亀田医療技術専門学校 看護学科のレビュー|元教員が学費・入試・評判を解説

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亀田医療技術専門学校・看護学科の入試は、どの方式が自分に合うのでしょうか。総合型・推薦・一般・社会人選考の試験科目や出願条件を比較し、一般選考の選択科目と社会人選考の職歴要件にも触れます。偏差値・倍率を参考にする際の注意点も説明します。

学費は、3年間の学校納付金と教材・海外研修などの費用を分け、iPad代などの追加負担も説明します。医療法人鉄蕉会の奨学金と修学資金は、卒業後の勤務条件や返還免除の有無を取り上げます。公的な給付・減免制度と、住まいの選択肢となる学生住宅も紹介します。

学びの紹介では、亀田総合病院などと連携した授業・実習に注目します。現役の医療者による授業や、電子カルテを使う事前・事後学習に触れ、3年間のカリキュラムを紹介します。学内演習や実習の指導についても、在校生・卒業生の評判・口コミを取り上げます。

看護師国家試験は、直近3回の合格率と1年次からの対策を紹介します。就職は、亀田グループとグループ外の病院への実績を取り上げ、就職率の見方や個別相談にも触れます。さらに、同校の助産学科への進学と学内推薦制度を紹介し、卒業後の進路を説明します。

奨学金と就職先の関係については気になる口コミもあるため、確認したいところです。その他の点も含めて、分かりやすく解説していきます。

目次

セクション1|亀田医療技術専門学校 看護学科の特徴

亀田医療技術専門学校は、千葉県鴨川市にある3年制の看護専門学校です。最大の特徴は、亀田総合病院などを含む亀田メディカルセンターと密接に連携し、医療現場と結び付いた教育を受けられることです。

現役の医師や看護師などが授業を担当するほか、学校内でも病院の患者情報を活用した学習ができます。教科書で学ぶ知識と実際の医療を結び付けやすい環境は、同校を選ぶうえで大きな魅力です。

亀田医療技術専門学校 看護学科の基本情報

項目内容
学校名亀田医療技術専門学校
学科看護学科
学校種別私立専門学校
所在地千葉県鴨川市東町1343-4
修業年限3年間
入学定員80人
取得を目指す資格看護師国家試験受験資格
卒業時の称号専門士
卒業後の進学助産師・保健師の養成学校への進学、大学編入学が可能

看護学科では、3年間で看護師に必要な知識と技術を学びます。卒業後は看護師国家試験の受験資格が得られ、さらに助産師や保健師を目指して学びを続ける道もあります。

亀田メディカルセンターと一体となった教育環境

同校の大きな強みは、学校と主な実習施設である亀田メディカルセンターが同じ敷地内にあり、徒歩約1分という近さで連携していることです。

亀田メディカルセンターには、亀田総合病院や亀田クリニックなどが含まれます。学校と医療施設が一体となって学生を育てる仕組みがあり、現場で働く医師・看護師・医療技術者も講師として授業を担当します。実際の医療経験を踏まえた授業を受けられるため、教科書の知識を現場の看護と結び付けて理解しやすい環境です。

さらに、学校内の情報処理室では、実習病院のカルテを活用した学習が可能です。患者の状態を確認しながら必要な看護を考えたり、学んだ内容を振り返ったりできます。

病院と学校の距離が近いだけでなく、医療者による授業や患者情報を活用した学習まで連携している点は、同校ならではの強みです。看護技術を覚えるだけでなく、実際の患者に合わせて考える力を養いやすい教育環境と評価できます。

海外研修を通じて国際的な視野を広げられる

亀田医療技術専門学校では、2年次に海外研修を必修としていることも特徴です。国内の医療だけでなく、海外の文化や医療に触れる機会を設けています。

看護師には、さまざまな文化や生活習慣を持つ患者を理解する姿勢も求められます。海外研修を教育課程に組み込んでいることは、異なる価値観に触れ、看護の考え方を広げるうえで魅力があります。

ただし、海外研修には学費とは別に費用が必要です。進学を検討する際は、研修費も含めて準備しておくことが大切です。

2027年度に向けて「看護×動物介在プログラム」を開発

同校では、2027年度の開講を目指し、動物と人との関わりを看護に生かす「看護×動物介在プログラム」の開発を進めています。

動物介在活動・動物介在療法とは、動物との触れ合いや関わりを通じて、人の心身の健康を支える取り組みです。このプログラムでは、動物が患者や家族に与える影響だけでなく、感染管理、安全管理、倫理、医療職同士の連携なども学ぶ構想です。

さらに、実際の活動施設を見学する学習も計画されています。一般的な看護技術に加えて、人と動物の関係から患者への支援を考える教育は、同校の独自性が強い取り組みといえます。

学生同士の学び合いと生活面のサポート

同校では、上級生が下級生に学習方法や学校生活の工夫を伝える「つなぐ会」を実施しています。3年生から2年生へ、2年生から1年生へと経験を共有する仕組みで、効果的だった勉強方法や教材の選び方などを学べます。

また、学校から徒歩約10分の場所には、学校が管理する学生住宅があります。1人用と2人用があり、Wi-Fiを完備しているほか、家電付きの部屋も用意されています。敷金・礼金・更新料が不要な点も、親元を離れて進学する人にとってメリットです。

先輩から学習の工夫を教わる機会と、学校が管理する住まいの両方があることは、初めて一人暮らしをする高校卒業者や、学び直しを考えている社会人にとっても安心材料になります。

セクション2|亀田医療技術専門学校 看護学科の学費・奨学金

亀田医療技術専門学校の看護学科は、入学金が0円で、年間の学校納付金が53万6,000円です。3年間の学校納付金は160万8,000円となり、入学時のまとまった費用を抑えやすいことが特徴です。

さらに、亀田グループの医療法人鉄蕉会には、卒業後に指定病院で一定期間働くことで返還が免除される奨学金があります。学費の負担を抑えながら看護師を目指したい人にとって、検討する価値のある制度です。

3年間の学費は約160.8万円、諸経費を含めると約220.5万円

2027年度入学者の学校納付金は、次のとおりです。

項目初年度2・3年次(各年)3年間合計
入学金0円-0円
授業料336,000円336,000円1,008,000円
施設管理費200,000円200,000円600,000円
合計536,000円536,000円1,608,000円

3年間の学校納付金を単純平均すると、年間53万6,000円、月額約4万5,000円です。ただし、実際の納付は原則として半期ごとで、入学前にも支払いが必要になります。

学校納付金以外には、教科書・ユニホーム、学生保険、必修の海外研修などで、3年間に約59.7万円が見込まれています。これらを合わせると、3年間の費用は約220.5万円、年間平均では約73.5万円です。

