国際メディカル専門学校(ICM)の看護学科は、新潟市にある3年制の看護師養成課程です。臨床工学技士など、別の医療職も養成する総合医療校で、看護をどのように学ぶのかを紹介します。授業・実習から学費や入試、卒業後の進路まで、気になる情報をまとめます。
たとえば、授業や実習については、学内での技術練習から病院・訪問看護の現場へ進む、3年間の流れを紹介します。小グループで取り組む国家試験対策も注目したい特徴です。合格率の推移や理解度に応じた指導を取り上げ、普段の学習と資格取得への準備がどうつながるかを説明します。
入試では、出願前のAO認定と、その後の入学選考の関係が、この学校を調べる際のポイントです。推薦・社会人・一般入試との違いや、特待生制度との併用も紹介します。試験内容や専願・併願の条件、偏差値・倍率を調べる際の注意点を整理します。
学費については、学校納入金と、教材・実習などにかかる諸費用を分けて紹介します。特待生制度に加え、遠方から進学する方の一人暮らし支援も注目したい制度です。社会人向けの教育訓練給付制度も取り上げ、利用条件や支払いの時期に関わる情報をまとめます。
一方で、授業の進む早さや説明の分かりやすさ、実習中の教員の指導には、気になる口コミもあります。現場の話を聞ける授業や、国試対策の個別指導を評価する声とあわせて紹介します。このページでは、その他の点も含めて解説していきます。
セクション1|国際メディカル専門学校 看護学科の特徴
国際メディカル専門学校(ICM)の看護学科で注目したいのは、看護だけを学ぶ環境ではなく、臨床工学技士など別の医療職を目指す学生・教員がいる「総合医療の専門学校」で学べることです。
看護学科でも他学科との交流を通してチーム医療を学ぶことを掲げており、他学科の教員から授業を受ける機会もあります。看護師の役割だけでなく、一緒に患者を支える医療職への理解を広げられる点は、ICMを比較するときの特徴になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 国際メディカル専門学校(ICM) |
| 学科 | 看護学科 |
| 所在地 | 新潟県新潟市中央区紫竹山6-4-12 |
| 修業年限 | 3年制 |
| 入学定員 | 80名(2027年度募集) |
| 取得目標 | 看護師国家試験受験資格 |
| 指定・認定 | 厚生労働大臣指定 看護師養成所、文部科学省認定 職業実践専門課程 |
| 教育訓練 | 厚生労働省 専門実践教育訓練指定講座 |
総合医療校だから、看護師以外の医療職にも目を向けられる
ICMには看護学科のほか、臨床工学技士科や鍼灸学科などがあり、異なる専門職を目指す学生が同じ学校で学んでいます。看護学科では他学科の教員から授業を受ける機会があり、他学科の学生とも授業や学校行事を通して交流します。
ここで重要なのは、単に「いろいろな学科がある」ということではありません。看護師は医師だけでなく、医療機器を扱う臨床工学技士をはじめ、さまざまな専門職と連携して患者を支えます。
学生のうちから看護以外の職種が何を専門としているのかを知る機会があるため、看護師だけの視点に偏らず、チームの中で看護師が担う役割を考えながら学びたい人には強みとなる環境です。
「自分で考える看護師」を目指す実践教育
もう一つの特徴が、答えを教わって覚えるだけではなく、学生自身の「なぜ」を大切にする教育です。看護学科では、座学に加えて校外活動などを取り入れながら「自分で考える力」を養うことを教育の柱にしています。さらに、職業実践専門課程として、主体的に学び続け、保健・医療・福祉チームの一員として他の医療スタッフと連携できる看護師の育成を目指しています。
この方針は、看護師に必要な判断力を考えると意味があります。患者の状態や生活背景は一人ひとり異なるため、習った手順をそのまま当てはめるだけではなく、「なぜこの援助が必要なのか」を考える姿勢が必要になるからです。暗記中心の学習よりも、疑問を持って考え、周囲と話し合いながら理解を深める学びを重視する人には相性を判断する材料になります。
医療現場を知る教員から学べる授業が多い
教育の実践性は、教員構成にも表れています。看護学科の授業のうち、実務経験のある教員等が担当する科目は88単位とされています。看護学科全体が102単位で構成されていることを考えると、医療現場での経験を教育へ活かす科目が広く組み込まれていることが分かります。
また、看護学科では大学教授や現役医師、他学科の教員から学ぶ機会も設けられています。単に教科書上の知識を身につけるだけでなく、医療現場で各職種がどのように患者と関わるのかを知りながら学べるため、3年間で看護師を目指しつつ、現場を意識した教育を受けたい人には比較する価値のあるポイントです。
社会人が看護師を目指し直す選択肢にもなる
ICMは高校卒業後の進学先だけではありません。看護学科は専門実践教育訓練指定講座となっており、一定の条件を満たす社会人は、国の給付制度を利用しながら学び直せる可能性があります。また、学校全体では2026年4月時点で約50人の社会人在校生が学んでいます。
給付制度の対象であることに加え、実際に社会人学生が一定数在籍していることは、高校卒業から時間がたって看護師を目指す人にとっても比較材料になります。
国際メディカル専門学校 看護学科は、3年制で看護師を目指せることだけでなく、総合医療校という環境を活かして他の医療職への理解を広げながら、「自分で考える看護師」を育てることに重点を置いている点が特徴です。
特に、看護の知識・技術だけを切り離して学ぶのではなく、他職種との関わりや医療現場を意識しながら学びたい人は、他校と教育内容を比較しておきたい学校です。
セクション2|国際メディカル専門学校 看護学科の口コミ
授業・講師の口コミ
授業について、まず注目したいのが教科書だけでは得にくい、医療現場を意識した学びです。実際に、外部講師の授業について次のような口コミがあります。
「外部の先生の授業もあるので、教科書では分からない現場の話も聞けるので勉強になります!」
教科書で知識を覚えるだけでなく、実際の医療現場ではどのように考え、対応するのかまで聞けることで実践的に学べると高く評価されています。
ほかの口コミでも、外部の先生が現場の状況を交えながら授業をしていたという経験が語られています。また、看護の勉強なので厳しい部分はあるものの、授業や指導そのものは充実していると評価する学生もいました。
