杏林大学看護学科のレビュー|元教員が評判・学費・倍率・入試・偏差値・就職・国試を解説

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杏林大学 保健学部 看護学科には、看護学専攻と看護養護教育学専攻があります。看護師を目指す2つの専攻で、学び方や将来の選択肢がどう異なるのかを紹介します。保健師・助産師・養護教諭にも関心がある方に向けて、資格課程やキャンパスの違いも取り上げます。

たとえば、授業・実習については、医学部付属病院との連携が、実際の学びにどう生かされるのかを取り上げます。学内での看護技術の練習から、病院・地域・学校での実習へ進む流れを、専攻ごとに紹介します。海外の医療や看護に触れる学習機会にも目を向けます。

入試では、専攻ごとに異なる偏差値・倍率や、総合型選抜の選考内容が注目点です。英文読解・小論文の扱いをはじめ、一般選抜・共通テスト利用との違いを紹介します。出願条件や過去問題の活用も取り上げ、受験方式を検討する際のポイントを整理します。

学費では、4年間の学納金に加え、保健師・助産師課程を選んだ場合に必要となる追加費用も押さえたい点です。諸費や教材・パソコンなどの準備費と分けて紹介します。大学独自の給付型奨学金も取り上げ、対象学年や選考条件など、利用を考える際の要点を整理します。

なお、口コミには、講義・演習の多さや、ゼミによる国試支援について気になる声もあります。このページでは、その他の点も含めて解説していきます。

目次

セクション1|杏林大学 保健学部 看護学科の特徴

杏林大学 保健学部 看護学科の大きな特徴は、看護師を土台に「保健師・助産師」へ進む看護学専攻と、「養護教諭」まで目指す看護養護教育学専攻を明確に分けていることです。

看護学専攻は杏林大学医学部付属病院に隣接する三鷹キャンパスで学び、4年次には看護師課程・保健師課程・助産師課程に分かれて専門性を深めます。一方、看護養護教育学専攻は井の頭キャンパスで、看護と学校保健・健康教育を組み合わせて学びます。

同じ看護学科でも、キャンパスだけでなく、教育の方向性や目指せる資格が大きく異なります。「看護師になれる大学」というだけでなく、将来どの領域で人の健康を支えたいかによって専攻を選べることが、杏林大学の看護学科を比較するうえで重要なポイントです。

項目看護学専攻看護養護教育学専攻
学部・学科保健学部 看護学科保健学部 看護学科
修業年限4年4年
入学定員100名50名
キャンパス三鷹キャンパス井の頭キャンパス
基本資格看護師国家試験受験資格看護師国家試験受験資格
その他の資格保健師・助産師国家試験受験資格を目指せる※養護教諭一種免許状※
教育上の特徴大学病院に隣接した環境で臨床と連携看護と学校保健・健康教育を統合して学ぶ

※保健師・助産師は取得できる人数に制限があり、入学後の選考があります。養護教諭一種免許状は所定科目の修得が必要です。

看護学専攻は大学病院と同じ三鷹キャンパスで学ぶ

看護学専攻の学生が学ぶ三鷹キャンパスには、医学部と杏林大学医学部付属病院があります。看護学専攻も「臨床との連携・協働」を教育の柱としており、大学での看護教育と高度な医療を担う大学病院が近い環境にあることは大きな特徴です。

三鷹キャンパスには医学・看護学系を中心に約23万冊を所蔵する図書館もあり、医学部・看護学専攻・大学病院が集まる医療教育の拠点になっています。単に「系列病院がある」というだけでなく、看護を学ぶキャンパスそのものが臨床医学教育の環境と結び付いているため、医療現場を身近に感じながら大学4年間を過ごしたい人には比較材料になる環境です。

看護学専攻は4年次に「看護師・保健師・助産師」の3課程へ分かれる

看護学専攻では看護師国家試験受験資格を基本としながら、4年次には看護師課程、保健師課程、助産師課程の3つに分かれて学ぶ仕組みになっています。

看護師課程は看護師資格の取得だけを目的とした最低限のコースではなく、より発展的な看護を学ぶ「アドバンスな学習」が用意されています。そのため、保健師・助産師を選択しない学生も、4年次に看護師としての専門性を深められる構成です。

一方、保健師・助産師課程は希望すれば全員が進めるわけではなく、取得可能人数に制限があり、入学後の選考があります。入学後に看護を学んだうえで進路を選べることは魅力ですが、保健師・助産師を第一志望にする場合は選抜制である点まで含めて学校を比較する必要があります。

看護養護教育学専攻は「看護+教育」を組み合わせた専門性が強い

看護養護教育学専攻は、看護師国家試験受験資格と養護教諭一種免許状の両方を目指すための専攻です。ただ資格を2つ取得することを目的にするのではなく、看護の知識を基盤に、子どもの健康と成長を学校教育の中で支える力を身につけることを重視しています。

特に特徴的なのが、発達障害や特別な支援を必要とする子どもに対応するための教育です。講義だけでなく、ケーススタディ、実習プログラム、ボランティアによるサービスラーニング、学校インターンシップなども教育方法として取り入れています。

さらに、健康教育の指導計画を作成して実際の指導方法を考えるなど、「保健室でけがや体調不良に対応する」だけにとどまらない養護教諭教育が組まれています。看護師としての医療知識と、子どもの健康を予防・教育の面から支える力を4年間で組み合わせて学べることは、この専攻ならではの特色です。

医療系8学科5専攻を持つ保健学部で学べる

杏林大学の保健学部は、看護だけの学部ではありません。看護学科のほか、臨床検査技術、臨床工学、救急救命、診療放射線技術、リハビリテーション、臨床心理などを含む8学科5専攻で構成され、さまざまな医療・保健分野を専門とする学生・教員が在籍しています。

保健学部全体でもチーム医療に貢献できる人材の育成を掲げています。ただし、他学科が多いことだけを理由に「看護学生が他職種の学生と日常的に合同授業を行う大学」とまではいえません。杏林大学の強みとしては、看護だけで完結しない幅広い医療・保健分野を持つ総合的な教育環境があることを評価するのが適切です。

海外の医療・看護に触れるプログラムも用意されている

国際的な視点を取り入れていることも杏林大学の特徴です。看護学専攻では4年次に海外研修が教育課程に位置付けられており、大学の海外研修制度には、看護学科4年生を対象としたアメリカ・ポートランド州立大学での約10日間の研修があります。現地では医療施設の見学などを行います。

看護養護教育学専攻でも海外研修を教育に取り入れ、学科として海外看護体験プログラムを掲げています。国内の看護・学校保健だけでなく、異なる文化や医療環境から健康支援を考える機会が用意されているため、大学在学中に海外の医療・看護にも視野を広げたい人には注目できる選択肢です。

杏林大学 看護学科は、大学病院に隣接して看護を学ぶ看護学専攻と、看護と学校保健を本格的に組み合わせる看護養護教育学専攻で、特色がはっきり分かれています。

さらに、保健学部に多様な医療系学科があることや海外研修の選択肢まで含めると、「看護師資格だけを目指す」のではなく、その先の専門分野まで考えて4年間の学び方を選べる大学として評価できます。

セクション2|杏林大学 保健学部 看護学科の口コミ

講師・授業の口コミ

杏林大学の講師・授業については、看護の現場経験をもつ教員から専門的・実践的に学べることを評価する口コミが見られます。

看護師経験が豊富な教授や准教授による講義のため、とても勉強になる。

ほかにも、看護師経験者の先生が多いという声や、現役の保健師・看護師をゲストスピーカーとして招く機会があるという口コミがありました。教科書上の知識だけではなく、実際の医療・看護の経験を踏まえながら学べることに良さを感じている学生がいることがうかがえます。

