大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻のレビュー|元教員が学費・倍率・国試・就職を解説

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大和大学白鳳短期大学部の総合人間学科 看護学専攻は、奈良県王寺町で3年間かけて看護師を目指す課程です。卒業時には短期大学士を取得し、看護師として就職するほか、さらに学びを続ける道もあります。資格取得後の進路まで見据えて検討できる短期大学です。

卒業後には、学内の専攻科で助産師・保健師・言語聴覚士を目指したり、大和大学の看護学科へ編入したりする選択肢があります。看護を学ぶ中で関心のある分野を見つけ、その先の資格や学位取得へつなげられることが、将来の可能性を広げる特徴です。

授業では、患者の状態を再現するシミュレータや、看護領域ごとの実習室を活用します。症状を観察し、必要な援助を考える練習を重ね、奈良・大阪を中心とした医療機関での実習へつなげます。知識を実際の判断や行動に結び付けながら学べる環境です。

3年間の学習を支えるのが、学生一人ひとりの状況を把握する担任制です。授業の理解や勉強の進め方に加え、試験対策についても相談できます。国家試験の合格実績が気になる人は、結果とともに、専門科目や実習を学び続けるための支援にも注目したいところです。

看護師としての就職先には、大学病院や高度な専門医療を担う施設など、さまざまな医療機関があります。奈良県内に加え、大阪を中心とした近畿圏にも就職実績が広がっています。実習での経験や教員との相談を通じて、働きたい分野や自分に合う職場を考えていけます。

一方、専攻科への進学や大学編入を考えるなら、選考条件と追加の学費が気になるところです。看護学専攻への入試・倍率だけでなく、卒業後の進路にもどのような準備が必要なのか。3年間で就職する場合と学びを続ける場合の両方から、自分に合う進学計画を考えましょう。

元教員がこの学校の入試・評判・学費・倍率・偏差値や国試対策・就職・授業・実習そして注意点・向き不向きなどを分かりやすく解説します。

読み進めることで、この学校の良い点や注意点を5分で理解できるようになります。

目次

セクション1|大和大学白鳳短期大学部 総合人間学科 看護学専攻の特徴

大和大学白鳳短期大学部 総合人間学科 看護学専攻は、3年間で看護師を目指し、卒業後は1年制の専攻科や大和大学への4年次編入によって進路を広げられるのが大きな特徴です。

看護学専攻そのものは3年制ですが、助産師や保健師を目指す専攻科が同じ学校にあり、4年制大学への編入ルートも用意されています。「まず3年間で看護師を目指す」「卒業後の4年目を使って別の資格や4年制大学卒業を目指す」という選択肢をもてることがメリットです。

項目内容
学校名大和大学白鳳短期大学部
学科・専攻総合人間学科 看護学専攻
学校種別私立短期大学
修業年限3年
募集定員100名
男女男女共学
所在地奈良県北葛城郡王寺町葛下1-7-17
目指せる資格看護師国家試験受験資格
学位短期大学士

3年間で看護師を目指せる短期大学

看護学専攻は、3年間で看護師国家試験受験資格の取得を目指す課程です。4年制大学の看護学科より修業年限が1年短いため、看護師を目指す課程を3年間で修了できることが基本的な特徴となります。

一方で、3年間だから学ぶ内容が簡単という意味ではありません。看護師養成に必要な教育を3年間で受ける課程なので、学校を比較するときは「短期間で卒業できる」という点だけでなく、卒業後の進路まで含めて見ることが重要です。

卒業後1年間で助産師・保健師を目指すルートがある

大和大学白鳳短期大学部の特徴として注目したいのが、看護学専攻を卒業した後も、同じ学校の専攻科で学びを続けられることです。

看護学専攻卒業後には、1年制・定員40名の助産学専攻科と、1年制・定員40名の地域看護学専攻科があります。助産学専攻科は女性が対象で助産師を、地域看護学専攻科は男女ともに保健師を目指せます。また、1年制・定員20名の言語聴覚学専攻科へ進み、言語聴覚士を目指す選択肢もあります。

つまり、入学時点で看護師に進路を固定しきるのではなく、3年間の看護学専攻を卒業した後、4年目に助産師・保健師など別の専門資格を目指す進路を選べるのがポイントです。

ただし、助産師や保健師を看護学専攻の3年間だけで目指せるわけではありません。看護学専攻と専攻科は別課程であり、卒業後に専攻科へ進む必要があります。

大和大学看護学科への4年次編入も選べる

資格を増やす専攻科とは別に、系列の大和大学 保健医療学部 看護学科へ4年次編入するルートも用意されています。編入枠は10~15名です。

このルートでは、3年間の看護学専攻を卒業した後、大和大学の看護学科4年次へ進むことで、4年制大学での学びにつなげられます。

短期大学からスタートしても、卒業後に大学へ編入する選択肢を持てるため、3年間で看護師を目指す道と、4年制大学へ学びをつなげる道の両方を検討できる点は学校選びで注目したい特徴です。

2026年度は内部進学・編入学に71名が合格

こうした進路は制度として用意されているだけではなく、2026年度には、看護学専攻から内部進学・編入学に合計71名が合格しています。

内訳は、助産学専攻科28名、地域看護学専攻科24名、言語聴覚学専攻科6名、大和大学保健医療学部看護学科への編入13名です。看護学専攻の募集定員が100名であることを考えると、卒業後の学びを続ける選択肢が実際に活用されていることを人数でも確認できます。