実際に、看護学科で実務経験のある教員等が担当する授業科目が88単位設定されています。そのうえで、座学だけでなく校外活動なども取り入れ、学生が「なぜ」と考えることを重視した実践的な授業を行っています。
さらに、看護学科は文部科学大臣による「職業実践専門課程」の認定学科です。これは、医療機関など外部の組織と連携し、実務に結びつく専門教育を行う学科を認定する制度です。看護学科では、実習先となる病院・施設と学習目標や内容を共有するだけでなく、新潟県看護協会や病院の代表者など外部委員を交えて教育課程を検討する体制が設けられています。
こうした環境のメリットは、専門知識を試験のために覚えるだけでなく、「この知識が医療現場でどう使われるのか」まで結びつけて理解しやすいことです。現役医師などから具体的な経験を聞くことで、患者への対応や他職種との関わりをイメージしながら学べます。
一方で、授業の分かりやすさや先生の指導方法については、口コミによって評価が分かれています。
教科書の内容を分かりやすくプリントにまとめてくれる先生が多かったという好意的な声があり、外部講師についても、看護に必要な知識を丁寧に教えてもらえたと評価する学生がいました。
その一方で、先生によって授業の分かりやすさに差があると感じた学生もいます。なかには、疑問点を指摘されても改善方法まで十分に教えてもらえなかった、授業の進むスピードが速くノートを取るのが大変だったという声もありました。
こうした口コミからは、授業や指導を丁寧だと感じる学生がいる一方、教え方や授業の進め方については先生との相性や科目によって受け止め方が異なることがうかがえます。
国際メディカル専門学校では、こうした授業を支える仕組みとしてクラス担任制を採用しています。看護学科は定員80名に対して1学年2クラス体制となっており、専門分野や教育経験を持つ教員がクラス担任を担当します。年2回以上の個別面談を行う体制が示されています。
さらに、看護学科では、座学で一方的に知識を覚えるだけではなく、校外活動なども通して学生自身が「なぜ」と考えることを重視しています。看護師には、患者さんの状態を見て考え、根拠をもって行動する力が求められるため、答えをすぐに教えるだけではない授業や指導が行われること自体には、看護教育としての意味があります。
学生にとってのメリットは、授業で分からない部分や学習上の悩みが出たときに、担任との面談などを通して相談できる機会が用意されていることです。
3年間で専門的な知識を身につける看護学科では、授業についていけない部分をそのままにしないことが重要になります。普段の授業とは別に担任へ相談できる仕組みがあることは、自分の苦手な部分や勉強の進め方を見直すきっかけになります。
ただし、こうした支援制度があることと、すべての授業がすべての学生にとって分かりやすいことは別です。先生による教え方の違いはあるものとして、自分から質問したり、担任との面談などを活用したりしながら学ぶ姿勢も必要になるでしょう。
演習・実習の口コミ
まず演習については、実際の看護場面を想定しながら学べることを評価する声があります。
「実際の臨床での場面を想定し事例を設け指導に当たることもあり緊張感を持てて授業に臨める」
この口コミからは、看護技術の手順を覚えるだけではなく、患者さんを前にした状況を想定しながら演習に取り組めることが評価されています。
実際に看護学科では、1年次に校内演習から始め、段階的に学外での実習へ進むカリキュラムになっています。基礎看護学では、バイタルサイン測定や血圧測定、清拭など、患者さんへのケアに必要となる基本的な看護技術を学びます。
また、患者さんの状態を具体的に想定して考える学習も組み込まれています。「臨床看護総論」では、胸痛や出血、意識障害、呼吸困難など、さまざまな症状がある患者への看護を学び、それまでに身につけた知識や技術を組み合わせて看護を実践するための考え方を身につけます。
こうした演習のメリットは、「技術をどう行うか」だけでなく、「患者さんの状態を見て、なぜその看護が必要なのか」を考える練習ができることです。実際の臨床場面を想定して考えながら技術を練習することで、知識と看護技術を別々に覚えるのではなく、患者さんの状態に合わせて結びつける力を養えます。
また、校内で患者さんへの対応を想定した演習を経験してから臨地実習へ進めるため、実際の患者さんを受け持つ前に、看護の流れや自分の課題を確認できることもメリットです。口コミにあるような緊張感のある演習は、その後の臨地実習を意識して準備する機会にもなるでしょう。
演習設備は好評が多い
演習設備についても、実際の看護現場を意識して練習できる点を評価する口コミがあります。
「専門分野に必要な機材や資料が充実しているので、実際の職場と同じように体験できると思います。」
ほかの口コミでも、演習室にリアルな模型があり、実習や就職後にも役立つと感じた学生がいました。また、実習室を利用して練習できることや、看護技術に必要な設備・物品を練習時に貸し出してもらえたという経験も語られています。設備は充実しているという声が多いです。
実際に、看護技術を学ぶための看護実習室が設けられています。看護学科では、このような校内の演習環境を使いながら、バイタルサイン測定や血圧測定、清拭など、患者さんへのケアに必要となる基本的な看護技術を身につけていきます。
たとえば、病院実習前には、体温・脈拍・血圧・呼吸数の測定を、患者さんの病室に入る場面から想定して練習する授業も行われています。測定方法だけを覚えるのではなく、患者さんへの声かけや物品の扱いなども含め、実際の看護場面に近い流れで練習できるのが特徴です。
こうした演習環境のメリットは、授業で習った看護技術を、実際の患者さんを受け持つ前に自分の手で確かめられることです。手順を知識として覚えていても、患者さんへの声かけ、必要な物品の準備、測定やケアを行う順番まで含めてスムーズに実践するには、繰り返し練習する必要があります。
特に看護学科では、校内演習のあとに臨地実習へ進みます。実習室で患者さんへの対応を想定しながら技術を練習しておくことで、臨地実習で初めて看護技術を経験するのではなく、校内で身につけた動きや考え方を実際の現場で活かしていけることが大きなメリットです。
実習は教員による違いを指摘する声も