実際に看護学専攻では、臨床との連携・協働を通して実践能力を身につけることを教育の柱としており、成人・高齢者・小児・母性・精神など、領域ごとに講義・演習・実習をつなげながら学ぶカリキュラムが組まれています。

看護養護教育学専攻についても、看護と養護の専門科目を体系的に学び、講義・演習・実習・臨床実習を組み合わせる方針が示されています。

こうした教育内容を踏まえると、口コミにある実務経験を活かした授業は、授業で覚えた知識を「実際の看護ではどう使うのか」へとつなげられるのがメリットです。

これから臨地実習に出る学生にとっても、患者さんへの対応や看護師の判断を具体的にイメージしながら学べることは、知識と実践を結びつける助けになるでしょう。

また、授業の専門性だけでなく、説明の分かりやすさを評価する口コミもあります。

授業が分かりやすく医療人になる上で必要な知識が身につくと思います

ほかにも、先生の講義が分かりやすいという声が見られました。看護では、基礎的な知識を学んだうえで、学年が上がるにつれて各領域の看護や演習、実習へと学びを発展させていきます。そのため、最初の段階で内容を理解しやすいことは、その授業だけでなく、その後の専門科目を学ぶうえでも重要です。

一方で、授業や演習の量、テストの難しさについては注意しておきたい口コミもあります。

他大学や他学科と比べて、なかなかな量の講義や演習科目がある

また、テストには難しいものもあるが、将来必要になる知識なので勉強する意義を感じるという声もありました。授業が分かりやすいという評価がある一方で、学ぶ内容そのものが少ない、簡単というわけではないことがうかがえます。

実際に、それぞれの専攻では、一定の学習量が必要になることは理解しておきたいポイントです。

看護学専攻では、基礎看護学から成人・高齢者・小児・母性・精神・在宅などへ専門分野を広げ、それぞれで講義だけでなく演習や実習を組み合わせて学びます。看護養護教育学専攻も、看護の専門科目に加えて教職に関する科目を体系的に履修し、講義・演習・実習・臨床実習を組み合わせるカリキュラムです。

なお、口コミでは難しさだけが語られているわけではなく、将来必要になる内容だからこそ学ぶ意味があると評価されている点も重要です。

授業についていくうえで心強いのが、教員に相談しやすいという口コミが多く見られることです。

どの領域の先生方も本当に親身になってくれるので、自分がピンチなときに強がらずに先生に頼ったり相談したりする力があれば単位を落とす事はほとんどないと思います。

ほかにも、質問に丁寧に答えてくれる先生が多い、質問をいつでも聞いてもらえる環境で学びやすかったという声がありました。単に先生の説明が分かりやすいだけでなく、分からないことや困ったことが出てきたときに相談できる環境が高く評価されています。

実際に杏林大学では、保健学部の学生にはクラス担任が置かれており、身近な相談相手として学生の相談に対応する体制が設けられています。

さらに、学業については各キャンパスの教務担当、学生生活については学生支援を担当する部署、より専門的な悩みについては学生相談室など、相談内容に応じた窓口も用意されています。

こうした体制があることを踏まえると、口コミにある「先生が親身」「質問しやすい」という評価は、授業中の対応だけに限ったものではありません。授業や実習でつまずいたときに、身近な教員へ相談しながら学習を続けやすいことも、専門科目の多い看護学科で学ぶうえでのメリットといえるでしょう。

演習・実習の口コミ

杏林大学の演習については、教員の指導を受けながら実践的に学べる環境を評価する口コミが見られます。

演習の授業などは4人に1人ぐらいで先生が教えて下さり、質問などもしやすい環境です。

ほかにも、学内演習が充実しているという声がありました。看護技術を練習する際に、分からないことをその場で質問しやすかったことがうかがえます。

実際に杏林大学では、看護学専攻のカリキュラムについて、講義・演習・実習を適切に組み合わせて学ぶことを教育方針として掲げています。演習や実習ではグループディスカッションなども取り入れ、知識や技術を実践につなげていく方針です。

看護養護教育学専攻でも、講義・演習・実習・臨床実習を組み合わせ、看護と養護の実践に必要な知識や技術を段階的に身につけるカリキュラムが組まれています。

看護では、授業で手順を覚えるだけでなく、実際に身体を動かして技術を身につける必要があります。そのため、演習の段階で教員に質問しながら繰り返し確認しやすいことは、実習へ進む前に看護技術への理解を深めるうえでメリットといえるでしょう。

また、演習を支える設備の充実を評価する口コミも複数見られます。

演習室にはベッドも沢山あり、人形や物品がしっかりしていて良いです。

ほかにも、申請すれば自主練習ができたという声や、分野別の演習室が複数あり、ベッドや物品も十分に用意されていたという口コミがありました。演習時に物品が足りず、ほかの学生の練習を見ているだけになることはなかったという具体的な経験も語られています。

実際に杏林大学には、看護技術を学ぶための基礎看護学実習室が設けられています。母性看護学ではNICU(新生児集中治療室)の環境を想定し、クベース(保育器)を使った赤ちゃんのおむつ交換や、新生児の沐浴、手指衛生・清潔操作などを実践する演習も行われています。

たとえば、実際の環境を想定してクベースの開口部から手を入れておむつを交換するなど、単に手順を覚えるだけではなく、赤ちゃんへの刺激や感染予防にも配慮しながら技術を練習している点が特徴です。

また、看護養護教育学専攻では、ICTを活用した教育に加えて、実践に必要な知識・技能を安全な環境で学ぶためのシミュレーション教育を実施しています。

こうした設備や演習環境のメリットは、患者さんを相手にする前に、実際の看護場面に近い状況で何度も技術を試せることです。ベッドや人形、看護物品を使って基本技術を身につけるだけでなく、対象者の状態を観察することや、安全・感染予防まで意識して練習できれば、臨地実習で「手順をこなす」だけではなく、なぜその対応が必要なのかを考えながら行動するための準備につながります。

実習については、幅広い領域を経験できることを評価する口コミが見られました。

長期間にわたり臨床実習が行われ、様々な分野を学ぶことができ、レポートにより知識を定着できる。

実際に看護学専攻では、実習が学科目の約5分の1を占めています。基礎看護学実習に加えて、成人・高齢者・小児・母性・精神・在宅など、それぞれ対象者や看護の役割が異なる領域で実習を行います。

実習先も杏林大学医学部付属病院だけではありません。訪問看護ステーション、保健所、保育園、リハビリテーション病院など、地域のさまざまな施設と連携して実習を行っています。病院で患者さんを看護する経験だけでなく、在宅で生活する人への支援や、地域で健康を支える仕事など、看護師が活躍するさまざまな現場に触れられる環境です。

看護養護教育学専攻でも、医学部付属病院をはじめとする病院や福祉施設、学校など、多領域の現場で実習することが現在の公式情報で示されています。看護師と養護教諭の両方を視野に入れる専攻だからこそ、医療現場だけでなく、子どもの健康を支える学校などでも実践的に学んでいきます。

こうした幅広い実習のメリットは、授業で学んだ知識や学内演習で身につけた技術を、対象者や場所の違いに合わせて使う経験ができることです。乳児から高齢者まで、また病院から在宅・地域までさまざまな対象や環境を経験することで、自分が将来どの領域で働きたいのかを考える材料にもなるでしょう。

