看護専門学校の基本的な特徴
東京墨田看護専門学校は、学校法人三幸学園が運営する3年制・女子の看護専門学校です。
大きな特徴は、地域・看護関連業界・三幸学園の姉妹校という「3つの連携」に、AR・VRなどを使ったICT教育を組み合わせていることです。看護だけに学びを閉じず、地域や関連分野との接点を持ちながら、3年間で看護師に必要な知識と技術を身につけます。
東京墨田看護専門学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 東京墨田看護専門学校 |
| 設置者 | 学校法人三幸学園 |
| 課程・学科 | 看護専門課程 看護学科 |
| 修業年限 | 3年 |
| 入学定員 | 70名 |
| 対象 | 女子 |
| 所在地 | 東京都墨田区東向島5-6-6 |
| アクセス | 東武スカイツリーライン「東向島駅」徒歩2分 |
| 卒業時の称号 | 専門士 |
| 目指す資格 | 看護師国家試験受験資格 |
3年間で看護師国家試験の受験資格を目指せる専門学校で、4年制大学より1年短い期間で看護師への道を進めるのが専門学校としての特徴です。一方、卒業時の称号は専門士で、4年制大学で取得する学士とは異なります。
「地域・業界・姉妹校」の3つの連携で看護以外の視点も学ぶ
東京墨田看護専門学校を特徴づけるのが、地域連携・業界連携・姉妹校連携の3方向から学びを広げる教育です。
地域連携では、行政や地域施設などと連携し、学内だけでは得にくい実践的な学習機会を設けています。業界連携では看護関連業界と関わり、看護師に必要となるコミュニケーション能力やセルフコントロール能力などを養います。
さらに特徴的なのが、医療分野だけではない学校を運営する三幸学園のネットワークです。美容・スポーツなどを学ぶ姉妹校との連携を、健康やヘルスケアについて考える学習に活かしています。
看護師には病気だけを見るのではなく、その人の生活や健康を幅広く捉える視点が求められます。看護以外の専門分野を持つ姉妹校まで教育資源として活用している点は、三幸学園が運営する東京墨田看護専門学校ならではの比較材料です。
AR・VR教材を使って人体を立体的・視覚的に理解する
ICTを看護教育に取り入れていることも特徴です。校内は全教室にWi-Fiが整備され、授業ではAR・VRなどの映像技術を利用した教材も活用しています。
看護師を目指すうえでは、人体の構造や機能を理解し、それを病気や看護技術の学習へ結びつける必要があります。AR・VRを使って身体の構造を視覚的に確認できることは、教科書の文章や平面図だけではイメージしにくい内容を理解する助けになります。
また、校内には看護実習室のほか、小児母性看護実習室、在宅看護実習室なども設けられています。ICTで理解する学習と、実際に身体を動かす演習の両方に対応した環境が用意されている点は、看護技術を段階的に身につけるうえでメリットです。
学年担当+キャンパスアドバイザーで学生を支える
学生支援では、1学年に複数の担当教職員を配置する学年担当制度に加えて、CA(キャンパスアドバイザー)が学生生活を支える体制を整えています。
複数の教職員が学生の状況や個性を見ながら対応する仕組みなので、学習や学校生活について相談先を持ちやすいのがメリットです。
また、学習面では国家試験対策担当と学年担当の教職員が連携し、学生ごとの苦手分野の克服を支援する仕組みもあります。3年間で看護師を目指す専門学校だからこそ、学生を一人の担当者だけに任せず、複数の立場から支える体制を取っていることは学校選びで確認しておきたい特徴です。
三幸学園のネットワークを看護教育に活かしているのが特徴
東京墨田看護専門学校は、特定の大学病院を母体とする大学附属型の看護学校ではありません。その代わり、三幸学園が持つ美容・スポーツなど異分野の教育ネットワークと、地域・看護関連業界とのつながりを看護教育に取り入れていることに独自性があります。
さらに、AR・VRを使ったICT教育、複数の学年担当とCAによる学生支援など、3年間の学習を支える仕組みも用意されています。
そのため、単に看護の専門知識と技術だけを学ぶのではなく、地域や健康・ヘルスケアに関わる幅広い視点を持ちながら、ICTも活用して看護を学べることが、東京墨田看護専門学校を比較する際の大きなポイントです。
セクション2|東京墨田看護専門学校の口コミ・評判
講師・授業の口コミ
東京墨田看護専門学校の授業については、まず注目したいのが、学んだ内容を看護の仕事や実生活につなげられるという評価です。
授業は身につくことばかりで、就職後も日々の生活でも活躍する授業をしてくださいます。
単に国家試験に必要な知識を覚えるだけではなく、卒業後にも活かせる内容だったと評価されています。
ほかの口コミでも、疾病学などでは外部から医師が講師として来校し、専門的な内容を学べたことを評価する声がありました。
実際に、看護技術だけを学ぶのではなく、人体の構造や機能、病気が起こる仕組み、治療や薬について理解したうえで、各領域の看護を学んでいく構成です。
看護師は、決められたケアを行うだけでなく、患者さんの病気や治療の状態を理解し、「なぜこの看護が必要なのか」を考えて行動する必要があります。その土台となる医学的な知識まで専門科目として学ぶことが、授業の専門性につながっています。
また、専門分野では医師など外部の専門家から学ぶ機会があります。実際の医療に関わる専門家から病気や治療について学べるため、知識を暗記するだけではなく、看護師として患者さんの状態を理解するための知識として身につけやすい点が特徴です。
授業内容の幅広さについても口コミがあります。心理学や教育学なども学べるという声のほか、文化人類学や医療英語を学んだという学生もいました。
実際に、心理学・教育学・文化人類学・人間関係論・コミュニケーショントレーニングなど、看護の専門科目以外から人間を理解するための科目が組み込まれています。
たとえば2025年度の「文化人類学」では、個人・家族・コミュニティ、宗教や世界観、ジェンダー、多文化共生、健康・病気・医療などを扱い、文化や環境が人に与える影響を理解したうえで、看護における対象者の理解や対応に活かすことが授業の目的とされています。
看護師には、病気や治療についての知識だけでなく、年齢や生活環境、文化的背景などが異なる患者さんを理解し、相手に合わせて関わる力も求められます。
そのため、看護の専門科目だけに学びが限定されず、人や社会を幅広い視点から捉える科目があることは、患者さんへの理解を深める土台になります。看護の専門学校でありながらこのような教科を学べることが特徴です。
一方で、授業の質については、担当する講師によって差を感じた学生もいます。学校に勤務する教員の授業は楽しかったものの、外部講師にはあまり丁寧ではないと感じる人もいれば、先生によって説明や指示が異なり、対応を変える必要があったという声もありました。
