帝京山梨看護専門学校のレビュー|元教員が学費・入試・評判・国試・就職・授業を解説

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帝京山梨看護専門学校の偏差値や倍率が気になる方へ。推薦の出願条件や一般入試の科目選択など、実際の選考内容から難易度を説明します。英語資格の加点制度も取り上げ、課題作文・面接の準備や、社会人入試を利用する際の条件についても紹介します。

学費は、3年間の学校納入金の目安と、教材・白衣・ノートパソコンなどの追加費用を分けて紹介します。山梨県の修学資金と帝京大学ちば総合医療センターの奨学金は、卒業後の勤務条件と返還免除の仕組みを説明します。国の修学支援新制度の利用にも触れます。

学びの紹介では、電子模擬カルテやシミュレーターを使う演習に注目します。看護過程を重視する3年間のカリキュラムと、山梨大学医学部附属病院など県内の施設で行う実習を取り上げます。授業や技術指導に関する評判・口コミも交え、学習環境を紹介します。

看護師国家試験は、直近4回の合格率の推移と1年次からの対策を紹介します。就職については、山梨県内の主要病院と帝京大学グループの病院への就職実績を取り上げます。就職率と卒業生の進路の内訳を示し、2年次からの就職支援や助産師を目指す進学にも触れます。

演習での教え方については気になる口コミもあるため、確認したいところです。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。

目次

セクション1|帝京山梨看護専門学校の特徴・基本情報

帝京山梨看護専門学校は、全国に大学や医療機関を展開する帝京大学グループの一員で、山梨県の地域医療に根ざした看護教育を行う3年制の専門学校です。1986年に山梨県の看護師不足への対応を目的として開校し、現在は学校法人帝京大学が運営しています。

大きな特徴は、帝京大学グループという教育基盤に加え、患者一人ひとりに必要な看護を考える教育、地域・在宅看護と多職種連携、ICTやシミュレーションを活用した学習環境です。JR甲府駅から徒歩約3分という立地も、通学面での魅力となっています。

帝京大学グループに属する3年制の看護専門学校

項目内容
学校名帝京山梨看護専門学校
設置者学校法人帝京大学
所在地山梨県甲府市北口2丁目15番4号
学校種別看護専門学校
課程看護師養成3年課程(昼間)
修業年限3年間
入学定員80人(2027年度)
取得を目指す資格看護師国家試験受験資格
アクセスJR甲府駅北口から徒歩約3分

帝京大学グループは、帝京大学、帝京平成大学、帝京科学大学などの大学をはじめ、専門学校や医療機関を有する教育グループです。帝京山梨看護専門学校もその一員として、実践的な知識や技術を重視する「実学」の教育理念を基盤に看護師を育成しています。

同校は1986年に開校し、2010年に現在の甲府市北口へ移転、2013年から学校法人帝京大学が設置者となりました。山梨県で長く看護師を育成してきた歴史と、全国に広がる帝京大学グループの教育基盤を併せ持つことが、学校の大きな特徴です。

帝京大学グループの医療機関ともつながりがある

帝京大学グループには、帝京大学医学部附属病院、帝京大学医学部附属溝口病院、帝京大学ちば総合医療センターなどの医療機関があります。帝京山梨看護専門学校からも、これらの関連医療機関へ進んだ卒業生がいます。

山梨県内の医療機関とのつながりに加え、県外にも広がる帝京大学グループとの関係を持っていることは、地域密着型の看護専門学校として注目したい点です。山梨県での看護師育成を基本としながら、より広い医療ネットワークに接点があることは、学校を比較する際の判断材料になります。

看護過程を徹底して学び、自分で考える力を育てる

帝京山梨看護専門学校が教育の中心に据えているのが、看護過程を重視した「考える看護師」の育成です。

看護過程とは、患者の状態や生活背景などの情報を集め、必要な看護を考えて計画し、実施・評価する一連の流れです。同校では、病気や症状だけを見るのではなく、患者一人ひとりの健康課題や生活環境まで理解し、その人に合った看護計画を立てる力を養います。

また、成人看護学では、看護場面を想定したシミュレーション学習を取り入れています。知識を覚えるだけでなく、患者の状態を観察し、なぜその看護が必要なのかを判断する学習につなげています。

患者に合わせて考える力と、実際の場面で判断する力の両方を重視していることは、同校の教育方針を具体的に表す特徴です。

地域・在宅看護を通じて多職種連携を学ぶ

帝京山梨看護専門学校は、1986年の開校以来、山梨県の地域医療を支える看護師の育成に取り組んできました。山梨大学医学部附属病院をはじめ、県内36の保健医療福祉施設との連携があり、地域の医療・福祉との結び付きが強い学校です。

教育面では、病院での治療だけでなく、患者が地域でどのように暮らしていくかを考える地域・在宅看護を重視しています。

地域・在宅看護論では、患者本人だけでなく家族の生活にも目を向け、本人ができることを維持する「セルフケア」の考え方を学びます。さらに、生活を支えるさまざまな職種との連携も扱っています。

看護師は、医師やリハビリテーション職、介護職などと協力して患者を支える役割を担います。同校では、多職種との連携・協働を教育目標にも掲げており、患者の生活を中心に考え、ほかの専門職と協力する視点を養うことができます。

地域医療に根ざした学校の歴史と、地域・在宅看護を学ぶ教育方針が結び付いている点は、同校を特徴づける重要な要素です。

電子模擬カルテとシミュレーターを活用したICT教育

帝京山梨看護専門学校では、電子模擬カルテ、フィジカルアセスメントモデル、電子教科書などを取り入れた学習環境を整えています。

電子模擬カルテは、患者の情報を記録・確認する電子カルテを模した教材です。患者の情報を読み取り、必要な看護を考える学習に活用できます。また、フィジカルアセスメントモデルなどのシミュレーターを使い、患者の身体状態を観察する力や判断力を養います。

電子教科書には医学書院の「eテキスト」を採用しており、約70冊の教材をデジタル端末で閲覧できます。動画教材も取り入れているため、授業内容の予習・復習に活用しやすいことがメリットです。

患者の状態を想定した演習と、デジタル教材を使った学習の両方に取り組めることは、医療現場のICT化にも対応した教育環境として評価できます。

少人数グループ学習で、考えを伝える力を養う

同校では、学生同士で意見を交わしながら学ぶ、少人数制のグループ学習を取り入れています。

これはアクティブラーニングと呼ばれる学習方法の一つで、講義を聞くだけでなく、自分の考えを整理し、ほかの学生と話し合うことで理解を深めます。

看護師には、患者の話を聞く力に加えて、患者の状態や必要な支援をほかの医療職へ正確に伝える力も求められます。自分の意見を説明し、異なる考え方を聞く経験を重ねられることは、コミュニケーション力を養ううえでメリットです。