一方で、領域別実習は大変だったという口コミもあります。ただ、その学生は実習を乗り越えることで技術や知識がかなり身についたとも評価しています。

実習では、患者さんの状態を把握して必要な看護を考え、実践した内容を振り返るという、講義だけでは経験できない学習が求められます。そのため負担を感じる場面はあるものの、知識を覚える段階から、患者さんに合わせて考えて使う段階へ進む重要な機会といえます。口コミからも、大変さと引き換えに実践的な知識や技術を身につけたと感じている学生がいることがうかがえます。

こうした負担の大きい実習を一人で乗り越えなければならないわけではありません。杏林大学では、保健学部の学生にクラス担任を置き、学修上の問題や学生生活について相談できる体制を整えています。さらに、看護学専攻では各看護領域に専門の教員が配置され、講義・演習から臨地実習へと学びをつなげる教育が行われています。

実際の口コミでも、実習中は教員のサポートが厚く、自信をもって臨めたという声がありました。実習では、患者さんとの関わり方や看護計画、記録など、学内での授業とは異なる難しさに直面することがあります。そうしたときに、専門領域の教員から指導を受けたり、困ったことを相談したりしながら実習を進められたと感じている学生がいることは、実習の負担を考えるうえでも重要なポイントです。

領域別実習そのものには大変さがある一方で、分からないことや悩みを抱えたときに教員へ相談しながら、実践を通して知識・技術を身につけていける環境がうかがえます。実習への不安が大きい人にとっては、実習内容だけでなく、このような教員との距離感やサポートについても学校選びで確認しておきたいところでしょう。

さらに、看護学専攻では、三鷹キャンパスに隣接する杏林大学医学部付属病院と連携して学べることも特徴です。大学の公式情報でも、付属病院との連携・協働のもとで学習し、実践能力をもった看護職の育成を目指します。

口コミでも、杏林大学医学部付属病院で実習することで、病院内部の様子を自分の目で確かめられたという声がありました。付属病院への就職が自動的に決まるという意味ではありませんが、実際の医療現場で実習しながら、病院の雰囲気や看護の進め方、働く看護師の姿を身近に見られることは、卒業後の働き方を考えるうえでも参考になります。

特に看護学専攻は、大学と付属病院が隣接しているため、大学での学びと臨床現場とのつながりを意識しやすい環境です。学内演習で身につけた技術を臨地実習で実践し、その経験を再び学習へ持ち帰ることで、知識・技術・実際の患者さんへの看護を結びつけながら学べることが、杏林大学の実習環境の大きなメリットといえるでしょう。

国家試験対策の口コミ

杏林大学の国家試験対策については、複数の資格取得を目指す学生からも、国試や進路に向けたサポートを評価する口コミが見られます。

ダブルライセンスを目指していて、教職過程もある中で国試合格率もほぼ毎年100%なので、国試対策や進路面でのサポートは手厚いのではないかと感じています。

2つの資格取得を目指す大変な状況でも合格率が毎年高いため、それほど国試対策のサポートが手厚いと実際の学生から評価されています。

実際、杏林大学の看護師国家試験の結果は過去5年間ですべて95%以上です。

ほかにも、国家試験対策の知識をしっかり教えてもらえたという口コミがあります。また、1年次から国家試験を意識した模試を受けていたという経験もみられます。

実際に、国家試験の直前だけに対策するのではなく、普段の授業や演習・実習を通して、国家試験にも臨床にも必要な知識を積み上げていきます。基礎的な知識から各看護領域の専門知識、演習、臨地実習へと段階的に学ぶ構成になっています。こうした4年間の学びそのものが、国家試験に必要な知識を身につける土台になります。

ほかの国家試験対策では、模擬試験などを活用しながら、自分の理解度や苦手分野を確認して学習を進めます。

こうした対策のメリットは、4年次になってから国家試験の勉強を一から始めるのではなく、普段の授業で学んだ内容と国家試験で問われる知識を結びつけながら準備できることです。模擬試験で自分の理解度を確認できれば、苦手な領域を早めに把握し、その後の授業や自主学習で重点的に復習することもできます。

特に看護養護教育学専攻では、看護師国家試験の勉強に加えて、養護教諭一種免許状の取得に必要な教職科目も学びます。学ぶ範囲が広いなかでも、早い段階から国家試験を意識して準備を積み重ねられることは、複数の資格取得を目指す学生にとって大きなメリットといえるでしょう。

ただし、国家試験対策の受け止め方には個人差もあります。過去の口コミには、ゼミによって面倒見にばらつきを感じ、卒業研究だけでなく国家試験対策まで行ってくれるゼミもあったという声がありました。

この口コミからは、教員やゼミによる個別的なフォローまで、すべての学生が同じように受けられるとは限らないことがうかがえます。国家試験は最終的には学生自身が継続して勉強する必要があるため、大学や教員の支援を活用しつつ、自分でも計画的に対策を進める姿勢が大切です。

就職支援の口コミ

杏林大学の就職支援については、学生本人が希望する就職先を目指せるように後押ししてもらえたことを評価する口コミが見られます。

自分の行きたいところへの就職を応援してくださり、手厚いサポートでした

この口コミからは、単に就職先を紹介してもらうというより、学生が希望する進路を尊重しながら就職活動を支えてもらえたことがうかがえます。

ほかにも、3年生の領域別実習後に就職活動をサポートする講座や杏林大学医学部付属病院の就職説明会があったという声、面接や小論文の練習をしっかり受けられたという口コミがあります。また、付属病院への就職支援を評価する声も見られました。

実際に杏林大学では、キャリアサポートセンターを設置し、進路・就職相談や就職活動に必要な情報提供などを行っています。保健学部では医療機関や企業などを招いた説明会も実施しており、学生が進路を具体的に検討する機会が設けられています。

こうした支援のメリットは、求人情報を見るだけで就職先を決めるのではなく、自分の希望を整理しながら、応募や選考に向けた準備を進められることです。特に病院の採用では、面接などへの準備も必要になるため、大学の支援を利用しながら対策できることは、初めて本格的な就職活動をする学生にとって心強いでしょう。

就職実績も高く、大学が公表している2025年の就職率は、看護学専攻・看護養護教育学専攻ともに100%です。看護学専攻では杏林大学医学部付属病院をはじめ、大学病院や公的・民間の医療機関などへの就職実績があります。看護養護教育学専攻では、医療機関に加えて養護教諭など、専攻で身につけた専門性を活かした進路もあります。

そのため、付属病院への就職だけを前提とした支援ではなく、自分が取得する資格や希望する働き方に合わせて進路を考えられることもポイントです。口コミにある「自分の行きたいところへの就職を応援してもらえた」という評価ともつながる部分といえるでしょう。

ただし、大学の支援があっても、就職活動をすべて任せられるわけではありません。口コミには、杏林大学医学部付属病院以外の病院を希望する場合、3年生の秋頃から自分で就職活動を進める必要があったという声もあります。

病院によって採用スケジュールや選考内容は異なるため、特に外部の医療機関を志望する場合は、希望する病院の募集時期や選考方法を自分でも早めに確認し、大学の就職支援を活用しながら主体的に準備することが大切です。

一方で、この口コミは「外部病院への支援がない」という意味ではありません。附属病院は主な実習先でもあるため、その就活情報のほうが多く耳に入ってくるのは自然なことです。大学のサポートを活用しつつ、自分でも早めに動くことが希望する進路につなげるポイントといえるでしょう。