東京墨田看護専門学校では常勤教員だけでなく非常勤教員も授業を担当しており、専門分野に応じてさまざまな講師から学べる環境があります。幅広い専門性に触れられる一方で、教え方や授業の進め方まで全員が同じとは限らない点は押さえておきたいところです。
授業の分かりやすさについても、学生によって評価が分かれています。
授業が分かりやすく、厳しい先生についても学生のためを思った指導だと好意的に受け止めている口コミがある一方、外部講師の授業は分かりやすいものの、校内の教員については教え方が上手とは感じなかったという口コミもありました。
先ほどの授業の質に関する口コミと合わせて見ると、特定の教員や外部講師が一律に高く、あるいは低く評価されているわけではありません。担当する先生との相性や科目によって、授業の受け止め方には差があることがうかがえます。
授業で分からないことが出たときのサポートについては、好意的な口コミが主流です。
授業後は先生に分からないところを質問すれば丁寧に教えてくれます。
授業を聞いて理解できなかった部分があっても、質問した際に丁寧に対応してもらえたという評価です。授業そのものの分かりやすさだけでなく、理解できなかった部分を授業後に解消できるかどうかも、看護の専門知識を積み重ねていくうえでは重要になります。
東京墨田看護専門学校では、学年担当の教員による学生支援に加え、学習面ではラーニングアドバイザーによる個別の学習支援を行っています。
また、国家試験対策の担当者とも連携しながら、一人ひとりの学習状況に応じて支援する体制が設けられています。授業担当者への質問だけに頼るのではなく、学習上の悩みや苦手分野について個別に相談できる仕組みが用意されています。
ほかの口コミでも、分からない箇所は理解できるまで教えてもらえたという声や、質問しやすい雰囲気だったという評価があります。さらに、先生に聞きに行けば個別に指導してもらえたという口コミもあり、制度があるだけでなく、実際に教員へ質問して学習を補っていた学生がいたことがうかがえます。
看護の学習は、基礎となる知識を理解しないまま次の内容へ進むと、その後の専門科目や実習でもつまずきやすくなります。そのため、分からない部分を質問し、個別に確認できる環境は、苦手な内容をそのまま残さず学習を進めるうえでメリットになります。
演習・実習の口コミ
演習については、授業時間内だけでなく、放課後の練習にも教員が対応してくれたという評価があります。
どの先生方も手厚くご指導してくださいり、放課後もたくさん練習に手伝ってくださいます。
看護技術は、説明を聞いて理解するだけでは身につきにくく、実際に繰り返し練習しながら一つひとつの動作を習得していく必要があります。そのため、放課後にも教員の指導を受けながら練習できたという経験は、技術に不安がある学生にとって重要な評価です。
実際に東京墨田看護専門学校では、看護技術を学ぶための演習科目が設けられており、学内の看護実習室などを使って実践的に技術を身につけていきます。演習では、単に手順を覚えるだけでなく、患者さんの状態を踏まえて必要な援助を考え、安全に実施するための知識や技術を学ぶ構成になっています。
他の口コミでは、技術試験についても説明が分かりやすく、不安なく取り組めたという声がありました。看護技術には、知識だけでなく実際に正しい手順で行えるかを確認する学習が含まれるため、練習の段階で教員から説明や指導を受けられることは、自分の苦手な動作や改善点を確認しながら技術を身につけることにつながります。
設備についても、学内でさまざまな看護技術を学べる環境を評価する口コミが見られます。
学ぶための設備はとても充実していて色々な体験ができるのでありがたい
ほかにも、設備が充実している、校舎がきれいで過ごしやすい、実習施設が整っているといった好意的な口コミが複数あります。演習設備面については好意的な印象を持った学生が複数いたことがうかがえます。
実際に東京墨田看護専門学校には、基本的な看護技術を練習する看護実習室だけでなく、小児・母性看護実習室、在宅看護実習室など、学ぶ看護領域に合わせた実習室が設けられています。
病院で患者さんを援助する場面だけでなく、子どもや母親への看護、家庭で療養する人への看護など、それぞれの対象や生活環境を想定して技術を学べる設備になっています。
さらに、AR・VRなどのICT教材も教育に取り入れています。身体の構造など、教科書の平面的な図だけでは捉えにくい内容を視覚的に確認できるため、実際に身体を動かして看護技術を練習する設備と、看護の根拠となる知識を理解するための教材の両面から学べる環境があります。
こうした設備が整っているメリットは、手順だけを覚えるのではなく、患者さんの年齢や状態、看護を行う場所の違いまで意識しながら練習できることです。実際の患者さんを前にする前に、学内でさまざまな状況を想定して繰り返し学べるため、看護技術を具体的な場面と結びつけて身につけやすくなります。
ただし、設備が充実していることと、いつでも自由に使えることは分けて考える必要があります。ベッドは1グループ4人ほどで使用したという口コミがあるほか、施設を利用するには前日までに届け出が必要で、気軽には利用しにくかったという声もありました。
複数人で設備を使うこと自体は演習の進め方によっても変わり、古い口コミにある利用ルールが現在も同じとは限りません。そのため、設備の種類や充実度は現在の公式情報から確認できますが、自主練習のしやすさや利用人数、放課後の利用方法については、オープンキャンパスなどで現在の運用を確認しておくとよいでしょう。
国家試験対策の口コミ
国家試験対策については、模試の結果をもとに一人ひとりの苦手分野を分析し、個別にフォローしてもらえたことを評価する口コミがあります。
グループワークを行いながら試験勉強をしたり、一人一人の分析を模試などの結果からして下さるのでサポートは充分だと思います。
単に模試を受けたり対策授業を受けたりするだけではなく、その結果から自分の弱点を把握し、必要な学習につなげてもらえた点が評価されています。
ほかの口コミでも、サポートが十分だった、自分に合った支援を受けられた、合格に向けて丁寧に教えてもらえたなど、個別のフォローを評価する声が見られます。
また、1年次から「学習支援」の授業や模試があり、早くから国家試験対策を進められたため、3年次にも国家試験対策の塾へ通う必要を感じなかったという口コミもありました。
実際に東京墨田看護専門学校では、早い段階から国家試験対策を進める体制を整えています。1・2年次から国家試験対策講座や模擬試験を実施し、学習アドバイザーによる個別学習サポートや学習相談会も行っています。3年次になってから一斉に対策を始めるのではなく、早期から模試で学習状況を確認しながら、苦手分野の克服につなげていく仕組みです。