この金額は2026年度の諸経費見込みを含む概算であり、さらに電子教科書用のiPad購入費や実習交通費などが別途必要です。特に2年次には海外研修費として約35万円が見込まれるため、毎年同じ金額を準備すればよいわけではありません。

入学金が不要で、3年間の学校納付金も明確なため、進学費用の計画を立てやすい点は評価できます。一方、学費だけでなく、生活費や追加費用も含めて資金計画を考えることが大切です。

医療法人鉄蕉会の奨学金は、条件を満たすと返還免除

亀田医療技術専門学校の特徴的な経済支援が、医療法人鉄蕉会の奨学金制度です。月額4万円または5万円を借りることができ、卒業後に指定病院で所定の期間勤務すると返還が全額免除されます。

3年間借りた場合、月額4万円のコースでは最大144万円、月額5万円のコースでは最大180万円になります。返還免除に必要な勤務期間は、それぞれ3年間、4年間です。

卒業後に亀田グループの病院で働きたいと考えている人にとっては、将来の勤務と学費支援を結び付けられるメリットがあります。ただし、奨学金には選考があり、指定病院への採用が保証されるわけではありません。勤務条件を満たさない場合などには返還が必要です。

また、鉄蕉会には月額3万円または6万円を借りられる修学資金制度もあります。こちらは返還免除のない貸付制度で、卒業後に返済する必要があります。奨学金と修学資金では負担の仕組みが異なるため、利用目的に合わせた検討が重要です。

公的な修学支援や社会人向けの給付制度も利用できる

同校は、国の「高等教育の修学支援新制度」の対象校です。家計や学業などの条件を満たせば、授業料の減免と返還不要の給付型奨学金を利用できます。多子世帯向けの授業料減免制度もあり、対象となる家庭では負担をさらに抑えられる可能性があります。

また、千葉県保健師等修学資金制度では、月額1万8,000円の貸付を受けられます。県内の対象施設で一定期間勤務するなどの条件を満たせば返還が免除されるため、千葉県内で働くことを考えている人には選択肢になります。

社会人には、専門実践教育訓練給付金も注目したい制度です。雇用保険の加入歴などの条件を満たす人は、教育訓練費用の一部について給付を受けられる可能性があります。仕事を辞めて看護師を目指す場合は、入学前に受給資格や必要な手続きを確認しておくことが重要です。

なお、当サイトでは、当サイト限定の看護系奨学金リストを公開しています

セクション3|亀田医療技術専門学校 看護学科の入試・倍率・偏差値

亀田医療技術専門学校の看護学科では、総合型選抜、推薦入試、一般選考、社会人選考など、複数の入試方式が設けられています。2027年度入試は受験料が0円で、一般選考でも学科試験は2科目です。

また、社会人選考では学科試験が国語1科目となっており、働いた経験のある人にも受験の機会が用意されています。ただし、すべての選考方式で個人面接があるため、学力だけでなく、看護師を目指す理由や学習への意欲を伝える準備も重要です。

2027年度の入試方式・募集人数・試験科目

看護学科の入学定員は80人です。2027年度入試の主な選考方式をまとめると、次のようになります。

入試方式募集人数主な出願条件選考内容
総合型選抜10人2027年3月卒業見込み、専願、学校説明会などへの参加書類・小論文・面接
指定校推薦25人指定校の学校長推薦、専願書類・国語・面接
公募制推薦10人主要5教科の評定平均3.3以上、専願書類・国語・面接
スポーツ推薦若干名スポーツ実績、学校長推薦、専願書類・国語・面接
一般選考A・B・CA:20人、B:5人、C:若干名高校卒業者・卒業見込み者など書類・国語・選択1科目・面接
社会人選考A・B・CA:10人、B・C:若干名通算職歴2年以上など書類・国語・面接

一般選考は国語と選択1科目で受験できる

一般選考は、国語と、数学・生物・英語から選ぶ1科目の計2科目で受験できます。これに書類選考と個人面接が加わる仕組みです。

2027年度入試では、一般選考A・B・Cの3回が設けられています。試験日はAが2026年12月5日、Bが2027年1月30日、Cが2027年2月27日です。募集人数はAが20人、Bが5人、Cが若干名となっており、募集枠の大きい一般選考Aが中心になります。

選択科目を自分の得意分野に合わせられるため、特定の科目に集中して受験対策を進めやすいことが魅力です。ただし、国語は必須であり、面接も行われるため、筆記試験と志望理由の準備を並行して進めることが重要です。

公募制推薦は評定平均3.3以上が出願の目安

公募制推薦は、高校での成績や学校長の推薦を生かして受験できる方式です。2027年度の募集人数は10人で、主要5教科の評定平均値3.3以上などの条件が設けられています。また、合格後に必ず入学する意思が必要です。

試験内容は、書類選考、国語の学科試験、個人面接です。一般選考とは異なり、数学・生物・英語の選択試験がないため、国語と面接に重点を置いて準備できます。

2027年度入試の試験日は2026年10月3日です。一般選考より早い時期に進路を決められる可能性があり、同校への進学希望が明確な高校生にとって魅力があります。

一方、推薦を受けられるかどうかは高校での成績や学校長の判断にも関わります。早めに担任や進路指導の先生へ相談し、評定条件を確認したうえで、国語と面接の対策を進めることが大切です。

総合型選抜は事前参加と小論文・面接がポイント

総合型選抜は、学科試験の代わりに小論文と個人面接で選考する方式です。2027年3月に高校を卒業する見込みで、合格後に必ず入学する意思がある人を対象としています。

特徴的なのは、出願前にオープンキャンパスや個別見学、WEB個別相談などへ1回以上参加することが条件になっている点です。学力試験を受けずに挑戦できる一方、学校について理解を深め、志望理由を整理する準備が欠かせません。

2027年度入試では、9月の選考に加えて、11月と翌年3月にも総合型選抜が設定されています。早い段階から進学先を決めたい人だけでなく、時期を変えて受験を検討できる点も特徴です。

社会人選考は国語1科目、受験機会は年3回

社会人選考は、高校卒業または同等以上の学力があり、出願時点で通算2年以上の職歴がある人を対象としています。職歴は通算で判断されるため、複数の勤務先で働いた経験がある人も検討できます。

試験内容は国語、書類選考、個人面接です。一般選考のような数学・生物・英語の選択試験がないため、仕事を続けながら受験勉強をする人にとっては、準備する学科試験の範囲を絞りやすいことがメリットです。

社会人選考はA・B・Cの3回あり、試験日は2026年10月、12月、2027年1月に設定されています。2025年度入学者では、高校既卒の受験者19人のうち13人が入学しており、社会人を含む既卒者の受け入れ実績もあります。

ただし、社会人選考でも面接が必要です。これまでの仕事の経験を看護師という進路にどう結び付けるか、入学後の学習をどのように続けるかを具体的に説明できるようにしておきたいところです。