また、教員による個別フォローも行われており、学習上の疑問や不安を相談できる環境が整えられています。主体的に学ぶ授業と、必要に応じた学習支援を組み合わせている点も特徴です。

JR甲府駅北口から徒歩約3分の通いやすい立地

帝京山梨看護専門学校は、JR甲府駅北口から徒歩約3分という、交通アクセスに恵まれた場所にあります。

甲府駅ではJR中央本線と身延線を利用できるため、甲府市内だけでなく、周辺地域から電車で通学する場合にも便利です。駅から学校までの移動時間が短いことは、授業や演習がある毎日の通学負担を抑えるうえでメリットになります。

セクション2|帝京山梨看護専門学校の学費・奨学金

帝京山梨看護専門学校の2027年度の初年度納入金は83万円です。入学金や施設設備整備費は入学時のみの負担となるため、2年次以降の学校納入金は年間48万円となります。3年間の学校納入金は、授業料などが変わらない場合、合計約179万円です。

2027年度の学費は初年度83万円、3年間で約179万円

2027年度の学校納入金の内訳は、次のとおりです。

項目金額
入学金(入学時のみ)20万円
授業料(年間)38万円
施設設備整備費(入学時のみ)15万円
実験実習費(年間)10万円
初年度納入金83万円
2年次納入金(概算)48万円
3年次納入金(概算)48万円
3年間の学校納入金(概算)179万円

※2027年度の納入金をもとに、2・3年次も授業料と実験実習費が同額であると仮定して計算した概算です。学生傷害保険費や教材費などは含みません。

3年間で約179万円という金額は、単純平均すると年間約59万7,000円、月額換算では約5万円に相当します。ただし、実際に毎月5万円ずつ支払うわけではなく、入学時などにまとまった資金が必要です。

入学手続き時には59万円が必要

帝京山梨看護専門学校では、初年度の学校納入金83万円を一度に支払うのではなく、前期と後期に分けて納入します。

入学手続き時には59万円、入学後の後期には24万円を納める仕組みです。後期分の納入期限は2027年10月末日となっています。

分けて納入できることは、一度に83万円を用意する場合と比べて資金計画を立てやすいです。一方、合格後の入学手続きでは59万円が必要になるため、奨学金の利用を予定している場合も、入学前に準備する資金を確認しておきましょう。

なお、高等教育の修学支援新制度による授業料・入学金の減免対象者も、入学手続き時には所定の金額を納入する必要があります。減免に関する手続きは入学後に行われます。

教科書・ノートパソコンなどの費用も別途必要

学校納入金とは別に、教材費、白衣などの実習用品代、ノートパソコン代、学生傷害保険費などが必要です。

2027年度の目安では、1年次の教材費が約16万円、白衣代などの諸費用が約9万5,000円、ノートパソコンなどの購入費が約10万円となっています。これらを合わせると、初年度は学校納入金83万円のほかに、少なくとも約35万5,000円の費用を見込む必要があります。

さらに、学生傷害保険費は毎年必要で、3年次にも教材費や諸費用が発生します。生活費や通学費なども別にかかるため、卒業までの資金計画には余裕を持たせることが大切です。

同校では電子教科書を使用するため、ノートパソコンは日常的な学習にも関わる設備です。単なる追加費用ではなく、3年間の学習環境を整えるための支出として考えるとよいでしょう。

山梨県看護職員修学資金は月額3万6,000円

帝京山梨看護専門学校では、山梨県の看護職員修学資金を利用できる可能性があります。

この制度は、卒業後に山梨県内で看護職員として働く意思がある学生を対象とした、月額3万6,000円の無利子貸与制度です。貸与とは、原則として卒業後に返済する必要があるお金を借りる仕組みです。

仮に3年間継続して貸与を受けた場合、総額は129万6,000円となり、学費負担を支える大きな金額になります。また、卒業後に山梨県内の対象施設で所定の条件を満たして勤務した場合には、返還が免除される制度があります。

将来、山梨県内で看護師として働きたい人にとっては、特に検討する価値の高い修学資金です。ただし、利用には学校長の推薦などの条件があり、返還免除の対象施設や勤務条件も定められています。

帝京大学ちば総合医療センターの奨学金は月額3万円

帝京大学グループに属する同校では、帝京大学ちば総合医療センター看護学生奨学金も利用できる制度として案内されています。

貸付額は月額3万円で、正規の在学期間中に貸与を受けられます。3年間継続して利用した場合の貸付総額は108万円です。

大きな特徴は、卒業後に看護師免許を取得し、貸与を受けた期間と同じ期間、帝京大学ちば総合医療センターで勤務すると返還が免除されることです。

例えば3年間貸与を受けた場合は、同センターで3年間勤務することが返還免除の条件となります。

山梨県内の勤務を想定した修学資金とは異なり、千葉県にある帝京大学グループの医療機関で働くことを希望する人にとって、検討しやすい制度です。

ただし、奨学金を利用することと採用が保証されることは別です。勤務条件や選考の詳細は、申し込み前に確認しておく必要があります。

高等教育の修学支援新制度も対象

帝京山梨看護専門学校は、高等教育の修学支援新制度の対象校です。

この制度では、世帯の収入や資産、扶養する子どもの人数などの条件に応じて、授業料・入学金の減免や、返済不要の給付型奨学金を受けられる場合があります。

山梨県や帝京大学ちば総合医療センターの修学資金が卒業後の勤務条件と結び付いているのに対し、国の修学支援新制度は、経済状況などに応じて進学を支援する仕組みです。

卒業後の勤務先を奨学金の条件によって決めたくない人にとっても、確認しておきたい制度といえます。

また、学費の一括負担が難しい場合には、提携教育ローンや国の教育ローンも選択肢になります。ただし、教育ローンは借入金であり、原則として返済が必要です。

なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています

セクション3|帝京山梨看護専門学校の入試・偏差値と難易度

帝京山梨看護専門学校の2027年度入試は、推薦入試・一般入試・社会人入試・留学生入試の4種類です。入学定員80人のうち、推薦入試の募集人員が50人、一般入試が30人となっており、推薦入試の割合が比較的大きいことが特徴です。

特に注目したいのは、公募制推薦に評定平均の出願基準がないこと、一般入試では得意な2科目を選べること、英語資格による10点加点制度があることです。学力だけでなく、作文や面接への準備も合否を考えるうえで重要になります。

2027年度の入試方式と募集人数

2027年度の主な入試方式を整理すると、次のとおりです。

入試方式募集人員主な選考方法試験時期
推薦入試(公募制・指定校制)50人(合計)課題作文・面接・書類審査など2026年10月
一般入試(前期・後期)30人(合計)学科試験2科目・面接・書類審査2027年1月・3月
社会人入試(前期・後期)若干名課題作文・選択1科目・面接・書類審査2027年1月・3月
留学生入試(前期・後期)若干名課題作文・選択1科目・面接・書類審査2027年1月・3月