さらに、学生一人に対して国家試験対策担当と学年担当の教職員が連携して支援する体制も設けられています。国家試験だけを担当する教員に任せるのではなく、普段の学習状況も含めて複数の教職員が支えることを学校として打ち出している点が特徴です。
こうした早期からの対策には、3年次になってから膨大な試験範囲を一度に復習するのではなく、普段の授業と並行して少しずつ国家試験を意識した学習を積み重ねられるメリットがあります。
さらに、模試の結果から自分の弱点を把握して個別の支援を受けられれば、「何を勉強すればよいのか分からない」という状態を減らし、自分に必要な対策へ時間を使いやすくなります。
ただし、国家試験対策が強化されることを、すべての学生が好意的に受け止めているわけではありません。過去には、新しく導入された学習支援について連絡が十分ではなく、進め方が曖昧で混乱したという口コミがありました。
また、前年の国家試験結果を受けて学校側が対策に力を入れたものの、夏休みが減ったことや、新しく導入されたアプリの不具合で授業が止まったことに不満を感じた学生もいます。
東京墨田看護専門学校は、国家試験対策について、学生の状況を振り返りながら改善していく方針を示しています。そのため、結果を受けて対策が見直されること自体は学生を合格へ導くための取り組みといえますが、対策が増えれば学習時間や課題などの負担も増える可能性があります。
国家試験対策については、早期から模試や講座、個別支援を受けられる点を評価する声が多いものの、対策方法を変更・強化した時期には負担や運用面に不満を感じた学生もいた、と捉えておくとよいでしょう。
就職・進学支援の口コミ
就職支援については、応募書類の添削や面接など、就職活動の具体的な準備まで教員にサポートしてもらえたことを評価する口コミがあります。
就活の際は履歴書の添削や小論文対策、面談を先生がやってくれるので、サポートは充実していると思います。
就職先の情報を提供するだけではなく、履歴書や小論文の準備、面談まで十分に対応してもらえたという評価です。看護師の就職活動では、自分が希望する医療機関を選ぶだけでなく、応募に向けた準備も必要になるため、こうした部分を教員に相談できたことは学生にとって大きな支えになります。
ほかの口コミでも、一人ひとりの希望に沿った就職ができるよう支援してもらえた、基本的には本人の希望を尊重して教員が対応してくれたという声があります。また、学校内で説明会を実施し、希望者には書類の添削や面接練習の時間を取ってもらえたという口コミも見られます。
卒業まで周囲からしっかりサポートしてもらえたことを評価する声もあり、就職先を決める段階から応募準備まで支えてもらえたことがうかがえます。
実際に、医療機関への就職に詳しいキャリア支援担当を配置し、一人ひとりの希望に合わせた就職支援を行っています。学内では就職ガイダンスや医療機関の説明会も実施しており、病院での実務経験を持つ教員にも就職活動中の悩みを相談できる体制です。
キャリア支援担当だけに就職活動を任せるのではなく、医療機関についての情報を得る機会と、学生自身の希望や悩みを相談する機会の両方が用意されていることが特徴です。「学生の個性に合わせたフォロー」を掲げており、口コミにある「希望に沿ってサポートしてもらえた」という経験ともつながります。
この支援体制のメリットは、最初から就職先を一つに決められない学生でも、情報収集と個別相談を重ねながら自分に合う医療機関を選びやすいことです。東京墨田看護専門学校は特定の大学病院に附属する看護学校ではなく、実際の就職先も大学病院、国立・公的な医療機関、民間病院など幅広くなっています。
そのため、特定の系列病院への就職を前提にするのではなく、自分がどのような病院で働きたいのかを考えながら就職活動を進めたい人にとって、個別に相談できる体制はメリットになります。
ただし、就職支援の手厚さについては異なる受け止め方もあります。卒業生から「就職については自分で進める」という趣旨の話を聞いたという口コミもありました。また、学校と連携する実習先の病院を基本的に勧められたと感じた学生もいました。
ただし、実際の2025年3月卒業生の就職先は複数の大学病院や公的・民間医療機関に広がっています。
そのため、口コミ全体からは就職支援を好意的に評価する声が多く見られるものの、学生自身が主体的に動く必要があると感じたケースや、学校から勧められる就職先についての注意を促す意見もあったと捉えておくとよいでしょう。
学生生活の口コミ
学生生活については、グループワークなどを通じて友人関係を築きやすく、年齢の違う学生とも関わりやすかったことを評価する口コミがあります。
友人関係はグループワークが多いため、すぐに仲良くなれます。
看護の授業では、学生同士で意見を出し合ったり、一緒に演習へ取り組んだりする機会があります。そのため、単に同じ教室で授業を受けるだけではなく、学習を通して自然に会話する機会が生まれ、それが友人関係をつくるきっかけになったことがうかがえます。
実際に東京墨田看護専門学校の授業では、グループワークを取り入れた科目が複数あります。看護技術の演習でも、手順や根拠をグループで確認しながら取り組む授業があり、学生同士で協力して学ぶ機会が設けられています。
こうした学び方は、友人をつくるきっかけになるだけでなく、分からないところを学生同士で確認したり、実習や国家試験に向けて支え合ったりする関係を築きやすいこともメリットです。
別の口コミでも、友達と分からないところを共有することで勉強が充実した、学生同士で教え合っていたという声が見られました。
また、東京墨田看護専門学校には高校卒業後すぐに入学する学生だけでなく、社会人や大学・短大などを経て再進学する学生もいます。学校も現在、社会人・大学生・短大生・フリーターなどから再進学する人が多く入学していることを案内しています。
口コミでも、年上の同級生を含めて和気あいあいとしていた、既卒・新卒に関係なく関われたという声があります。年齢やこれまでの経歴が異なる学生と一緒に学ぶことが、特別なことではない環境であることがうかがえます。
これは、高校卒業後に入学する人だけでなく、社会人から看護師を目指す人にとっても注目したいポイントです。年齢層が異なる学生がいることで、同年代だけの人間関係に限定されず、それぞれの経験や考え方に触れながら学べる環境につながります。
一方で、クラスの雰囲気については一様ではありません。口コミには、高校のように和気あいあいとしたクラスもあれば、それぞれが自分のやりたいことに取り組む静かなクラスもあるという声がありました。
そのため、「どのクラスもにぎやかです」と捉えるのではなく、クラスや学年によって雰囲気には違いがあると考えておく方がよいでしょう。ただ、いじめがなく年齢に関係なく仲良く過ごせたという口コミもあり、全体としては学生同士の関係を好意的に評価する声が複数見られます。