入試倍率・偏差値から見た難易度

亀田医療技術専門学校の看護学科では、2025年度入試の受験者数が65人、入学者数が49人でした。受験者数を入学者数で割った参考倍率は約1.33倍です。受験者数は前年度の57人から8人増加しています。

偏差値については、亀田医療技術専門学校 看護学科の信頼できる数値は見当たりません。大学と異なり、専門学校は信頼できる全国規模の模試がないためです。

そのため、同校の入試難易度は、偏差値よりも実際の選考内容から判断することが重要です。一般選考は国語と選択1科目、社会人選考は国語1科目で、いずれも面接があります。筆記試験の科目数を絞って対策できる一方、面接で志望理由や学習意欲を伝える準備も必要な学校と評価できます。

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セクション2|亀田医療技術専門学校の口コミ・評判

講師・授業に関する口コミ

授業はわかりやすく、受ける環境も整っていてとても充実していました。

この口コミでは、看護の専門知識を理解しやすかった点が好意的に評価されています。教員の説明に加え、授業を受ける環境にも満足していたことがうかがえます。

ほかにも、電子教科書やスライドを使った授業について、見やすさを評価する声があります。専門用語が多い看護の授業では、説明を聞きながら教材上の該当箇所を確認できることが、内容を整理する助けになります。

実際に、授業を支える設備として、講義室のほか、グループワーク室やコンピューター室を設けています。看護学科では、授業で取り上げた課題やテーマをグループで検討し、まとめた内容を発表して意見交換を行っています。学生同士で考えを深める学習にも対応した環境です。

また、図書室には専門の司書が常駐し、文献検索などの助言を受けられます。校内には閲覧室もあり、図書室前のラウンジにはインターネット検索用のパソコンが設置されています。資料を探す場所に加え、調べた内容を整理したり、授業の復習を進めたりする場所もあります。

学生にとっての利点は、授業で得た知識を、話し合いや調べ学習を通して確かめられることです。グループで自分の考えを説明したり、ほかの学生の意見を聞いたりすることで、理解が曖昧だった部分や、自分では気づかなかった視点を見つける機会になります。

疑問が残ったときにも、図書室の資料を使って調べ直し、探し方に迷えば司書に相談できます。たとえば、授業で学んだ看護の方法について、その根拠を文献で確かめて整理するなど、説明を聞いて終わらず、自分で理解を深める学習につなげやすいでしょう。

サポート体制は好意的な声が多い

分からないことは学習サポートの先生が丁寧に教えてくださいました。

この口コミでは、理解できない箇所を抱え込まず、教員を頼って学習を進められた点が評価されています。

ほかにも、教員が授業中に学生の取り組みを見て回り、間違いや疑問に応じて説明してくれたという声があります。また、試験で十分な点数が取れなかった場合にも指導を受けられたという声があり、授業中と試験後の両方で、理解を補う支援を受けた様子がうかがえます。

実際に、サポート体制として、入学前の任意の教育プログラムと、入学後の全学生を対象とした基礎学力の確認を実施しています。支援が必要な学生には、各教員が数名ずつ担当して対応しています。学生ごとの学力や学習状況を把握し、個別に支える取り組みです。

さらに、基礎学力支援の担当者と連携し、対象学生への支援を行っています。学習習慣や勉強方法が十分に身についていない学生への対応も課題として捉えています。

学生にとっての利点は、点数が伸びない原因を確かめながら、必要な内容を学び直せることです。基礎学力の確認と個別の指導があれば、授業内容の理解だけでなく、その前提となる知識に不足がないかも振り返るきっかけになります。

また、担当する教員がいる仕組みは、以前つまずいた内容や、その後の学習状況を踏まえて相談するうえでも役立ちます。自分の答案や分からない問題を示して話すことで、何を復習し、どこから理解を補えばよいかを具体的に把握し、次につなげられるでしょう。

一方で、学習への取り組みは自分次第だと感じ、その経験が看護師として働く力につながると捉えた学生もいます。教員の支援を評価する声とあわせると、助言を受けた後に、自分で復習や練習に取り組む姿勢も大切になると考えられます。

演習・実習に関する口コミ

演習・演習設備

人形をつかった心肺蘇生訓練や、AEDの使い方など実際にすることで、自然と頭に入ってきます。

この口コミでは、演習設備を用いた実践的な学びが好意的に評価されています。

ほかにも、校舎や器具の清潔さ、実習室の物品の充実を評価する声があります。在宅実習室の浴室やキッチンなど、生活の場を想定した設備の良さを挙げる学生もいます。また、学習するうえで設備の不便を感じなかったという声もあり、練習に必要な環境を好意的に受け止めた学生がいることが分かります。

実際に、同校の看護実習室にはベッド20台があり、授業に加えて放課後の自主練習にも利用できます。看護技術の授業では、寝衣の交換や体を拭く援助、洗髪などを、教員の実演と演習を通して学びます。ベッドや器具を使い、患者さんへの援助を具体的に練習する環境です。

救命救急の分野では、心肺蘇生法を演習で学びます。医療機器についても、実際の機器を使って原理や使用方法、取り扱い上の注意点を学びます。日常生活を支える援助から、救急対応や機器の扱いまで、必要な知識と技術を結び付ける学習が組まれています。

さらに、自宅での療養を想定した在宅実習室も設けています。住まいに近い環境で、生活の場に応じた看護を考えられる設備です。また、学内演習では看護する側と看護される側を経験し、技術の習得とともに、援助を受ける患者さんの気持ちを理解する機会も設けています。

学生にとっての利点は、学んだ手順を、実際の道具や周囲の環境に合わせて行う練習ができることです。ベッドや器具を使えば、物品をどこに置き、自分がどの位置から援助するかまで考えられます。動作に迷った部分は、放課後の自主練習で確かめ直すこともできます。

また、患者役で感じたことを、援助する際の声のかけ方や動作の見直しに活かせる点も大切です。在宅実習室では、住まいの広さや設備を踏まえて援助を考えることで、看護技術を相手の暮らしに合わせて使う視点を養う機会になるでしょう。

実習

実習先の病院が世界水準の技術を持っているためとても充実しています。

この口コミでは、高度な医療が行われる現場で学べる実習環境が好意的に評価されています。

ほかにも、実習先の充実を挙げる声や、教員の教え方と実習先の両方を評価する声があります。授業での指導に加え、実際に看護を学ぶ病院の環境にも満足していたことがうかがえます。

主な実習施設は、亀田総合病院や亀田クリニックなどの亀田メディカルセンターです。亀田総合病院は集中治療部門を備え、急性期の高度医療を担っています。国際的な医療機能評価であるJCIの認証も取得し、医療の質の向上に取り組む病院です。