※推薦入試50人には公募制と指定校制の両方が含まれます。各方式の募集人員は入学手続者数の目安です。

推薦入試50人は、入学定員80人の62.5%に相当します。推薦を利用できる高校生にとっては、一般入試より早い時期に受験できることも大きなメリットです。

一方、一般入試は前期・後期の2回実施されます。推薦入試を利用しない人にも受験機会があり、社会人向けの入試方式も設けられています。

公募制推薦は評定平均の基準なし・課題作文と面接で選考

推薦入試(公募制)は、2027年3月に高校などを卒業する見込みで、学校長の推薦を受けられる人が対象です。合格した場合に入学を確約する専願方式となっています。

特徴的なのは、評定平均などの学習成績について、出願基準を設けていないことです。高校の成績が一定以上でなければ出願できない推薦入試とは異なり、学校長の推薦を受けられれば、評定平均の数値だけで出願を諦める必要はありません。

選考では、医療や健康に関する一般的なテーマについて、自分の考えを600字以内でまとめる課題作文と、面接、書類審査が行われます。

課題作文では、指定されたキーワードを踏まえて考えを整理し、限られた文字数で分かりやすく伝える練習が重要です。面接では、看護師を目指す理由や、地域の人々の健康にどのように貢献したいかを、自分の経験と結び付けて説明できるようにしておくとよいでしょう。

なお、指定校制推薦も専願ですが、対象となる高校や選考方法は学校ごとに異なります。

一般入試は4科目から2科目選択、国語と英語の組み合わせは不可

一般入試は、国語・英語・生物・数学の4科目から2科目を選択する方式です。学科試験に加え、面接と書類審査によって合否が判定されます。

出題範囲は次のとおりです。

科目出題範囲
国語現代の国語、言語文化(古文・漢文を除く)
英語英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ
生物生物基礎
数学数学Ⅰ・数学A(図形の性質、場合の数と確率)

選択科目の組み合わせには、重要な制限があります。国語と英語を組み合わせて受験することはできません。

そのため、国語を選ぶ場合は生物または数学、英語を選ぶ場合も生物または数学を組み合わせる必要があります。生物と数学の組み合わせも可能です。

学科試験はマークシート方式で、2科目を通して120分間で解答します。科目ごとの時間配分は自由ですが、途中休憩はありません。

得意科目を生かして受験できることは一般入試のメリットです。ただし、国語と英語が得意でも、その2科目だけでは受験できないため、早めに生物基礎または数学の対策を進めておく必要があります。理系科目が苦手なら注意しましょう。

英検などの英語資格で10点加点される制度がある

帝京山梨看護専門学校には、英語外部試験の成績によって合否判定時に10点が加算される制度があります。

対象は推薦入試(公募制)と一般入試です。代表的な基準は次のとおりです。

英語資格・検定試験加点対象となる基準
実用英語技能検定(英検)CSEスコア1728以上(準2級以上の受験者)
GTEC(Advanced・CBT)680以上
IELTS(アカデミック)4.0以上
TEAP(4技能)135以上
TOEFL iBT34以上(120点方式)

特に評価できるのは、一般入試で英語を選択しない場合でも、この加点制度を利用できることです。例えば、国語と生物を選んで受験する場合でも、対象となる英語資格を持っていれば10点加点の対象になります。

英語資格をすでに取得している人にとっては、これまでの学習成果を入試に生かせる制度です。ただし、資格試験の受験時期に条件があり、出願時には証明書類の提出が必要です。

また、指定校制推薦や社会人入試は、この加点制度の対象ではありません。

社会人入試は20歳以上が対象、作文と得意な1科目で受験できる

社会人入試は、2027年4月1日時点で満20歳以上の社会人が対象です。

選考は、600字以内の課題作文、国語・英語・生物・数学から選ぶ1科目、面接、書類審査で行われます。一般入試と異なり、学科の選択科目は1科目で済むため、仕事などで学習時間が限られている人にも検討しやすい方式です。

一方、課題作文が必須となるため、学科試験の準備だけでは十分ではありません。医療や健康に関するテーマについて、自分の考えを筋道立てて書く練習も必要です。

面接では、社会人経験を看護師という仕事にどう生かしたいか、なぜ今から看護を学ぶのかを整理しておくことが重要です。

社会人入試の募集人員は若干名です。選択科目が少ないことと、合格しやすいことは同じではないため、一般入試も含めて受験方法を検討するとよいでしょう。

面接は全方式で実施、約10分間の個人面接

帝京山梨看護専門学校では、推薦・一般・社会人・留学生のいずれの入試でも面接が行われます。

面接は受験者1人に対して教員2人、時間は10分程度です。面接を欠席すると、ほかの試験結果も無効となります。

すべての方式で面接を実施することから、学科の得点だけでなく、看護を学ぶ意欲や学校の教育方針への理解も重要な選考要素と考えられます。

特に、同校が重視する「自ら考えて行動する看護師」という教育方針を理解し、自分がどのような看護師を目指しているのかを具体的に説明できるよう準備しておくことが大切です。

2027年度の入試日程と出願時の注意点

2027年度入試の試験日は、次のとおりです。

入試方式出願期間試験日
推薦入試2026年9月28日~10月7日2026年10月17日
一般入試・社会人入試(前期)2026年12月8日~12月21日2027年1月8日
一般入試・社会人入試(後期)2027年2月24日~3月1日2027年3月7日

出願はインターネットで手続きを行いますが、必要書類は別途提出しなければなりません。書類は出願締切日の16時30分までに必着となっており、提出先は甲府の学校ではなく、東京都板橋区の帝京大学入試センターです。

入学検定料は2万5,000円です。出願手続きと書類提出の両方が必要なため、特に締切直前の出願には注意しましょう。

偏差値と難易度の考え方

帝京山梨看護専門学校の入試難易度は、偏差値だけで判断するよりも、推薦入試の募集割合、一般入試の科目選択、面接や課題作文の内容を組み合わせて考えることが重要です。

推薦入試は募集人員50人で、入学定員の62.5%を占めます。公募制推薦に評定平均の出願基準がないことは魅力ですが、課題作文・面接・書類審査による選考があるため、成績条件がないからといって合格が容易とは限りません。

一般入試は募集人員30人で、前期と後期を合わせた人数です。学科試験は2科目ですが、国語と英語を組み合わせられないため、得意科目によっては受験対策の範囲が広がります。

また、看護専門学校の偏差値は、大学入試のように全国的な統一的基準で示されていません。

入試科目が少ないことだけを理由に「入りやすい学校」と判断するのは適切ではありません。自分が利用できる入試方式と、得意科目・作文・面接の準備状況から合格可能性を考えることが大切です。