臨地実習については、担当する教員によって難しさの感じ方が変わるという口コミがあります。
「3年時からの領域実習は教員によって難易度が変わってくると思います。」
領域実習とは、成人・老年・小児・母性・精神など、それぞれの看護分野について実際の医療・福祉の現場で学ぶ実習です。この口コミからは、実習そのものだけでなく、担当する教員の指導方法によって負担感に違いがあると感じたことが分かります。
看護学科の実習は、1年次から段階的に始まり、3年次には各領域での臨地実習が本格化します。カリキュラム全体では102単位・3,135時間のうち、実習には1,035時間が設定されています。基礎看護だけでなく、成人、老年、小児、母性、精神、地域・在宅など幅広い領域で実習を行う構成です。
実習先も病院だけではありません。新潟県立がんセンター新潟病院、新潟脳外科病院、信楽園病院などの医療機関に加え、福祉施設や訪問看護ステーションなどでも実習を行います。病院での治療を支える看護だけでなく、地域や在宅で生活する人を支える看護まで、異なる環境で経験できるようになっています。
ほかの口コミでは、教員との関係によって実習の進めやすさが変わると感じた学生がおり、別の口コミでは、教員が複数の実習を掛け持ちしていたことなどから人員不足を感じたという経験も語られています。実習先や領域だけでなく、担当教員の指導方法によって実習の受け止め方に差が出る可能性は考えておいたほうがよいでしょう。
看護学科では実習時間が多く、さまざまな領域で現場経験を積める一方、どの実習でも同じ難易度・指導方法になるとは限らない点は注意が必要です。実習で疑問や悩みが生じた場合には、一人で抱え込まず、担当教員や担任などに相談しながら学びを整理していくことも大切になります。
国家試験対策の口コミ
国家試験対策については、3年次の実習後に集中的な対策があり、成績に応じて個別に指導してもらえたことを評価する口コミがあります。
「3年時の実習が終わるとみっちり国家試験対策があり、定期的にある模試で下位数十人が一対一で先生が教えてくれる。」
この口コミで特に注目したいのは、全員に同じ対策を行うだけでなく、模試の結果に応じて個別に指導してもらえたという点です。苦手な部分を先生と確認しながら勉強できたことが、国試対策の手厚さにつながっていたことがうかがえます。
ほかの口コミでは、1年次から授業の中で国家試験に出やすい部分を教えてもらえたという経験も語られています。また、国試直前の対策を高く評価する声や、国家試験へのサポートが良かったと感じた学生もいました。
実際に看護学科では、小グループ制による国家試験対策を特徴として掲げています。学生の苦手科目や学習レベルに応じて個別にフォローする仕組みがあり、一人ひとりの状況に合わせて対策を進める方針です。
また、3年次には国家試験合格を目指した対策授業がカリキュラムに組み込まれています。3年間で学んだ内容を横断的に復習し、各科目の重要なポイントや、異なる科目に共通する知識を関連づけながら定着させる国家試験対策の授業です。
こうした対策のメリットは、自分の苦手分野を把握し、必要な部分に絞って学び直しやすいことです。
看護師国家試験は3年間で学ぶ幅広い内容が対象になるため、自分だけで勉強していると、得意な分野に時間をかけすぎたり、苦手な部分を残したまま進めたりすることがあります。模試などで理解度を確認し、苦手科目やレベルに応じたフォローを受けられる仕組みは、限られた時間で学習内容を整理するうえで役立ちます。
また、1年次の授業から国家試験を意識する機会があれば、3年次になって初めて大量の内容を復習するのではなく、普段の授業と国家試験を結びつけながら学習を積み重ねられます。日常の授業、模試、3年次の対策授業をつなげながら弱点を補っていけることが、国際メディカル専門学校の国家試験対策の特徴といえるでしょう。
ただし、国家試験対策については、一部で厳しい意見もみられます。対応が十分ではなかったと感じた学生は、対策方法を見直してほしいと述べています。
国試対策は好評が主流ですが、厳しい意見も踏まえると、自分から積極的に活用する姿勢が望ましいといえます。
就職支援の口コミ
就職支援については、一人ひとりの希望を聞きながら、個別にサポートしてもらえたことを評価する口コミがあります。
「就職に向けてのサポートを先生が生徒と一人一人面談をして生徒の意見を尊重しつつ指導してくれる姿に就職に向けての意欲が高まる。」
この口コミからは、単に求人を紹介するのではなく、面談を通して本人の希望を確認しながら就職活動を支えてもらえたことが高く評価されています。
ほかの口コミでも、就職活動のサポートは充実していると感じた学生が複数います。履歴書の書き方や面接練習だけでなく、メイクや服装までしっかり指導してもらえたという経験や、希望する病院への就職に向けて何をすればよいか具体的に教えてもらえたという声もあります。
実際に看護学科では、担任による学生サポートが行われています。たとえば、個別面談を年2回以上実施しています。日頃から学生の状況を把握する担任に相談できることは、就職先を考える際にも役立つでしょう。
また、学校では就職活動に向けた指導も行われています。口コミにあるように、履歴書や面接といった採用選考への準備についてサポートを受けながら就職活動を進められるため、初めて本格的な就職活動をする学生にとっては、「何から準備すればよいのか」を一つずつ整理しやすい環境といえます。
こうした支援のメリットは、就職先を探すだけでなく、自分がどのような病院や働き方を希望しているのかを先生と整理しながら就職活動を進められることです。
看護師の就職先は病院によって診療分野や規模、働き方などが異なります。自分の希望を伝えたうえで相談できれば、応募先を考えたり、希望する病院に向けて準備したりする際の判断材料を増やせます。
実際の就職先としては、新潟大学医歯学総合病院、新潟医療センター、済生会横浜市東部病院などへの就職実績があります。地元新潟県内だけでなく、県外の医療機関も進路の選択肢に入っていることが分かります。
希望がまだはっきりしていない学生でも、一緒に考えてもらいながら、将来の働き方を具体化しやすい環境といえます。
学生生活の口コミ
学生生活については、クラス内でコミュニケーションを取りやすく、友人関係を築きやすかったという口コミが複数みられます。