基礎看護学実習では、見学から患者さんを受け持つ実習へ進み、臨床指導者や教員の指導を受けながら援助方法を考えます。主な実習施設は学校から徒歩約1分と近く、学校と病院が連携して教育を行っています。実習後に学校へ戻り、その日の学びを振り返ることもできます。

また、学校内で実習病院のカルテを閲覧できる環境があります。厳重な管理の下、実習に必要な患者さんの医療情報を確認し、事前・事後学習に活用します。現場で得た情報を学校で確かめながら、受け持つ患者さんにどのような看護が必要かを考える仕組みです。

学生にとっての利点は、授業で学んだ病気や治療の知識を、実際の患者さんへの看護と結び付けて考えられることです。高度な治療が行われる現場で、看護師が何を観察し、どのように患者さんの生活を支えているかを学ぶことは、治療と看護の関係を理解する手がかりになるでしょう。

学校でカルテを確認できることも、患者さんとの関わりを振り返る際に役立ちます。実習中に気づいた症状や生活上の困りごとを、治療内容や検査結果と照らし合わせることで、必要な観察や援助を考え直し、次の実習に向けた準備につなげられます。

さらに、学校と病院が近いため、移動の負担を抑えながら、実習後の振り返りに取りかかりやすい環境です。現場で生じた疑問を、学校での情報確認や教員への相談につなげられることが、実習での経験を理解へと深める支えになるでしょう。

国家試験対策に関する口コミ

看護学科の資格取得実績は難しい部分もありますが、教授たちのサポートのおかげで資格を取得することができました。

この口コミでは、国家試験合格までの険しい道を支える、教員のサポートが好意的に評価されています。

ほかにも、教員の指導や資格取得への支援を好意的に評価する声があります。また、先輩の合格状況を挙げながら、合格には自分自身の努力も必要だと捉える学生もいます。学校の支援を受けつつ、自ら学習に取り組むことも大切だと考えられているようです。

実際に、同校では1年次から国家試験対策を始め、出題基準のガイダンスや模擬試験、授業の進み具合に合わせたミニテストを行います。2年次には国家試験に対応した模試に取り組み、解剖生理学・基礎看護学を中心とする補習で、問題を解くための土台を固めます。

3年次は、模擬試験の結果から全体と個人の弱点を分析し、復習につなげます。さらに、一人ひとりの学習目標や計画を教員と一緒に考え、実行します。過去問や模試の分析に基づく講座別の補習も行い、出題傾向や問題を読み解く力を意識した対策を進めます。

先輩が後輩に勉強法を伝える「つなぐ会」もあります。2023年の会では、解剖生理学のノートを示しながら学び方を説明したり、成績を伸ばした学生が隙間時間の活用法を紹介したりしました。教材選びや、実習・国家試験対策に関する質問にも答えていました。

学生にとっての利点は、模試で苦手分野を知った後、何を復習し、どう勉強を進めるかまで教員と相談できることです。基礎知識の不足を補習で補い、自分の課題に合った計画で問題演習を続けることで、模試の結果を次の学習に活かしやすくなります。

また、先輩の勉強法は、授業や実習と試験対策をどう両立するか考える手がかりになります。自分に合う覚え方や、短い時間で取り組める復習方法を取り入れることで、教員と立てた計画を日々の行動に移しやすくなるでしょう。

就職支援に関する口コミ

サポート体制

卒業後の進路のサポートがしっかりとされており、生徒とコミュニケーションをとってくれました。

この口コミでは、学生との対話を大切にしながら、進路選択を支える姿勢が好意的に評価されています。

ほかにも、教員と個別に話す機会があり、希望する進路に向けて力を貸してもらえたという声があります。就職先を決める過程で、自分の考えや悩みを伝えられることが、支援への満足につながっているようです。

実際に同校では、学習担当者が就職に関する相談を受け、相談内容に応じた支援を行っています。また、学習面では年2回以上の面談を実施し、成績や学習態度などを基に学生と話し合っています。進路の相談先に加え、学習状況を教員と確認する機会もある体制です。

将来の働き方を考える機会として、卒業生を招き、看護学科の全学年を対象に講演会を開いています。また、亀田病院の就職ガイダンスでは、参加者に各診療科の看護師の紹介冊子を配り、診療科やキャリアへの理解を深める材料を提供しています。

学生にとっての利点は、先輩の働き方や診療科の特徴を知り、自分が目指す看護を考えながら進路相談を進められることです。関心のある分野や働きたい地域を具体化できれば、教員にも希望を伝えやすくなり、就職先を検討する際の助言を求めやすくなるでしょう。

また、学習面に不安がある場合には、面談で自分の状況を確認し、卒業や資格取得に向けた課題を整理できます。口コミにある個別の対話は、希望する進路と、そこに進むために必要な準備を結びつけるうえでも大切になります。

実習先と就職先

実習先である亀田総合病院への就職が多く、その背景に奨学金・修学資金の利用を挙げる声があります。その学生は、これらを利用せず、地元に戻って働く県外出身者もいると述べています。就職先の選択には、実習での経験に加え、学費の賄い方や希望する勤務地も関わっている様子がうかがえます。

同校の主な就職先は、実習施設である亀田メディカルセンターです。一方、2025年度卒業生の就職先には、がん研究会有明病院や東京女子医科大学附属足立医療センターなどもあります。実習で関わった病院への就職に加え、亀田グループ以外に進んだ実績もあります。

医療法人鉄蕉会の奨学金は、卒業後に亀田総合病院などの指定医療機関で看護師として勤務できる人を対象に、選考のうえで貸与する制度です。指定医療機関に採用され、定められた勤務期間を満たすと返還が免除され、在学中の費用負担を補う仕組みになっています。

同法人の修学資金も、卒業後に指定医療機関で勤務できる人が対象です。こちらには返還免除がなく、就職後の給与から毎月返還します。

実習先への就職を考える学生にとっては、看護師の働き方や患者さんへの関わりを見た経験を、職場選びに活かせることが利点です。実習で関心を持った看護や、自分が成長したい分野を、卒業後の仕事につなげて考えられます。

また、亀田グループで働く希望がある人は、奨学金・修学資金を含めて、在学中の費用と卒業後の進路を一緒に計画できます。地元での就職も考えている場合には、希望する勤務地と勤務・返還の条件を照らし合わせ、自分の進路に合う制度を選ぶことが大切です。

学生生活に関する口コミ

学生生活については、同じ看護師を目指す仲間と親しくなり、支え合いながら学べる点が好意的に評価されています。他県出身者など、入学時には面識のなかった学生同士も、グループワークを通じて関係を築けたという声があります。