ただし、71名はあくまで内部進学・編入学の合格者数で、実際に進学した人数を示すものではありません。また、専攻科や大和大学への編入は希望者全員の進学を保証する制度でもない点には注意が必要です。

2027年4月から「大和大学短期大学部」へ校名変更予定

学校名については、2027年4月から「大和大学短期大学部」へ変更される予定です。進学時期によって、資料や入試情報に「大和大学白鳳短期大学部」と「大和大学短期大学部」の2つの名称が出てくる可能性があるため、同じ学校の情報であることを理解しておくとよいでしょう。

大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻は、単に3年間で看護師を目指せるだけでなく、卒業後の1年間を使って助産師・保健師などを目指す専攻科へ進むか、大和大学看護学科へ4年次編入するかを選べる進路設計が大きな特徴です。

看護師を目指しながら、その先の資格や学位取得まで選択肢を残しておきたい人にとって、比較する価値のある仕組みといえます。

セクション2|大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻の偏差値・倍率は?入試難易度を解説

大和大学白鳳短期大学部 総合人間学科 看護学専攻には、入試難易度を比較するために使える信頼性の高い偏差値データがありません。

4年制大学では河合塾のボーダー偏差値が比較材料の一つになりますが、短期大学は同じように全国の学校を比較できる偏差値が十分に整備されていません。インターネット上には白鳳短期大学部の偏差値として数値を掲載しているサイトもありますが、算出方法や母集団が明確でない数値を合否の目安として使うのは避けたほうがよいでしょう。

また、河合塾などで確認できる「大和大学 保健医療学部 看護学科」の偏差値は、4年制の大和大学の入試データであり、大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻とは別です。

そのため、この学校の難易度は偏差値で判断するより、過去の公式倍率と、実際に受験する入試方式の試験内容から考えることが重要です。

2023年度は学校推薦型2.17倍、一般選抜3.00倍

学校が公表している2023年度の看護学専攻の入試結果は、次のとおりです。

選抜区分受験者数合格者数倍率
学校推薦型選抜237人109人2.17倍
一般選抜63人21人3.00倍
その他入試10人2人5.00倍

2023年度は、学校推薦型選抜でも受験者237人に対して合格者109人で、倍率は2.17倍でした。一般選抜は63人中21人が合格し、3.00倍となっています。

ただし、これは2023年度だけの結果です。入試方式や受験者数は年度によって変わるため、「看護学専攻は毎年3倍程度」と考えることはできません。

偏差値という共通の目安が使いにくい学校だからこそ、過去倍率は参考材料の一つにとどめ、受験年度の選考方法に合わせて準備することが重要です。

2027年度は総合型・公募推薦・一般で対策の仕方が変わる

2027年度入試では、総合型選抜(AO入試)、学校推薦型選抜(公募制)、一般選抜など複数の受験ルートがあります。

特に注目したいのは、総合型選抜でも学科試験を使う方式があり、公募推薦でも学力試験があることです。「総合型なら面接中心」「推薦なら学校の成績だけ」と考えるのではなく、受験方式ごとに学力試験と面接の両方を確認する必要があります。

主な入試方式特徴対策のポイント
総合型選抜(学科型)2教科の学科試験+面接早期受験でも学科対策が必要
総合型選抜(特技推薦型)課外活動の条件があり、小論文・面接などで選考活動実績に加えて小論文・面接を準備
学校推薦型選抜(公募制)2教科+面接+調査書高校での学習と筆記・面接を総合的に準備
一般選抜2教科+面接得意2教科の得点力と面接の両方が重要

つまり、どの方式でも「看護師になりたいという気持ちだけ」で受けるタイプの入試ではありません。早い時期の総合型から一般選抜まで、学力を確認する入試ルートが用意されていることが、この学校の入試を考えるうえで重要なポイントです。

総合型選抜の学科型は、早期受験でも学力試験がある

総合型選抜で特徴的なのが「学科型」です。2027年度の看護学専攻では、2教科の学科試験と面接で選考されます。

学科型には成績・資格・活動などに関する出願条件が設定されていないため、高校時代の評定や特別な活動実績だけで受験機会が決まる方式ではありません。その一方で、実際の選考では学科試験があるため、総合型選抜だから筆記対策が不要というわけでもありません。

これは、「評定や課外活動の実績には自信がないが、早い時期から学力試験で挑戦したい」という人にも検討しやすい方式です。反対に、面接だけを想定して総合型を選ぶと対策が不足するため、早期から受験する場合でも基礎学力を固めておく必要があります。

特技推薦型は活動実績を活かせるが、小論文・面接もある

総合型選抜には「特技推薦型」もあります。こちらは学科型とは性格が異なり、スポーツや文化・芸術などの課外活動について所定の条件を満たしていることが出願に関係します。

選考では活動実績だけを見るのではなく、小論文や面接なども行われます。そのため、高校時代に力を入れてきた活動を活かして受験したい人に向いている一方、実績があればそのまま合格できる制度ではありません。

同じ「総合型選抜」でも、学科型は学力を活かすルート、特技推薦型は課外活動の実績を出願につなげるルートと性格が分かれています。自分の高校生活で何を積み上げてきたかによって方式を選べる点は、この学校の総合型選抜の特徴です。