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セクション4|帝京山梨看護専門学校の口コミ

授業・講師に関する口コミ

実践性・専門性

授業・講師については、実際の医療現場の話を聞きながら、治療や看護への理解を深められる点が評価されています。

とても充実しています。また医大の先生が来てくれて講義をしてくれるものもたくさんあるので、実際のリアルな現場の状況を教えてくれたりするのでとても学びにつながります。また手術の映像の実際のものをみせてくれる方もいるので慣れるまでグロテスクに感じるかもしれませんが、普段は見れないものなのでよりよい理解につながります。

この口コミからは、現場の状況や実際の手術の様子を知ることが、授業内容の理解につながった様子がうかがえます。文章や図だけでは想像しにくい治療について、具体的なイメージを持ちながら学べた点が評価されています。

また、講師自身の経験談に加え、時間の使い方や確認の習慣、清潔への配慮を日頃から指導されるという声もあります。厳しさを感じる場面があっても、就職後に必要な行動を学ぶ機会と受け止めている学生がいます。ほかの大学から現役の医師が外部講師として来校するという投稿もあり、臨床に携わる専門家から学ぶ機会があったことが分かります。

実際に同校では、医療現場の第一線で働く外部講師と、看護実践の経験を持つ専任教員による授業を組み合わせています。疾患や治療の基礎を学ぶ専門基礎分野では、現役医師を講師に迎え、看護を学ぶ土台となる医学的な知識を身につけます。

一方、基礎看護学では、看護師としての姿勢とともに、環境整備やベッドメイキング、血圧測定、採血・注射などを学びます。治療について理解する学習と、患者のそばで援助するための知識・技術を学ぶ授業が、カリキュラムに組み込まれています。

こうした授業と口コミを踏まえると、病気や治療の知識を、患者に必要な看護と結びつけて考えやすい点がメリットといえます。

たとえば、手術の映像や医師の説明を通じて治療の様子を具体的に理解することは、その前後に患者がどのような状態になり、どのような援助が必要になるかを考える手がかりになります。

また、確認や清潔への配慮を日常の行動として意識する指導は、知識を覚えるだけでなく、実習や就職後の行動につなげるうえでも意味があります。専門家の経験談を聞きながら、看護師として働く場面を思い描いて学びたい人にとって、注目したい授業環境です。

分かりやすさ

わかりやすく教えてくださる先生はたくさんいて、とてもわかりやすいです。指導は充実していると思います。

この口コミからは、教員の説明が授業の理解を支えていたことがうかがえます。また、教科書だけでは捉えにくい内容を、図や写真を加えた配布資料で補ってもらえたという声もあり、教材の工夫が理解の助けになっていた様子が伝わります。

実際に同校では、電子教科書や動画教材を取り入れています。電子教科書は専用アプリを入れた端末で閲覧でき、授業中だけでなく、自宅での学習にも活用できます。

また、成人看護学の担当教員は、知識を覚えることに加え、判断の理由を学生自身の言葉で考えられるようにすることを重視しています。患者にとって適切な看護かどうかを考えながら、学んだ知識を使う力を育てる指導方針です。

視覚的な教材でイメージをつかみ、学んだ内容やその理由を整理する学び方は、初めて看護に触れる人の理解を助けるものです。説明を聞くだけではつかみにくかった点を、別の教材で確認したり、自宅で振り返ったりできることは、学習を進めるうえでの利点といえます。

ただし、授業の充実度に物足りなさを感じたという声もあります。また、指導に厳しさを感じながら、看護師を目指すうえで必要なものと受け止める学生もおり、授業や指導への評価は一様ではありません。

教員の対応については、授業が終わった後にも相談に応じてもらえたことを、手厚い支援と受け止める声があります。授業時間内の説明に加え、個別に話を聞いてもらえる点も評価されています。

実際に同校では、少人数での学習や個別フォローを取り入れ、授業・実習を通じて教員が学生を支える体制を設けています。学習内容について質問したり、困っていることを相談したりできる環境づくりを重視しています。

授業中に質問しづらい人にとって、授業後にも個別に相談できることは、分からない点をそのままにせず、学び直す機会になります。普段の会話を通じて教員と関係を築ければ、学習でつまずいたときにも、自分の状況を伝えるきっかけを持ちやすくなるでしょう。

演習・実習に関する口コミ

演習

演習の指導については、技術の根拠を学べる点を評価する声がある一方、教え方に不満を感じた声もあり、意見が分かれています。

演習では、具体的な根拠などを指導してくださり、看護師としての基本的なことを学ぶことができます。

この口コミでは、技術の手順に加え、その行為が必要な理由まで教えてもらえた点が好意的に評価されています。動作と根拠を結びつけながら、看護の基本を学べた様子がうかがえます。

実際に同校の基礎看護学では、環境整備やベッドメイキング、血圧測定など、看護の基本となる知識・技術を学びます。成人看護学では、看護の場面を想定したシミュレーション学習を取り入れ、判断の理由を学生自身の言葉で考えることも重視しています。

動作の理由と合わせて学べることは、練習で何に注意すべきかを理解する助けになります。教員から修正を受けた際にも、なぜ直す必要があるのかを捉えやすく、自分の動きを見直しながら技術を身につけることにつながると考えられます。

一方で、演習での指導が十分ではなく、技術を身につけるまでに時間がかかったと感じた学生もいます。根拠を含めた説明を評価する声はあるものの、実際に技術を習得するまでの教え方については、満足できなかった学生もいるようです。

演習設備

最新器具が揃っています。 フィジカルアセスメントもできるため 臨床にでてにも役立つ勉強ができます。 また、毎日そうじを行なっているためとても 綺麗な環境が保たれています。

この口コミでは、患者の身体の状態を観察・判断するフィジカルアセスメントを学べる点と、清潔に保たれた最新の設備が好意的に評価されています。

また、電子カルテを使うことで病院での業務をイメージしやすかったという声や、校舎の内装、病床、母性・高齢者看護に関する設備を評価する声もあります。ベッド数に満足した学生や、実習室で技術の練習ができる点を挙げる学生もおり、設備を実際の学習に活用できた経験が語られています。

実際に同校では、フィジカルアセスメント用のモデルなど、患者の状態を想定して学ぶためのシミュレーターを備えています。臨床の場面を再現した学習を通じて、看護技術とともに、状態の変化に気づき、判断する力を育てます。

また、電子模擬カルテを使った学習を取り入れ、IT化が進む医療現場を見据えた教育を行っています。患者の病気や症状だけでなく、生活背景や健康上の課題も踏まえ、一人ひとりに合った看護計画を考える学びを重視しています。

実習室には、基礎・成人看護実習室、母性・小児看護実習室、在宅実習室などがあります。看護の対象や援助する場所に応じた学習を行えるよう、分野ごとの設備が用意されています。

こうした設備のメリットは、患者の状態を観察することと、情報を読み取り、必要な援助を考えることを、学内で具体的に学べる点です。身体の状態を捉えるモデルや電子模擬カルテに触れる経験は、実習先で何を観察し、どのような情報に目を向けるのかを考える手がかりになります。