友人ができるか不安だったものの、共通の目標を持つ仲間に出会い、充実した生活を送れたという学生もいます。また、交友関係が広がったことに加え、友人の存在が困難を乗り越える支えになったという声もあり、日々の交流が学習を続ける力にもなっていた様子がうかがえます。

同校では、授業で取り上げた課題やテーマについて、グループで話し合い、まとめた内容を発表して意見交換を行います。学内演習では、看護師役と患者役の双方を体験し、援助の方法や受ける側の気持ちを学びます。学生同士で話し、協力しながら学ぶ機会があります。

授業以外の交流行事として、看護学科1年生と助産学科の学生が参加する春の遠足も行われています。実施例では、バスの中で出身地や好きなものを紹介し、現地ではグループでチェックポイントを巡る活動を取り入れ、一緒に行動しながら交流する機会を設けています。

学生にとっての利点は、入学直後から、共通の課題や体験を通じて周囲と話すきっかけを持てることです。自由な会話だけでは話題を見つけにくくても、グループで考えをまとめたり、演習で役割を交代したりするなかで、相手の考え方や人柄を知る機会になります。

こうして関係ができれば、授業で分からなかったことを確かめ合ったり、実習前の不安を話したりする相手も見つけやすくなるでしょう。口コミにある友人の支えは、同じ授業や実習に取り組み、悩みを共有できる仲間がいることの大切さを示しています。

先輩との関係についても、親しみやすく、質問や会話をしやすかったという声があります。同級生だけでなく、学校生活を先に経験した学生にも話しかけられる点が評価されています。

学年を越えて関わる機会には、学生が中心となって企画・運営する「つなぐ会」があります。2年生から1年生、3年生から2年生へ、勉強の進め方や参考書の活用法、気分転換の方法などを伝えます。先輩の経験を後輩に引き継ぎ、学習や実習への準備に役立てる活動です。

学生にとっては、これから経験する授業や実習について、身近な先輩の体験を聞けることが利点です。2023年のつなぐ会では、後輩から事前に集めた質問に先輩が答える時間も設けられました。自分と似た悩みに先輩がどう対応したかを知ることで、学校生活の見通しを持ちやすくなるでしょう。

在学中の雰囲気について、いじめがなく、特定のグループだけで固まらずに打ち解けられたと振り返る学生もいます。提供された口コミからは、同級生との支え合いや、先輩との関わりを通じて、学内に頼れる相手を見つけられた学生の経験がうかがえます。

セクション5|亀田医療技術専門学校 看護学科のカリキュラム・学内演習

亀田医療技術専門学校の看護学科では、3年間で102単位・3,090時間の教育課程を通じて、看護師に必要な知識と技術を身につけます。1・2年次は基礎知識と看護技術の習得を重視し、3年次には学んだ内容を統合して、患者の状態に応じた看護を考える力を養います。

特徴は、看護技術の演習に加え、医療機器の扱い方や患者の状態を判断する学習、地域で暮らす人を支える看護など、幅広い内容を組み合わせていることです。技術を身につけるだけでなく、その技術がなぜ必要なのかを考える教育が重視されています。

3年間のカリキュラムと学習内容

看護学科の教育課程は、基礎分野14単位、専門基礎分野22単位、専門分野66単位で構成されています。

分野単位数授業時間数主な学習内容
基礎分野14単位345時間心理学、情報科学、人間関係論、外国語など
専門基礎分野22単位555時間解剖学、生理学、疾病治療論、薬理学、公衆衛生学など
専門分野66単位2,190時間基礎看護学、成人・老年・小児・母性・精神看護学、地域・在宅看護論など
合計102単位3,090時間

3年間の学びは、おおむね次のように進みます。

学年学習の中心身につける力
1年次人体の仕組み、看護の基本、日常生活を支える看護技術看護の基礎を理解し、安全に援助する力
2年次病気の理解、各専門領域の看護、技術演習、国際交流患者の状態に合わせて看護を考える力
3年次看護の統合、臨床判断、多職種連携など複数の情報を結び付け、状況に応じて判断する力

1年次から、解剖学や生理学などの医学的な知識と並行して、清潔の援助、食事、排泄、感染予防などの看護技術を学びます。

2年次には成人・老年・小児・母性・精神看護学などへ学習範囲が広がり、3年次には看護管理や臨床判断、多職種連携などを通じて知識を統合します。基礎から専門領域へ段階的に進む構成のため、初めて医療を学ぶ人も、知識と技術を結び付けながら理解を深められます。

看護技術を繰り返し練習できる学内演習

同校の看護実習室には、20台のベッドが設置されています。授業で使うだけでなく、放課後の自主学習にも利用できるため、授業中に十分できなかった手技を繰り返し練習できます。

基礎看護学では、感染予防や安全管理、患者の状態を観察するヘルスアセスメント、食事・排泄の援助、与薬、診察や検査の補助などを学びます。ヘルスアセスメントとは、呼吸や脈拍、血圧などの情報から患者の健康状態を把握することです。

特に、ヘルスアセスメントには60時間が設けられています。患者の状態を正しく観察することは、どの看護分野でも必要となるため、基礎段階で時間をかけて学べる点は評価できます。

また、看護技術の習得には繰り返しの練習が欠かせません。授業外にも演習室を使えることは、実技に不安がある人や、自分のペースで復習したい人にとってメリットです。

救命救急・医療機器・臨床判断も学べる

基礎看護学には、「救命救急/ME機器」を扱う30時間の科目があります。ME機器とは、医療現場で使われる電子機器や医療機器のことで、患者の状態を測定したり、治療を支えたりするために使用されます。

この授業では、医療機器に関する知識や使用方法を学びます。看護師には機器を操作する技術だけでなく、安全に使用できているかを確認する役割もあるため、基礎教育の段階から医療機器について学べることには意味があります。

さらに、「看護の統合Ⅲ(臨床判断能力)」には30時間が設けられています。臨床判断とは、患者の症状や観察結果などをもとに、どのような対応が必要かを考えることです。

観察・判断・援助を一連の流れとして学べることは、単に手順を覚えるだけではない、考える看護を身につけるうえで重要な特徴です。

地域・在宅看護では患者の暮らしを支える力を学ぶ

亀田医療技術専門学校では、病院で行う看護に加え、自宅や地域で暮らす人を支える看護も学びます。

「地域・在宅看護論」では、地域での暮らしの理解から、病気を持ちながら生活する人への医療処置と看護まで、段階的に学習します。校内には自宅での生活を想定した在宅実習室もあり、病室とは異なる環境での看護を考えられます。

チーム医療・多職種連携を学ぶ独立した科目がある

同校では、「看護の統合Ⅳ(多職種連携)」を1単位・15時間の独立した科目として設けています。

チーム医療とは、医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション職など、異なる専門職がそれぞれの知識や技術を生かし、協力して患者を支える医療のことです。