学校推薦型選抜は推薦でも2教科の対策が必要

2027年度の学校推薦型選抜(公募制)は、2教科の試験に加えて、面接と調査書を使って選考します。

推薦入試という名称から、評定や面接が中心の入試を想像する人もいるかもしれませんが、大和大学白鳳短期大学部の公募制では学科試験への準備も必要です。

そのため、公募推薦を第一候補にする場合も、一般選抜とはまったく別の対策をするのではなく、高校での基礎学力を固めながら面接も並行して準備するのがポイントです。推薦で早めの合格を目指したい人でも、筆記試験を避けるための方式ではないことは押さえておきたいところです。

一般選抜は得意2教科を活かしやすい

一般選抜は前期A・前期B・後期に分かれており、複数回の受験機会があります。学力試験では複数の対象科目から2教科を選択する方式で、面接も選考に含まれます。

科目数が2教科なので、幅広い教科を均等に仕上げるよりも、自分が得点しやすい教科を選び、重点的に完成度を高める戦略を取りやすい入試です。また、英語では英検やGTECなど一定の英語資格・検定試験の成績を得点として活用できる仕組みがあります。

一方、学力試験だけで合否が決まるわけではなく、面接もあります。得意科目の得点力を伸ばすことに加えて、看護師を目指す理由や3年制のこの学校を選ぶ理由を説明できるよう準備しておく必要があります。

偏差値より「どの方式なら強みを活かせるか」で考えたい

大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻は、4年制大学のように信頼性の高い偏差値を使って「偏差値○○だから合格圏」と判断しにくい学校です。一方で、入試方式を見ると、受験生が活かせる強みは比較的はっきり分かれています。

早期から学力で挑戦するなら総合型の学科型、高校時代の活動実績を活かすなら特技推薦型、推薦を利用しながら学力でも勝負するなら学校推薦型選抜、得意2教科を仕上げて挑戦するなら一般選抜という違いがあります。

学校が過去問題の提供も行っているため、偏差値を探すことに時間をかけるより、受験方式を早めに決めて過去問題で出題傾向を確認し、必要な教科と面接を準備するほうが実際の受験対策につながります。

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セクション3|大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻の学費・奨学金

大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻の学費は、2026年度新入生実績で3年間合計468万9,000円です。この金額には諸経費・実習費も含まれているため、看護師を目指す3年間に学校へ納める費用を把握しやすくなっています。

また、卒業後に助産学専攻科や地域看護学専攻科へ進む場合は、さらに1年間の学費が必要です。看護学専攻だけで卒業する場合と「3年+1年」で資格を広げる場合では費用が変わるため、入学前から卒業後の進路まで含めて考えておくとよいでしょう。

看護学専攻の3年間の学費は468万9,000円

2026年度新入生実績の学費は、次のようになっています。

年次・項目金額
入学金20万円
初年度授業料等(入学金除く)149万3,000円
2年次149万3,000円
3年次150万3,000円
3年間合計468万9,000円

初年度については、入学金20万円と初年度授業料等149万3,000円を合計すると、169万3,000円です。これは学校が「初年度総額」として示した金額ではなく、2026年度新入生実績として掲載されている金額を合算した計算値です。

3年間468万9,000円を単純平均すると、年間約156万3,000円となります。ただし、初年度には入学金が必要で、3年次の納付額も2年次とは異なるため、実際に毎年同額を支払うわけではありません。

助産師を目指す場合は計算上4年間で657万2,000円

看護学専攻を卒業した後、1年制の助産学専攻科へ進む場合、2026年度新入生実績では専攻科の学費が188万3,000円です。入学金10万円を含み、諸経費・実習費も含まれています。

看護学専攻3年間の468万9,000円と単純に合算すると、

468万9,000円+188万3,000円=657万2,000円

となります。

657万2,000円は学校が4年間総額として公表している金額ではなく、2026年度新入生実績として掲載された看護学専攻と助産学専攻科の学費を単純合算した計算値です。

それでも、「3年間で看護師を目指す場合」と「卒業後さらに1年間学んで助産師を目指す場合」の費用差を考える目安になります。助産学専攻科への進学を入学時から考えている人は、3年間の学費だけでなく4年目の約188万円も含めて資金計画を立てておきたいところです。

保健師を目指す場合は計算上4年間で637万2,000円

1年制の地域看護学専攻科へ進んで保健師を目指す場合、2026年度新入生実績の学費は168万3,000円です。こちらも入学金10万円、諸経費・実習費を含みます。

看護学専攻3年間と合算すると、

468万9,000円+168万3,000円=637万2,000円

です。

こちらも学校が4年間総額として公表しているものではなく、同年度に掲載された各課程の金額を単純合算した計算値です。

大和大学白鳳短期大学部は、3年間で看護師を目指して卒業するだけでなく、4年目に助産師や保健師を目指す進路を選べることが特徴です。その分、どこまで資格取得を目指すかによって、必要な学費も約469万円から約637万~657万円へ変わることは、学校比較の段階で押さえておきたいポイントです。

奈良県看護師等修学資金は月額3万6,000円を無利子で借りられる

看護学専攻の学生が検討できる支援制度の一つが、奈良県看護師等修学資金です。保健師・助産師・看護師課程では月額3万6,000円を無利子で借りられます。

看護学専攻の3年間にわたって月額3万6,000円を借りた場合、単純計算では129万6,000円になります。3年間の学校納付額468万9,000円に対しても一定の割合を占めるため、条件が合う学生には在学中の負担を支える選択肢になります。

ただし、これは返済不要の給付金ではなく貸与型の修学資金です。卒業後1年以内に看護師などの免許を取得し、奈良県内の対象医療施設で一定期間勤務すると返還免除を受けられます。