学生生活の口コミ

杏林大学の学生生活については、授業や課題、実習で忙しい時期はあるものの、アルバイトや友人との時間と両立している学生もいることが口コミからうかがえます。

看護学科ということもあり、課題が多いと感じている学生や、実習中はアルバイトとの両立が難しくなるという声があります。一方で、実習期間以外はアルバイトを多く入れられたという学生や、空きコマなどを利用してアルバイトや外出を楽しめたという学生もいました。

そのため、「看護学生だから4年間ずっと勉強だけ」というわけではないようです。実習や課題が集中する時期と比較的時間を使いやすい時期を見ながら、自分で予定を調整することが学生生活との両立では重要といえるでしょう。

また、友人関係についても好意的な口コミが見られます。授業や実習を友人同士で助け合い、励まし合いながら乗り越えたという声があるほか、グループで話し合ったり協力したりする機会が多いため、学生同士が知り合いやすかったという経験も寄せられています。

看護の学びでは、講義だけでなく演習や実習など、学生同士で関わりながら学ぶ場面があります。特に実習や試験など負担が大きくなりやすい時期に、同じ目標をもつ友人と情報交換をしたり、励まし合ったりできることは、4年間の学習を続けるうえでの支えになるでしょう。

課外活動については、サークルや部活動の種類が充実しているという口コミがある一方、勉強やアルバイトとの両立を優先し、参加していない学生もいるという声がありました。

実際に杏林大学では、井の頭キャンパス・三鷹キャンパスのそれぞれで体育系・文化系の部活動やサークルが活動しています。看護学専攻は三鷹キャンパス、看護養護教育学専攻は井の頭キャンパスが学びの拠点となるため、所属する専攻によって普段利用するキャンパスや身近な課外活動の環境は異なります。

サークルへの参加が必須というわけではないため、積極的に参加して学部・学年を越えた交流を広げることも、授業やアルバイトを優先して自分の時間を確保することもできます。学習量の多い看護学科だからこそ、自分の生活スタイルに合わせて課外活動やアルバイトとのバランスを考えられることがポイントです。

口コミ全体を見ると、忙しさを感じる学生がいる一方で、アルバイトや友人との時間、サークルなどを楽しんでいる学生もいます。実習期間などは学業を優先する必要がありますが、時期に合わせて時間の使い方を調整することで、看護の勉強と大学生活を両立している学生もいることがうかがえます。

セクション3|杏林大学看護学科の偏差値・倍率は?2027年度入試の難易度を解説

杏林大学 保健学部 看護学科は、看護学専攻と看護養護教育学専攻で入試難易度に差があります。河合塾Kei-Netの2027年度入試難易予想では、一般選抜前期のボーダー偏差値は看護学専攻52.5、看護養護教育学専攻45.0です。

2026年度の大学公式入試結果でも、一般選抜前期は看護学専攻3.7倍、看護養護教育学専攻2.8倍でした。

さらに総合型選抜や学校推薦型選抜でも複数倍の倍率となっているため、杏林大学の看護学科を「推薦なら入りやすい」と単純に考えるのではなく、専攻と入試方式を決めたうえで、それぞれに合った対策を進めることが重要です。

2027年度は総合型・推薦・一般・共通テスト利用から選べる

2027年度入試では、看護学科で総合型選抜(適性検査型)、学校推薦型選抜、一般選抜前期日程、大学入学共通テスト利用選抜などが実施されます。

一般選抜前期日程は2月3日・4日・5日の3日間設定され、最大3日間受験できます。複数日受験できるため一般選抜で合格機会を増やせる点はメリットですが、2026年度から試験方式が変更されているため、それ以前の入試情報だけで対策しないよう注意が必要です。

主な入試方式主な選考内容・特徴
総合型選抜(適性検査型)小論文、英文読解、面接、書類審査
学校推薦型選抜推薦条件を満たしたうえで選考
一般選抜 前期日程2月3日・4日・5日の最大3日間受験可能
大学入学共通テスト利用選抜共通テストの成績を利用。個別学力検査なし

細かな出願条件や科目の選択方法は年度によって変更される可能性があるため、実際に出願する年度の募集要項まで確認して入試方式を決めることが大切です。

総合型選抜は「小論文+英文読解+面接・書類」の対策が必要

総合型選抜の適性検査型では、書類審査と面接に加えて、適性検査Ⅰとして小論文、適性検査Ⅱとして英文読解・記述式が課されます。

2027年度の配点は専攻によって異なります。

専攻適性検査Ⅰ(小論文)適性検査Ⅱ(英文読解)面接・書類合計
看護学専攻50点70点30点150点
看護養護教育学専攻50点60点40点150点

看護学専攻では英文読解の配点が70点と最も高く、看護養護教育学専攻でも60点あります。そのため、総合型選抜だからといって志望理由や面接だけを準備するのではなく、英文を読み取って日本語で答える力まで含めた学力対策が必要な入試です。

また、小論文では自分の考えを論理的に表現する力が問われます。杏林大学は総合型選抜の過去問題や出題意図も公開しているため、出題形式を確認したうえで、小論文と英文読解の両方を練習できる点は受験対策上のメリットです。

2027年度の偏差値は看護学専攻52.5、看護養護教育学専攻45.0

河合塾Kei-Netの2027年度入試難易予想では、一般選抜前期のボーダー偏差値と共通テスト得点率は次のとおりです。

専攻一般前期ボーダー偏差値共通テスト得点率
看護学専攻52.579%
看護養護教育学専攻45.071%

ここでいうボーダーラインは、河合塾が予想する合格可能性50%の目安です。杏林大学が公表する合格最低ラインではないため、「偏差値52.5あれば合格できる」という意味ではありません。

注目したいのは、同じ看護学科でも2専攻の数値に差があることです。看護学専攻は一般前期52.5・共通テスト79%、看護養護教育学専攻は45.0・71%となっているため、「杏林大学看護学科の偏差値」と一つの数字で判断するのは適切ではありません。

特に看護学専攻は、看護養護教育学専攻よりボーダーラインが高く設定されています。保健師・助産師まで視野に入れて看護学専攻を志望する人は、この差も踏まえて一般選抜・共通テストの学力対策を進める必要があります。

2026年度一般選抜は看護学専攻3.7倍、看護養護教育学専攻2.8倍

杏林大学が公表した2026年度入試結果では、一般選抜前期の倍率は看護学専攻3.7倍、看護養護教育学専攻2.8倍でした。

専攻募集人員志願者受験者正規合格者倍率
看護学専攻51人990人941人254人3.7倍
看護養護教育学専攻21人255人240人85人2.8倍

倍率は大学公式資料と同じく、受験者数÷正規合格者数を基準としています。志願者数を募集人員で割った数字ではありません。

一般選抜だけを見ると、2026年度は看護学専攻のほうが高倍率でした。ただし倍率は志願者数や合格者数によって年度ごとに変わるため、3.7倍・2.8倍が2027年度も続くとは限りません。

総合型・推薦も倍率が高く、看護学専攻は総合型7.0倍

2026年度は、一般選抜以外でも一定の競争がありました。

入試方式看護学専攻看護養護教育学専攻
総合型選抜・適性検査型7.0倍6.3倍
学校推薦型選抜3.6倍2.9倍
一般選抜・前期日程3.7倍2.8倍
大学入学共通テスト利用選抜6.6倍3.1倍

いずれも2026年度の大学公式入試結果で、受験者数を正規合格者数で割った倍率です。特に総合型選抜・適性検査型は、看護学専攻7.0倍、看護養護教育学専攻6.3倍となりました。