さらに、ベッドや分野別の実習室を使った練習は、援助するときの立ち位置や身体の動かし方、物品の配置などを確かめる機会になります。設備の充実を評価する口コミは、教科書で学んだ内容を、自分の動作と結びつけて理解できる環境として受け止められていた点で、学校選びの参考になるでしょう。

実習

実習については、規模の大きい病院で学べる点を評価し、実習内容にも充実感を持った学生の声があります。実際の看護現場で学ぶ環境を、好意的に受け止めていた様子がうかがえます。

同校は、山梨大学医学部附属病院をはじめ、山梨県内36の保健医療福祉施設と連携しています。病院に加え、小児関連施設や介護老人保健施設などでも学ぶ環境があり、さまざまな対象や療養の場に応じた看護を学べます。

臨地実習では、学内で学んだ知識・技術を、患者との関わりの中で活かす力を養います。患者の状態を捉える観察力や、安全に配慮して行動する判断力に加え、コミュニケーション、医療チームとの協働、記録を通じて情報を伝える力も育てます。

大学病院を含む医療機関で、患者への援助と医療チームの働きを結びつけて学べる点は、実習環境のメリットといえます。授業で学んだ技術が、患者の状態や治療に応じてどのように使われるのかを考える経験は、看護師として働く姿を具体的に思い描く助けになるでしょう。

また、病院以外の施設での学習は、治療を受ける場面に加え、地域で暮らし続けるために必要な支援へと視野を広げる機会になります。異なる現場での学びを通じて、自分が関心を持つ看護の分野を考えられることも利点です。

国家試験対策に関する口コミ

国家試験の数か月前まで実習があり大変だが、しっかり努力さえすれば国試合格できるよう、直前までサポートしてくれる。

この口コミからは、実習が続くなかで勉強を進める負担を感じつつも、最後まで学校の支援を受けられた様子がうかがえます。学生自身の努力を、教員が継続して支えてくれる点が好意的に受け止められています。

ほかにも、試験を通じて理解度を確かめる機会が多く、教員の指導を受けられることや、大学病院の医師による講義・試験対策を評価する声があります。1年次から授業に関連する国家試験の過去問に取り組み、解剖生理学の模擬試験を受けたという体験も語られています。

また、成績が伸び悩んだときに一対一で教えてもらえたことや、学習の進み具合に応じて学習会・補講を受けられたことを挙げる学生もいます。全体に向けた対策に加え、自分の苦手に合わせて指導してもらえる点も、評価につながっているようです。

実際に同校では、1年次から国家試験対策を始め、授業の進度に合わせて模擬試験や補講を実施しています。1・2年次には、学習に不安がある学生にマンツーマンで対応し、早い段階でつまずきを解消できるよう支援します。

3年次には、実習に合わせて少人数グループを編成し、担当教員が学習・実習・国家試験対策を支えます。実習中の課題と受験に向けた勉強の双方について、質問や相談ができる体制です。

早い学年から、授業で学んだ内容を国家試験の問題と結びつけ、自分の苦手を把握できることは、この対策のメリットです。模試で理解が不十分な分野を見つけ、補講や個別指導で確認する流れは、基礎知識を積み重ねながら受験準備を進める助けになります。

また、実習と勉強が重なる時期に担当教員へ相談できれば、限られた時間で何を優先して復習するかを整理しやすくなります。口コミで評価されている直前までの支援は、学習上の疑問や不安を相談しながら、受験に向けた勉強を続ける支えになっていたと考えられます。

セクション5|帝京山梨看護専門学校のカリキュラム・授業・学内演習

帝京山梨看護専門学校は、3年間で看護の基礎から専門的な知識・技術へと学びを深め、患者の状態に応じて判断・行動できる力を育てるカリキュラムを採用しています。

特に注目したいのは、シミュレーターを使った実践的な演習、電子模擬カルテを活用したICT教育、看護過程を重視した指導です。少人数のグループ学習も取り入れ、知識を覚えるだけでなく、自分で考え、相手に伝える力を養います。

3年間のカリキュラム|基礎から実践的な看護へ

3年間の学習は、次のように進みます。

学年主な学習内容
1年次人体の仕組み、看護の基本的な考え方、基礎看護技術
2年次疾患と看護、専門領域の知識、実践的な看護技術
3年次これまでの知識・技術を統合した看護の学習、看護研究

1年次は人体の構造や働きを理解し、ベッドメイキング、血圧測定などの基礎技術を身につけます。2年次には、成人・高齢者・母子など対象に応じた看護を学び、病気や治療と必要な援助を結び付けて考えます。

3年次は、これまでの学習を実践につなげる段階です。看護研究にも取り組み、疑問を持ったことを調べ、根拠に基づいて考える力を養います。

シミュレーターを活用し、観察・判断・実践する力を養う

帝京山梨看護専門学校では、フィジカルアセスメントモデルをはじめとする複数のシミュレーターを備えています。フィジカルアセスメントとは、呼吸や脈拍などの身体の状態を観察し、得られた情報から健康状態を判断することです。

特に成人看護学では、実際の看護場面を想定したシミュレーション学習を取り入れています。知識や技術を個別に覚えるだけでなく、患者の状態に応じてどのような看護が必要なのかを考えながら学びます。

観察して終わりではなく、情報を解釈し、判断して行動する力を育てることが、この教育のポイントです。患者の変化に気づき、適切な対応を考える練習ができる点は評価できます。

電子模擬カルテと約70冊の電子教科書を活用

同校では、電子模擬カルテを使った学習も取り入れています。電子カルテは、患者の診療情報や看護記録を電子的に管理する仕組みです。

看護師には、患者の状態を観察するだけでなく、必要な情報を整理し、正確に記録する力が求められます。学生のうちから電子模擬カルテを扱うことは、医療現場で必要になる情報管理の基本を学ぶうえでメリットです。

また、電子教科書として「医学書院eテキスト」を導入し、約70冊の教材を閲覧できる環境を整えています。動画教材も利用できるため、授業で学んだ看護技術を自宅で繰り返し確認しやすくなっています。

看護過程を重視し、患者に合った看護計画を考える

帝京山梨看護専門学校では、看護過程を徹底的に学ぶことを教育の特色として掲げています。

看護過程とは、患者の健康状態や生活背景を把握し、必要な看護を計画・実施・評価する一連の考え方です。同じ病気でも、年齢や生活環境、家族の状況によって必要な援助は異なります。

同校では、疾患や症状だけでなく、患者一人ひとりの背景や健康課題を理解し、個別性のある看護計画を立てる力を養います。

看護過程自体は看護学校で共通して学ぶ内容ですが、同校が丁寧な指導を通して思考力を育てることを重視している点は、教育方針を比較するうえで注目できます。

地域・在宅看護では多職種連携と生活を支える視点を学ぶ

地域・在宅看護論では、病気だけでなく、患者が地域でどのように暮らしているかに目を向けます。

具体的には、患者が自分でできることを保ちながら生活するための「セルフケア能力の維持」や、家族への支援について学びます。また、介護職など、生活を支えるさまざまな職種との連携も学習内容に含まれています。