必要な勤務期間は勤務先によって異なり、200床未満の病院などの特定施設では貸与期間+2年、200床以上の特定病院での勤務を含む場合は貸与期間+4年が返還免除に必要な業務従事期間となります。

そのため、3年間貸与を受けた場合、勤務先などの条件によっては5年または7年の勤務が返還免除に関係します。金額だけを見るのではなく、卒業後に奈良県内で長く働く意思があるかまで含めて検討したい制度です。

JASSOや国の修学支援新制度も利用を検討できる

学校では、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も案内されています。第一種奨学金は無利子の貸与型で、自宅通学の場合は月額5万3,000円、自宅外通学では月額6万円などから選択できます。第二種奨学金は有利子の貸与型で、月額3万円から12万円まで複数の金額が設定されています。

また、大和大学白鳳短期大学部は高等教育の修学支援新制度の対象校です。対象となれば、授業料・入学金の減免と返還不要の給付型奨学金による支援を受けられます。

JASSOの貸与型奨学金は卒業後に返還が必要なのに対し、修学支援新制度は条件を満たせば授業料等の減免と給付型奨学金を組み合わせられるのが大きな違いです。家計基準などの条件に該当する場合は、貸与型だけでなく返還不要の支援制度を先に確認しておく価値があります。

さらに、学生納付金については、やむを得ない事情がある場合に分納・延納が認められる制度もあります。まとまった納付が難しい場合に利用できる可能性があるため、奨学金だけでなく支払方法まで含めて確認しておくとよいでしょう。

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セクション4|大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻のカリキュラム・学内演習

大和大学白鳳短期大学部 看護学専攻は、3年間の中で人体や病気の知識、基礎看護技術から始め、成人・老年、小児、母性、精神、地域・在宅看護へと学ぶ領域を広げていくカリキュラムです。

特徴として注目したいのは、講義で知識を覚えるだけでなく、シミュレータや領域別の実習室を使って「患者の状態を観察して判断する」練習まで行えることです。3年制は4年制大学より1年間短いため学習密度は高くなりますが、学内で看護技術を反復し、実践につなげる教育環境が用意されています。

1年次から人体・病気と看護技術を並行して学ぶ

看護学専攻では、看護の専門科目だけを学ぶのではなく、「生体機能学」「病理学」「薬理学」「病原微生物学」など、人体の仕組みや病気、薬に関する科目を学びます。

それと並行して、「看護学概論」「基礎看護学方法論」「基礎看護学演習」などを通じ、看護の考え方と基本的な援助技術を身につけていきます。

この組み合わせが重要なのは、看護技術を単なる手順として覚えるのではなく、「なぜこの観察が必要なのか」「患者の体で何が起きているのか」という根拠と結びつけて考える土台になるためです。

3年間で看護師を目指す課程なので、4年制大学のように学習期間そのものに余裕があるわけではありません。一方、早い段階から専門基礎と看護技術を並行して学びたい人には、3年間を集中して使えるカリキュラムといえます。

成人・小児・母性・精神だけでなく、地域・在宅看護まで学ぶ

基礎を身につけた後は、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学など、対象となる人の年齢や健康状態に応じた看護へ学習範囲を広げていきます。

さらに、「地域・在宅看護概論」「地域・在宅看護論」「地域・在宅看護演習」「家族看護論」なども配置されています。病院の中で行う看護だけでなく、自宅で療養する人やその家族の生活まで考える看護を、講義と演習の両方から学ぶ構成です。

卒業段階に向けては、看護管理・医療倫理・医療安全を扱う「看護マネージメント論」や、「国際看護・災害看護」なども学びます。基礎的な看護技術だけで終わらず、医療安全や災害時の看護まで学習範囲を広げていく点も3年間の流れとして押さえておきたいところです。

患者の状態を再現できるシミュレータで「観察する力」を鍛える

学内演習で特徴的なのが、患者の状態を再現できるシミュレータを使った教育です。

導入されている「多職種連携ハイブリッドシミュレータ SCENARIO」は、疾患や症状などを設定し、さまざまな患者の状態を表現できます。学生はシミュレータを実際に診て、触れながら、バイタルサインの測定や症状の観察、フィジカルイグザミネーション(患者の身体を観察・触診などで確認する方法)を練習します。

シミュレータのメリットは、単に最新機器に触れられることではありません。教科書で症状を覚えるだけの場合と違い、目の前の患者役の状態から必要な情報を集め、「どこを観察するべきか」を考える練習ができます。

看護師には、決められた手技を正しく行うだけでなく、患者の小さな変化に気づく力も必要です。そのため、技術の手順と患者観察を結びつけて練習できることに、シミュレーション教育の価値があります。

看護棟には領域別の実習室がある

学内には看護教育のための看護棟があり、基礎看護だけでなく、小児・母性や在宅看護などに対応した実習室が設けられています。

主な学内設備学ぶ内容
基礎看護学実習室基礎看護技術を根拠とともに反復練習する
在宅看護論実習室自宅など生活の場を想定した援助方法を練習する
小児・母性看護学実習室計測や入浴など、子どもや産前・産後のケアを練習する
シミュレータバイタルサイン測定、症状観察、身体状態の確認などを練習する