看護師には、患者の状態や希望を把握し、必要な情報をほかの医療職へ正確に伝える役割があります。そのため、看護の専門知識だけでなく、職種ごとの役割を理解し、情報を共有する力も重要です。

多職種連携を独立した科目として学べることは、看護師がチームの中でどのような役割を果たすのかを整理し、協力して患者を支える視点を身につけられる点で評価できます。

国際看護は2年次の必修海外研修と結び付けて学ぶ

亀田医療技術専門学校では、外国語の学習だけでなく、2年次に海外研修を必修としていることが特徴です。授業科目には「外国語Ⅰ(語学)」15時間、「外国語Ⅱ(国際交流)」30時間があり、さらに「看護の統合Ⅱ(災害看護/国際看護)」30時間も設けられています。

海外研修では、海外の医療施設を見学し、現地の医療制度や看護の仕組みについて学びます。また、ホームステイなどを通じて現地の人々と交流し、文化や生活習慣、価値観の違いに触れる機会があります。

国内で学んだ看護の知識を海外の医療事情と比較できるため、日本の看護を異なる視点から考えられることがメリットです。特に、文化的背景の異なる患者を理解する姿勢を養ううえで、教室での学習と海外での体験を結び付けられる点は評価できます。

セクション6|亀田医療技術専門学校の看護師国家試験合格率と対策

亀田医療技術専門学校の看護学科では、1年次から国家試験を意識した学習に取り組み、3年間を通じて看護師国家試験の合格を目指します。直近3回の国家試験合格率は88.3~92.5%で、全国全体と同水準以上の実績があります。模擬試験の結果を活用した学習支援や、学生同士で勉強方法を共有する取り組みも特徴です。

看護師国家試験の合格率|直近3回と全国平均を比較

亀田医療技術専門学校の看護師国家試験合格率は、2024年が92.5%、2025年が90.3%、2026年が88.3%です。

試験回・実施年受験者数合格者数学校合格率全国全体合格率
第115回・2026年60人53人88.3%88.3%
第114回・2025年72人65人90.3%90.1%
第113回・2024年67人62人92.5%87.8%

2024年は全国平均を4.7ポイント、2025年は0.2ポイント上回りました。2026年は全国全体と同じ88.3%で、直近3回はいずれも全国平均と同水準以上となっています。

一方、学校合格率は2024年の92.5%から2026年の88.3%へと変動しています。年度によって受験者数も異なるため、1回分の合格率だけでなく、複数年度の実績を確認することが大切です。

学校選びでは、合格率と受験者数を合わせて確認し、国家試験に向けてどのような学習支援を受けられるかも比較するとよいでしょう。

1年次から始まる国家試験対策|学年ごとに学習を積み重ねる

亀田医療技術専門学校では、国家試験対策を3年次だけに集中させず、1年次から段階的に進めています。

学年主な国家試験対策
1年次国家試験の概要説明、下級生向け模擬試験、ミニテスト
2年次合格基準や出題傾向の学習、模擬試験、解剖生理学・基礎看護学の補習
3年次国家試験対応型模擬試験、弱点分析、個別学習計画、過去問題演習、分野別補習

1年次には、国家試験で求められる知識を理解し、模擬試験やミニテストを通じて基礎学力を確認します。2年次には、解剖生理学や基礎看護学などの重要な科目を復習し、専門分野の学習につなげます。

3年次には、模擬試験や過去問題演習を活用しながら、国家試験本番に向けた学習を進めます。

低学年から基礎知識を積み重ね、3年次に総合的な対策へ進む構成は、早い段階から国家試験を意識して勉強したい人に適しています。

模擬試験の結果を活用した個別指導と補習

国家試験対策では、模擬試験の結果を確認し、苦手分野を把握することが重要です。

亀田医療技術専門学校では、3年次に模擬試験や過去問題の結果を分析し、学生全体に共通する課題と、一人ひとりの弱点を整理します。そのうえで、教員と学習計画を考え、必要な分野の補習につなげます。

例えば、解剖生理学の理解が不十分な場合は、専門科目の問題を解くために必要な基礎知識を復習することが大切です。また、過去問題を繰り返し解くことで、出題形式に慣れながら知識の定着を図れます。

模擬試験の結果を学習計画に反映し、苦手分野を重点的に復習できることは、限られた時間で国家試験対策を進めるうえでメリットです。

先輩が勉強方法を伝える「つなぐ会」

亀田医療技術専門学校には、学生同士が学習方法や実習経験を共有する「つなぐ会」という取り組みがあります。

2年生から1年生には、授業の受け方や予習・復習の方法、参考書の活用方法などを伝えます。3年生から2年生には、実習中の時間の使い方や国家試験に向けた勉強方法などを共有します。

同じ学校で授業や実習を経験した先輩から、具体的な学習の工夫を聞ける点が特徴です。

教員による学習支援に加え、先輩の経験を参考にしながら自分に合う勉強方法を考えられることは、国家試験対策を始める学生にとって役立つ仕組みです。

セクション7|亀田医療技術専門学校の就職実績・就職先・進学先

亀田医療技術専門学校の看護学科は、亀田総合病院をはじめとする亀田メディカルセンターとの連携を、実習から就職まで生かせることが特徴です。2025年度は卒業生54人のうち50人が就職し、3人が進学しています。系列病院だけでなく、東京都内の専門病院や大学附属病院への就職実績もあります。

最新の就職実績|2025年度は卒業生54人中50人が就職

看護学科の卒業後の進路は、次のとおりです。

卒業年度卒業者数就職者数進学者数その他
2025年度54人50人3人1人
2024年度67人63人3人1人
2023年度62人59人3人0人
2022年度76人73人3人0人
2021年度74人70人4人0人

2025年度は卒業生全体の92.6%、2024年度は94.0%が就職しました。これは卒業者数に占める就職者の割合であり、就職希望者を分母とする一般的な就職率とは異なります。

直近5年度では、毎年多くの卒業生が就職し、3~4人が進学しています。看護師として医療現場に進むことが中心でありながら、卒業後にさらに専門資格を目指す道もあることが分かります。

主な就職先|亀田総合病院のほか東京都内にも実績

2025年度卒業生の主な就職先には、次の医療機関が含まれています。

主な就職先所在地・特徴
亀田総合病院千葉県鴨川市・亀田グループの中核病院
がん研究会有明病院東京都江東区・がん医療を専門とする病院
東京女子医科大学附属足立医療センター東京都足立区・大学附属病院

亀田総合病院は、看護学科の主要な実習施設でもあります。実習を通じて医療現場の特徴を知り、その経験を踏まえて就職先として検討できることは、この学校ならではの魅力です。