病院での治療だけを考えるのではなく、患者の日常生活を支える視点を養えることが特徴です。看護師だけでは解決できない課題に対し、他職種と協力する必要性を理解できる点も評価できます。

少人数のグループ学習で自分の考えを伝える力を育てる

同校では、少人数のグループ学習を取り入れたアクティブラーニングを実施しています。アクティブラーニングとは、学生が自分で考え、話し合いながら学ぶ方法です。

看護では、患者の状態について自分の考えを持つことに加え、必要な情報を相手に伝える力も重要です。グループ学習では、仲間と意見を交わすことで、自分とは異なる視点にも気づけます。

教員による個別フォローもあり、考える力とコミュニケーション力を育てながら、学習上の疑問を相談しやすい環境が整っています。

セクション6|帝京山梨看護専門学校の看護師国家試験合格率・国家試験対策

帝京山梨看護専門学校の第115回看護師国家試験(2026年)の合格率は85.9%で、78人が受験し、67人が合格しました。全国全体の合格率88.3%を2.4ポイント下回りましたが、同校では1年次からの個別指導、模擬試験・補講、3年次の少人数グループ支援など、段階的な国家試験対策を行っています。

最新の国家試験合格率|第115回は85.9%

帝京山梨看護専門学校の直近4回の看護師国家試験結果は、次のとおりです。

試験回実施年受験者数合格者数合格率
第115回2026年78人67人85.9%
第114回2025年70人61人87.1%
第113回2024年71人64人90.1%
第112回2023年76人71人93.4%

第112回は93.4%、第113回は90.1%でしたが、第114回は87.1%、第115回は85.9%となっています。直近4回では合格率が徐々に低下しているため、最新の実績だけでなく、今後の推移も学校選びの比較材料になります。

一方、毎年60人以上が合格しており、第115回も67人が看護師国家試験に合格しています。合格率の変化だけで教育全体を評価するのではなく、具体的な学習支援と合わせて判断することが大切です。

国家試験対策|1年次から模擬試験・補講を実施

帝京山梨看護専門学校の特徴は、国家試験対策を3年次だけに集中させず、1年次から学習を支援していることです。

授業の進度に合わせて模擬試験や補講を実施し、学習内容の理解を確認しながら国家試験に備えます。早い段階から試験を意識した学習を続けられるため、3年次になって初めて対策を始めることに不安がある人にはメリットです。

また、国家試験対策には外部業者による補講も取り入れています。学校での授業や教員による指導に加え、模擬試験などを活用して知識の定着を図る仕組みがあります。

1・2年次の個別指導|苦手分野を早い段階でフォロー

1・2年次には、学習に不安がある学生を対象に、教員がマンツーマンで指導します。

看護の勉強では、解剖生理学などの基礎知識が、その後の病気や看護技術の理解につながります。分からない部分を早めに相談できることは、学習の遅れを防ぎ、国家試験に向けた土台を作るうえで役立ちます。

基礎科目に不安がある人や、自分だけで苦手分野を克服するのが難しい人にとって、低学年から個別に相談できる体制は魅力です。

3年次の少人数グループ支援|実習と国家試験の両方をサポート

3年次には、実習に合わせて少人数のグループを編成し、担当教員が学習・実習・国家試験対策を支援します。

3年次は臨地実習と国家試験の勉強を並行して進める時期です。少人数グループで担当教員に質問・相談できることは、学習状況を整理し、苦手分野への対策を考えるうえで役立ちます。

また、上級生から学習方法や国家試験に向けた経験を学ぶ機会も設けられています。教員による指導だけでなく、先輩の経験を参考にしながら、自分に合った勉強方法を考えられることも特徴です。

国家試験対策にかかる費用|模擬試験・業者補講は別途負担

国家試験対策に関する費用として、模擬試験・業者補講の概算額が学年ごとに設定されています。

学年模擬試験・業者補講の費用
1年次約5,000円
2年次約3,000円
3年次約27,000円
3年間合計約35,000円

3年次は模擬試験や業者補講の費用が増えるため、国家試験対策の支出も見込んでおく必要があります。また、国家試験受験に伴う往復の旅費や宿泊費などは、3年次に約50,000円が見込まれています。

セクション7|帝京山梨看護専門学校の就職実績・就職先・進学先

帝京山梨看護専門学校は、山梨県内の主要病院への就職実績があり、帝京大学グループの病院も進路の選択肢にできることが特徴です。2024年度の就職率は100%と公表されており、2年次からの病院説明会や就職ガイダンス、個別相談など、就職に向けた支援にも取り組んでいます。

就職実績|2024年度の就職率は100%

帝京山梨看護専門学校の2024年度就職率は100%です。卒業後の進路としては、山梨県内の医療機関を中心に、帝京大学グループの病院への就職も選択肢となっています。

資料の公開年卒業者数就職者数進学者数その他
2024年66人62人4人0人
2023年71人70人0人1人

就職だけでなく、卒業後に専門分野をさらに学ぶ進路も選ばれていることが分かります。就職率の数字に加えて、実際の就職先や進学先を確認することが学校選びでは重要です。

主な就職先|山梨県内の大学病院・県立病院に実績

帝京山梨看護専門学校の主な就職先には、次のような医療機関があります。

主な就職先所在地・特徴
山梨大学医学部附属病院山梨県中央市・大学附属病院
山梨県立中央病院山梨県甲府市・県立の基幹病院
帝京大学医学部附属病院東京都板橋区・帝京大学グループの大学病院

山梨大学医学部附属病院は、同校の代表的な実習施設でもあります。実習先として関わりのある大学病院が就職先の選択肢にもなっていることは、学生が将来の働く環境を考えるうえで魅力です。

また、山梨県立中央病院のような地域の基幹病院にも就職実績があります。大学病院や県立病院など、さまざまな医療機関で看護師として働く道を考えられます。

帝京大学グループへの就職|山梨県外の大学病院も選択肢

帝京山梨看護専門学校は、学校法人帝京大学が設置する専門学校です。帝京大学グループの医療機関も、卒業後の就職先に含まれています。

主な就職先には、東京都の帝京大学医学部附属病院のほか、神奈川県の帝京大学医学部附属溝口病院、千葉県の帝京大学ちば総合医療センターも掲載されています。

山梨県内の病院だけでなく、首都圏の帝京大学グループの病院も検討できることは、この学校ならではの進路面の特徴です。地元での就職を考えている人はもちろん、卒業後に県外の大学病院で経験を積みたい人にも選択肢があります。

ただし、帝京大学グループの学校に在籍していることが、系列病院への就職を保証するわけではありません。希望する病院の採用条件や選考については、就職活動の際に確認する必要があります。