特に在宅看護論実習室は、一般的な病室を再現するだけではなく、「生活の場で看護する」ことを想定して援助方法を学ぶための設備です。

また、小児・母性看護学実習室では計測や入浴などを通して、成人とは異なる子どもの看護や、妊娠・出産前後のケアを練習します。

設備の種類が多いことそのものより、基礎・在宅・小児・母性と、授業で学ぶ看護領域に合わせて練習場所が分けられていることがポイントです。領域ごとに対象者や生活場面の違いを意識しながら技術を練習できる環境と評価できます。

「3年間で学ぶ」ため、短期間で専門科目が積み上がる

大和大学白鳳短期大学部のカリキュラムを見るうえで、4年制大学との違いとして意識しておきたいのが、看護師養成課程を3年間で修了することです。

人体や疾病の基礎、基礎看護、地域・在宅、成人・老年、小児、母性、精神といった領域を3年間で学び、学内演習から実践的な学びへ進んでいきます。

そのため、「4年間かけて学ぶ大学より1年早く卒業できる」というメリットがある一方、3年間に専門科目と演習がまとまっていることは理解しておく必要があります。

時間をかけて大学生活と専門教育を両立したい人と、3年間集中して看護師を目指したい人では、この違いの評価が変わります。修業年限の短さだけを見るのではなく、短い期間で専門科目を積み上げる学び方が自分に合うかも比較したいところです。

セクション5|大和大学白鳳短期大学部看護学専攻の国家試験合格率は?|2年連続99.1%

大和大学白鳳短期大学部の看護学専攻は、3年間で看護師国家試験の受験資格取得を目指す課程です。国家試験に向けては1年次から学修対策・国家試験対策を行い、担任制による個別支援や模擬試験も取り入れています。

国家試験実績も高く、最新の第115回看護師国家試験では109人が受験して108人が合格し、合格率は99.1%でした。

第115回看護師国家試験は109人中108人合格

2026年に実施された第115回看護師国家試験では、看護学専攻の109人が受験し、108人が合格しています。

試験受験者数合格者数合格率全国全体
第115回(2026年)109人108人99.1%88.3%
第114回(2025年)106人105人99.1%90.1%

第115回の全国全体の合格率は88.3%だったため、大和大学白鳳短期大学部看護学専攻の99.1%は全国全体を10.8ポイント上回っています。

前年の第114回も106人中105人が合格し、合格率は99.1%でした。つまり、100人を超える受験者がいる中で、2年連続99.1%を記録しています。1人の合否で合格率が大きく変わる極端な少人数の実績ではないことも含め、国家試験実績を重視する人には注目したい結果です。

1年次から国家試験を意識した学習をスタート

国家試験対策は最終学年になってから始まるのではなく、1年次から学修対策・国家試験対策を実施しています。

看護学専攻は4年制大学より1年短い3年課程です。その中で専門科目や実習と国家試験対策を進めるため、早い段階から国家試験を意識して学べる体制があることはポイントです。

3年間で看護師を目指したい人にとって、短期間であることだけでなく、1年次から受験に向けた準備を進められるかは学校を比較するときの重要な判断材料になります。

模擬試験で国家試験に向けた準備を進める

試験対策の一つとして、模擬試験を実施する体制もあります。大学では通常閉校となる土曜日でも、専攻・専攻科から事前に案内がある場合には、模擬試験などを実施しています。

国家試験では、知識を身につけるだけでなく、実際の試験を意識して問題に取り組むことも必要です。1年次からの国家試験対策に加えて模擬試験の機会が設けられているため、授業で学んだ内容を試験対策につなげながら準備を進められます。

担任が学習状況を把握し、試験対策も支援

大和大学白鳳短期大学部では担任制を採用しています。担任は学生一人ひとりの進路目標・学習状況・個性などを把握し、学生生活や学業に関する相談に対応します。

試験対策についても、担任が必要な学内連携を取りながら助言する仕組みです。また、資格取得や就職試験の対策は、それぞれの資格や職種に合わせて専攻単位で行われています。

そのため、単に全員が同じ国家試験対策を受けるだけではなく、普段の学習状況を把握している担任に相談しながら試験に備えられる点が特徴です。「1年次からの対策」「模擬試験」「担任による学習状況の把握と助言」を組み合わせていることは、3年間で国家試験合格を目指す学生にとって心強い支援といえます。

3年制で2年連続99.1%|実績と早期対策の両方がポイント

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻の国家試験面での強みは、3年課程でありながら、100人を超える受験者で2年連続99.1%の合格率を記録していることです。

さらに、1年次から国家試験を意識した学習を始め、模擬試験や担任制による支援を受けながら試験に備えられます。合格率だけで教育全体の良し悪しは判断できませんが、3年間で看護師を目指したい人にとって、直近の実績だけでなく、国家試験までの支援体制もあわせて確認できる学校です。

なお、卒業後に助産師や保健師を目指す場合は、看護学専攻3年間とは別に1年間の専攻科へ進学します。看護学専攻3年間で看護師を目指す課程と、卒業後に助産師・保健師を目指す専攻科は別課程として考える必要があります。

セクション6|大和大学白鳳短期大学部看護学専攻の就職率は100%|就職先・内部進学を解説

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻は、2025年度卒業生実績として就職率100%、定員100名に対して求人4,600名を公表しています。

さらに特徴的なのが、3年間で看護師を目指したあと、そのまま就職するだけでなく、学内の専攻科や大和大学への編入を選べることです。2026年度は内部進学・編入学で計71名が合格しており、「3年で看護師として就職する」「4年目も学んで資格や学歴を広げる」という複数の進路を考えられます。