この結果から、「総合型や推薦なら一般選抜より合格しやすい」とは判断できません。総合型選抜を選ぶ場合も、小論文・英文読解・面接・書類を早い時期から準備する必要があります。

共通テスト利用選抜も2026年度は看護学専攻6.6倍でした。2027年度は看護学専攻・看護養護教育学専攻とも、基本的に英語150点と選択2科目各100点の合計350点で判定され、大学独自の個別学力検査はありません。

共通テストだけで出願できる利便性がある一方、看護学専攻は河合塾のボーダー得点率も79%となっているため、共通テスト利用を「一般選抜より簡単な方式」と考えないほうがよいでしょう。

入試方式によって対策が大きく変わる点に注意

杏林大学 看護学科は、偏差値だけで難易度を判断するより、どの入試方式で受験するかによって必要な準備が大きく変わる大学です。

総合型選抜では、小論文と面接だけでなく英文読解も必要です。一般選抜では学科試験への対策が中心となり、共通テスト利用選抜では大学独自試験がない代わりに共通テストで一定以上の得点を確保することが重要になります。

また、大学は一般選抜だけでなく総合型選抜の小論文・英文読解などについても過去問題や出題意図を公開しています。志望する専攻と入試方式を早めに決め、公開されている過去問題を使って杏林大学の出題形式に慣れておくことが、具体的な受験対策につながります。

杏林大学の看護学科を検討する場合は、看護学専攻と看護養護教育学専攻で偏差値・倍率ともに異なることを踏まえ、資格や学びたい内容だけでなく、自分の得意科目と入試方式まで含めて比較するとよいでしょう。

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セクション4|杏林大学看護学科の学費は4年間でいくら?奨学金も解説

杏林大学 保健学部 看護学科の2027年度入学者の学納金は、初年度179万円、2年次以降は年間182万円です。2027年度募集要項に掲載された金額をもとに4年間分を計算すると、学納金は合計725万円となります。

これとは別に、初年度は保険料や同窓会費などの諸費が必要です。また、看護学専攻で保健師課程・助産師課程を履修する場合は別途課程費がかかります。

そのため杏林大学の費用を見るときは、725万円だけで判断するのではなく、「基本となる4年間の学納金+諸費+希望する資格課程の費用」に分けて考えると分かりやすいでしょう。

2027年度の初年度学納金は179万円

看護学科の2027年度学納金は次のとおりです。

費目1年次2年次以降
入学金25万円―
授業料94万円122万円
実験実習費35万円35万円
施設設備費25万円25万円
学納金合計179万円182万円

1年次は入学金25万円が必要ですが、授業料は94万円です。2年次以降は入学金がなくなる一方、授業料が年間122万円となるため、年間の学納金は1年次より2年次以降のほうが3万円高くなります。

2年次以降の学納金は年度ごとに変更される可能性があるため、入学時点で4年間の金額が完全に固定されるわけではありません。この点は、卒業までの資金計画を立てる際に押さえておきたいところです。

4年間の学納金は計算上725万円

単純平均すると年間約181万円となります。ただし、実際には毎月均等に支払うわけではないため、平均額はあくまで他校と学費を比較するときの目安です。

また、学納金とは別に保健学部共通の諸費があります。2027年度の初年度諸費は合計8万8,370円で、学納金と合わせると入学初年度に必要な大学への納付額は187万8,370円となります。2年次以降も年間2万円の諸費が設定されています。

教科書や実習用品などのほか、杏林大学ではオンライン授業やレポート作成などに使用する個人用パソコンの用意も必要です。こうした費用は725万円の学納金には含まれないため、入学準備費まで含めて余裕を持った資金計画を立てておくと安心です。

保健師課程は10万円、助産師課程は30万円が別途必要

看護学専攻で保健師・助産師を目指す場合は、通常の学納金とは別に課程費が設定されています。

看護学専攻で選択する課程追加の課程費
保健師課程10万円
助産師課程30万円

杏林大学独自の給付型奨学金は保健学部で年間18万円

学費負担を抑える制度として注目したいのが、大学独自の「杏林大学奨学金」です。

経済的な理由によって修学の継続が難しい2年生以上の学生を対象とした制度で、GPAなどの申込基準と選考があります。現在、保健学部の給付額は年間18万円です。

この奨学金は貸与ではなく給付型のため、採用された場合は返還する必要がありません。4年間725万円という学納金負担を考えると、返済不要の大学独自制度が用意されていることはメリットです。

一方、対象は2年生以上で、申請すれば必ず採用される制度ではありません。入学初年度の費用をこの奨学金でまかなうことを前提に資金計画を立てることはできないため、その点には注意が必要です。

成績上位者には5万円の表彰金もある

学業成績を対象とした支援として、杏林大学成績優秀学生表彰金もあります。

対象は2~4年生で、前年度1年間の学業成績が各学科・学年で1位となり、人物・生活面でも条件を満たした学生です。選出された場合は5万円が給付されます。

対象者はかなり限られるため、一般的な学費支援として計算する制度ではありませんが、学業成績を大学独自の給付金で評価する仕組みがあることは特徴の一つです。

JASSOや高等教育の修学支援新制度も利用できる

杏林大学は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校です。条件を満たした学生は、授業料・入学金の減免と返済不要の給付型奨学金による支援を受けられます。

また、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も利用でき、給付型のほか、卒業後に返還が必要な貸与型奨学金があります。大学独自の奨学金だけで学費全体をカバーする制度ではないため、家計状況によっては国の修学支援制度やJASSOを組み合わせて検討するとよいでしょう。

杏林大学 看護学科は、2027年度募集要項掲載額をもとにすると4年間の学納金が725万円となり、さらに初年度の諸費や教材・パソコンなどの費用が必要です。

なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています

セクション5|杏林大学看護学科のカリキュラム・学内演習の特徴

杏林大学 保健学部 看護学科のカリキュラムは、看護学専攻と看護養護教育学専攻で、4年間の学びの方向性が大きく異なることが特徴です。

看護学専攻では、看護の基礎から領域別の専門看護へ段階的に進み、4年次には看護師・保健師・助産師という進路に応じた学びへ発展します。一方、看護養護教育学専攻では、看護師教育と並行して学校保健・健康教育を学び、子どもの健康を医療と教育の両面から支える力を身につけます。

特に看護養護教育学専攻では、ICTやシミュレーションを使った教育に加え、発達障害への対応をケーススタディや学校インターンシップなどで学ぶことまで教育方針に明記されています。2専攻とも看護師を目指しますが、「看護をどの分野に発展させるか」が異なるカリキュラムと考えると分かりやすいでしょう。

看護学専攻は基礎から専門看護、4年次の3課程へ段階的に進む

看護学専攻では、基礎看護学・専門看護学・応用看護学を段階的に配置し、講義だけでなく演習や実習を組み合わせながら学びます。

1年次から看護の基礎となる知識・技術を学び、基礎看護学実習も経験します。早い段階で看護師の機能や役割に触れ、その後の専門的な学習につなげる構成です。

学年が進むと、成人、高齢者、小児、母性、精神、地域・在宅など、対象者の年齢や健康状態、生活する場所に応じた看護へ学びを広げます。単に専門領域の科目を順番に履修するのではなく、各領域で講義・演習・実習を組み合わせ、対象者に必要な看護を考えて実践する力へつなげていきます。

さらに4年次には、「看護師課程」「保健師課程」「助産師課程」に分かれます。看護師課程でも発展的な学習が用意されているため、保健師・助産師を選ばない学生も、4年次まで看護師としての専門性を高められる構成です。