学科内で仲の良い友人ができたという声があり、卒業・就職後も連絡を取り合っているという学生もいました。一方で、一人で行動する学生もいたため、必ずグループで過ごさなければならない雰囲気ではなかったと感じた学生もいます。
看護学科では、授業の中でグループワークを行う機会があります。看護師は患者さんだけでなく、ほかの看護師や医師などさまざまな人と連携して働くため、学生同士で意見を出し合ったり、相手の考えを聞いたりしながら学ぶことも看護教育の大切な部分です。
口コミでも、グループワークがあることで学生同士のコミュニケーションを取りやすかったという声がみられます。単に友人をつくる機会になるだけでなく、普段あまり話さない学生とも関わりながら、相手に自分の考えを伝えたり、異なる意見を聞いたりする経験を積めることがメリットです。
また、学校行事を通してさまざまな学生と関われたという口コミや、他学科の学生とも仲が良かったという声もあります。看護学科だけで人間関係が完結するのではなく、授業以外にも交流のきっかけがあったことがうかがえます。
人間関係については、1年ごとのクラス替えを好意的に受け止めていた学生もいました。新しい学生と関わるきっかけになるだけでなく、人間関係がうまくいかなかった場合でも環境が変わることを安心材料に感じたようです。
もちろん、友人関係やクラスの雰囲気は年度や個人によって感じ方が異なるため、口コミだけから「誰でも馴染みやすい」とまではいえません。
ただ、複数の口コミを見る限り、グループワークや学校行事など、学生同士が関わる機会は比較的多く、実際に友人関係を築けたと感じている学生もいることがうかがえます。
セクション3|国際メディカル専門学校 看護学科の学費はいくら?奨学金・特待生制度も解説
国際メディカル専門学校 看護学科の学校納入金は、1年次123万円、2・3年次は各116万円です。
3年間の学校納入金は約355万円
看護学科の主な学費は次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 70,000円 |
| 授業料 | 305,000円/半年 |
| 施設設備費 | 300,000円/年 |
| 施設維持費 | 125,000円/半年 |
| 1年次の学校納入金 | 1,230,000円 |
| 2年次の学校納入金 | 1,160,000円 |
| 3年次の学校納入金 | 1,160,000円 |
| 3年間の学校納入金 | 約3,550,000円※ |
※3年間の金額は、1年次と進級時の学費をもとに計算した概算です。
3年間約355万円を単純平均すると、年間約118万円、月額換算では約9万9,000円です。ただし、実際には毎月均等に支払うわけではなく、決められた時期にまとまった納入が必要になります。
また、このほかに教科書・教材・ユニフォーム・保険料・実習費・行事費などの諸費用がかかります。
これらは年度によって変わるため、学校納入金だけでなく、別途必要になる費用まで含めて資金計画を立てることが重要です。入学年度によって金額が変更される可能性もあるため、最終的な納入額は入学予定年度の資料で確認しておきましょう。
特待生制度は最大で初年度の授業料が全額免除
ICMには、学費負担を軽減できる特待生制度があります。定員は30名程度で、入学試験の合否とは別に、書類審査・面接・作文によって特待生としての判定が行われます。
| ランク | 免除内容 |
|---|---|
| S級 | 初年度年間授業料全額 |
| A級 | 初年度前期授業料全額 |
| B級 | 初年度前期授業料15万円 |
| C級 | 初年度前期授業料10万円 |
| D級 | 入学金7万円 |
特にS級では初年度の年間授業料が全額免除になるため、選考結果によっては進学時の負担を大きく抑えられます。専願でICMへの進学意思が固まっていて、学費負担を少しでも軽くしたい人には検討価値の高い制度です。
ただし、入試に合格すれば自動的に免除を受けられるわけではありません。選考があるため、特待生の免除を前提にせず、通常の学費でも進学できる資金計画を立てておくと安心です。
社会人は専門実践教育訓練給付制度に注目
看護学科は、社会人の学び直しを支援する専門実践教育訓練給付制度の対象です。一定の雇用保険加入歴などの条件を満たす場合、教育訓練経費の50%、年間上限40万円の給付を受けられます。さらに、修了後に資格取得や就職など所定の条件を満たした場合には、追加給付を受けられる場合があります。
3年間学校へ通う看護師養成課程では、学費に加えて、仕事を減らしたり退職したりすることによる収入面も考える必要があります。そのため、条件を満たす社会人にとって、返済不要の給付を利用できることは学校を比較するうえで大きなメリットです。
一方、社会人であれば全員利用できる制度ではありません。これまでの雇用保険加入期間などによって受給資格が変わるため、進学を決める前に自分が対象になるか確認しておく必要があります。
遠方からの進学には一人暮らし支援制度もある
専願で一人暮らしを予定している人には、入学手続金から12万円が免除される一人暮らし支援制度もあります。第3回入試までに出願した人が対象で、支援は1年間のみ、返済は不要です。定員は15名程度で、希望者が多い場合は抽選となります。
県外などから進学する場合は、学校納入金以外に家賃や生活費も必要です。12万円ですべてを賄えるわけではありませんが、新生活が始まる入学時の負担を軽減できる制度として利用価値があります。
なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています
セクション4|国際メディカル専門学校 看護学科の偏差値・倍率は?2027年度の入試難易度を解説
国際メディカル専門学校 看護学科は、AO入試・指定校推薦入試・学校推薦入試・社会人入試・一般入試から受験方法を選べます。
偏差値や倍率だけで難易度を判断する学校というより、入試方式によって評価されるポイントが大きく異なるのが特徴です。
特にAO入試は、事前にAO認定を受ければ出願後の選考が書類審査のみとなります。一方、一般入試では国語・数学の基礎力も確認されるため、自分に合った方式を早めに選ぶことが合格へ向けた重要なポイントです。
2027年度の入試方式を比較
看護学科の募集定員は80名です。主な入試方式を比較すると、次のようになります。
| 入試方式 | 主な対象・条件 | 主な選考方法 |