2025年度卒業生の就職率は100%|求人は定員100名に対して4,600名

看護学専攻では、2025年度卒業生の就職率として100%を公表しています。また、募集定員100名に対する求人は4,600名です。

就職率の具体的な就職希望者数・就職者数までは最新の公表情報から確定できないため、100%という数字だけで就職のしやすさを判断するのではなく、求人状況や実際の就職先もあわせて見ることが大切です。

その点、定員100名に対して4,600名の求人が公表されていることは、看護師として就職を考えている人にとって選択肢の多さを判断する材料になります。

大学病院や公的な医療機関など幅広い就職実績がある

学校が公表している過去7年間の就職実績を見ると、大学病院や公的な医療機関、民間病院などさまざまな医療機関への就職実績があります。

主な就職先の例は次のとおりです。

主な就職先の例特徴
大阪大学医学部附属病院大学病院
大阪公立大学医学部附属病院大学病院
国立循環器病研究センター高度・専門医療を担う医療機関

このほか、奈良県内だけでなく大阪府を中心とする近畿圏などにも就職実績があります。

ただし、掲載されている病院は過去7年間の実績例であり、各病院への就職人数までは示されていません。そのため「特定の病院に多く就職している」とまでは判断できませんが、大学病院から公的・専門的な医療機関まで、勤務先を検討できる実績があることは確認できます。

2026年度は内部進学・編入学で71名が合格

大和大学白鳳短期大学部の進路で特に注目したいのが、卒業後の進学ルートです。

2026年度は、看護学専攻から内部進学・編入学で計71名が合格しています。

進路2026年度合格者数
助産学専攻科28名
地域看護学専攻科24名
言語聴覚学専攻科6名
大和大学 保健医療学部 看護学科への編入13名
合計71名

71名は実際に進学した人数ではなく「合格者数」ですが、これだけの内部進学・編入学合格実績が公表されている点は、この学校の進路を考えるうえで重要です。

特に、3年制短大では卒業後すぐに看護師として働くイメージを持ちやすいものの、大和大学白鳳短期大学部では、看護師資格を土台にして、卒業後も学びを続けるルートを具体的に選べることが特徴です。

+1年で助産師・保健師を目指せる専攻科がある

看護学専攻を卒業したあと、学内の助産学専攻科または地域看護学専攻科へ進み、さらに1年間学ぶルートがあります。

助産学専攻科は1年制・定員40名で女性のみ、地域看護学専攻科は1年制・定員40名で男女共学です。2026年度は看護学専攻から助産学専攻科に28名、地域看護学専攻科に24名が内部進学で合格しています。

つまり、入学時点で「まず3年間で看護師を目指したいが、その後は助産師や保健師も検討したい」という人にとって、卒業後の進学先が学内に用意されていることは大きな特徴です。

ただし、3年間で看護師と助産師・保健師を同時に取得する制度ではありません。看護学専攻3年間を卒業したあと、専攻科でさらに1年間学ぶ必要があります。また、専攻科には定員があるため、希望すれば全員が進めるという意味でもありません。

大和大学看護学科への編入という選択肢もある

資格を増やす専攻科だけでなく、大和大学 保健医療学部 看護学科への編入ルートも用意されています。2026年度は13名が編入学に合格しました。

3年間で看護師を目指したあと、「短期大学士で卒業するだけでなく、さらに大学で学んで学士取得を目指したい」という場合にも進路の選択肢があります。

助産師・保健師を目指す専攻科と、4年制大学への編入の両方が用意されているため、入学時点で卒業後の進路を一つに決めきれていない人でも、3年間学んだあとに次の進路を検討しやすい学校といえます。

就職だけでなく「4年目の進学」まで考えられるのが特徴

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻は、2025年度卒業生の就職率100%、定員100名に対して求人4,600名という就職実績に加えて、卒業後の進学ルートが用意されています。

看護分野では、短大や専門学校で看護師資格を取得したあと、大学へ編入して学びを続ける進路もあります。そのメリットの一つが、学士取得を目指せるだけでなく、就職先によっては給与体系にも違いがあることです。

実際、日本看護協会の2025年度調査では、新卒看護師の平均基本給は3年課程卒より大卒のほうが高く、国立病院機構などでも大学卒と短大3卒・専門学校3年課程卒で異なる基本給が設定されています。

すべての医療機関に当てはまるわけではありませんが、大卒区分を設けている勤務先では、大学卒業が給与面にも関係する場合があります。これが一因となって、看護専門学校などに進学後に卒業せず、大学に編入する人が増えています。

その点、大和大学白鳳短期大学部では、2026年度に大和大学 保健医療学部 看護学科への編入学で13名が合格しています。さらに助産学専攻科28名、地域看護学専攻科24名の内部進学合格実績もあり、卒業後に「看護師として就職する」「助産師・保健師を目指す」「大学へ編入して学士取得を目指す」という進路を検討できます。

学校を比較するときは「3年間で卒業できる短大」とだけ見るのではなく、まず3年間で看護師を目指し、その後の希望に応じて就職・専攻科・大学編入から進路を考えられる学校として見ると、大和大学白鳳短期大学部の特徴がより分かりやすいでしょう。

セクション7|大和大学白鳳短期大学部看護学専攻の実習は?|1年次から臨地実習を経験

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻では、1年次から基礎看護学実習がカリキュラムに組み込まれています。その後は地域・在宅、小児、母性、精神、成人・老年などへ学ぶ領域を広げていく3年課程です。