一方、がん専門病院や大学附属病院にも就職実績があります。亀田グループへの就職を希望する人だけでなく、県外の病院や専門性の高い医療機関を目指す人にも進路の選択肢がある学校と評価できます。

亀田メディカルセンターとの連携|実習から就職後の成長まで

亀田医療技術専門学校は、亀田総合病院や亀田クリニック、亀田リハビリテーション病院などを含む亀田メディカルセンターと密接に連携しています。専門科目では、現場で働く看護師・医師・医療技術者も講師を担当し、実際の医療現場で必要とされる知識や考え方を学べます。

この環境のメリットは、看護師の仕事を授業で学ぶだけでなく、実習で医療スタッフの働き方や職場の特徴を知り、将来の就職先を考えられることです。亀田グループへの就職を希望する人にとって、学生時代から職場への理解を深められる点は大きな強みです。

また、亀田メディカルセンターには、新人看護師を対象とした卒後教育の仕組みがあります。看護師免許の取得後も知識や技術を高めていく環境まで見据えられることは、長期的なキャリアを考えるうえで魅力です。

就職支援|個別相談・卒業生講演会・病院ガイダンスで進路選択を支援

亀田医療技術専門学校では、学習担当者が学生の就職相談に対応し、相談内容に応じた個別支援を行っています。教員との面談も年2回以上実施され、学習状況や成績を振り返りながら、進路について相談できる体制があります。

また、2025年5月には卒業生2人を招き、看護学科の全学年を対象としたキャリアモデル講演会を実施しました。実際に看護師として働く先輩の経験を聞くことで、低学年から卒業後の働き方や将来の目標を具体的に考えられます。

亀田病院の就職ガイダンスでは、各診療科の看護師を紹介する冊子も配布されています。診療科ごとの仕事内容やキャリアについて知る機会があり、実習で得た経験と合わせて、自分が働きたい分野を考えられることがメリットです。

さらに、卒業直前の学生には、外部講師によるコミュニケーション研修を実施した実績があります。ペアワークを通じて自分の考えを伝える方法や相手の話を聞く姿勢を学び、就職後に患者さんや医療スタッフと関わるための力を養います。

学校では、卒業生や主な就職先である亀田総合病院の管理者への調査も行い、卒業後の就業状況や課題を把握しています。こうした情報を教育の改善に生かそうとしている点も特徴です。

個別相談に加え、卒業生の経験を聞く機会、病院・診療科への理解を深めるガイダンス、卒業前の実践的な研修があることは、進路選択から就職後の準備までを考えるうえで評価できます。

助産学科への進学|学内推薦制度も設置

亀田医療技術専門学校には、看護学科の卒業後に進学できる1年課程の助産学科があります。2025年度の看護学科卒業生は3人が進学しており、進学先には同校の助産学科が含まれています。

助産学科には、看護学科の在学生を対象とした学校内推薦制度があり、推薦枠は最大3人です。推薦には学業成績が上位20%以内であることなどの条件があり、小論文と面接による選考が行われます。

同じ学校で看護師を目指した後、助産師になるための専門教育へ進めることは、将来の進路を考えるうえで魅力です。看護学科での学びを土台に、学内推薦制度も活用しながら助産師という次の資格取得を目指せる環境が整っています。

セクション8|亀田医療技術専門学校の実習環境・実習先・実習サポート

亀田医療技術専門学校の看護学科で特に注目したいのは、学校と亀田総合病院などの実習施設が近く、医療現場と連携しながら学べることです。1年次から患者さんと関わる実習があり、3年間を通して病院での看護から地域・在宅での支援まで経験します。実習先の充実だけでなく、学校と病院が一体となった指導体制も大きな特徴です。

主な実習先|亀田総合病院を中心に地域の施設でも学ぶ

看護学科の主な実習先は、亀田メディカルセンターの医療機関と、地域の福祉施設・訪問看護施設などです。

実習施設・施設群主に学べる内容
亀田総合病院入院患者さんへの看護、さまざまな診療科での看護実践
亀田クリニック外来診療を受ける患者さんへの支援
亀田訪問看護ステーション自宅で療養する人への看護
特別養護老人ホーム めぐみの里、介護老人保健施設 たいよう高齢者の生活と健康を支える看護
認定こども園OURS、障害者支援施設しあわせの里など子どもの成長や障害のある人の生活に応じた支援

このほか、東条メンタルホスピタル、三芳病院、市町村保健センターなども連携実習施設に含まれています。

亀田総合病院は幅広い診療科を持つ医療機関で、急性期の患者さんへの看護などを学べる環境です。一方、訪問看護ステーションや高齢者施設、保健センターなどでの実習を通じて、病院の外で暮らす人を支える看護にも触れられます。

病院での治療を支える看護と、地域での暮らしを支える看護の両方を学べることは、卒業後に働く分野を考えるうえでもメリットです。

1年次から始まる実習|見学から患者さんへの援助へ

亀田医療技術専門学校では、1年次から実習病院での学びが始まります。最初から高度な看護技術を求めるのではなく、見学を通じて病院や看護師の仕事を理解し、患者さんへの援助へと段階的に進みます。

学年主な実習内容
1年次9月に病院見学実習、12月に患者さんを受け持つ基礎看護学実習
2年次1~3月に基礎看護学実習Ⅱなどを通じて、看護過程を学ぶ
3年次各専門領域の実習や統合実習を通じて、実践力を高める

1年次の見学実習では、病院の設備や機能、入院患者さんの生活環境、看護師による援助を観察します。その後の基礎看護学実習では患者さんを受け持ち、臨床指導者と学校教員の指導を受けながら、日常生活に必要な援助を考えて実践します。

2年次の基礎看護学実習Ⅱでは、患者さんの状態や課題を把握し、必要な看護を計画・実践・評価する「看護過程」を学びます。

1年次から医療現場に触れ、見学・生活援助・看護計画へと学びを積み重ねられることは、実習に必要な知識や技術を段階的に身につけたい人に適しています。

専門領域の実習|急性期から在宅看護まで幅広く経験

3年次には、成人・高齢者・子ども・妊産婦・精神的な支援を必要とする人など、対象に応じた看護を実践的に学びます。

看護学科の実習科目には、次のようなものがあります。

実習分野主な学習内容
高度急性期実習重い病気や集中的な治療を必要とする患者さんへの看護
急性期・回復期実習治療から回復に向かう患者さんへの支援
慢性期・終末期実習長期的な病気との付き合いや人生の最終段階を支える看護
小児・母性・精神看護学実習子ども、妊産婦、精神的な支援が必要な人への看護
地域・在宅看護論実習自宅や地域の施設で生活する人への支援
統合実習これまで学んだ知識・技術を組み合わせた看護実践