入学時に将来の資格をすべて決め切るのではなく、看護を学んでから専門性を選べることは看護学専攻のメリットです。

科目のつながりを「履修系統図」で確認しながら学べる

杏林大学では、科目を単独で配置するのではなく、学習内容がどのようにつながるのかを分かりやすくする仕組みを設けています。

看護学専攻では、科目の段階を示す「科目ナンバリング」に加え、学年ごとの学び方を示す「履修モデル」、科目同士のつながりを示す「履修系統図」、卒業時に身につける力と各授業との関係を示す「カリキュラムマップ」を設定しています。

看護学は、人体の仕組みを理解したうえで看護技術を学び、さらに対象者ごとの専門看護へ進むなど、前に学んだ内容が次の学習につながる分野です。4年間のどの段階で何を身につけるのかを確認しやすい仕組みがあることは、専門科目が多い看護教育では評価できる点です。

看護養護教育学専攻は「看護+学校保健」を4年間で統合して学ぶ

看護養護教育学専攻では、看護師になるための教育に、養護教諭として必要な学校保健・健康教育を組み合わせています。

特徴的なのは、単に看護科目と教職科目を別々に履修するだけではないことです。子どもの健康状態を把握して必要な支援を考える力や、健康教育を行う力など、看護・養護の知識を学校という場で活用するための教育が組み込まれています。

また、発達障害や特別な支援を必要とする子どもへの対応を重視しており、講義に加えてケーススタディ、実習プログラム、ボランティアによるサービスラーニング、学校インターンシップを取り入れています。

教室で知識を覚えるだけでなく、子どもと関わりながら健康上の課題を考える機会まで設けている点が特徴です。将来、養護教諭を目指す人にとっては、看護師資格を取得できることだけでなく、学校現場で必要になる対応力まで大学教育の中で学べることが大きな比較ポイントになります。

ICTとシミュレーションを使って安全に看護技術を学ぶ

看護養護教育学専攻では、実践に必要な知識と技術を安全な環境で身につけるため、ICTを活用した教育とシミュレーション教育を実施しています。

看護の学内演習では、実際の患者に援助を行う前に、学内で手順だけでなく観察や判断を含めて練習することが重要です。杏林大学がシミュレーション教育を教育方法として明確に位置付けていることは、知識を覚えるだけでなく、実践へ結び付ける教育を重視していることを示しています。

保健学部の教育施設でも母性看護学の演習やシミュレーション実習が行われています。設備があることだけを強みとするのではなく、安全な学内環境で知識と技術を結び付け、その後の実践的な学習へ進む仕組みがあることを評価したいポイントです。

看護養護教育学専攻では健康教育を「実践する力」まで身につける

養護教諭には、けがや体調不良の児童・生徒への対応だけでなく、病気やけがを予防し、自分の健康を管理できるよう働きかける健康教育も求められます。

看護養護教育学専攻では、このヘルスプロモーションを教育の柱の一つとしており、個人だけでなく集団の健康を支え、家庭・学校・地域社会と連携するための専門科目を配置しています。

看護師教育で得る人体・疾病・看護の知識に、教育の視点を加えられるため、「医療知識を持つ養護教諭」を目指したい人には特色がはっきりしたカリキュラムです。一方、看護師としての学習と教職課程の学習を並行して進めるため、養護教諭免許まで目指す場合は、看護師資格のみを目指す課程とは学び方が異なることも理解しておきましょう。

多職種連携は看護師としての役割を考える教育に組み込まれている

杏林大学の保健学部には、臨床検査、臨床工学、救急救命、診療放射線、リハビリテーションなど、看護以外にも多くの医療・保健分野があります。

看護学専攻のカリキュラムでも、チーム医療の中で他の専門職や関係機関と連携し、看護師が担う役割を考えて行動する力を卒業時に身につける能力として位置付けています。看護養護教育学専攻でも、保健・医療・福祉・教育の各分野と連携・協働する力を育てる科目が段階的に配置されています。

杏林大学 看護学科のカリキュラムは、看護学専攻では基礎から専門領域へ進み、最終的に看護師・保健師・助産師という専門性へ発展する一方、看護養護教育学専攻では看護と学校保健・健康教育を一体的に学ぶ構成です。

特に、看護学専攻の4年次の進路別教育と、看護養護教育学専攻のシミュレーション教育・発達障害教育・学校インターンシップなど、専攻ごとの教育方法が具体化されていることが杏林大学の特徴です。

資格名だけで専攻を選ぶのではなく、4年間でどのような力を身につけたいかまで比較すると、2専攻の違いがより明確になるでしょう。

セクション6|杏林大学看護学科の国家試験合格率は?看護師・保健師・助産師の実績と国試対策

杏林大学保健学部看護学科は、看護師国家試験で高い合格実績を維持しています。最新の第115回看護師国家試験では145人が受験して144人が合格し、合格率は99.3%でした。

第115回看護師国家試験の合格率は99.3%

最新の第115回看護師国家試験の結果は次のとおりです。

区分受験者数合格者数合格率
杏林大学145人144人99.3%
全国全体59,614人52,666人88.3%

杏林大学の合格率99.3%は、全国全体の88.3%を11.0ポイント上回っています。全国全体と同じ88.3%を杏林大学の受験者145人に当てはめると合格者は約128人となるため、実人数に置き換えると16人程度の差に相当します。

直近5年間も98.6~100%と高い水準を維持

大学が公表している令和3~7年度の推移を見ると、合格率は99.3%、98.6%、100%、100%、99.3%となっています。

5年間すべて98%を超え、直近2年度の合格者数も142人、144人と一定の受験規模があります。そのため、単年度の100%だけを取り上げるのではなく、複数年にわたって高い合格率を維持していることが杏林大学看護学科の強みといえます。

保健師・助産師国家試験でも100%

最新の第112回保健師国家試験では23人が受験して23人全員が合格、第109回助産師国家試験でも5人が受験して5人全員が合格し、いずれも合格率100%でした。

大学が公表する過去5年度の推移でも、保健師・助産師はいずれも毎年度100%となっています。

国家試験対策委員を置き、問題演習ができる学習環境もある

杏林大学保健学部では国家試験対策に取り組む体制があり、看護学科の教員にも「国家試験対策委員」が置かれています。また、大学図書館では看護学生向けに、看護師・保健師国家試験の過去問題や模擬試験、予想問題に取り組める「看護師(保健師)国家試験問題WEB」が案内されています。

国家試験は授業を受けるだけでなく、自分で繰り返し問題を解いて知識を定着させることも重要です。大学側に国家試験対策を担当する体制があり、学生自身が問題演習を進められる学習環境も用意されている点は、国試に向けて継続的に勉強したい人にとってメリットです。

実習での学びと担任による個別支援を国家試験対策につなげる

さらに、試験直前の問題演習だけではなく、普段の授業や実習で身につけた知識を国家試験につなげていくことを重視しています。特に看護学専攻では、実習で受け持つ対象者の看護に必要な内容をしっかり学習し、実践と机上での学習を結びつけることで知識の定着を図っています。

看護師国家試験では、病気や看護技術について暗記するだけでなく、患者の状態から必要な看護を判断する力も求められます。実習で経験した患者の状態や看護と、講義で学んだ知識を関連づけて学ぶ杏林大学の方法は、国家試験に必要な知識を実際の看護場面と結びつけて理解するうえでもメリットがあります。