|---|---|---|
| AO入試 | 新卒・既卒/専願/AO認定者 | 書類審査 |
| 指定校推薦入試 | 新卒/専願/指定高校・指定評定基準などを満たす人 | 書類審査・面接※ |
| 学校推薦入試 | 新卒/専願/評定平均3.2以上 | 書類審査・面接※ |
| 社会人入試 | 既卒/専願/社会人として1年以上の勤務経験など | 書類審査・面接※ |
| 一般入試 | 新卒・既卒/専願または併願 | 書類審査・基礎力確認試験・面接 |
※AO認定者は面接が免除されます。
高校生の場合、評定平均3.2以上で学校長の推薦を受けられるなら学校推薦入試が選択肢になります。指定校推薦入試にも評定基準がありますが、学校推薦入試の「3.2以上」とは別の基準なので混同しないようにしましょう。
既卒者にはAO入試・社会人入試・一般入試などの選択肢があります。社会人入試では、パート・アルバイトを除く1年以上の社会人勤務経験が必要です。
AO入試は学力試験がなく、意欲や適性を重視
AO入試は、医療分野で働く意欲や向上心、協調性などを重視する入試です。
出願前にAOエントリーと個人面談があり、AO認定を受ける必要があります。認定後にAO入試で出願した場合は、学科試験・作文・出願後の面接がなく、書類審査のみで選考されます。また、AO認定を受けると2万円の入学選考料が免除され、第3回までの出願では入学金3万5,000円の免除もあります。
そのため、筆記試験だけで勝負するよりも、「なぜ看護師になりたいのか」「なぜ国際メディカル専門学校で学びたいのか」を自分の言葉で説明できる人には検討しやすい入試方式です。
推薦入試は評定と面接対策がポイント
学校推薦入試では、評定平均3.2以上が出願条件です。そのため、高校1・2年次からの成績も進路選択に影響します。条件を満たす高校生は、一般入試だけでなく推薦で受験できる可能性を確認しておきたいところです。
指定校推薦入試は、国際メディカル専門学校から指定を受けた高校の生徒が対象で、指定された評定基準や欠席日数20日以下などの条件があります。学校推薦入試とは条件が異なるため、自分の高校が対象か、どの基準が設定されているかは進路指導室で確認する必要があります。
推薦系の入試では筆記試験よりも書類や面接が中心になるため、評定条件を満たしている人は、志望理由や看護師を目指す理由を具体的に説明できるよう準備することが重要です。AO認定を受けていれば面接が免除されるため、AOとの組み合わせも入試対策の選択肢になります。
一般入試は国語・数学の基礎力が必要
一般入試では、書類審査と面接に加えて基礎力確認試験があります。試験内容は、国語が漢字・短作文、数学が中学校から数学Ⅰまでの範囲の計算問題です。
大学入試のように多数の教科を準備する形式ではありませんが、一般入試では筆記試験があるため、国語と数学の基礎を固めておく必要があります。特に数学は高校範囲だけでなく中学校の内容も含まれるため、計算に苦手意識がある人は基礎まで戻って復習しておくとよいでしょう。
また、併願できるのは一般入試のみです。併願制度を利用する場合は4万円の併願登録料が必要になります。国際メディカル専門学校を第一志望に絞らず、ほかの看護学校などの結果を見て進学先を決めたい人にとっては、一般入試が利用しやすい方式です。
偏差値・倍率だけでは入試難易度を判断できない
看護専門学校の偏差値は、大学のように統一された基準で示されているとは限らないため、インターネット上の数値だけで合格可能性を判断するのは適切ではありません。
また、過去には看護学科のAO入試が募集定員に達し、予定されていた後のAO募集を行わなかった年度があります。
国際メディカル専門学校の入試では、偏差値を気にするよりも、AOなら面談に向けた志望理由の整理、推薦なら評定と面接、一般なら国語・数学の基礎力と面接というように、選ぶ方式に合わせて準備することが重要です。
特にAO入試は、認定後の出願では書類審査のみとなる一方、募集定員に達すると終了します。国際メディカル専門学校を第一志望として早い段階から進路を決められる人はAOや推薦、ほかの学校と比較しながら受験したい人は併願可能な一般入試というように、自分の状況に合った方式から受験戦略を考えるとよいでしょう。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
さくら看護予備校なら、現在の学力確認から学習計画の作成・調整、志望校別の教科・小論文・面接対策まで一体的に進められます。
ぜひとも合格したい看護学校がある/今年こそ合格したいという方々に向いています。
▶高校生・既卒生向けのさくら看護予備校レビューはこちら
▶社会人向けのさくら看護予備校レビューはこちら
セクション5|国際メディカル専門学校 看護学科のカリキュラムは?チーム医療・国際看護も解説
国際メディカル専門学校 看護学科では、1年次に看護の基礎、2年次に対象別の看護、3年次にこれまでの知識・技術を統合する流れで学びます。
特徴は、看護師に必要な知識や技術だけでなく、ほかの医療職と連携するための視点や、異なる文化・価値観を持つ人への看護まで学べることです。医療チームの中で働くことや、患者の背景を幅広く捉えることまで意識したカリキュラムとなっています。
3年間で基礎から看護実践へ段階的に学ぶ
看護学科のカリキュラムは、102単位・3,135時間で構成されています。
| 学年 | 主な学び |
|---|---|
| 1年次 | 人体・疾病の基礎、看護の考え方、基本的な看護技術など |
| 2年次 | 小児・成人・老年など対象に応じた看護、看護上の問題を考える力など |
| 3年次 | これまでに学んだ知識・技術を結びつけ、状況に応じた看護を考える |
1年次には、解剖生理学や病理学、微生物学、心理学などを通して、患者の身体や心を理解するための基礎を学びます。同時に、基礎看護学や看護基本技術などで、看護の考え方と基本的な技術を身につけていきます。
2年次は、子どもから高齢者まで、成長・発達段階や健康状態に応じた看護へと学びを広げます。単に病気について覚えるだけでなく、患者が抱える問題を捉え、どのような看護が必要なのかを考える力を養う段階です。
3年次になると、それまで学んできた知識や技術を結びつけ、患者の状況に応じた看護を考える学びへと発展します。