また、学内には看護技術を練習する実習室やシミュレータがあり、臨地実習先も奈良県立医科大学附属病院をはじめ、奈良県・大阪府を中心に複数の医療機関が用意されています。3年間という限られた期間の中でも、学内での練習と実際の医療現場での実習を組み合わせて実践力を身につけていく点が特徴です。

1年次から基礎看護学実習|2・3年次へ段階的に広がる

2025年度の教育課程では、基礎看護学実習Ⅰを1年次に配置しています。2年次には基礎看護学実習Ⅱに加え、地域・在宅、小児、母性、精神などの実習が組み込まれています。

さらに3年次には成人・老年を対象とする広域健康看護実習が配置されています。カリキュラム全体では、基礎看護から地域・在宅、成人・老年、小児、母性、精神、統合実習まで複数の領域を経験する構成です。

1年次から実際の看護を意識した実習に入り、その後に対象者や看護の場を広げていくため、3年間の後半だけに実習が集中するのではなく、早い段階から授業で学んだ知識と看護実践を結びつけながら学べます。

奈良県立医科大学附属病院など奈良・大阪を中心に実習

2025年度予定の実習先として、奈良県・大阪府を中心に多数の病院が公表されています。主な例を挙げると次のとおりです。

主な実習先特徴
奈良県立医科大学附属病院大学病院
国立病院機構 奈良医療センター国立病院機構の医療機関
八尾市立病院公立病院

このほかにも、市立奈良病院、奈良県西和医療センター、国立病院機構大阪医療センターなど複数の医療機関が実習先となります。

特定の系列病院だけで実習する形ではなく、大学病院・公的な医療機関など複数の環境で学ぶ機会が用意されていることがポイントです。異なる医療機関で実習することは、それぞれの現場の役割や看護の違いを知る機会にもなります。

病院だけでなく地域・在宅看護まで学ぶ

実習は病院内の看護だけに限られていません。教育課程には、地域・在宅看護論実習Ⅰ(訪問看護・診療)と地域・在宅看護論実習Ⅱ(生活支援)も組み込まれています。

看護師が支援する場所は病院だけではなく、患者の自宅や地域にも広がっています。そのため、入院中の患者への看護だけでなく、地域で生活する人を支える看護まで学べることは、卒業後の働き方を考えるうえでも意味があります。

特に、病院看護だけに進路を限定せず、将来的に訪問看護などにも関心がある人にとって、3年間の段階から地域・在宅の視点を学べる点は注目したいところです。

シミュレータを使い、患者の状態を想定して練習できる

臨地実習に加えて、学内でのシミュレーション教育にも力を入れています。

シミュレータには疾患や症状を設定でき、さまざまな患者の状態を再現できます。学生はシミュレータを実際に診たり触れたりしながら、バイタルサインの測定や症状の観察などを練習します。

看護では、手順を覚えるだけでなく、患者の状態を観察して「何が起きているのか」を考えながら対応する力が必要です。患者を想定した環境で繰り返し練習してから実際の医療現場で学べることは、知識を看護技術へつなげるうえでメリットがあります。

基礎・在宅・小児・母性まで学内実習室を整備

看護棟には、基礎看護学実習室のほか、在宅看護論実習室、小児・母性看護学実習室などが整備されています。

基礎看護学実習室では、根拠を意識しながら看護技術を反復練習できます。在宅看護論実習室では生活の場を想定した援助、小児・母性看護学実習室では計測や入浴など、小児や妊産婦へのケアを練習します。

つまり、病院を想定した基本的な看護技術だけでなく、在宅、小児、母性など対象や生活環境の違いに応じた看護を学内でも練習できる環境があります。実習領域の広さに対応した設備が用意されている点は、実践を重視して学校を選びたい人にとって確認しておきたい特徴です。

3年間で「学内練習→臨地実習→複数領域」へ広げられる

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻の実習面では、1年次から基礎看護学実習が始まり、2・3年次に地域・在宅や小児、母性、精神、成人・老年などへ経験を広げられることが特徴です。

さらに、学内には領域別の実習室とシミュレーション教育の環境があり、臨地実習では奈良・大阪を中心とする複数の医療機関で学ぶ機会があります。

3年制だから実習内容が限定されているわけではなく、早い段階から現場を経験しながら複数領域の看護へ進む構成になっています。3年間で看護師を目指しつつ、学内での技術練習と幅広い臨地実習の両方を重視したい人にとって、実習体制はこの学校を比較する際のポイントになるでしょう。

セクション8|大和大学白鳳短期大学部看護学専攻が向いている人・向いていない人とまとめ

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻は、3年間で看護師を目指しながら、卒業後は就職だけでなく、助産師・保健師を目指す専攻科や大和大学への編入も検討できる学校です。

国家試験では2年連続99.1%の合格実績があり、1年次からの実習やシミュレーション教育など、3年間で実践力を身につける環境も整えられています。

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻が向いている人

特に向いていると考えられるのは、次のような人です。

  • 3年間で看護師国家試験の受験資格取得を目指したい人
  • 国家試験の合格実績を重視して学校を選びたい人
  • 1年次から国家試験対策を始めたい人
  • 1年次から臨地実習を経験し、段階的に実践力を身につけたい人
  • シミュレータや領域別の実習室で練習してから臨地実習に臨みたい人
  • 病院だけでなく地域・在宅看護にも関心がある人
  • 看護師取得後に助産師や保健師も目指したい人
  • 3年制短大に進学しても、将来は4年制大学への編入を検討したい人
  • 卒業時に就職・専攻科・大学編入から進路を選びたい人