なお、イベントについては、姉妹校の学生と一緒につくり上げる「三幸フェスティバル」や芸術鑑賞会などの学校行事も紹介されています。こうした行事は通常の授業やクラス以外の学生と関わり、学生生活の思い出をつくる機会にもなっています。
セクション3|東京墨田看護専門学校の学費はいくら?3年間の総額・特待生・奨学金を解説
東京墨田看護専門学校の2027年度の学校納入金は、初年度125万円、2・3年次はそれぞれ105万円です。公式に示された年額を合計すると、3年間の学校納入金は335万円になります。3種類の特待生制度があります。
3年間の学校納入金は335万円
学校へ納める主な費用は、入学金、授業料、施設設備費です。
| 費目 | 1年次 | 2年次 | 3年次 |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 20万円 | ― | ― |
| 授業料 | 80万円 | 80万円 | 80万円 |
| 施設設備費 | 25万円 | 25万円 | 25万円 |
| 年間合計 | 125万円 | 105万円 | 105万円 |
公式に示された各年次の金額を合計すると、125万円+105万円+105万円=335万円です。
3年間で単純平均すると年間約111万7,000円、月額では約9万3,000円相当になります。ただし、実際に毎月この金額を支払うわけではありません。学費は全額納入のほか分割納入にも対応しているため、家庭の資金計画に合わせて支払い方法を検討できます。
なお、335万円は入学金・授業料・施設設備費を合わせた学校納入金です。東京墨田看護専門学校の進学費用を考える場合は、次の教材実習費なども別に見ておく必要があります。
教材・実習費などは3年間それぞれ別途必要
学校納入金とは別に、教科書代・材料費・実習費・ユニフォーム代などの「教材実習費及びその他の費用」が必要です。
目安は、1年次約36万円、2年次約28万円、3年次約35万円です。これらは過去の実績をもとにした金額で、年度によって変動する可能性があります。
そのため、約99万円を335万円に足して「3年間の学費総額は434万円」と確定的に考えるのではなく、学校納入金335万円に加えて、毎年30万円前後の教材・実習関連費を準備する必要があると考えるほうが実態に合っています。
東京墨田看護専門学校をほかの学校と比較するときも、335万円だけを見るのではなく、こうした学校納入金以外の費用まで含めることが重要です。
A特待生なら年間20万円、3年間継続で最大60万円免除
東京墨田看護専門学校の学費支援で大きな特徴となるのが、A・B・Cの3区分を設けた特待生制度です。
| 区分 | 年間免除額 | 3年間同じ区分を継続した場合 |
|---|---|---|
| A特待生 | 20万円 | 最大60万円 |
| B特待生 | 10万円 | 最大30万円 |
| C特待生 | 5万円 | 最大15万円 |
A特待生を3年間継続した場合、学校納入金335万円に対して最大60万円が免除されます。単純計算では、学校納入金の負担が335万円から275万円まで下がる計算です。
また、この特待生による免除分は、原則として後から返済する必要がありません。貸与型奨学金のように卒業後の返済負担が残らない点は、学費を抑えたい人にとって大きなメリットです。
ただし、A特待生に認定されれば3年間必ず60万円が免除されるわけではありません。進級時に免除額の再審査があるため、最大60万円はA特待生を3年間継続した場合の金額です。
それでも、年間5万~20万円の免除を受けられる3段階の制度が用意されているため、入学時から学費負担を抑えたい人は積極的に検討したい制度です。
JASSO奨学金なども使える
特待生以外にも、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用できます。
特に特徴的なのが、三幸学園の「初期費用軽減&学費分割制度」です。条件を満たしてJASSOの貸与奨学金を利用することで、授業料や施設設備費を入学後に分割して納める方法を選べます。
入学時には入学金だけでなく授業料や施設設備費などまとまった費用が必要になるため、進学までに全額を準備するのが難しい家庭にとって、支払時期を分散できることにはメリットがあります。
一方、JASSOの貸与奨学金を利用する場合は、給付型とは異なり返還が必要になります。「今支払う金額を抑えられること」と「最終的に支払う必要がなくなること」は別なので、特待生による免除と貸与型奨学金は分けて考える必要があります。
なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています
当サイトでは、小・中・高・大学・短大・専門・大学院の学齢ごとに、最新の奨学金リストを公開しています。また、ひとり親家庭や看護系など、特定のテーマについて特化した奨学金リストも公開しています。
さらに、全国の塾代助成金や給付金などもまとめて紹介しています。
セクション4|東京墨田看護専門学校の入試は難しい?AO・推薦・一般入試と倍率・偏差値を解説
東京墨田看護専門学校の入試で特徴的なのは、AO入試(総合型選抜)では筆記試験を行わず、事前課題と面談を中心に人物や意欲を見る一方、高校推薦・一般入試では筆記試験に加えて小論文・面接も課されることです。
つまり、どの入試でも同じ対策をすればよい学校ではありません。AOは志望理由や入学意欲を伝える準備、高校推薦は評定平均3.0以上を満たしたうえで筆記・小論文・面接、一般入試は筆記・小論文・面接への準備がポイントになります。
東京墨田看護専門学校の2027年度入試を比較
| 入試方式 | 主な出願条件・対象 | 主な選考 | 対策のポイント |
|---|---|---|---|
| AO入試(総合型選抜) | 本校を第一志望とする人など | 事前課題・面談 | 志望理由や入学意欲を自分の言葉で伝える |
| 高校推薦入試 | 2027年3月高校等卒業見込み、学校長の推薦、評定平均3.0以上など | 筆記試験・小論文・面接 | 評定条件を満たし、筆記と小論文・面接を並行して準備 |
| 一般入試 | 高校卒業見込み、既卒者、高卒認定試験合格者など | 筆記試験・小論文・面接 | 筆記だけでなく小論文・面接まで準備 |
東京墨田看護専門学校では、AOだけ選考の性格が大きく異なるのがポイントです。
高校推薦と一般入試は筆記試験だけで合否が決まるわけではなく、小論文と面接もあります。そのため、学力対策だけに集中するより、「なぜ看護師になりたいのか」「なぜこの学校を選ぶのか」を文章と面接の両方で説明できるようにしておく必要があります。
AO入試は「事前課題+面談」|学力試験とは違う準備が必要