就職支援|2年次から病院説明会・ガイダンスを実施

帝京山梨看護専門学校では、就職先を選ぶための情報提供と、学生一人ひとりに応じた相談支援を行っています。

時期就職支援の内容
2年次病院説明会、就職ガイダンス
2年次インターンシップの案内
3年次就職説明会
随時個別の就職相談・カウンセリング

2年次から病院の特徴や採用情報に触れられるため、実習で経験した看護の分野と、自分が働きたい職場を結びつけながら進路を考えられます。インターンシップは、病院の仕事や職場環境を知るための機会です。

3年次には就職説明会があり、個別相談にも対応しています。病院の情報収集から志望先の検討、個別相談へと進められる支援体制は、初めて就職活動をする学生にとって心強いものです。

また、学校では担任による定期的な面談や、学期ごとの成績確認に基づく個別指導も行っています。学習状況を教員と共有できる環境は、国家試験の準備と就職活動を並行して進めるうえでも役立ちます。

卒業後の進学|助産師を目指す道もある

帝京山梨看護専門学校の卒業生には、看護師資格の取得後、助産師を目指して進学した事例もあります。

具体的には、亀田医療技術専門学校の助産学科への進学実績が紹介されています。母性看護の授業や実習をきっかけに、出産や育児に関わる専門職を目指す進路です。

同校には助産学科が設置されているわけではありませんが、卒業後に別の養成課程へ進み、助産師国家試験の受験資格取得を目指す道があります。

看護師として就職するだけでなく、助産師などの専門資格を目指して学び続ける選択肢があることも、進路を考えるうえで押さえておきたい点です。

就職・進路の総合評価

帝京山梨看護専門学校の就職・進路面で評価できるのは、山梨県内の主要病院への就職実績、帝京大学グループの病院への進路、2年次からの就職支援です。

2024年度の就職率は100%と公表されており、過去の情報公開資料でも卒業者66人のうち62人が就職し、4人が進学しています。就職先には山梨大学医学部附属病院や山梨県立中央病院のほか、首都圏の帝京大学グループの医療機関も含まれています。

山梨県内で看護師として働きたい人、大学病院や地域の基幹病院を目指したい人、県外の系列病院も候補にしたい人にとって、魅力のある進路環境です。卒業後に助産師を目指す進学事例もあり、自分の希望に応じて将来の道を考えられる学校といえるでしょう。

セクション8|帝京山梨看護専門学校の実習先・臨地実習の特徴

帝京山梨看護専門学校の実習の大きな特徴は、山梨大学医学部附属病院をはじめ、山梨県内36の保健医療福祉施設と連携していることです。大学病院だけでなく、小児施設や高齢者施設などでも看護を学べる環境があり、地域のさまざまな医療・福祉の現場を理解しながら実践力を身につけられます。

さらに、学内ではシミュレーターや電子模擬カルテを活用した演習を行い、実際の医療現場に必要な観察力・判断力を養います。複数施設での臨地実習とICTを活用した学内演習を組み合わせている点は、同校の実習教育で評価できる特徴です。

実習先|山梨県内36施設と連携する地域密着型の実習

帝京山梨看護専門学校では、山梨県内の36の保健医療福祉施設と連携し、病院だけに限らない実習環境を整えています。

代表的な実習先は山梨大学医学部附属病院です。そのほか、県内の病院や小児施設、高齢者施設なども実習に協力しています。

実習先・施設の種類学べること・特徴
山梨大学医学部附属病院大学病院での医療・看護を学ぶ機会
県内の小児施設子どもの成長や健康、生活を支える視点
県内の高齢者施設高齢者の生活機能や日常生活を支える看護

36施設との連携は、一つの病院だけでは学びにくい、異なる役割を持つ施設での看護を知るための強みです。病気の治療を中心とする病院と、日々の暮らしを支える施設では、看護師に求められる役割も異なります。

こうした実習環境は、病院勤務だけでなく、地域医療や高齢者看護などにも関心がある人にとって魅力です。ただし、36施設すべてを一人の学生が実習で回るという意味ではなく、実習領域に応じた施設で学ぶ体制です。

実習の流れ|基礎技術から看護の実践へ段階的に学ぶ

帝京山梨看護専門学校は3年制の看護専門学校です。看護の基本的な知識と技術を身につけ、病気や患者さんへの理解を深めながら、実際の現場で看護を実践する力を養います。

3年間の学習は、次のように段階的に進みます。

学年学習・実習につながる主な内容
1年次人体のしくみ、看護の基本的な考え方・技術を学ぶ
2年次病気や看護について理解を深め、実践に即した技術を学ぶ
3年次これまでの知識・技術を生かし、看護の実践力を高める

1年次には、ベッドメイキングや血圧測定など、患者さんの生活や健康状態を支えるための基本技術を学びます。2年次には、病気や患者さんの状態に応じた看護への理解を深め、3年次には学んだ知識を実践につなげていきます。

基礎を学んでから実践的な学習へ進む構成は、看護を初めて学ぶ高校生や社会人にとって、学習の見通しを立てやすい点がメリットです。

学内演習|シミュレーターで観察力・判断力を養う

帝京山梨看護専門学校では、実際の医療現場を想定したシミュレーション学習を取り入れています。

特徴的なのが、フィジカルアセスメントモデルなどのシミュレーターを備えていることです。フィジカルアセスメントとは、患者さんの身体の状態を観察・確認し、必要な看護を考えることを指します。

シミュレーターを使った演習では、患者さんの状態を把握し、何に注意すべきか、どのような対応が必要かを考える力を養います。知識を覚えるだけでなく、実際の看護場面を想定して判断する練習ができることは、臨地実習に向けた準備として役立ちます。

また、成人看護学では、看護の場面を想定したシミュレーション学習を行っています。患者さんの状態に合わせて看護を考える経験を、学内で積み重ねられることが特徴です。

ICT教育|電子模擬カルテを使って医療現場に備える

帝京山梨看護専門学校は、ICTを活用した看護教育にも取り組んでいます。

その一つが、電子模擬カルテを使った演習です。電子カルテは、患者さんの状態や治療、看護の内容などを電子的に記録・共有する仕組みで、医療現場で広く使われています。

電子模擬カルテを活用することで、患者さんの情報を読み取り、必要な看護を考える学習につなげられます。実習前から電子的な記録に触れられることは、医療現場の情報管理に慣れるうえでもメリットです。

さらに、電子教科書や動画教材も導入しています。学内演習で学んだ内容を自宅で復習しやすく、実習に必要な知識と技術を繰り返し確認できる学習環境が整っています。

臨地実習で身につける力|観察・判断・コミュニケーションを重視

帝京山梨看護専門学校の臨地実習では、看護技術を実践するだけでなく、患者さんの状態や気持ちを理解し、適切な対応を考える力を重視しています。

主に育成を目指すのは、次のような力です。

  • コミュニケーション力:患者さんの話を聞き、気持ちや希望を理解する力
  • 観察力・判断力:健康状態の変化に気づき、安全な看護を考える力
  • 協働力:看護師や他の医療職と連携して患者さんを支える力
  • 看護記録の力:観察した内容や実施した看護を正確に伝える力