領域別実習は、原則として2週間を1クールとして進めます。異なる分野で実習することで、患者さんの年齢や病気、生活環境に応じて看護の方法を考える力を養います。

亀田総合病院のような高度な医療を提供する病院で学びながら、地域・在宅看護にも取り組めることは、幅広い看護の現場を経験したい人にとって魅力です。

実習サポート|病院の臨床指導者と学校教員が連携

亀田医療技術専門学校では、実習施設の臨床指導者と学校教員が連携して学生を指導します。臨床指導者とは、病院などの実習先で学生の学びを支える看護師などのことです。

学校と主な実習施設である亀田メディカルセンターは同じ敷地内にあり、学校から病院までは徒歩約1分です。実習後に学校へ戻って振り返りや学習を進めやすく、学校と病院で指導内容を共有しやすい環境が整っています。

また、専門科目の授業には亀田メディカルセンターで働く看護師・医師・医療技術者も参加しています。授業で学ぶ知識と実習で経験する看護を結びつけやすく、現場の指導者と教員の両方から学べることが特徴です。

電子カルテと実習設備|患者さんに合わせた看護を考える

実習を支える設備も、この学校の強みです。

校内には看護実習室や在宅実習室があり、病院での実習前に看護技術を練習できます。看護実習室にはベッドが20台設置され、授業だけでなく放課後の自主練習にも利用できます。

さらに、学校のコンピューターから、実習の事前・事後学習に必要な患者さんの電子カルテ情報を閲覧できる仕組みがあります。病院との契約やシステムによって個人情報を保護しながら、患者さんの状態を確認し、必要な看護を考える学習に活用しています。

実習前に看護技術を練習し、患者さんの情報を確認したうえで援助を考え、実習後に振り返るという学習の流れを作りやすいことは、実践力を身につけるうえで大きなメリットです。

実習で確認したいこと|施設によっては移動が必要

亀田総合病院などの主な実習施設は学校の近くにありますが、すべての実習が同じ敷地内で行われるわけではありません。精神看護学や地域・在宅看護などでは、鴨川市以外の連携施設で学ぶ機会もあります。

また、実習中の交通費は学生本人の実費負担です。実習施設によって移動距離や交通手段が異なるため、学校見学や資料請求の際には、実習先への移動方法も確認しておくと安心です。

セクション9|亀田医療技術専門学校が向いている人・向いていない人とまとめ

亀田医療技術専門学校の看護学科は、亀田総合病院などの充実した医療環境で実践的に学び、卒業後の就職まで見据えたい人に適した学校です。1年次からの臨地実習、医療現場で働く専門職による授業、系列病院とのつながりに加え、助産師を目指せる進学制度もあります。

亀田医療技術専門学校が向いている人

次のような希望を持つ人には、特に相性のよい学校です。

  • 亀田総合病院など、亀田グループへの就職を目指している人
  • 学校と実習病院が近く、授業と実習を結びつけながら学びたい人
  • 1年次から患者さんと関わり、早い段階で看護の現場を経験したい人
  • 高度急性期医療など、専門性の高い病院での看護を学びたい人
  • 病院だけでなく、訪問看護や高齢者施設など地域での看護も経験したい人
  • 現役の看護師・医師・医療技術者から実際の医療について学びたい人
  • 模擬試験や個別の学習支援を活用し、国家試験に向けて段階的に勉強したい人
  • 卒業生の講演会や病院ガイダンスを通じて、将来の働き方を考えたい人
  • 千葉県内だけでなく、東京都内の専門病院や大学附属病院への就職も検討したい人
  • 国際看護に興味がある人
  • 亀田グループの奨学金を利用したい人
  • 看護師資格の取得後、同校の助産学科への進学も目指したい人

特に大きな魅力は、学校と亀田メディカルセンターが同じ敷地内にあり、教育と実習が密接につながっていることです。亀田総合病院などで実際の看護を学び、現場で働く医療者から授業を受けられるため、看護師の仕事を具体的に理解しながら知識と技術を身につけられます。

また、1年次から実習が始まり、3年次には高度急性期から地域・在宅看護まで幅広い分野を経験します。病院での高度な医療と、地域で暮らす人を支える看護の両方に関心がある人にも適しています。

進路面では、亀田総合病院のほか、がん研究会有明病院などへの就職実績があります。さらに、同校の助産学科には看護学科在学生向けの学校内推薦制度があり、看護師から助産師への進学を考えている人にも魅力があります。

亀田医療技術専門学校が向いていない人

一方、次のような希望がある人は、入学前に学校の教育内容や進路制度を確認したほうがよいでしょう。

  • 同じ学校で保健師課程に進みたい人
  • 実習を特定の病院で集中的に行うより、複数の病院で幅広く経験したい人
  • 卒業後に大学へ編入できる制度が整った学校を希望する人

亀田医療技術専門学校には看護学科と助産学科がありますが、保健師養成課程は設置されていません。看護師資格の取得後、保健師を目指したい場合は、別の養成課程への進学を検討する必要があります。

また、亀田総合病院を中心とした実習環境は、この学校の大きな強みです。ただし、複数の病院を実習の中心として経験したい人は、他校の実習施設の構成とも比較するとよいでしょう。

系列大学への編入コースを希望する場合は対応していません。卒業後の進学条件や編入学の受け入れ先を個別に確認することが大切です。

まとめ|亀田医療技術専門学校の強みと学校選びのポイント

亀田医療技術専門学校の主な強みは、亀田メディカルセンターと一体となった教育環境で、実習から就職までを見据えて看護を学べることです。

1年次から医療現場を経験でき、現役の医療者による授業や、実習先の指導者と教員が連携した教育を受けられます。国家試験に向けた学習支援、卒業生の講演会や病院ガイダンス、助産学科への進学制度も、将来の進路を考えるうえで評価できる点です。

学校選びでは、亀田グループへの就職希望の有無に加え、実習先への移動条件、国家試験の最新実績、助産学科の推薦条件などを比較すると、自分に合うか判断しやすくなります。

まずは亀田医療技術専門学校の公式資料を請求し、学費・入試・実習・国家試験・就職実績を他校と比較してみましょう。そのうえで候補に残った場合は、オープンキャンパスで実習病院や学校設備を見学すると、入学後の学びをより具体的にイメージできます。

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参考ページ

亀田医療技術専門学校 看護学科|参考ページ一覧

1.学校概要・教育・カリキュラム

2.学費・奨学金・入試

3.学校評価・入試実績

13. 2025年度 亀田医療技術専門学校 学校関係者評価報告書(PDF):https://www.kameda-i.ac.jp/school/assets/2025_school_hyouka.pdf

4.看護師国家試験

第115回看護師国家試験の学校別結果は、厚生労働省原本の該当行とURLの照合が未完了です。

5.就職・進路・情報公開

6.口コミ・評判

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