また、学科全体で国家試験対策に取り組むだけでなく、各研究室の担任が学生の学習面・生活面・メンタル面を支援する体制もあります。勉強だけを切り離して支援するのではなく、国家試験に向けて継続的に学習できるよう学生一人ひとりを支える点は、杏林大学の国試対策で注目したいポイントです。

つまり、杏林大学の国家試験対策は、「講義で知識を学ぶ→実習で知識を使う→実践と知識を結びつけて定着させる→学科全体の国試対策と担任による個別支援を受ける」という流れが特徴です。

国家試験直前だけの対策ではなく、臨床で必要な看護を学ぶ過程そのものを国試合格につなげている点は、杏林大学看護学科を評価するうえで重要です。

セクション7|杏林大学看護学科の就職率は?主な就職先と就職・進路支援

杏林大学保健学部看護学科は、大学病院を中心に幅広い医療機関への就職実績があります。最新の2026年3月卒業生では、看護学科の就職希望者142人のうち141人が就職し、就職率は99.3%でした。

2026年3月卒業生の就職率は99.3%

最新の就職状況は次のとおりです。

卒業者数就職希望者数就職者数就職率
145人142人141人99.3%

卒業者145人全員を分母とするのではなく、国家試験・公務員試験の再受験者や個人的な事情で就職を希望しない学生などを除いた「就職希望者142人」を分母としています。

杏林大学医学部付属病院をはじめ、幅広い病院へ就職

杏林大学保健学部の主な就職先には、杏林大学医学部付属病院のほか、慶應義塾大学病院、東京大学医学部附属病院、国立がん研究センター中央病院、東京都立病院機構などがあります。

特に看護学専攻は三鷹キャンパスで学び、杏林大学医学部付属病院と隣接した環境で臨床と連携した教育を受けます。そのため、大学病院での実習や教育と、その後の就職をつなげて考えたい人にとって、付属病院を持つことは大きな特徴です。

一方で、就職先は杏林大学の付属病院だけに限定されていません。他大学の大学病院や国立・公的な医療機関などにも実績があるため、付属病院を進路候補にしながら、ほかの医療機関も比較して就職先を選べる点もメリットです。

看護養護教育学専攻は「看護師」と「養護教諭」の両方を進路にできる

看護養護教育学専攻では、病院への就職だけでなく、養護教諭として学校教育の分野へ進む卒業生もいます。2025年3月卒業生の進路では、杏林大学医学部付属病院に22人が就職したほか、東京都などの養護教諭として7人の進路実績が確認できます。

つまり、看護養護教育学専攻は「養護教諭を目指す人だけの専攻」ではありません。看護師国家試験受験資格と養護教諭一種免許状の両方を目指せるため、大学で医療と学校保健の両方を学んだうえで、卒業時に病院と教育現場を含めて進路を考えられることが特徴です。

看護師として臨床へ進むか、子どもの健康を支える養護教諭を目指すかを高校生の段階で完全に決めきれていない人にとって、この進路の幅は杏林大学ならではのメリットといえます。

個別面談や履歴書添削、模擬面接などの就職支援がある

就職活動では、大学のキャリアサポートセンターを利用できます。全学年を対象とした個別面談があり、進路や就職活動の相談だけでなく、自己分析、業界・企業研究、履歴書やエントリーシートの添削、模擬面接などにも対応しています。

個別面談は対面とオンラインの両方に対応しており、教員とキャリアサポートセンターが連携して学生を支援する体制も整えられています。看護学科の場合は国家試験の勉強や実習と就職活動が重なるため、応募書類や面接について個別に相談できる場所があることはメリットです。

また、看護養護教育学専攻で養護教諭を目指す場合には、一般的な病院就職とは異なる教員採用試験への準備が必要です。杏林大学には教職課程に関する支援もあり、病院だけでなく教育分野を目指せる学科構成に対応しています。

セクション8|杏林大学看護学科の実習は?大学病院・地域施設で学ぶ実習環境

杏林大学看護学科の実習は、杏林大学医学部付属病院だけで完結するのではなく、訪問看護ステーションや保健所、保育園、リハビリテーション病院など、地域のさまざまな施設で行われます。特に看護学専攻は大学病院と隣接する三鷹キャンパスで学ぶため、大学病院との連携を活かしながら、地域・在宅まで幅広い看護現場を経験できることが特徴です。

1年次から臨床現場を経験し、3年次には領域別実習へ

看護学専攻では、1年次から基礎看護学の実習が配置されています。早い段階で看護師の役割や実際の臨床現場に触れ、専門科目を学ぶ目的を具体的に理解してから、その後の学習につなげるカリキュラムです。

2年次には基礎看護学実習Ⅱに向けて学習を進め、3年次になると領域別実習が本格化します。成人、高齢者、小児、母性、精神、地域・在宅など、対象者の年齢や健康状態、生活する場所の違いに応じた看護を実践的に学んでいきます。

このように、いきなり長期間の領域別実習へ進むのではなく、1年次の臨床体験から基礎実習、領域別実習へと段階的に進むのが杏林大学の流れです。講義や演習で学んだ知識を実際の患者や利用者への看護と結びつけながら、実践力を高めていけます。

シミュレーターを活用して実習前から看護技術を練習できる

杏林大学では、実際の患者を受け持つ臨地実習だけでなく、学内の実習室やシミュレーターを活用した実践的な学習環境も整えています。

看護学科には基礎看護学実習室があり、看護養護教育学専攻では、安全な環境で実践に必要な知識と技能を身につけるため、ICTを活用した教育やシミュレーション教育を取り入れています。

シミュレーターを使った学習では、たとえば、採血の練習のほか、心音や肺音を聴いて状態を確認する演習ができる設備があります。患者に直接行う前に、こうした設備を使って繰り返し練習できるため、手順を覚えるだけでなく、観察した情報から患者の状態を考える力を養うことにもつながります。

看護実習では、知識があっても実際の患者を前にすると、状況を判断しながら安全に技術を行う必要があります。

シミュレーターで練習する→学内で知識と技術を結びつける→実際の臨地実習で患者への看護を経験するという流れで学べることは、実習に向けて段階的に実践力を身につけたい学生にとってメリットです。

杏林大学医学部付属病院だけでなく地域の施設でも実習

代表的な実習環境の一つが、杏林大学医学部付属病院です。高度な医療を提供する大学病院で、急性期を含むさまざまな状態の患者への看護を学べる環境があります。

一方、実習先は大学病院だけではありません。訪問看護ステーションや保健所、保育園、リハビリテーション病院など、近隣地域の施設とも連携しています。在宅看護学実習では、病気や障害があっても自宅で生活する人への看護や介護に触れ、病院とは異なる生活の場でのケアを学びます。

大学病院だけを中心に経験するのではなく、病院・在宅・地域の施設を組み合わせている点は杏林大学の実習の強みです。卒業後に病院で働く場合でも、退院後の生活や地域で受ける支援まで考えながら患者を捉えるための経験につながります。

看護養護教育学専攻では学校を含む多領域で実習

看護養護教育学専攻では、病院や訪問看護ステーションなどで看護実習を行うだけでなく、学校を含む医療・保健・福祉・教育の現場で実習することが特徴です。

この専攻は看護師と養護教諭の両方を目指す統合カリキュラムになっているため、病院で患者を支える視点だけでなく、学校で子どもの健康や成長を支える視点も実践を通して身につけます。

看護師として臨床へ進むか、養護教諭として教育現場へ進むかを考えている人にとって、大学在学中に両方の現場を経験できることは進路を考える材料にもなります。

看護学専攻と看護養護教育学専攻では目指す資格と実習環境の一部が異なるため、杏林大学を検討するときは、単に「看護学科の実習」とまとめて考えるのではなく、自分が希望する専攻でどのような現場を経験するのかを確認することが大切です。