AO入試(総合型選抜)は、オープンキャンパスなどへの参加後にAOエントリーを行い、事前課題と面談によって意欲や個性などを総合的に見る選抜です。面談は対面だけでなくオンラインにも対応しています。
通常のAO選考では筆記試験がないため、筆記試験の得点を中心に競う高校推薦・一般入試とは準備の方向性が異なります。
特に重要になるのが、看護師を目指したきっかけや入学後に学びたいことを具体的に整理することです。「看護師になりたい」という結論だけでなく、自分の経験と志望理由を結びつけて説明できるかが準備のポイントになります。
また、東京墨田看護専門学校にはA・B・Cの3区分の特待生制度があります。AO入試を利用しながら特待生を希望する場合は別途面接試験があるため、AO=面談だけ準備すればよい、と考えないことも重要です。
高校推薦は「評定平均3.0以上」だけでなく3種類の選考対策が必要
高校推薦入試では、2027年3月に高校等を卒業する見込みで学校長の推薦を受けられることなどに加え、評定平均3.0以上が出願条件となっています。
評定平均3.0以上という明確な基準があるため、推薦を第一候補にするなら、高校での成績がそのまま出願できるかどうかに関係します。
ただし、条件を満たせばそれだけで合格できる入試ではありません。選考では筆記試験・小論文・面接の3つが行われます。
一般入試は高校生だけでなく既卒者・再進学者にも受験ルートがある
一般入試は高校卒業見込みの人に加え、既卒者や高等学校卒業程度認定試験の合格者なども対象です。
高校推薦のような評定平均3.0以上という推薦条件を利用できない人でも受験できるため、高校生だけでなく、社会人などから看護師を目指して再進学する人にも選択肢があります。
選考は筆記試験・小論文・面接です。
特に再進学者は、高校卒業から時間が経っている場合、筆記試験の学び直しだけに目が向きやすいですが、小論文と面接も選考に含まれます。学力を取り戻す準備と並行して、これまでの経験を踏まえて「なぜ今、看護師を目指すのか」を整理しておくことが重要です。
また、2027年度は再進学者を対象とする一般入試Ⅰ期が高校3年生より早く設定されています。再進学者向けの受験機会が早い時期から用意されていることも、東京墨田看護専門学校の入試を検討する社会人・既卒者が確認しておきたい点です。
偏差値より「どの方式なら自分の強みを出せるか」で考えたい
東京墨田看護専門学校のような看護専門学校では、インターネット上に掲載されている偏差値だけから難易度を判断するのは適切ではありません。また、2027年度について合否の難しさを判断できる倍率の数値も示されていません。
この学校の場合、数字だけで「入りやすい・難しい」と考えるより、入試方式によって評価される内容がはっきり違うことに注目したほうが実際の受験対策につながります。
AOは事前課題と面談が中心なので、学力試験とは違う形で志望理由や意欲を示せます。一方、高校推薦は評定平均3.0以上という出願条件があり、さらに筆記・小論文・面接への準備が必要です。一般入試も筆記だけではなく、小論文と面接まで含めた対策が求められます。
そのため、東京墨田看護専門学校の入試では、「偏差値がいくつなら受かるか」より、AO・高校推薦・一般のどの方式で自分の強みを出せるかを早めに判断することが重要です。特に推薦を考える高校生は評定、AOを考える人は志望理由や面談、高校推薦・一般入試を受ける人は筆記に加えて小論文・面接まで含めて準備することがポイントになります。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
さくら看護予備校なら、現在の学力確認から学習計画の作成・調整、志望校別の教科・小論文・面接対策まで一体的に進められます。
ぜひとも合格したい看護学校がある/今年こそ合格したいという方々に向いています。
▶高校生・既卒生向けのさくら看護予備校レビューはこちら
▶社会人向けのさくら看護予備校レビューはこちら
セクション5|東京墨田看護専門学校のカリキュラム・学内演習の特徴
東京墨田看護専門学校のカリキュラムで特徴的なのは、3年間で看護の基礎から実践へ段階的に進みながら、「地域・業界・姉妹校」の3つの連携とICTを取り入れて学べることです。
なかでも三幸学園のネットワークを活かし、美容・スポーツなどの姉妹校とも連携している点は特徴的です。また、人体の構造や働きをイメージしやすくするため、AR・VRなどを使った教材も取り入れています。
1年次の基礎から、2・3年次の専門的な看護へ進む
3年間のカリキュラムは、最初から専門的な看護だけを学ぶのではなく、基礎から段階的に進む構成です。
1年次は人体の仕組みや疾病、人間や社会について学びながら、看護の基本となる知識と技術を身につけます。看護技術では、患者の体位を変える方法や車椅子への移乗・移送など、実際の援助につながる内容も学びます。
2年次以降は、成人・老年、小児、母性、精神、地域・在宅など、対象や生活の場に応じた看護へと学習範囲を広げていきます。
さらに学年が進むと、それまで別々に学んできた知識や技術を組み合わせて考える学習へ進みます。
「看護の基礎を覚える→対象に合わせた看護を学ぶ→身につけた知識と技術を結びつける」という流れがあるため、3年間で段階を踏みながら看護を学べるカリキュラムです。
美容・スポーツ系の姉妹校とも連携|「健康づくり」を実際に体験して学ぶ
東京墨田看護専門学校のカリキュラムで、他校との違いが出やすいのが三幸学園の姉妹校との連携です。
三幸学園は看護だけでなく、スポーツトレーナーやインストラクター、美容・エステなど異なる分野の専門人材を育てる学校を運営しています。東京墨田看護専門学校では、このネットワークを使い、健康・ヘルスケアや美容と看護の関係を実際に体験しながら学ぶ教育を取り入れています。
具体例の一つが「健康づくりと運動」です。
この授業では、単に「運動は健康によい」と教わるだけではありません。運動によって身体にどのような変化が起こるのかを学び、身体の動きや筋肉・関節などに関わる機能解剖、運動プログラムの組み立て方まで扱います。
さらに演習では、ストレッチ、ウォーキングやジョギング、エアロビクス、水中運動、筋力を高めるレジスタンス運動など、さまざまな運動方法について学びます。
つまり、病気になった人への看護だけではなく、「健康な状態を保つために身体をどう動かすのか」という予防・健康づくりの視点まで体験を通して学べるということです。
看護の教員だけですべてを教えるのではなく、異なる専門分野を持つ人から学べるところに、複数分野の専門学校を持つ三幸学園の強みが表れています。
母性看護の学習でも、妊娠中の身体を考えるマタニティヨガなどを取り入れた教育が行われてきました。