なかでも大きな特徴は、3年間で看護師を目指したあとに複数の進路を選べることです。看護師として就職するだけでなく、学内の1年制専攻科へ進んで助産師・保健師を目指すことができます。2026年度は助産学専攻科28名、地域看護学専攻科24名が内部進学で合格しています。

さらに、大和大学 保健医療学部 看護学科への編入という選択肢もあり、2026年度は13名が合格しています。「まず3年間で看護師を目指したいが、将来は助産師・保健師や大学卒業まで考える可能性がある」という人にとって、卒業後の選択肢を残しやすいことはこの学校ならではのメリットです。

国家試験と実習を重視する人にも向いています。最新の第115回看護師国家試験では109人中108人が合格し、合格率99.1%。前年の第114回も106人中105人が合格して99.1%でした。1年次から国家試験対策を行うほか、模擬試験や担任制による学習支援もあります。

実習では1年次から基礎看護学実習が始まり、その後は地域・在宅、小児、母性、精神、成人・老年などへ領域を広げます。学内にはシミュレータや基礎・在宅・小児・母性などに対応した実習室もあるため、学内で技術を練習しながら、早い段階から実際の看護現場で学びたい人とも相性がよいでしょう。

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻が向いていない人

一方、次のような希望がある人は、制度が自分の進路計画に合っているかをよく確認する必要があります。

  • 3年間だけで看護師と助産師・保健師の両方を取得したい人
  • 男性で助産師資格の取得を目指している人
  • 特定の病院・施設で実習することを最優先に学校を選びたい人

特に注意したいのが、助産師・保健師を取得するまでの年数です。看護学専攻はあくまで3年間で看護師を目指す課程であり、助産師・保健師まで3年間で取得できるわけではありません。

助産師を目指す場合は看護学専攻卒業後に助産学専攻科、保健師を目指す場合は地域看護学専攻科へ進み、さらに1年間学びます。また、助産学専攻科は女性のみで、いずれの専攻科も定員40名です。希望者全員の進学が保証される制度ではないため、内部進学を前提に考えている人は選考方法も確認しておきましょう。

実習先については奈良・大阪を中心に複数の医療機関がありますが、実習施設や配置は年度によって変わる可能性があります。「この病院で実習したい」という希望を学校選びの最優先条件にする場合は、最新の実習先だけでなく、どの領域でどの施設を利用するのかまで確認することが重要です。

まとめ|3年で看護師、その先の「+1年」まで選べるのが大きな特徴

大和大学白鳳短期大学部看護学専攻の大きな特徴は、3年間で看護師を目指せることと、その後の進路を就職だけに限定しなくてよいことです。

第115回看護師国家試験では109人中108人が合格して99.1%。就職面でも2025年度卒業生の就職率100%、定員100名に対して求人4,600名が公表されています。

一方で、2026年度には内部進学・編入学で71名が合格しており、助産師・保健師を目指す専攻科や大和大学看護学科への編入という進路もあります。

そのため、「3年間で看護師として就職したい人」と「まず看護師を目指し、4年目に資格や学歴を広げる可能性も残したい人」の両方が検討しやすい学校です。

学校を比較する際は、まず公式資料を請求し、学費や最新の入試制度に加えて、専攻科への内部進学選考、大学編入、最新の実習先、実習スケジュールなどを確認するとよいでしょう。

特に助産師・保健師まで考えている場合は、看護学専攻3年間+専攻科1年間の合計4年間で必要になる学費も、4年制看護大学と比較しておきたいポイントです。

資料で学費・入試・実習・国家試験・就職・卒業後の進学制度を他校と比較し、候補に残った場合にオープンキャンパスへ参加して、実習設備や学生への支援体制を実際に確認すると学校選びを進めやすくなります。

なお、現在の「大和大学白鳳短期大学部」は、2027年4月から「大和大学短期大学部」へ校名変更予定です。2027年度以降の入学を検討している人は、資料請求時に最新の学校名や制度もあわせて確認してください。

志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。

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参考ページ

参考ページ

大和大学白鳳短期大学部 公式サイト:https://www.hakuho.ac.jp/

看護学専攻|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/department/nursing/

専攻・専攻科|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/department/

助産学専攻科|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/department/tocology/

地域看護学専攻科|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/department/community_nursing/

建学の精神・教育方針|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/about/spirit/

キャンパス紹介|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/about/campus/

情報公開|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/about/disclosure/

資格取得|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/career/qualification/

国家試験実績|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/career/employment/

就職・キャリア|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/career/

奨学金制度|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/admissions/scholarship/

入試結果|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/admissions/exam_history/

募集要項|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/admissions/application/

オープンキャンパス|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/admissions/oc/

地域連携|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/life/regional_cooperation/

海外研修|大和大学白鳳短期大学部:https://www.hakuho.ac.jp/life/overseas_program/

2025年度 大和大学白鳳短期大学部 学則(PDF):https://www.hakuho.ac.jp/assets/pdf/disclosure/2025/2025gakusoku.pdf

第115回看護師国家試験の合格発表について|厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_71621.html

大和大学白鳳短期大学部 入試難易予想ランキング表|河合塾Kei-Net:https://search.keinet.ne.jp/

大和大学白鳳短期大学部の情報・口コミ|みんなの学校情報:https://www.minkou.jp/university/school/20632/

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