基礎知識と基本技術から始まり、対象別の看護、知識・技術の統合へ進むため、3年間で段階的に専門性を高められる構成です。
学内演習で看護技術を基礎から身につける
看護技術については、学内演習を通して基礎から学びます。
基礎看護では、バイタルサイン測定、血圧測定、清拭など、患者の状態を把握したり日常生活を支援したりするために必要な技術を練習します。
大切なのは、手順だけを覚えるのではなく、「なぜこの方法で行うのか」という根拠と結びつけて学ぶことです。知識と技術を別々に覚えるのではなく、患者の安全や状態を考えながら看護技術を身につけていきます。
入学時に看護技術を経験したことがない人でも、基本的な知識を学んだうえで演習へ進み、学年に応じて専門的な看護へ広げていけることがポイントです。
チーム医療を意識し、他職種と連携する視点を学ぶ
国際メディカル専門学校 看護学科では、保健・医療・福祉チームの一員として、ほかの医療スタッフと連携できる看護師の育成を目指しています。
カリキュラムでは、看護だけを学ぶのではなく、保健・医療・福祉の仕組みや関係する職種についても理解を深めます。患者を支える職種にはそれぞれ異なる専門性があるため、看護師としてどのように関わり、連携していくのかを考えることにつながります。
また、国際メディカル専門学校には臨床工学技士科などの医療系学科があり、看護学科でも他学科の教員から専門分野を学ぶ授業があります。
看護師は患者の身近な存在として状態を把握しながら、さまざまな医療スタッフと情報を共有していく職種です。そのため、学生のうちから看護以外の専門分野や職種について知ることは、チームの中で看護師が果たす役割を考えるうえで役立つ学びといえます。
国際看護では異文化理解や世界の健康課題まで学ぶ
カリキュラムには、国際看護について学ぶ内容も組み込まれています。
国際看護では、国際社会における保健・医療・福祉の課題をはじめ、国際看護の考え方、異文化看護、国際医療協力・国際看護活動などについて学びます。
さらに、世界の健康課題として、子どもの健康、感染症対策、リプロダクティブ・ヘルス/ライツなども扱います。
国際看護は、海外で働くことだけを目的とした学びではありません。日本国内でも、異なる文化や価値観、生活背景を持つ患者と接する可能性があります。そのため、自分とは異なる背景を持つ人を理解し、その人に必要な看護を考える視点は、国内で看護師として働く場合にも関わる学びです。
国際メディカル専門学校 看護学科は、基礎から段階的に看護の知識・技術を身につけながら、チーム医療を意識した他職種理解や、異文化・世界の健康課題を扱う国際看護まで学べるカリキュラムとなっています。
看護技術だけに学びを限定せず、ほかの医療職との連携や患者の多様な背景まで視野を広げて学びたい人にとって、注目したい教育内容です。
セクション6|国際メディカル専門学校 看護学科の国家試験合格率・国試対策
国際メディカル専門学校の看護学科では、小グループ制による国家試験対策を特徴としており、学生の苦手科目やレベルに合わせた個別フォローを行っています。
第115回看護師国家試験の合格率は83.3%
2026年実施の第115回看護師国家試験では、国際メディカル専門学校は96人が受験し、80人が合格しました。合格率は83.3%です。
全国全体との差は5.0ポイントです。国際メディカル専門学校の受験者96人に全国全体と同じ88.3%を当てはめると合格者は約85人となるため、実人数に置き換えると約5人分に相当する差があります。
直近2回の結果を見ると、第114回は94人受験・77人合格で81.9%、第115回は96人受験・80人合格で83.3%でした。
| 試験 | 国際メディカル専門学校 | 全国全体 |
|---|---|---|
| 第115回 | 83.3%(96人中80人合格) | 88.3% |
| 第114回 | 81.9%(94人中77人合格) | 90.1% |
第115回は前回から1.4ポイント上昇し、全国全体との差も8.2ポイントから5.0ポイントへ縮まりました。
合格率の改善は確認できますが、2回の結果だけで今後も上昇すると判断することはできません。国家試験の実績を重視する人は、最新年度だけでなく今後の推移も比較材料にするとよいでしょう。
小グループ制で苦手科目・レベル別に個別フォロー
国際メディカル専門学校の看護学科が国家試験対策の特徴として掲げているのが、小グループ制です。学生の適性を見ながら教員を配置し、苦手科目やレベルに応じた個別フォローを行う仕組みになっています。
また、3年次には国家試験合格を目指した対策授業が組み込まれています。
特に、自分で苦手分野を判断して勉強を進めるだけでなく、教員のフォローを受けながら対策したい人にとっては相性のよい仕組みです。
実習期間や実習内容を見直し、国家試験学習とのバランスも重視して改善を進める方針が示されています。3年次は臨地実習と国家試験対策が重なるため、学校側が両者のバランスを改善対象として扱っていることも確認しておきたいポイントです。
セクション7|国際メディカル専門学校 看護学科の実習先・臨地実習
国際メディカル専門学校の看護学科では、1年次から校内で看護技術を学び、病院での実習へと段階的に進みます。3年次には約3週間を一区切りとする臨地実習を繰り返し、病院だけでなく福祉施設や訪問看護ステーションなどでも実践経験を積みます。医療・福祉・在宅と異なる看護の現場を経験できることが、実習面の大きな特徴です。
1年次から病院実習へ、3年次には臨地実習が本格化
1年次は看護の基礎知識・技術を学びながら、病院実習へ進みます。2025年度は、初めての病院実習を前にバイタルサイン(体温・脈拍・血圧・呼吸など、患者の状態を把握する基本的な指標)の測定を練習し、技術試験に合格してから病院実習へ進みました。
そのため、看護技術を教室で練習するだけでなく、技術を身につけたかを試験で確かめてから患者と接する流れになっています。初めての病院実習に向けて、基礎技術を段階的に身につけたい人にはメリットがあります。
2年次には、小児から老年まで人の成長段階に応じた看護を学びます。3年次には、それまで学んだ知識や技術を活かして臨地実習に取り組み、約3週間を一区切りとして実習を繰り返します。
1年次から現場を経験し、学習が進むにつれて専門的な実習へ移るため、3年間を通して段階的に実践力を身につける構成です。
病院だけでなく福祉・在宅など幅広い現場で実習