妊娠中は身体の重さやバランス、動きやすさなどが変化します。こうした内容を座学だけで捉えるのではなく、身体を動かす学習も取り入れることで、「妊婦にとって安全な運動とは何か」「身体の変化に合わせてどのような支援が必要か」を考える材料になります。
看護学校同士を比較したとき、病院や大学との連携を特徴とする学校は少なくありません。一方、東京墨田看護専門学校は、美容・スポーツなど看護とは異なる専門教育を持つ姉妹校まで学習資源として使えることが特徴です。
看護技術だけでなく、「病気になる前の健康づくり」や「生活者としての患者」を幅広く考えたい人にとって、三幸学園のネットワークを活かした教育は学校選びの具体的な比較材料になります。
AR・VRとは?人体を「立体的にイメージする」ために使う
東京墨田看護専門学校では、ICTを使った学習の一つとしてAR・VRなどの映像技術を利用した教材を取り入れています。
AR・VRと聞いても、具体的に何をするのか分からない人もいるでしょう。
簡単にいうと、ARは現実の風景などにデジタル情報を重ねて表示する技術、VRはコンピューターで作られた空間を立体的に見せる技術です。ゲームなどにも使われていますが、東京墨田看護専門学校では人体の構造や機能を理解するための教材として活用しています。
看護を学び始めると、身体の内部にある臓器や骨、血管などの位置関係を理解する必要があります。しかし、初めて学ぶ学生にとって、教科書に描かれた平面の図だけから実際の身体をイメージするのは簡単ではありません。
そこでAR・VRなどを使い、身体の中がどのような構造になっているのかを視覚的に捉えながら学ぶわけです。
重要なのは、AR・VRという新しい機器を使うこと自体ではありません。人体の仕組みをイメージしやすくし、その後の疾病や看護技術の学習につなげるために使っていることです。
そのため、文章や図を暗記するだけでは身体の構造をつかみにくい人にとって、「見て理解する」という学び方も取り入れられることはメリットになります。
看護実習室では、習った知識を実際の動作に変えていく
看護技術は、教科書を読んで手順を覚えるだけでは身につきません。東京墨田看護専門学校には、看護実習室、小児母性看護実習室、在宅看護実習室などがあり、学ぶ内容に応じて演習を行います。
たとえば1年次の「活動と休息の援助技術」では、身体を安全かつ効率よく動かすための考え方を学んだうえで、ベッド上での移動や体位変換、車椅子への移乗・移送、ストレッチャーを使った移動などを練習します。
つまり、講義で「なぜこの方法で行うのか」を理解し、実習室で自分の身体を動かして確かめるという学び方です。
さらに、授業では演習を行うだけでなく、技術が身についているかを確認する過程もあります。
AR・VRなどを使って身体の構造を「見る」学習と、実習室で看護技術を実際に「やってみる」学習の両方があるため、知識と技術を結びつけながら学べる点が特徴です。
セクション6|東京墨田看護専門学校の国家試験合格率は?国試対策も解説
東京墨田看護専門学校では、1年次から国家試験対策講座や模擬試験を取り入れ、3年間を通して看護師国家試験に備える体制が組まれています。第114回看護師国家試験では74人が受験し、66人が合格。合格率は89.2%でした。
第114回看護師国家試験の合格率は89.2%
第114回看護師国家試験の結果を、全国全体と比較すると次のとおりです。
| 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
|---|---|---|---|
| 東京墨田看護専門学校 | 74人 | 66人 | 89.2% |
| 全国全体 | 63,131人 | 56,906人 | 90.1% |
東京墨田看護専門学校の合格率89.2%は、全国全体の90.1%を0.9ポイント下回りました。差は大きくありませんが、少なくとも第114回の結果だけを見て「全国を上回る高い合格率」と評価できる実績ではありません。
一方、国家試験は年度によって結果が変わるため、1回分の合格率だけで学校の教育全体を判断するのも適切ではありません。東京墨田看護専門学校を比較するときは、89.2%という結果に加えて、入学後にどのような国家試験対策を受けられるのかまで確認することが重要です。
1年次から国家試験対策講座と模擬試験を実施
東京墨田看護専門学校の国試対策で評価できるのは、3年次になってから一気に対策を始めるのではなく、1・2年次から国家試験対策講座、模擬試験、学習相談会を取り入れていることです。さらに、授業や実習でも国家試験を意識した指導を行っています。
1・2年次には、実習と並行して国家試験対策講座や模擬試験を実施します。早い段階から問題に触れることで、国家試験までにどのような知識が必要になるのかを意識しながら学習を進められるのがメリットです。
3年次も国家試験対策講座と模擬試験を継続します。「1・2年次に基礎を固める→模試で理解度を確認する→3年次まで継続して国試に備える」という流れがあるため、試験直前の対策だけに頼らず準備したい人に向いています。
学習アドバイザーが苦手分野の克服をサポート
国試対策は、講座や模擬試験を全員で受けるだけではありません。学習アドバイザーによる個別学習サポートが1年次から3年次まで組み込まれています。
国家試験対策担当と学年担当の教職員が学生を支援し、一人ひとりの苦手分野を把握して克服につなげる仕組みがあります。1・2年次には学習相談会も設けられているため、模試などで課題を把握したあと、個別支援につなげながら学習を進められることが特徴です。
模試の回数だけを増やすのではなく、苦手分野を見つけて個別の学習につなげる仕組みまで用意されていることは、東京墨田看護専門学校の国試対策を比較するうえで注目したいポイントです。
セクション7|東京墨田看護専門学校の実習は?1年次から段階的に臨床力を身につける
東京墨田看護専門学校では、1年次後期の基礎看護学実習から始まり、2~3年次の領域別実習、3年次後期の統合実習へと段階的に進みます。実習先と学校が事前に連携し、実習指導教員が学生を支援する仕組みもあり、学年が上がるにつれて実践的な看護へ進めます。
1年次後期の基礎看護学実習からスタート
最初の臨地実習となる基礎看護学実習Ⅰは、1年次後期に行われます。病院や病棟の役割、患者の療養環境、看護師の活動について理解し、患者に応じた日常生活援助を安全・安楽に行うための基礎を身につけます。
入学直後から高度な看護を求められるのではなく、まず患者の療養環境や看護活動を知るところから臨地実習へ進めるのがポイントです。その後の実習につながる基礎を1年次から経験できるため、3年間を通して段階的に実践力を身につけたい人に向いています。
2年次から領域別の実習が本格化
2年次には基礎看護学実習Ⅱに加え、地域・在宅看護論実習、成人・老年看護学実習へと学ぶ範囲が広がります。