看護師には、手順どおりに技術を行うだけでなく、患者さんの状態に応じて対応を変える力が必要です。実際の現場で患者さんと関わることで、学内では得にくい判断やコミュニケーションの経験を積めます。

また、同校では看護過程を重視しています。看護過程とは、患者さんの状態や生活背景を把握し、必要な看護を計画・実施・評価する考え方です。

患者さん一人ひとりに合わせた看護を考える学習と、実際の臨地実習が結びついていることは、看護師としての実践力を育てるうえで評価できます。

少人数グループ学習|実習に必要な考える力・伝える力を育成

帝京山梨看護専門学校では、少人数のグループ学習を取り入れています。学生同士で意見を交換し、自分の考えを説明したり、相手の意見を聞いたりしながら理解を深める学習方法です。

実習では、患者さんへの対応を考えるだけでなく、教員や実習先の看護師に状況を報告・相談する場面があります。学内で自分の考えを言葉にする練習を重ねられることは、実習中のコミュニケーションにもつながります。

また、授業や実習では教員による個別フォローも行っています。少人数で学び、分からないことを質問・相談しながら進めたい人にとって、学習環境の魅力となるでしょう。

実習と就職のつながり|山梨大学医学部附属病院は主な就職先でもある

帝京山梨看護専門学校の代表的な実習先である山梨大学医学部附属病院は、卒業生の主な就職先にも含まれています。

実習先と就職先が重なっていることは、将来働く可能性のある医療機関について、看護の現場を知る機会があるという点で魅力です。実習で経験した看護の分野や病院の特徴を踏まえ、自分の希望する働き方を考える材料にできます。

さらに、県内の病院や福祉施設で学ぶ経験は、山梨県の地域医療を理解することにもつながります。卒業後に県内で看護師として働きたい人にとって、地域の医療・福祉の現場を学生のうちから知ることには意味があります。

セクション9|帝京山梨看護専門学校が向いている人・向いていない人とまとめ

帝京山梨看護専門学校は、山梨県内36施設と連携した臨地実習、ICTを活用した演習、1年次からの国家試験対策が特徴の3年制看護専門学校です。山梨県内で看護師として働きたい人や、少人数の学習環境で実践力を身につけたい人に向いています。

帝京山梨看護専門学校が向いている人

1.山梨県内の病院で看護師として働きたい人

山梨大学医学部附属病院をはじめ、県内36の保健医療福祉施設と連携した実習環境があり、地域の医療・福祉の現場を学べます。就職先にも山梨大学医学部附属病院や山梨県立中央病院などが含まれ、実習と卒業後の進路の両面で山梨県とのつながりが強い学校です。

2.大学病院だけでなく、地域医療や高齢者看護にも関心がある人

実習先は大学病院だけでなく、小児施設や高齢者施設など多様な施設に広がっています。病気の治療だけでなく、子どもの成長や高齢者の暮らしを支える看護にも触れられるため、さまざまな看護分野を経験しながら、自分に合った進路を考えたい人に適しています。

3.教員に相談しながら、基礎から着実に学びたい人

少人数のグループ学習を取り入れ、学生同士で意見を交わしながら学ぶ環境があります。国家試験対策では1・2年次の個別指導、3年次の担当教員による少人数グループ支援があり、学習に不安がある段階から質問・相談しやすいことが魅力です。

4.シミュレーターやICTを活用して実践力を身につけたい人

フィジカルアセスメントモデルなどのシミュレーターを使い、患者さんの状態を観察・判断する力を養います。電子教科書や動画教材、電子模擬カルテも活用しているため、学内で看護の場面を想定した練習を重ね、実習に備えたい人に向いています。

5.山梨県外の大学病院も就職先として考えたい人

帝京大学グループの病院が主な就職先に含まれており、東京都の帝京大学医学部附属病院、神奈川県の帝京大学医学部附属溝口病院、千葉県の帝京大学ちば総合医療センターなどへの就職実績があります。地元の病院だけでなく、首都圏の大学病院も視野に入れて進路を考えたい人にとって、選択肢の広さは魅力です。

帝京山梨看護専門学校が向いていない可能性がある人

1.自家用車で通学し、学校専用の駐車場を利用したい人

帝京山梨看護専門学校には、学生用の駐車場がありません。自家用車で通学する場合は近隣の有料駐車場を利用する必要があるため、毎日の駐車料金や駐車場所を考慮する必要があります。

一方、学校はJR甲府駅北口から徒歩約3分の場所にあります。電車やバスを利用して通学したい人には便利な立地なので、通学方法によって評価が分かれるポイントです。

2.帝京大学系列の病院に実習を集中させたい人

帝京山梨看護専門学校は、山梨大学医学部附属病院をはじめ、山梨県内36の保健医療福祉施設と連携して実習を行っています。そのため、帝京大学系列の病院を中心に実習を受けたい人には、希望する実習環境と異なる可能性があります。

一方、大学病院や地域の病院、小児施設、高齢者施設など、異なる役割を持つ施設で看護を学べることは同校の強みです。幅広い現場を経験しながら、自分に合った看護分野を見つけたい人には適しています。

3.同じ学校で保健師や助産師の養成課程まで進みたい人

帝京山梨看護専門学校は、看護師の養成を目的とする3年制の専門学校であり、校内に保健師や助産師の養成課程は設置されていません。そのため、卒業後も同じ学校で保健師・助産師の資格取得を目指したい人には向いていません。

ただし、卒業後に別の養成課程へ進学する道はあり、亀田医療技術専門学校の助産学科への進学事例もあります。まず看護師資格を取得し、その後に専門分野を学びたい人であれば、進路の選択肢となるでしょう。

まとめ|地域密着の実習と少人数の学習支援が強み

帝京山梨看護専門学校の最大の魅力は、山梨県内36施設との実習ネットワークを基盤に、シミュレーション学習やICT教育、少人数の個別支援を組み合わせていることです。

山梨大学医学部附属病院などへの就職実績があり、2024年度の就職率は100%です。

学校選びでは、実習先の具体的な割り当て、国家試験対策の内容、希望する病院への就職実績、通学方法なども比較したいポイントです。

まずは帝京山梨看護専門学校の公式資料を請求し、学費・入試・実習・就職などを他校と比較して、自分に合う学習環境かどうかを判断しましょう。

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参考ページ

帝京山梨看護専門学校|参考ページ一覧

1.学校概要・教育・カリキュラム

2.学費・奨学金・入試

3.国家試験・就職・進路

4.学校情報公開資料

5.口コミ・評判

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