基礎看護学実習の実習先には、新潟県立がんセンター新潟病院、新潟脳外科病院、信楽園病院などがあります。さらに、成人・老年・小児・母性・精神・地域・在宅といった領域に応じて、異なる施設で実習します。
特徴的なのは、実習先が病院だけではないことです。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、訪問看護ステーションなどでも実習を行います。
病院で治療を受ける患者への看護に加えて、高齢者の生活を支える看護や、自宅で療養する人を支える在宅看護などを経験できます。一つの病院を中心に学ぶのではなく、役割の異なる複数の施設で看護を学べる点は、将来の進路を考えるうえでもメリットです。
たとえば、入学時点では病院勤務を考えている人でも、福祉施設や在宅の現場を経験することで、自分が関心を持つ看護領域を比較できます。将来働きたい分野がまだ決まっていない人にとっても、実習経験を進路選びにつなげやすい環境です。
各実習先で教員の指導を受けながら実践
国際メディカル専門学校では、各実習先に実習指導教員が付きます。校内で看護技術を身につけてから臨床の現場へ進み、実習中も教員の指導を受けながら患者への看護を実践します。
特に3年次は約3週間単位の臨地実習を繰り返すため、実習先の種類だけでなく、学校の教員が実習指導に関わることも重要なポイントです。実習先任せではなく、学校側の教員から指導を受けられる仕組みは、現場で課題を整理しながら学びたい人にとって安心材料になります。
また、実習時間や内容については、学生・教員・医療現場の負担や国家試験学習とのバランスも考慮して見直しが進められています。3年次は臨地実習と国家試験対策の両方が重要になるため、実習だけでなく国試学習との両立まで含めて改善を進めている点も評価できます。
複数の看護現場を経験してから進路を考えられる
国際メディカル専門学校の実習は、1年次から段階的に病院実習へ進み、病院・福祉施設・在宅など複数種類の現場を経験できることが強みです。各実習先には実習指導教員も付き、校内での技術習得から臨地実習までつながりを持って学べます。
一つの医療機関だけでなく、異なる役割を持つ施設を経験できるため、病院看護だけでなく高齢者看護や在宅看護なども実際の現場で学び、自分に合った進路を考えたい人には特に相性のよい実習環境です。
なお、実習施設は複数ありますが、すべての学生がすべての掲載施設で実習するわけではありません。実際の配属先や実習先の組み合わせは、最新の学校資料で確認して比較するとよいでしょう。
セクション8|国際メディカル専門学校 看護学科の就職先・就職支援・進路
国際メディカル専門学校の看護学科は、新潟県内の病院を中心に、東京・神奈川・千葉・埼玉など県外への就職実績もあります。卒業後まで利用できる就職・キャリア支援もあり、新潟県内で働きたい人だけでなく、県外も含めて就職先を考えたい人にとって選択肢を持ちやすいことが特徴です。
新潟大学医歯学総合病院など県内の病院へ就職実績
看護学科の主な就職先には、新潟大学医歯学総合病院、新潟医療センター、信楽園病院などがあります。
実習先と就職先が重なる病院があることもポイントです。たとえば信楽園病院や新潟脳外科病院は実習先であると同時に就職実績にも含まれています。実習先への就職が保証されるわけではありませんが、実際の医療現場を経験してから、その病院を就職先の候補として検討できることはメリットです。
東京・神奈川・千葉など県外就職も選択肢
就職先は新潟県内だけではありません。東京では国立がん研究センター中央病院や東京警察病院、神奈川では済生会横浜東部病院、千葉では日本医科大学千葉北総病院などへの就職実績があります。このほか山形・長野・埼玉などにも実績があり、就職先の地域は複数県に広がっています。
そのため、地元・新潟で働くことを軸にしながら、首都圏など県外の病院も比較したい人には進路を考えやすい環境です。
2026年3月卒業生の就職内定率100%は学校全体の実績
国際メディカル専門学校では、2026年3月卒業生について、就職希望者143人全員が内定し、就職内定率100%となっています。ただし、この143人は看護学科だけではなく、国際メディカル専門学校全体の実績です。
学科と就職部が連携し、希望に合わせて就職を支援
国際メディカル専門学校では、就職部・就職進路相談室を設け、学科と連携しながら就職を支援しています。さらに、実習先の病院・施設や卒業生などとのつながりも求人獲得や就職支援に活用しています。
個別の就職指導に加え、病院・施設・企業などを招いた就職ガイダンスも行っています。看護学科は新潟県内だけでなく首都圏を含む県外にも就職実績があるため、地元就職だけに進路を限定せず、自分の希望する地域や医療機関を検討しながら就職活動を進められる点はメリットです。
また、卒業時に就職できなかった場合には、就職決定まで無償で相談・指導を受けられる「専門職就職保証制度」があります。この制度は卒業時40歳未満が対象となるため、社会人から看護師を目指す人は年齢条件も確認しておきたいポイントです。
就職後のキャリアを支える「キャリア支援保証制度」もあり、卒業後も卒業生向けサイトで求人情報を閲覧したり、学科教員へキャリアについて相談したりできます。在学中の就職活動だけでなく、卒業後のキャリア形成まで相談できる仕組みがあることは、長く看護師として働くことを考える人にとって安心材料になります。
看護師としての就職だけでなく進学実績もある
看護学科卒業後の進路には、病院への就職だけでなく進学実績もあります。新潟県立看護大学、新潟大学、新潟医療福祉大学などへの進学実績があり、県外では助産師養成校への進学実績もあります。
そのため、3年間で看護師国家試験受験資格を取得して就職する道だけでなく、卒業後にさらに学ぶ進路も検討できます。ただし、進学先ごとの人数や最新年度の進学者数は示されていないため、進学を希望する場合は、最新の進学実績や進学支援について学校資料で確認しておくとよいでしょう。
国際メディカル専門学校の看護学科は、新潟県内に複数の就職実績を持ちながら、首都圏を含む県外にも進路の実績があることが就職面の特徴です。卒業後まで続くキャリア支援もあるため、県内・県外の病院を比較しながら就職先を考えたい人には相性がよいでしょう。
セクション9|国際メディカル専門学校 看護学科が向いている人・向いていない人とまとめ