成人・老年看護学実習Ⅰは2年次後期に行われ、2単位・90時間の実習です。回復期にある成人・高齢者を理解し、社会復帰に向けた看護やチームアプローチについて学びます。
また、病院内の看護だけでなく、地域・在宅看護論実習が組み込まれていることも特徴です。地域・在宅看護では複数種類の施設を経験して学びを共有する構成となっており、病院で患者を支える看護だけでなく、地域や生活の場で人を支える看護にも視野を広げられます。
3年次は各領域の実習から統合実習へ
3年次には、成人・老年看護学実習に加え、小児看護学実習、母性看護学実習、精神看護学実習、地域・在宅看護論実習など、さまざまな対象や看護領域を経験します。
そして最終段階となる3年次後期には、2単位・90時間の「看護の統合と実践実習」があります。この実習では、複数の患者を受け持つ際の対応や優先順位、時間管理、多職種との連携、看護チームの役割、夜間帯の看護などを学びます。
特に注目したいのは、1人の患者への基本的な看護だけで終わらず、卒業後の臨床現場を意識して、複数患者への対応や時間管理、多職種連携まで学ぶことです。
1年次の基礎実習から始め、領域別実習を経て、最後に看護師として働く場面を意識した統合実習へ進む流れは、東京墨田看護専門学校の実習を評価するうえで重要なポイントです。
実習先と学校が連携し、教員が実習をサポート
東京墨田看護専門学校では、少人数での実習を取り入れ、学校と実習先が連携しながら学生を支援しています。
基礎看護学実習Ⅱでは90時間の臨地実習を行い、実習前には学校と実習施設で打ち合わせを実施します。実習期間中は実習指導教員が同行し、終了後には25項目による評価とフィードバックを行う仕組みです。
実習は学校内の授業とは環境が大きく変わるため、実習先だけに指導を任せるのではなく、学校側の教員も実習施設と連携し、実習後の評価まで行う仕組みが明確になっていることは安心材料の一つです。
ただし、実習指導教員がすべての実習で常時付き添うという意味ではなく、実習ごとの具体的な指導体制は分けて考える必要があります。
セクション8|東京墨田看護専門学校の就職率・就職先は?就職支援や進路も解説
東京墨田看護専門学校は、就職率5年連続100%の実績があり、2025年3月卒業生も大学病院や公的病院など幅広い医療機関へ就職しています。
特定の系列病院を主な進路とする学校ではなく、複数の医療機関を比較して就職先を考えられることに加え、学内病院説明会や個別指導などの就職支援が用意されていることも特徴です。
就職率は5年連続100%
東京墨田看護専門学校は、就職率5年連続100%の実績があります。継続して高い就職実績を残していることは、卒業後に看護師として働くことを重視して学校を選びたい人にとって注目したいポイントです。
ただし、就職率100%だからといって、希望する病院への就職が保証されているわけではありません。東京墨田看護専門学校では幅広い医療機関への就職実績があるため、就職率だけでなく、実際の就職先や就職支援の内容まであわせて比較することが大切です。
2025年3月卒業生は大学病院や公的病院などへ就職
2025年3月卒業生の主な就職先には、次のような医療機関があります。
| 主な就職先 | 特徴 |
|---|---|
| 国立がん研究センター中央病院 | がん医療を専門とする医療機関 |
| 東京大学医学部附属病院 | 大学病院 |
| 東京都立墨東病院 | 東京都立の病院 |
このほかにも、東京女子医科大学病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、日本医科大学付属病院などへの就職実績があります。東京都内だけでなく、千葉県・埼玉県・神奈川県などの医療機関への就職例もあります。
東京墨田看護専門学校は大学附属の看護専門学校ではないため、特定の大学病院への就職を前提とした進路ではありません。その一方で、大学病院や公的病院、民間病院など複数の選択肢から、自分が目指す看護や働き方に合わせて就職先を検討できることは特徴といえます。
学内病院説明会や就職ガイダンスで病院選びをサポート
就職活動では、医療機関への就職に詳しいキャリア支援担当が学生をサポートします。さらに、病院での実務経験を持つ教員にも、就職活動や進路について相談できます。
支援内容には、キャリア形成ガイダンス、学内病院説明会、就職活動ガイダンスなどがあります。さまざまな病院について情報を集め、自分がどのような医療機関で働きたいのかを考えながら就職活動を進められる環境です。
特定の系列病院が主な就職先となる学校とは異なり、自分で複数の医療機関を比較する必要があるからこそ、学内で病院の情報を得られる機会が設けられていることはメリットです。
添削や面談などの個別指導も受けられる
全体向けのガイダンスだけでなく、添削や面談など一人ひとりに合わせた個別指導も行われています。キャリア支援担当に加えて、看護師として病院で働いた経験を持つ教員にも相談できるため、就職活動の進め方だけでなく、実際に看護師として働くことを踏まえて進路を考えられます。
東京墨田看護専門学校では、就職先が一つの系列病院に決められているわけではありません。そのため、「就職先について情報を集める→複数の病院を比較する→個別相談や添削を受けながら就職活動を進める」という支援を活用できることは、自分に合った勤務先を考えたい人にとって重要なポイントです。
セクション9|東京墨田看護専門学校が向いている人・向いていない人とまとめ
東京墨田看護専門学校は、1年次から始まる段階的な実習、3年間継続する国家試験対策、特定の系列病院に限定されない幅広い就職先が特徴です。大学附属病院との一体的な教育よりも、さまざまな医療現場を経験しながら3年間で看護師を目指したい人に検討しやすい学校です。
東京墨田看護専門学校が向いている人
- 1年次から実習を経験し、段階的に実践力を身につけたい人
- 成人・老年、小児、母性、精神など幅広い看護領域を経験したい人
- 病院だけでなく地域・在宅看護についても実習で学びたい人
- 複数患者への対応や多職種連携まで実践的に学びたい人
- 1年次から国家試験対策を進めたい人
- 模試だけでなく個別の学習支援も受けながら国試に備えたい人
- 特定の系列病院に限定せず、幅広い医療機関から就職先を考えたい人
- 特待生制度を利用したい人
- 病院説明会や個別指導を活用しながら就職活動を進めたい人
- 3年間で看護師国家試験の受験資格取得を目指したい人
特に向いているのは、基礎から段階的に実習を経験しながら、国家試験と就職に向けた準備も早い時期から進めたい人です。実習は1年次後期の基礎看護学実習から始まり、2~3年次には領域別実習へ進み、3年次後期には統合実習が組まれています。