実習先の大学病院は卒業後の主な就職先でもある

杏林大学医学部付属病院は実習環境であると同時に、卒業生の主な就職先の一つでもあります。前述した就職実績でも、看護学科から同病院への就職者が確認できます。

実習先と就職先が重なることで、学生は実際の医療現場や看護の環境に触れたうえで、その病院を就職先の候補として検討できます。実習経験が採用で有利になるとは限りませんが、働く可能性のある大学病院を学生時代から身近な臨床現場として経験できることは、付属病院を持つ杏林大学ならではのメリットです。

一方で、杏林大学の実習は付属病院だけに偏っているわけではありません。大学病院で高度な医療に触れながら、訪問看護ステーションや保健所、保育園など地域の現場も経験できるため、「大学病院とのつながり」と「地域に広がる実習先」の両方を持っていることが、杏林大学看護学科の実習環境を評価するうえで大きなポイントです。

セクション9|杏林大学看護学科が向いている人・向いていない人

杏林大学看護学科は、看護学専攻と看護養護教育学専攻の2専攻があり、目指す資格や将来像に合わせて学び方を選べる大学です。

特に、医学部付属病院と連携した実習環境や高い国家試験合格実績、看護師以外の資格まで視野に入れられる点を重視する人は、候補に入れやすいでしょう。

杏林大学看護学科が向いている人

杏林大学看護学科が向いているのは、次のような人です。

  • 杏林大学医学部付属病院と連携した環境で看護を学びたい人
  • 大学病院だけでなく、訪問看護ステーションや保健所など地域・在宅の現場でも実習したい人
  • シミュレーターを使い、実習前から看護技術を練習したい人
  • 看護師国家試験の合格実績を重視して大学を選びたい人
  • 看護師に加えて保健師や助産師も進路候補にしたい人
  • 看護師と養護教諭の両方に興味がある人
  • チーム医療や国際看護に興味がある人
  • 付属病院だけでなく、他大学病院や公的医療機関なども就職先として比較したい人
  • 大学独自の給付型奨学金も活用しながら学びたい人

なかでも、大学病院と近い環境で臨床を学びたい人には看護学専攻が合っています。

三鷹キャンパスは杏林大学医学部付属病院に隣接しており、同病院は実習先であると同時に卒業後の主な就職先の一つでもあります。大学病院での実習経験を通して、実際の医療現場を知ったうえで将来の就職先を考えられることが強みです。

また、看護師以外の資格まで視野に入れている人にも特徴があります。看護学専攻では、入学後の選考を経て保健師課程や助産師課程に進むことができ、看護養護教育学専攻では看護師国家試験受験資格と養護教諭一種免許状の両方を目指せます。

特に看護師と養護教諭のどちらに進むか迷っている人にとって、医療と学校保健を一つの専攻で学べることは大きな特徴です。

国家試験実績を重視する人にも注目したい大学です。第115回看護師国家試験では145人中144人が合格して合格率99.3%で、直近5年度も98.6~100%を維持しています。

学科全体の国家試験対策に加えて担任による支援もあるため、大学で継続的に学習しながら国家試験合格を目指したい人と相性がよいでしょう。

杏林大学看護学科が向いていない可能性がある人

一方、次のような希望がある場合は、他校も含めて比較したほうがよいでしょう。

  • 入学時点で保健師や助産師課程への進学が確約されている大学を希望する人
  • 大学病院での実習を重視せず、地域のさまざまな施設を中心に実習したい人
  • 看護師になるまでに4年間かけたくない人

注意したいのが、保健師・助産師の資格取得です。看護学専攻では保健師課程・助産師課程を選択できますが、人数に制限があり、入学後の選考を経て履修する仕組みです。

入学時点から保健師や助産師の課程に進めることが確約された学校を希望する人は、他大学の資格取得条件とも比較しておきましょう。

また、看護学専攻は杏林大学医学部付属病院に隣接する三鷹キャンパスで学び、大学病院との連携を活かした教育・実習が特徴です。訪問看護ステーションや保健所、保育園など地域の施設でも実習しますが、大学病院とのつながりを学校選びで重視しない人は、地域の医療機関や施設を中心に実習する学校も比較するとよいでしょう。

さらに、杏林大学看護学科は4年制大学です。看護師国家試験の受験資格を得ることを第一に考え、4年間かけるより3年課程の看護専門学校などで早く看護師を目指したい人は、大学以外の進学先も比較する必要があります。

一方、杏林大学では看護の専門教育に加えて、保健師・助産師・養護教諭など将来の選択肢を広げられるため、4年間で何を学べるかまで含めて判断することが大切です。

まとめ

杏林大学看護学科の大きな強みは、大学病院と連携した看護教育に加えて、将来の資格や進路に合わせて2つの専攻から選べることです。

看護学専攻では大学病院や地域での実習を経験しながら看護師を基本に保健師・助産師も視野に入れられ、看護養護教育学専攻では看護と学校保健を横断して学べます。

国家試験では第115回看護師国家試験で99.3%の合格率があり、就職でも2026年3月卒業生の就職希望者142人中141人が就職しています。資格取得から卒業後の進路まで具体的な実績を確認できることも、学校を比較する際の判断材料になります。

まずは杏林大学の公式資料を請求し、看護学専攻と看護養護教育学専攻のカリキュラムや資格取得条件、実習先を確認してみてください。

そのうえで、学費・入試・実習・国家試験・就職実績などを他大学と比較し、自分に合う候補として残った場合はオープンキャンパスに参加して、キャンパスや実習設備、学習環境を実際に確認するとよいでしょう。

志望校を絞る段階で、必ず公式資料で最新情報を確認してください。

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参考ページ

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ページ名:URL

杏林大学「2027年度学生募集要項」:https://staffdb.kyorin-u.ac.jp/univ/center/nyugaku/web_youkou/PDF/2027youkou.pdf

杏林大学「入試データ・過去問題」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/center/nyugaku/past/index.html

杏林大学「学費の納入」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/student/gakuhi/payment/

杏林大学「奨学金制度」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/student/gakuhi/bounus/

杏林大学 保健学部「看護学科 看護学専攻」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/health/nursing/

杏林大学 保健学部「看護学専攻 取得できる資格」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/health/nursing/qualification/

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杏林大学 保健学部「看護学専攻 実習」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/health/nursing/curriculum/practice/

杏林大学 保健学部「看護学科 看護養護教育学専攻」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/health/nursing2/

杏林大学 保健学部「看護養護教育学専攻 取得できる資格」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/health/nursing2/qualification/

杏林大学 保健学部「看護養護教育学専攻 履修モデル」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/health/nursing2/curriculum/model/

杏林大学「保健学部 カリキュラム・ポリシー」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/policy/h3_index.html

杏林大学「第115回看護師国家試験・第112回保健師国家試験・第109回助産師国家試験結果」:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/news/3482/

厚生労働省「第115回看護師国家試験の合格発表について」:https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken03_04_05/about.html

河合塾Kei-Net「杏林大学 入試難易予想ランキング表」:https://search.keinet.ne.jp/2208/general/border_rate

みんなの大学情報「杏林大学の口コミ」:https://www.minkou.jp/university/school/20203/

元教員がこの学校の入試・評判・学費・倍率・偏差値や国試対策・就職・授業・実習そして注意点・向き不向きなどを分かりやすく解説します。

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