国際メディカル専門学校の看護学科は、1年次から段階的に実習へ進み、病院・福祉・在宅など異なる現場で経験を積めることが大きな特徴です。
さらに、総合医療系の専門学校として他学科との交流を通じてチーム医療を学べるほか、国際看護を学ぶ機会や特待生制度もあります。実習経験の幅や少人数での国試対策を重視する人は、特に検討しやすい学校です。
国際メディカル専門学校の看護学科が向いている人
- 1年次から段階的に病院実習を経験したい人
- 病院だけでなく、福祉施設や在宅看護の現場も経験したい人
- 複数の実習先を経験しながら、自分に合う看護分野を考えたい人
- 看護師以外の医療職についても学び、チーム医療への理解を深めたい人
- 国際看護や異文化の中での看護に関心がある人
- 小グループ・個別フォロー型の国家試験対策を受けたい人
- 新潟県内の病院への就職を考えている人
- 首都圏など県外への就職も選択肢に残したい人
- 卒業後の進学や助産師養成校への進学も検討したい人
- 特待生制度を利用して学費負担を抑えられる可能性を広げたい人
特に特徴的なのが、複数種類の実習先とチーム医療教育を組み合わせて学べることです。看護学科だけで完結する環境ではなく、他学科の教員から授業を受ける機会があり、他学科の学生とも授業や学校行事を通じて交流します。看護師だけでなく、異なる医療職の役割を理解したうえでチーム医療を学びたい人には相性のよい環境です。
実習も、新潟県立がんセンター新潟病院などの病院に加え、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、訪問看護ステーションなどに広がっています。入学時点で働きたい看護領域を一つに決めるのではなく、病院・福祉・在宅などを経験してから自分に合う進路を考えたい人にとってもメリットがあります。
また、国際的な視点を持つ看護師を目指したい人にも選択肢になります。看護学科では、国際看護学の概念や異文化看護、国際医療協力・国際看護活動などを学び、国内だけでなく海外にも目を向けた看護を扱います。
2年次には国内研修旅行との選択で海外研修旅行に参加することもできるため、異なる文化や国際的な医療・看護に関心がある人は、最新の研修内容も確認しておくとよいでしょう。
学費面では、人物・学力などの条件を満たす入学希望者を対象とした特待生制度があり、選考結果に応じて入学金または授業料の給付(免除)を受けられます。
誰でも利用できる制度ではありませんが、条件に合う人は通常の学費だけで比較せず、特待生制度を利用した場合の負担も含めて他校と比べる価値があります。
国際メディカル専門学校の看護学科が向いていない人
- 実習先を附属病院など少数の特定病院に絞って経験したい人
- 同じ学校で保健師課程や助産師課程に進みたい人
- 系列大学への編入学コースを望む人
国際メディカル専門学校の看護学科は、病院だけでなく福祉施設や訪問看護ステーションなど、複数の施設で実習することが特徴です。そのため、大学附属病院など特定の病院を中心に実習し、その病院への就職まで見据えたい人は、附属病院を持つ学校とも比較したほうがよいでしょう。
また、看護学科は3年間で看護師国家試験受験資格の取得を目指す課程です。同じ学校の中に保健師課程や助産師課程が設置されているわけではないため、卒業後に保健師や助産師を目指す場合は、別の養成課程への進学が必要になります。
実際に助産師養成校への進学実績はありますが、入学時から看護師と助産師・保健師まで一つの学校で学びたい人は、大学の4年制課程なども比較したほうが希望に合いやすいでしょう。
系列大学への編入学を前提としたコースもありません。新潟県立看護大学、新潟大学、新潟医療福祉大学などへの進学実績はありますが、卒業後の進学先の選択肢として考える必要があります。
専門学校で3年間学んだあと、あらかじめ用意された系列大学への編入ルートを利用したい人は、編入制度を設けている学校と比較しておきましょう。
まとめ|国際メディカル専門学校は実習経験の幅とチーム医療を重視する人に向く
国際メディカル専門学校の看護学科で特に評価したいのは、1年次から段階的に実習へ進み、病院・福祉・在宅など複数の現場を経験できることです。
さらに、他学科との交流を通じたチーム医療、国際看護、小グループ型の国家試験対策、県内・県外双方への就職実績と、看護師として働くまでを複数の面から学べます。
まずは公式資料を請求し、学費・入試・実習・国家試験・就職などを他校と並べて比較してみましょう。そのうえで候補に残った場合は、オープンキャンパスで授業や実習環境、教員との距離感などを確かめると、入学後のイメージをより具体的にできます。
志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。
学費の準備、できていますか?
当サイトでは、様々な返済不要の奨学金リストを公開しています。高校・大学・短大・専門学校生向けの最新リスト(現在募集中の奨学金のみ)や、看護学生向け、ひとり親家庭向けなど、様々なジャンルの奨学金リストです。
返済不要な給付型奨学金や返済免除型がメインです。とくに、大学生向けだけでなく、高校生や小中学生向けにも給付型奨学金は多数あることを知らない方は、一読をおすすめします。これらのリストは当サイト限定です。
ちなみに、筆者はこれまで総計1900万円ほどの給付型奨学金を獲得しています。受かる書き方のコツも無料で全文公開しています。もちろん、当サイトでしか読めません。
当サイトでは、ほかにも多数の看護学校レビューを読むことができます。また、志望校選びでは学校の比較が欠かせませんが、元教員が比較方法を分かりやすく説明しています。
【受験対策、しっかり進んでいますか?】
何から勉強すればよいか分からない方や、基礎学力に不安がある方は、看護学校受験専門の完全個別指導も選択肢です。
さくら看護予備校なら、現在の学力確認から学習計画の作成・調整、志望校別の教科・小論文・面接対策まで一体的に進められます。
ぜひとも合格したい看護学校がある/今年こそ合格したいという方々に向いています。
▶高校生・既卒生向けのさくら看護予備校レビューはこちら
▶社会人向けのさくら看護予備校レビューはこちら
元教員がこの看護専門学校の入試・評判・学費・授業や国試対策・就職・実習そして注意点・向き不向きなどを分かりやすく解説します。