統合実習では、複数患者への対応、優先順位や時間管理、多職種連携など、卒業後の臨床現場を意識した内容まで学びます。病院だけでなく地域・在宅看護の実習もあるため、さまざまな看護の現場を経験しながら、自分が関心を持てる分野を考えたい人にも合っています。
就職面では、就職率5年連続100%の実績があり、2025年3月卒業生は国立がん研究センター中央病院、東京大学医学部附属病院、東京都立墨東病院などへ就職しています。キャリア形成ガイダンスや学内病院説明会、添削・面談などの個別指導もあるため、特定の系列病院ではなく、複数の医療機関を比較して勤務先を決めたい人にも検討しやすいでしょう。
東京墨田看護専門学校が向いていない人
- 男性で看護専門学校への進学を希望している人
- 一つの看護学校の中で助産師や保健師を目指したい人
- 大学附属病院と一体となった実習・就職ルートを最優先したい人
東京墨田看護専門学校の看護学科は女子を対象としているため、男性は進学対象になりません。男女共学の看護学校を探している場合は、別の学校と比較する必要があります。
東京墨田看護専門学校は大学附属の看護専門学校ではありません。就職先は大学病院、公的病院、民間病院など幅広いことが強みである一方、特定の大学附属病院で実習し、そのまま同じ系列への就職を目指す環境を最優先したい人は、大学附属の看護学校なども比較する必要があります。
まとめ|段階的な実習と3年間の国試対策、幅広い就職先が特徴
東京墨田看護専門学校の大きな特徴は、「1年次から始まる段階的な実習」「3年間継続する国家試験対策」「幅広い医療機関への就職実績」を組み合わせて看護師を目指せることです。
特に、基礎実習から領域別実習、統合実習へ段階的に進みたい人や、学習アドバイザーの個別支援を利用して国家試験に備えたい人、特定の系列病院に進路を限定せず就職先を考えたい人には注目したい学校です。
まずは公式資料を請求し、最新の実習施設、国家試験対策、就職先・就職実績を確認しましょう。そのうえで、学費・入試・実習・国家試験対策・就職などを他校と比較し、候補に残った場合はオープンキャンパスに参加して、実習設備や学習環境、学校の雰囲気などを自分で確認する流れがおすすめです。
志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。
学費の準備、できていますか?
当サイトでは、様々な返済不要の奨学金リストを公開しています。高校・大学・短大・専門学校生向けの最新リスト(現在募集中の奨学金のみ)や、看護学生向け、ひとり親家庭向けなど、様々なジャンルの奨学金リストです。
返済不要な給付型奨学金や返済免除型がメインです。とくに、大学生向けだけでなく、高校生や小中学生向けにも給付型奨学金は多数あることを知らない方は、一読をおすすめします。これらのリストは当サイト限定です。
ちなみに、筆者はこれまで総計1900万円ほどの給付型奨学金を獲得しています。受かる書き方のコツも無料で全文公開しています。もちろん、当サイトでしか読めません。
当サイトでは、ほかにも多数の看護学校レビューを読むことができます。また、志望校選びでは学校の比較が欠かせませんが、元教員が比較方法を分かりやすく説明しています。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
さくら看護予備校なら、現在の学力確認から学習計画の作成・調整、志望校別の教科・小論文・面接対策まで一体的に進められます。
ぜひとも合格したい看護学校がある/今年こそ合格したいという方々に向いています。
▶高校生・既卒生向けのさくら看護予備校レビューはこちら
▶社会人向けのさくら看護予備校レビューはこちら
参考ページ
参考ページ
東京墨田看護専門学校 公式サイト:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/
入試・学費情報|東京墨田看護専門学校:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/guidelines/
AO入試制度・AO入試の流れ|東京墨田看護専門学校:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/guidelines/ao-entry/
学費サポート|東京墨田看護専門学校:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/guidelines/support/
学科紹介|東京墨田看護専門学校:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/course/
学校の魅力・施設紹介|東京墨田看護専門学校:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/schoolguide/advantage/
実習・資格・就職|東京墨田看護専門学校:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/jobdata/
学校情報 2025年5月1日現在|東京墨田看護専門学校(PDF):https://www.sanko.ac.jp/disclosure/tokyo-nurse/docs/TKNS_schoolinfo2025.pdf
2025年度シラバス 1年|東京墨田看護専門学校(PDF):https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/information/assets/pdf/nurse_01.pdf
2025年度シラバス 2年|東京墨田看護専門学校(PDF):https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/information/assets/pdf/nurse_02.pdf
2025年度シラバス 3年|東京墨田看護専門学校(PDF):https://www.sanko.ac.jp/disclosure/tokyo-nurse/docs/nurse_03.pdf
アクセスマップ|東京墨田看護専門学校:https://www.sanko.ac.jp/tokyo-nurse/accessmap/
第114回看護師国家試験の合格発表|厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2025/siken03_04_05/about.html
東京墨田看護専門学校の口コミ|みんなの専門学校情報:https://www.minkou.jp/vcollege/school/review/89327/
元教員がこの看護専門学校の入試・評判・学費・授業や国試対策・就職・実習そして注意点・向き不向きなどを分かりやすく解説します。
